121. スターシップ・トゥルーパーズ
【トマシーノ】さんのレビューに同意です。見始めたら途中で止められないけど、盲目的に見られると怖いです。 7点(2003-12-03 22:34:15) |
122. ショコラ(2000)
この映画は役者の表情が素晴らしい。ひときわ母親と娘の関係が良いですね。俺は男だからこういう関係には縁が無いけど、感動しましたよ。神父役のヒュー・オコナーが僕のお薦めです。 7点(2003-12-01 12:50:23) |
123. 13F
《ネタバレ》 仮想現実の2重構造にびっくりです。世界観もちゃんと作りこまれていてサスペンスとしては上出来ですが、結末を希薄なドラマで締めてしまったところが残念ですね。しかし、世界が途中で終わっているかどうか確かめに行くところは「トゥルーマンショウ」に通じるものがあって、とてもハラハラしました。 7点(2003-12-01 10:54:08) |
124. ジャック
《ネタバレ》 人の4倍の速さで成長してしまう病気にかかっているため、10歳でも容姿は40歳という設定はとても面白いと思いました。見た目は40歳のオジサンだけど、まるで10歳の子供のようにはしゃぐロビン・ウィリアムズの演技はスゴイと思いましたし、他の人よりも短い時間しか生きられないけど他の人より何倍も生きることを楽しもうとしている姿に自分の生き方、時間の使い方を考えさせられました。……しかしこの映画を見た後、あるドキュメンタリー番組を見ました。それはプロジェリア(progeria)という10倍の速さで老化する原因不明の病気を抱える11歳の少女・アシュリーの話です。「ジャック」の病気はファンタジーでは無く実際にあった病気だったのです。しかも実際にはプロジェリアにかかった人はジャックのように体が大きくはならず他の同年代の子供よりも非常に小さい体ですし、体毛もあまり生えていません。しかも平均寿命は13歳と短く、ちょっとした健康状態の悪化でもそれは生死にかかわる大問題となるのです。死と隣り合わせに生きるアシュリーと彼女の母親は自分たちの病気を理解し、受け入れ、2人で前向きに生きようとしていました。映画ではなく実際にその病気を抱えながらも必死に生きているアシュリーと母親の姿に僕は「ジャック」以上の感動を覚え、生と死をより真剣に考える事ができました。プロジェリアという実際にある病気を、「ジャック」の中ではどうして歪曲して描いたのかということには疑問が残りますが、「ジャック」は生きることの大切さを十二分に教えてくれる良い映画であることには変わりはないでしょう。しかし、「ジャック」を見た人も見てない人にも、この映画の病気は実際に存在していて、苦しんでいる人がいるということを是非知って欲しいし、このことを知る事で生きるということを考えるきっかけにして欲しいと思います。そしてプロジェリアと闘う人たちを陰ながらでも良いから、応援してあげようじゃありませんか!※プロジェリアのドキュメンタリーを放送した番組HP→ (http://www.fujitv.co.jp/jp/pub/ashley/) 7点(2003-12-01 09:50:35) |
125. シッピング・ニュース
《ネタバレ》 ニューファンドランドの雰囲気が最高でした。ストーリーも宣伝のイメージとは全く違っていて、良い意味で裏切ってくれました。重いけどこういう内容の話は好きです。ただ、J・ムーアが苦手なんだよな~。他のキャストは完璧なのに。 7点(2003-11-30 20:19:55) |
126. ザ・ビーチ(2000)
《ネタバレ》 苦労して辿り着いたのに、浜辺が綺麗なだけで楽園に全く魅力が無いのがこの映画の欠点。見ている人が「ここで暮らしたいな~」と思えないから、何故そこまでして楽園を維持しなければならないのか合点がいかなくなる。扱っているテーマは深いのだが、上手く表現しきれなかったのが残念。 7点(2003-11-30 18:46:29) |
127. サウスパーク/無修正映画版
《ネタバレ》 簡単に言うと下ネタ連発のバカ映画って感じです。もちろん、サウスパークはこれまでの作品を見ていたほうが良いですよ。「They killed Kenny!」「You, bastard!」とかいうやりとりも、見ていないときっと分からんでしょうし。しかし、こういう類の映画は英語がちゃんと聞き取れれば、尚面白い。やっぱり英語本来の笑わせ方があるので、日本語に直した時点で笑いが全く別物になってしまいますからね。でも、サウスパークってバカだけで終わる作品では無いのが良い。例えば、アフリカン・アメリカンに対する差別的な表現が出てきたとき、いわゆる白人は笑うかもしれませんが、アフリカン・アメリカンは笑わないでしょう。同じように、ゲイ・レズビアンに対する差別的表現では、ヘテロ・セクシャルの人は笑ってしまいますが、ホモ・セクシャルの人は笑えない…。というようにある人にとっては差別的な表現で不快なのに、自分は思わず笑ってしまうというネタがたくさんありました。そういう無意識に自分が持っている差別的な一面に気付かせてくれる作品として、僕はサウスパークが好きなんですけどね。 7点(2003-11-30 15:26:55) |
128. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 外の世界で色々な経験をしたことで、自分の帰るべき家を見つけたんですね。感動したんですけど個々のエピソードが重く、色々と考えさせられました。 7点(2003-11-30 15:06:10) |
129. 告発
《ネタバレ》 事実だけに冤罪の怖さを感じられますね。すごく良いんだけど、ケヴィン・ベーコンとゲイリー・オールドマンの演技が上手すぎて「事実」を超越して別の物語になってしまった気がします。 7点(2003-11-30 07:59:07) |
130. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
単純に面白かった。深そうなことも言っていたけど、気にせず世界観だけを楽しみました。ただ、昔の「EC(ヨーロッパ連盟)」という言葉を使っていたり、ジュースの缶のタブが昔のままだったりして、時代を感じさせました。それだけ昔に作られていながら、古い感じがしないのが凄いですね。 7点(2003-11-30 07:27:43) |
131. GO(2001・行定勲監督作品)
とかく教育的な言い方になりがちな「在日」の問題を恋愛ドラマを通してそれとなく描いたところがgood。差別心が無いと思っていても無意識のうちに相手を傷つけている事はよくある。「在日」という言葉を何の疑いも持たないで使っているアナタ。見といた方が良いですよ。 7点(2003-11-30 07:18:21) |
132. グーニーズ
一番印象に残っているのは太っちょのチャンクがミキサーに手を入れられそうになった時の台詞。「やめて。バイオリンが弾けなくなる!」・・・・・・違うだろ(笑) 7点(2003-11-29 15:32:04)(笑:2票) |
133. ギルバート・グレイプ
心が温まります。ただ、何か心に残ったかというとそうでも無いのが残念。デブなお母ちゃんと知的障害の弟を持ち、どこにも逃げ場が無いというジョニー・デップの心境に感情移入しようが無いのです。ちなみに、色々な映画の中でもディカプリオが一番光っているのがこの映画ではないかと思います。 7点(2003-11-29 15:01:17)(良:1票) |
134. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
《ネタバレ》 父親の経営破たんが原因で裕福に暮らしていた家庭が崩壊。それがきっかけで億万長者となりますが、華やかな生活とは裏腹にお金でしか繋がれない人間関係に虚しさを覚える青年が痛ましかったです。しかし、最後には人と信頼関係を築くことや社会に貢献することで心の平安を得るんですね~。軽いノリと軽快なテンポ、レトロでスタイリッシュな映像でただの娯楽映画に見えますが、よく見ると青年のナイーブな心の変遷を描いたヒューマンドラマです。 7点(2003-11-29 13:59:39) |
135. ギフト(2000)
《ネタバレ》 観客が思わずキアヌ・リーブスに注目してしまうという心理を利用して、謎解きをストーリーで悩ますのではなく「キャスティングで悩ます」という手法は面白い。そんなキアヌの起用法には疑問が残りつつも、逆にヒラリー・スワンクが「ボーイズ・ドント・クライ」に引き続き虐待されてしまうというハマリ役だったり、ケイト・ブランシェットの衝撃のピンクパンツに驚かされたり、ストーリーとは全く関係ないところで見所満載な映画。 7点(2003-11-29 12:40:56) |
136. X-メン
《ネタバレ》 典型的なアメコミなんだけど他のアメコミとは違う要素があります。普通のアメコミだったら悪役は人間を襲い、ヒーローと敵対しています。ヒーローは人間を助け、悪役を倒そうと試みます。人間は悪を怖れて悪として捉え、ヒーローを自分たちを助けてくれる力を持つ善と捉えています。人間は襲われるか、救われるかのどちらかしかありません。しかし、Xーメンでは人間にとってミュータントは善でも悪でも無く、社会から排除するべきマイノリティとして捉えているのです。そして、ミュータントに怯えながらも対等に渡り合っているのです。X-メンで人間のミュータントに対する見方は、社会的マイノリティに向けられる視線と同一です。偏見と思い込みによって差別の対象になっているのです。善(ヒーロー)⇔悪(敵)だった構図がこの映画ではマジョリティ(人間)⇔マイノリティ(ミュータント)の構図になっているのが僕は気に入りました。今後、ミュータントと人間がどのように歩みよるのか、そこに注目したいと思います。 7点(2003-11-27 20:05:10)(良:2票) |
137. 海の上のピアニスト
《ネタバレ》 途中、ピアノがすぃ~っと滑っていくシーンを見て、これはファンタジーか?って思っちゃいました。それ以外でも怪しいエピソードがあって、現実なんだか妄想なんだか分からなかったんですけど最後の1900の決断がミソですね。彼の船とピアノに対する姿勢を見たらそれらのエピソードが事実だと信じるしかありません。ニクイことするね~。 7点(2003-11-27 17:55:07) |
138. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
《ネタバレ》 今思うとキャスティングがめちゃ豪華。この映画を最初に見たときは吸血鬼の概念を180度転換させられました。当時、漫画の怪物くんに出てくる「ぼっちゃま」って言う吸血鬼が頭に残ってて・・・。 7点(2003-11-27 15:01:49) |
139. 生きない(1998)
《ネタバレ》 「生」と「死」というものを考えさせられました。最初から画面が薄い青色に編集されていて、既に霊界にいるような沈んだ空気の中、このバスがどういう目的で走っているのか全く知らない大河内奈々子の旅を楽しもうとする飄々とした姿がシニカルでとても印象的でした。結末がどういう意味だったのかは分かりかねますが、ダンカン氏にこんな才能があったとは驚きです。 7点(2003-11-27 14:09:12) |
140. アトランティスのこころ
《ネタバレ》 当時のアメリカの赤狩り(政府による共産主義排他運動)のことを良く知らないと「何のことやら?」って感じですね。その辺の説明は映画ではほとんどされてませんから。とても感動しましたが音楽で大いに持っていかれた感があります。見終ってから原作を読んでみたくなりました。なんか説明不足だったり飛ばしたりしてるエピソードをちゃんと消化すればかなり面白そうです。デイビッド・モースは雰囲気があって結構好きです。 7点(2003-11-27 09:58:56) |