1361. ボーン・レガシー
《ネタバレ》 俺的にはラストのあのテーマ曲で許されてしまう。まぁボーンシリーズの魅力というのは、いかにも役人面したのが殺しを指示したり、体育会系風が暗殺者になったりするというとこなんだが、この映画では、あの手ブレのカメラでのカーアクションをバイクでまた撮りたかったのかな?なんて感じたが・・。それにしても「ハートロッカー」からジェレミーレナーはよく出てるね。サングラスかけたジョンベルーシー面に快哉!を心の中で叫んだのは俺だけか・・ [DVD(字幕)] 7点(2013-05-04 03:51:33) |
1362. かぞくのくに
《ネタバレ》 骨太な映画。特に物語に起伏があるわけではないが、あの国とこの国の違いがよく出てる。それを一番、鮮明に描いたのが、安藤サクラのラストのお兄ちゃんの腕を離さないとこ。ものすごい演技だと思った。あのシーンだけで、キネ旬主演女優賞が安藤サクラだということに納得した。 [DVD(邦画)] 7点(2013-05-04 01:51:47) |
1363. アイガー北壁
《ネタバレ》 氷壁ものにはずれなし!ということで近所のレンタル屋の店員に薦められて観た。良かった!でもラストの非情さに真実をベースにした話ってきついね、と思った。 [DVD(字幕)] 7点(2013-04-28 06:04:58) |
1364. アベンジャーズ(2012)
《ネタバレ》 楽しかった~!ヒーローばっかりでまとまらないが、最後一気にまとまるのがいいね。 それにしてもあの空母、あんなにもろいなら、空飛んじゃいかんよ。 [DVD(字幕)] 7点(2013-04-28 06:02:08) |
1365. 風の中の子供
《ネタバレ》 子どもをとらせたら清水宏は抜群!この他にも「みかへりの塔」も最高です! [DVD(邦画)] 7点(2013-04-28 05:58:30) |
1366. 有りがたうさん
《ネタバレ》 清水宏の肩に力の入らない作風に、ぼくもほっとしてます。「よし!今から映画観るぞ」と気構えることなく、ほんじゃ観るか、という感じで観られるので気持ち的に楽です。「たかが映画、されど映画」みたいなスタンスが、ちょっとそこまで、というノリで観られるんですよね。今の映画にもこんなスタンスの作品、欲しいな。でもほのぼのしてる割には、会話の内容の悲惨さと言ったら・・。当時の人はあまり悲壮感持ってなかったのかもね。これくらいの気構えでいいんじゃないかしら?生きるって・・ [DVD(邦画)] 7点(2013-04-21 09:36:11) |
1367. ベルヴィル・ランデブー
《ネタバレ》 おぉ!レベル高!カーチェイスの動きなんか、「紅の豚」と同じ!不安になってチェックしたら、「紅」の方が先に創られてた。良かった!ジブリ信仰は守られた!この映画、デフォルメの極地のキャラクターなんだけど、存在感あるんだよなぁ。あぁいるいる、こんな感じの人。どこの国の母ちゃんも子どものためなら、何歳になろうが、どんなとこでも助けにやってくる。マフィアだろうが、大都会だろうが、子どもが小さい時と同じ感覚でやってくる。母親にとって、いくつになっても、子どもは子ども。じわ~ときた。鑑賞後、おふくろの寝顔をしみじみ見てしまった(笑) [DVD(字幕)] 7点(2013-04-14 22:47:21) |
1368. ふがいない僕は空を見た
《ネタバレ》 何かの力でダメになる人たちもいる。若い頃は尚更ダメになりやすい。SEXにおぼれる高校生もいるだろう。そして悩み、苦しむ時もある。それでもこの映画は、生まれてくる赤ちゃんに、ようこそこの世界に!と言って終わる。鑑賞後のさわやかさが心地よい。原田美枝子演じる助産婦さんのような真面目に、苦しくてもダメにならずに生きている、そんな市井の人たちが見守っているから、この話は破たんせずに、さわやかに終われたんだろう。「お引越し」「隠し剣」の田畑さんがあんな演技を披露するなんて・・厳しく躾けられすぎた反動かしら?日本映画界の大事な人材として、これからもまっすぐ育ってほしいなぁ。なんかその内、啖呵をきるような怖い女優に化けるんじゃないかな?それはそれで見ごたえあるけど・・・ [DVD(邦画)] 7点(2013-04-14 15:15:13)(良:1票) |
1369. 暗殺の森
《ネタバレ》 退廃を明るく美しく。明るい光の中で空っぽ人間のファシズム時における空っぽぶりを描く。護衛のとっちゃんの一言「仕事でも卑怯な奴の相手は嫌だ」、これに尽きるんじゃない?自分としては、悪趣味じゃないセンスでスタイリッシュに退廃を描いてる感じが、大友克洋のマンガ「AKIRA」の1巻あたりの感じに似てると思った。この後の「ラストタンゴ」の汚れっぷりから、案外この映画はベルトリッチ本人の自分の空っぽぶりを素直な感じで描いたのかな?でもその後たくさん見事な作品を創っていっているようだから、彼は立派に立ち直ったのかもしれないね。この映画に関しては主人公の魅力の無さから7点です・・ [DVD(字幕)] 7点(2013-04-13 09:58:32) |
1370. リメンバー・ミー(2010)
《ネタバレ》 僕もここのレビュワーの皆さんと同意見です。ちゃんときれいにラストを決めてほしかった。あのラスト、青年のいた場所があそこだった時、今までのきれいなヒューマンドラマがふっとんでしまった。これは演出の効果の面で行くと、明らかに悪趣味で、映画的に失敗してます。ラストでビックリなんてもんを今の観客はもう期待してないよ。それよりも語るべきは語る。それが文化の大事なとこでしょう。確かにこのまま話がすすめば、この青年にはいい展開無いかもしれない。ピュアな子だからね。ひょっとしたらね・・。でもそれをこういうラストにしようと決定した時の、映画人の企画会議の表情、見てみたい。これはいいアイデアだ!なんて意見が飛んでるようなら、この映画スタッフ首脳陣には人の血が通ってませんよ。まぁあの事件は、あそこにいた一人一人にこんな重厚な人間模様があったんだ、と言いたかったのかな?という気もしますがね。 私にはこの映画の登場人物にこれほどまでに感情移入してくれた責任をどうとってくれるんだ!?という声の方が大きかったもんでね。 [DVD(字幕)] 7点(2013-04-12 03:35:16) |
1371. 按摩と女
《ネタバレ》 もう清水宏にぞっこん。この頃って、テレビがない頃だったから、こういう軽い気分で映画を観に行く文化ってあったんだろうな、そしてそういう気分にすっと入ってくる映画が多かったんだろうな、と思う。そういう意味で清水宏の世界は実にらく~に観られて、くすっと笑えて、ちょっと寂しい気分になれる。いつから映画が堅苦しくなったんだろう・・ [DVD(邦画)] 7点(2013-04-11 09:18:12) |
1372. 日本侠客伝
《ネタバレ》 昔は堅気の商売でも、こんなのありだったの?ただただ茫然。有名なマキノ監督ってこれか~!とただただ感動。 [DVD(邦画)] 7点(2013-04-11 09:12:42) |
1373. セロ弾きのゴーシュ(1982)
《ネタバレ》 良かったです。最初のネコの表情にしびれました。ベートーベンの「カッコウ!」も、演奏中にトリップするところもアニメならではの良さがたっぷりでした。 [DVD(邦画)] 7点(2013-04-10 08:53:47) |
1374. ステップ・アップ
《ネタバレ》 アメリカ映画のエンターティナーの凄さを見せつけられた。長回しでこんなに迫力あるダンスシーンは流石、圧倒された。 [DVD(字幕)] 7点(2013-04-08 02:46:09) |
1375. 簪
《ネタバレ》 うん?この笑いの感覚、記憶があるぞ?って思ってたら漫画の「サザエさん」だった!あ~そうか、よくサザエさん、映画観に行ってたもんね。あれって清水宏だったか?なんて思ってたら、ものすごい発見をした!あれ?田中絹代ってサザエさんに似てない?国民的作家、長谷川町子のキャラの造形の秘密は田中絹代にあり!?おぉ!っと思った後、近くのストアーに買い物に行ったら、なんだ、日本の田舎のおばさんってみんな、田中絹代みたいな顔してるじゃん!田中絹代がスターであるってことが戦後の高度経済成長の頃に生まれた私には新鮮だったのだ!あ~そうだよねぇ、なんて思ってたら、家族も同じ丸顔だった。ちょっと笑えたね。生まれた時代が時代なら、家族のあの人もスターだった? [DVD(邦画)] 7点(2013-04-02 02:30:09)(良:1票) |
1376. ラヴィ・ド・ボエーム
《ネタバレ》 貧しくても、何とか乗り切っていく知恵。これがあると、貧しくとも女はいるし、酒も飲めるし、ぼろいが車もある!何より共に生きていってる仲間は絶大だ!恵まれてるじゃん!?不思議、不思議。故郷にも帰るとこなくて、都会でボヘミアンやってるのかしら?けだし名言!「餓死するほどの勇気があるなら、腹一杯食って死ぬこともできる」う~ん、芸術家たちのこの暢気さは、無敵だ。でもそれなのに、主人公の恋人、死んじゃうし・・・気づいたときは手遅れってか。恋人、幸せにしたかったら、働きなさいよ、まったく!恋人にふるまう料理が犬のしゃぶってた骨のだし汁だし、贈る花はそこらへんの雑草だし、食事をしに行ったら、無銭飲食で警官くるし、彼女に「金持ってない?」なんて聞くし、それでもこの女性、結局この男性のもとに帰ってくるし!?でもこんな男性たちのこだわる芸術があの演奏じゃ、別れたくなるのはもはや当然か!?ラスト、「雪のふる町を~」なんて日本語の歌聞きながら、日本語の字幕読んでて、頭が変になりそうだよ、まったく!!!そんな寂しそうに歩く姿で終わるなら、きちんと生きなさいよ!アキカウリスマキの美学は一体?って思ってたら、最後、「ヨルマ・カウリスマキに捧ぐ」なんてクレジット出てきて、え?この監督、恋人殺しちゃったの?でも死期が迫ってきて、かつての恋人のもとに帰ってくるこの女性にも問題あるのかしら?結局、私はこう思うことにした。貧乏でも愛を忘れぬ男のもとで女は死にたいのだと・・。でもそれなら、「貧乏耐えられないの」と他の男のとこに行かないで、「私を愛してないの!」と毎日喧嘩してた方が建設的な気も・・・。女もめんどいんだろうね。男もめんどい。生きるのがめんどい。でも愛は忘れない。そういう人たちのドラマでした。 [ビデオ(字幕)] 7点(2013-04-02 01:48:39) |
1377. 五番町夕霧楼(1963)
《ネタバレ》 花街ってこんなにも人情あふれるところなんでしょうか・・夕子のことを心配する彼女たちの姿に、やはりどの職業も血が通ってんだなぁと思った。でもこういうとこに通ってる連中には血が通ってないのもわかるね。 [DVD(邦画)] 7点(2013-04-01 13:33:28) |
1378. 特攻サンダーボルト作戦<TVM>
《ネタバレ》 邦題が「特攻~」で、チャールズブロンソンが出てるので、てっきり派手な娯楽戦争映画だと思ってましたが、ウガンダ大統領の登場や同じ人質でもイスラエル人とパレスチナ人を分けたり、これはよく出来てる作品だなぁと思っていたら、実話がベースだったんですね。実話がべースの話って細かいところがよく出来てんですよね。人質で病状が悪くなったおばさんが消息不明というのが何とも・・・。国際情勢は大事ですね。この国がパレスチナの悲劇のようなことが起きないよう、切に思います。 [DVD(字幕)] 7点(2013-03-27 02:20:19) |
1379. カミュなんて知らない
《ネタバレ》 「ベニスに死す」「アデルの恋の物語」などの映画のエッセンスを取り入れた、映画ファンには劇中の会話も楽しい、とても面白い映画でした。教授が「映画的なあまりに映画的な」、出てくる学生は「人間的なあまりに人間的な」。最後はあの女っぽい男性が撮影とは別に、頭が映画的になりすぎて、本当に殺人を犯してるのではないか?ととても心配だった。だから最後までみて、ほっとしました。もちろん映画サークルの中での青春模様なのだが、やってる本人たちは楽しんでるので、こちらも悪い気しない。最近の「桐島、部活をやめるってよ」に描かれるような自虐的な映画愛好家の実際を描くよりは、僕は本作の方が映画愛に満ちてて、好きです。 [DVD(邦画)] 7点(2013-03-22 08:00:47) |
1380. 熱海殺人事件
《ネタバレ》 あ~これがつかこうへいか・・最初は情の薄い人たちのドタバタの笑いに、これって「笑い」なの?って思ってたけど、これが演劇の醍醐味なんだろうね。演劇の演出を映画に持ってきたから、演劇に不慣れな自分はついていけなかったんだろうと思う。観終わって、つかこうへいの愛も悪くないや!と思っちゃった。でも音楽で感情をたかぶらせたりする演出のできない演劇って愛を情感豊かに描くのは難しそうだね。ラストの「愛と青春の旅立ち」(ルイスゴセットジュニアを仲代さんがやるところ)は、微笑ましい。劇中にもあの映画のタイトルでてくるし・・好きなんだろうね、つかさん・・なんか可笑しいね。 [DVD(邦画)] 7点(2013-03-19 22:33:53) |