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マイカルシネマさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 258
性別 男性
年齢 35歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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121.  シッピング・ニュース
やたらと評判が悪いが、ストーリーはむしろ非常に良くできている。最初、ハルストレムは本作の映画化を断ったというが、悩みを抱えた主人公が自分の居場所を見出す、というハルストレム作品の共通点はちゃんと存在しており、本作の原作は全く隙を感じさせない。主人公たちは皆心に傷を抱え込んでいるが、後半に進むにつれてその問題が上手く解消されていく。さらにエピソードの重ね方も効果的でラストで一家の悩みの象徴だった家が消えるシーンでは自然と前向き感が残る。こういった筋運びの上手さは「ギルバート・グレイプ」を彷彿とさせるところがある。キャスティングも上手く、ケビン・スペイシーの情けなさ加減や、ジュディ・ディンチの力強さは絶妙だった。だが、わざわざ映画にする必要があったのかと言うと微妙な感じである。それまでのハルストレム作品と違って見せ場があまりなかったのが問題だったのかもしれない。しかし、本作を失敗作と決め付けてしまうのは酷ではないだろうか。一つ一つのエピソードの関連性にもっと注意して観て欲しい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-02 19:23:25)(良:1票)
122.  マスク(1994)
マスクって「アラジン」のジーニーとキャラが変わらない気がするが・・・まぁ、それなりに面白かったです。観る人は選びますが。
[地上波(吹替)] 7点(2005-04-25 17:12:06)
123.  ブロウ
この映画は裏社会物として見るべきではないだろう。というのも、やはりこの映画の魅力は父親との交流に尽きると思うからだ。最後のテープレコーダーのやり取りでは不覚にも泣きそうになった。「金は幻だ」という教訓を生かせなかったことが彼の人生最大の悲劇だろう。ジョニー・デップの演技もユングの話し方やタバコをすう仕草をうまく真似ていて素晴らしかった(インタビューを見ればわかる)。話の展開としてはおそらくユングにとって一番幸せだっただろうバーバラとの結婚生活までがよく、その後は少々中だるみしてしまっていたが、ジョージが足を洗うあたりから勢いを取り戻した感じ。監督は家族問題をテーマにしたかったみたいだが、残念ながら両親の態度がどのようにユングの人生に影響したか、その点がイマイチ描けていなかった気がする。 
[DVD(字幕)] 7点(2005-04-05 20:49:06)
124.  トム・ソーヤーの冒険
子供向けの映画としてはそこそこ良い出来だと思います。時々挿入されるミュージカル調の歌には辟易させられましたが、原作をうまい具合に90分近くの尺に収められていましたし、何よりもジョディ・フォスターが可愛い。ラストの変更からあからさまにハックよりもベッキーとのつながりを強調しているのがわかります。また、この映画を通じて当時のアメリカの時代背景を知ることが出来るでしょう。ただ残念なのはポリー叔母さんがハックを嫌っていたことと裁判のシーンがややコミカルすぎた事です。 
[CS・衛星(吹替)] 7点(2005-03-22 16:16:43)
125.  アトランティスのこころ
原作のファンだけにどんな脚色をしたのか気になっていたが、やはり一話でまとめるには少し無理があった。何せ、ラストで伝える事が全く違う。原作のラストではそれこそ並々ならぬ余韻を残してくれるのだが、それがなかったのは少し哀しかった(映画のラストも良いけれど)。原作の後半部で壮大なストーリーへつながるため、伏線として未消化になるエピソードも多く、とくにサリーの死が本作では唐突過ぎる。これならもうちょっとエピソードを減らして1つ1つ丁寧に作ったほうがよかったのではないかという脚色だった。しかし、それ以外ではファンタジーとしてなかなかの出来だった。作者の持つ60年代への郷愁がよく出ており、幻想的で心に残るシーンも多く、特に観覧車でのキスシーンは「リトル・ロマンス」のサンセット・キス並みに最高にロマンチックだった。アンソニー・ホプキンスもいいが、やはり子役2人の演技が自然で心に残るものだった。本当は8点ぐらいつけたかったが、前者の点を踏まえ7点。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-01-05 11:11:59)(良:1票)
126.  ロッタちゃんと赤いじてんしゃ
最近見た中では珍しいほのぼのした映画でした。スウェーデンの映画って子どもの映画が多いけど、どれも本当に子どもの世界を描くのがうまい。でも、ちょっと辛口の「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」に比べてこちらはかなり暖かいお話。内容的にはテレビドラマでやってそうなノリだけど、それでもきちんと子どもたちを視点の映画に出来ている演出には注目すべきだと思います。親の立場の人には賛否両論でしょうが、子どもが好きな人には是非見てほしい映画です(子ども嫌いは見なくていいです)。それにしても、親や兄弟に甘えたり、あまり泣いたりする事がない彼女って結構大物になれるんじゃないでしょうか?
[CS・衛星(吹替)] 7点(2004-12-29 12:37:18)
127.  28日後...
後半にかけてのストーリー展開は結構好きです。まぁ「ゾンビ」のパクリと言っちゃぁパクリなんですけど、近年のゾンビ映画でここまでテーマがハッキリした映画は珍しかったのでそこそこよかった印象です。正直言ってダニー・ボイル監督はゾンビの撮り方が下手です。冒頭の主人公がセリーナたちと知り合うまでの演出はとてもうまいとは言えませんでした。しかし、彼らがタクシーで移動してからはお気に入りの展開になりました(個人的には娘がゾンビ化するんじゃないかと思っていました)。ラストはハッピーエンドの方がオリジナリティがあっていいと思います(劇場版は「ゾンビ」となんら変わらない)。ただ、感染症を題材にする必要はなかったんではないでしょうか。トンネルシーンも映画の主旨を考えれば不要だし。総合的には完成度は低かったのが残念です。
[ビデオ(字幕)] 7点(2004-12-23 18:22:58)
128.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 
実話を基にしているが、その内容が任務の失敗であるという事が他の戦争映画とは一線を画している。つまり、彼らが戦うのは政治的な目的ではなく、あくまでも生存するためなのである。この映画がテーマにしているものは特定の戦争ではなく、戦争そのものという捉え方ができるだろう。そういった理由により映画は兵士たちの視点を元に描かれ、リドリー・スコットの演出により恐ろしいまでの戦場の臨場感を出している。しかし、元を正せば任務が存在しなければやる必要のなかった「意味のない戦争」とも捉えられる。それらの点を考えればこの映画はアメリカ批判ともとれるのではないだろうか。批判すべきは生き残りを賭けていた兵士ではなく、任務そのものとして。しかし、だからこそラストのセリフは制作会社に横槍を入れられたような蛇足なセリフに思えて仕方がない。あれのせいで批判の全てが台無しになってしまうのだ。あれさえなければもうちょっと高くしても良かった。監督は尊敬するが、バーホーベン監督みたいに「アメリカ」に迎合しないようになってほしい。
[地上波(吹替)] 7点(2004-12-21 16:42:05)(良:1票)
129.  ハリー・ポッターと秘密の部屋
1作目より出来は良くなっていると思います。前回ほどの贔屓もなく、原作ではくどすぎるキャラが結構簡単に書かれているところに好感が持てた感じです。マルフォイ役も悪役らしくなってきたし、今回のセットは大掛かりでビジュアル的に楽しめる要素が増えていました。クリス・コロンバスはファンタジーの世界を作り出すのがやはりうまいです。ただ、問題なのは前作に引き続きD・ラドクリフの演技。相変わらずあまりに大人しすぎ、最初の10分見ただけで萎えてしまいました。そのせいか、主役にもかかわらずR・グリントとE・ワトソンと並ぶと存在感がかなり薄れていました。後半で気にならなくはなりましたが。それと、今回も余計なエピソードが多すぎでした。もうちょっと話をスッキリまとめる事も可能だったんじゃないでしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2004-12-21 13:54:19)
130.  ターミナル
予想以上にコメディタッチで面白かったです。特に前半部のビクターが空港内で徐々に生活の場を確保してくところが素晴らしく、空港の舞台を活かした脚本と監督の力量を実感しました(同じハンクスの出演作の「キャスト・アウェイ」でも工夫して欲しかった)。トム・ハンクスも好演で、最初に話しているときは外国人エキストラのような印象を受けながらもだんだんと一般人と変わらなくなっていく様子が見事です。後半部にかけてドラマが希薄になっていくのは問題ですが、空港内の人々に認められあのラストに持っていく展開には感動させられます。自己犠牲を選んだグプタとアメリアの二人が切なく、いい味を出していました。その点を考えると旅の目的は蛇足な気がします。しかし、やはり「未知との遭遇」や「E.T」を監督しただけあってスピルバーグ監督はファンタジックな光の使い方がうまいです。わざとらしいと言ってしまえばそれまでですが、とにかくいいのです。ラストのニューヨークの夜景も綺麗で幕切れとして最高でした。
[映画館(字幕)] 7点(2004-12-21 04:00:19)
131.  飛ぶ教室
原作を読んでいる私にはまぁまぁ面白かった映画です。たしかにラップは映画とは合わないし、あいかわらず全体的に子供向けなつくりはどうかと思いますが(原作では彼らは高校ぐらいの年齢)、原作のコミカルなイメージを盛り込んでいるのがよかったです。主要人物のキャラも想像の範囲だし、とくにテオドールはすごくいい味出していました。脚色に関しては出火のシーンはやりすぎでしたが、エーガーランドが少女になっているなど興味深いところも多く、特に禁煙さんとの交流やべク先生と別れた理由はうまく脚色できていると思います。おまけにドイツの側面が楽しめた映画でもありました(アメリカにはあんな良心的なタクシー運転手はいないでしょう)。個人的には「点子ちゃんとアントン」より上かな。
[映画館(字幕)] 7点(2004-12-18 18:03:41)
132.  ターミネーター3 《ネタバレ》 
出来としてはそこそこ面白かった方です。一晩の出来事に終わった1作目に対し、日中の出来事になっていますね。アクションの出来は2作目に比べT-850は重い、などSF色の濃い戦いになりましたが、無駄が多く、特徴をあまりうまく活かしきれた戦いになっていません(T-850のプログラムの設定もそう)。ラストがあっさりしすぎた印象を受けるのも、脚本の弱さからくるのでしょう。しかし、1本のアクション映画としてみれば結構面白く、1,2作からの雰囲気はしっかりと受け継いでいるし、1,2作目のオマージュともいえるシーンが連続するのは見ていて楽しかったです。T-850がヘリコプターで登場するシーンなどの見せ場を抑えた演出もよかったです。ストーリー的には少々説明的になりすぎているのが痛いですが、現在と未来のエピソードが交差していてなかなか良いと思いました。なによりも、2作目のラストで生じる矛盾をどう解決するか、という点では「12モンキーズ」のようなラストがやっぱり一番だったのでしょう。ジョン・コナーのキャラにはがっかりさせられた人も多いですが、私にとっては彼の人間的なところが逆に魅力でした。ジャッジメント・デイが起こらなかったことでただの犯罪者に成り下がり、T-850の出現で再び人類救済のリーダーとなる重荷を背負わされる事になった彼の心情を理解できた人はいたのでしょうか。そんなコナーに対し、T-800とは明らかに異なるT-850が「君は私の探していた人物ではない」というシーンが辛辣でした。こういった一連の出来事が逆に彼を成長させたのでしょう。T-850のキャラは乾いた雰囲気を作り出していてよかったと思います。「命令を聞くようにプログラムされていない」というエピソードをもうちょっと工夫すれば、ジョンの指導者としての成長過程を描く事も可能だったんではないでしょうか。それでも、ラストで人気のないシェルターで終末観を漂わせる演出は悪くないと思いました。ただ、劇中で未来で起こる事もいくつか言ってしまっているので(ジョン・コナーは暗殺される、など)、あまり4作目には期待し切れません。
[映画館(字幕)] 7点(2004-11-22 23:46:59)
133.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
話全体のまとまりとしては3作目のほうが面白いと思います。前半部と後半部のつながりに欠け、考古学者の立場が一番無視されているような気がするので。なによりも、ウィリーとのやり取りが見ていてうんざりする出来でした。ただ、後半部の舞台の独特の世界作りや、アクションシーンの連続はさすがによく出来ていて楽しめました。アトラクションの一番作りやすい映画だ、ということも再確認しました。
[地上波(吹替)] 7点(2004-11-20 20:24:10)
134.  ホテル・ニューハンプシャー 《ネタバレ》 
様々な要素を含んだ一家の放浪のストーリーと言ってもいいのではないでしょうか。「開いた窓は通り過ぎろ」という言葉が出てきますが、それはつまり人生を深刻に捉えすぎてはいけない、という意味でしょう。その証拠に登場人物たちには悲劇的な出来事が立て続けに起こりますが、彼らは悲しみで立ち止まるような事は決してしません。常に住むホテルを変え、必死に自分たちの目的地を探しているのです。しかし、リリーが「ここに住みたい」というように旅を終え、永遠の安らぎを得たいとも思っています。一家の教訓に従い、生きていた彼らですが、それを守れなかったのはリリーでしょう。彼女はなかなか兄弟の輪に加われませんでしたが、ホテルの住人たちの教えを通してなんとか大人になろうとします。映画の進行に連れて、彼女が徐々に存在感を発揮していく描写がうまいですね。ベストセラー作家として「窓の光」を得るも、彼女には悲劇的な「影」の部分に出くわします。彼女は家族と違って悲劇を深刻に受け止めすぎてしまい、子どもの体のまま姿を消したのでしょう。ラストの登場人物たちの行動を見ると成長物語という見方も出来ると思います。愛を模索していたフラニーは結婚し、スージーはコンプレックスを乗り越え、ジョンと結ばれる事でそれぞれ幸福を得て、彼らの旅は終わりを告げました。ストーリー展開はドラマにありがちで前半部がパッとしませんでしたし、早まわし演出もあまりいいとは思いませんでしたが、どことなく寂しい感じの風景が主人公たちの孤独な雰囲気をうまく表していました。なぜ、ブスなスーザンの役をナスターシャ・キンスキーが演じる事になったのかは疑問ですが、ラスト部分のまとめ方は非常によかったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2004-11-09 18:56:31)
135.  アモーレス・ペロス
個人的に気に入ったエピソードは3つ目だけでした。オクタビオのキャラとストーリーには感情移入できず、2つ目のエピソードも消化不良な感じでした。この時点で見るのをやめようかとも思いましたが、3つ目は全体的に寂しい雰囲気とエルの境遇がツボにはまり、好印象でした。荒野を旅立っていくラストシーンも好きです。話のまとめ方はといえば、あまりうまい演出とは思えませんでした。3つのエピソードが交錯するシーン以外は印象に残らず、効果的とはいえません。音楽も前半部はその場のノリでつけたような曲で後半部でやっと画面になじんでくる、という次第。ただ、3人が事故によってどうなったかの対照はいいですね。ある者はわずかな希望すらも失い、ある者は絶頂からどん底まで落ち、ある者は人生を見つめなおす機会を得る。それぞれのエピソードに絡む犬も象徴的に用いられており、テーマを作り出しています。そんなわけで、踏みとどまって7点です。
[ビデオ(吹替)] 7点(2004-11-08 18:35:45)
136.  マルコヴィッチの穴 《ネタバレ》 
なんか前半と後半で話が別物みたいになってました。前半部は奇妙な舞台と登場人物たちが独特の世界を作ってていい感じでしたが、後半の愛憎劇にあまり感情移入できなかったのが痛い。後半部も潜在意識の世界の描写とかはすばらしいのですが、同情すべき被害者である2人を逆に憎らしく思ってしまうのが最大の失敗でした。結局、いちども入っていないマキシンのほうが最悪の「ヴィッチ」でした。しかし、カウフマンの脚本には破錠がなく、体面ばかり気にする人間のおろかさをうまく表現できていたと思います。後半部が暗い内容になったのはそういった人間批判に話をもっていったからでしょう。それだけに皮肉なラストは重く響きます。伏線も重要なところに張られているのでそれらの点は評価したいです。前半部だけか、後半部のドラマをもうちょっと感情移入しやすく出来てたら9点でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2004-11-07 02:53:02)
137.  あなたに降る夢 《ネタバレ》 
見た後に本当に心温まるお話でした。犯罪が多発する社会のなかで人を信頼する事も大切だ、と思わせてくれる映画です。マスコミに対してはあまりよく思っていませんでしたが、この映画のラストでちょっと考え直しもしました。善人である二人はラストでちゃんと幸福を得ているし、奥さんはあんな結末を迎えるし(笑)、結局もとの状態に戻っていくんですね。なによりも典型的な「お人よし」の役がN・ケイジのハマリ役でした。子どもたちを連れてスタジアムで野球するところがお気に入りです。冒頭から登場する語り手の使い方も効果的でした。ただ、前半部はだらだらした感じがあるので、そこのところをうまく処理できていればもっと高得点でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2004-10-31 17:14:15)
138.  キャメロット・ガーデンの少女 《ネタバレ》 
少女と年上の男性が心を通わせる映画は結構多いですが(「ウィズ・ユー」、「ペーパー・ムーン」など)、この映画はその中でも一番少女の性格がわかりづらかったです。「ウィズ・ユー」と「パーフェクト・ワールド」を足したような感じですが、美しい風景と印象的なシーンの数々は気に入りました。住宅街の風景はあきらかに「シザーハンズ」を意識していましたね。あんな両親に育てられたデヴォンがちょっとかわいそうです。名門家の青年なら娘が触られても無視して、トレントの場合は半殺しにする父親が本当に憎らしいです。だから、ラストのデヴォンはかっこよく見えましたね。ただ、彼女のエキセントリックな性格は「レオン」のマチルダを彷彿とさせる所があり、私にはちょっとうっとうしく思えました。「ウィズ・ユー」みたいなあどけなさがあったのなら、背伸びしているようなかわいらしさがあっていいのですが、デヴォンはただ生意気なだけにしか見えませんでした。まぁ、あの二人の関係を本当に恋愛だとは思いませんが。あと、悪人ではないのに友人たちにつきあわされて飼い犬を殺されたり、銃で撃たれたりと、やたら巻き込まれるショーンがただただ哀れでした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2004-10-30 00:38:00)
139.  ターミネーター
最初から最後まで緊張感に満ち溢れた雰囲気がすごいです。大抵のアクション映画はサイドストーリーを詰め込みすぎることが多いですが、この映画はT-800に追われる恐怖そのものを描けている正統派サスペンスアクションになっています。核戦争後の世界で生まれ育ったカイルがなぜすぐに電話帳などが使えるのか、といった突っ込みどころはありますが、無表情でサラに狙いをつけたり、サングラス姿で警察署を襲撃するシーンなどがとにかくスタイリッシュで、シュワルツェネッガーのストイックな悪役ぶりが素晴らしかったです。ただ、映像にこだわる私としてはやっぱり「T2」を見た後では映像も音楽もB級っぽさを大いに残しているところが気になってしまいます(ラストはアニメ制作スタッフが担当した方がよかったのでは?)。サラとカイルのドラマもなんとなく違和感があるように思えました。ただ、ラストシーンはかっこよくていいです。どうせなら監督にはA級作品としてセルフリメイクして欲しかったのですが、シュワルツェネッガーの後継者になれるような俳優がいるかどうかを考えると仕方ない気もします。あと、未来から来たのになぜ過去で?と考えられた方がいるようですが、どこがおかしいんでしょう?彼が死んでも親は生きてるんですから。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2004-10-28 17:22:13)
140.  ゲーム(1997) 《ネタバレ》 
主人公も観客もドンドン巻き込んでいくような展開がいいですね。いきなり、駐車場のエレベーターが開いたり、閉じ込められた車の中で窓のハンドルを取り出したり、題名どおりゲームのような状況の演出が非常に優れていると思いました。ラストで主人公が飛び降りるのはさすがに蛇足だと思いましたが、あのオチは「世界まる見え~」なんかを見ている人には多少納得が言ったのでは?なにしろ、アメリカじゃテレビ放映されるぐらいの規模ですから。
[ビデオ(字幕)] 7点(2004-10-25 00:52:32)
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