1341. どん底(1936)
ゴーリキー作品と言うことで難解又は辛気くさい予感は嬉しいハズレでカラリとした味わいある作品でした。MIPはルイ・ジューヴェで落ちぶれたとは1ミリも思っていないあっけらかんとした姿は妙に励まされました。生きてるだけで丸儲けというのでしょう。流石のジャン・ギャバンも貫禄負けの感がありました。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-04-11 02:07:26) |
1342. ブラックボックス 音声分析捜査
《ネタバレ》 300名以上の死者を出した墜落事故。原因に辿り着こうとする音声分析官の執念が描かれています。二転三転する展開は見応えありましたが結末が「う~ん」微妙。ブラックボックスが改ざん出来るのは無理筋かと・・・(そこは目を瞑るべきか・・・) 美味しいところを持って行ったノエミではありますがいけ好かない女でした。仕事が無くなったと喚く姿に、次を探せよ! 命は無くなったら終わりなんや!・・・・以下自粛 金勘定>人命 が招く悲劇を見せられた良作です。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-04-11 00:04:59) |
1343. 桃色(ピンク)の店
何故ブダペスなのか。ブダペストらしさもまるで感じず。重要ではないのでしょうが。 やりとりする手紙の印象が薄く、喧嘩するばかりで、二人の関係がうざったい。 店の味わい深い面々が印象深い。 ジョセフ・シルドクラウトに似ていると思ったらその人だったのに100へぇであります。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-04-04 10:14:01) |
1344. ゲット スマート
タイトルロールで ABBAの take a chance と共に流れるテレンス・スタンプ、ジェームズ・カーンにテンション爆上がり。(ここがピークでした) 他にもアラン・アーキン、ロック様、アン・ハサウェイ、スティーヴ・カレルとナイスキャスティングでありながら、脚本が個性派を活かせてなく、ハラハラもお笑いもそこそこ止まりだったのがとっても残念。 汚いシーンにメル・ブルックスを思い浮かべてたら本作に参加していたようで「なるほどね」 キラキラ輝く存在感で一人気を吐いていたアン・ハサウェイに拍手喝采。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-04-02 23:55:50) |
1345. 愛と殺意
大金持ち実業家で贅沢な暮らしをさせて貰えるけど性格が嫌!、性格は素敵だけど定職なき素寒貧は嫌! 女の腐れっぷりが全編貫いております。探偵がもっと絡んでサスペンスを盛り上げて欲しかったところ。消化不良な感が否めません。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-04-02 14:52:53) |
1346. 担え銃
戦場を舞台に一人の死者も出ないあっけらかんとしたドタバタ劇。水没塹壕内シーンを筆頭に純粋に楽しませて貰えました。 そうきたか!のオチが鮮やかです。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-03-31 02:02:25) |
1347. グッドナイト&グッドラック
多くの人々の人生を滅茶苦茶にした赤狩り。仲間や他人を売る事を強要する腐れ外道に尻込みして物言えぬマスコミの中で真っ向勝負を挑むマロー。こういう人がいたのを初めて知り、その勇敢さにひれ伏すばかりです。デヴィッド・ストラザーンに見惚れ聞き惚れました。 硬派に過ぎた作りに物足りなさも感じたところです。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-03-28 02:32:54) |
1348. ギリシャに消えた嘘
目元が若きアル様似のオスカー・アイザック、独特の雰囲気を感じさせるキルスティン・ダンスト、少ないアクションシーンで持ち味の狂犬ぶりを見せるお目当てヴィゴ・モーテンセン。それぞれの好演は目を惹くのですが、結末の追跡劇を初めとする脚本演出が今一つ切れ味に欠けたもどかしい作品でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-03-20 16:42:30) |
1349. PITY ある不幸な男
本編とは無関係ながらギリシア(ポーランドじゃないよね)の海の色の得も言われぬ美しさに+1点。 本郷功次郎を思わせる弁護士の怪演、全編通してニコリともしないアップショットが普通じゃ無いと思えるものでした。 大変ヅラ・しんどいヅラ・忙しヅラ・被害者ヅラは世間に溢れていますが、弁護士の不幸ヅラは強烈でした。 不幸の本質が明らかになってゆき、予感を超えた結末に、いくら映画でも絵空事過ぎるのが何だかなぁといったところ。 音楽の使い方も今一つに感じました。 [DVD(字幕)] 6点(2023-03-06 00:55:59) |
1350. ジェノサイド ナチスの虐殺 ホロコーストの真実
ナチスもの、ヒトラーものは一昨日観た何じゃこりゃなのも含めて山ほどあり、それらの元となった史実を示すドキュメンタリー作品。脚色演出演技に感情を揺さぶられる作品に対して、やる側もやられる側も淡々としており、観る側も感覚が麻痺したように眺めているのに他人事として捉えている怖さを思いました。唯一血管ブチ切れそうになった無罪を主張する幹部達に、上から下まで皆が命令通りにしただけやし、知らんし、思ってるであろうところにも怖さがありました。 [DVD(字幕)] 6点(2023-02-27 16:35:01)(良:1票) |
1351. ラ・ブーム
《ネタバレ》 初見。お国柄なのかどうか知りませんが、13歳やそこらでチュッチュチュッチュしてるのには、今は勿論、当時田舎で部活に明け暮れている身にとっては「何やってんだか・・・」両親それぞれも浮気していて、一家揃って「何やってんだか・・・」他愛の無い恋バナを気楽に眺めておりました。ラストの男の子に「アンタ誰?」一時停止して誰だったか思い返してみても結局分かりません。エンドロールに彼女と同じようなポケーッとした顔で「誰だっけ・・・・」募るモヤモヤ 分からなかったのが当然だったという結末にアホらしくもあり腹立たしくもあるところです。 [DVD(字幕)] 6点(2023-02-13 03:09:17) |
1352. JUNK HEAD
《ネタバレ》 クリエイター魂には敬意を表するものの、追いつ追われつに終始するストーリーに結局何が言いたいのか分かりませんでした。「地上では思えなかったけれどここでは生きてる感じがする」ハッとした台詞に加点。続編があるそうで言いたいことを見せて貰えるのでしょうか、興味深いところです。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-01-28 23:29:50) |
1353. 赤ちゃんに乾杯!
《ネタバレ》 子育て≧稼ぐ為だけの仕事>>>>>・・・自分の楽しみ、したい事 絶えず睡眠不足 誰もが経験していることでしょう。 本作の母親に野暮を承知で「甘えんな」との思いが。 男三人の奮闘振りは微笑ましかったので、麻薬騒動が中途半端に終わったのが残念なところです。 [DVD(字幕)] 6点(2023-01-17 01:12:54) |
1354. 鷲は舞いおりた
原作未読。昨日観たミンスミート作戦と比べて今作のドイツ軍作戦の拙さを思わされます。どこまでチャーチルに迫れるかという見どころが安っぽく描かれているのが不満です。ただ、上司と部下の関係に於いてシュタイナー大佐とヒムラーの人間の本質が浮き彫りにされているところは印象深いものがありました。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-01-02 18:03:46) |
1355. 355
捻りを効かせて盛り上げようとする意気込みは感じられるものの、肝心な部分で無理筋ある脚本が何だかなぁ。しかし、女性エージェント5名の奮闘は華があって白ける事無くそこそこに楽しめました。ミラ・ジョヴォヴィッチやオルガ・キュリレンコが入ってしまうと美味しいところを皆持っていきそうなので、本作のキャスティングはナイスかと。 [DVD(字幕)] 6点(2022-12-28 22:33:56) |
1356. 悪なき殺人
5人の男女それぞれの視点で章区切りに描かれ最終的に全員が繋がりを持っていた脚本はなかなかお見事。ただ、愛しても愛して貰えないやるせなさが深みを持って描かれてなく「そういう事だったのか」以上の感慨の無い作品でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-15 16:45:12) |
1357. 遠い日の家族
《ネタバレ》 大好きなラフマニノフ ピアノ協奏曲2番の調べに乗せての回顧譚。両親と兄を死に追いやった密告者は誰なのか、アニー・ジラルドかジャン・ルイ・トランティニャンどちらかと思ったのですが。今一つ淡々とした作りで、名曲に負けている感がするもどかしい作品です。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-07 01:42:39) |
1358. 傷跡
古今東西洋の東西を問わずあるあるな大規模工場誘致問題。舞台が70年代ポーランドというのに当時に出来る精一杯なのだろうと思われる作りで生々しさを感じる作品。妻子の描かれ方が中途半端だったのが惜しまれます。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-14 14:25:21) |
1359. コッチおじさん
51歳ウォルター・マッソー老けメイク(ですよね?)でのお爺さんは物わかりの良(過ぎる)ほのぼのさが良い感じ。グッジョブ衣装さんによる着こなしが品良く素敵でありました。淡々とした物語で心地よさに浸れた小品佳作。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-14 14:14:21) |
1360. アンツィオ大作戦
当たり障りない役どころロバート・ミッチャム、更に影の薄い顔見せ程度のロバート・ライアンに肩透かし。代わって戦闘に快楽を求める泥臭い伍長を演ずるピーター・フォークの「ウチのカミさんがねぇ・・・」らしからぬ姿に見入りました。大した作戦でもなく何となく続いて何となく終わる退屈な戦争映画ながら、ハエも殺せぬ者が自分が死にたくないから相手を殺すというのが戦闘の理屈なのかを考えさせられました。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-14 14:04:08) |