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映画の奴隷さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 176
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/
自己紹介 栄華なる映画の夢。

それを愛する俺という人間。
人生の節目で楔を打ってる…それが映画。
人が素通りするような映画でも、泣き笑い。
人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。

喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し…
フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。
何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。
深夜、遊び疲れて入った映画館…
寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。
そこで観たブレードランナーは最高だったね。

何かの記念日になりそうな予感のする日に…
素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を…
そして何気ない日にも映画を。

人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。
観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく…
名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。
アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。

それは新しい映画だったり…
昔、感動した作品だったり…
映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。
皆さんにも良き映画人生を。

…ね?魔法のようでしょ?

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121.  テケテケ2 《ネタバレ》 
いや、アレなんです。 この歳でAKBを好きになってしまって前作を観たンです。 大島優子はマジすか学園で最高に光るモノを持ってたンです。(御意見無用) で、テケテケに到達し、こんな瑣末なエリアにも足を踏み入れたワケなンです。 いや、前作の続きとかストーリー的にウンタラ言うのが本来の正しい映画の見方なンです。 でも、自分は大島優子演じる「大橋可奈」に感情移入してンです。 前作は正直、ンなに評価してねェーンです。 でも、この映画は「2(つまり本作)の可奈が死ぬまで」が凄ェ切ねェンです。 前作でアレになった可奈との生活のため、パートに向わねばならない母親と病院で別れ、無気力ながらも独りで岐路につこうとするンです。 けど、運命が嘲笑うのか、偶然なのか、それとも呪いなのか… トラウマとなっている「赤」を現す信号のせいで、それを避けてしまい… 気が付いたらテケテケと出遭った呪われた場所に来てしまうンです。 そこで奴の予兆の風が吹くンです。その時の可奈の表情……切ねェンです。 全てを諦めた表情なンです。 テケテケに目の前で親戚のネーちゃんの川﨑真実(も可愛い)を殺されてから、奴を呼び寄せる「赤」を見ると泣き叫ぶようになった…でも、見方を変えりゃ、それって生きたいが故の無言の抵抗だったはずなンです。 けど、諦めた表情なンです。 何もかも諦めた表情なンです。 青春の中での恋愛も、蕩けるような快楽も、全て味わう事なく… 全てを諦めた表情で悲鳴もあげずに…逝ってしまうンです。  そこに残されたのは、病院で手渡された新しい処方箋だったンです。 それが「赤いセロファンに包まれた新しい処方箋」だったンです。  俺はその時、啼いてたンです。  そして、もっと大島優子が好きになってたンです。(←聞いてねーよ、笑)
[DVD(邦画)] 4点(2010-07-07 22:59:59)(良:3票)
122.  カイジ 人生逆転ゲーム
暴言を書かせて貰います。クソ映画です。でも、そこそこ観れます。それは何故か? 理由は原作のオリジナリティーが素晴らしい程の濃密なため、多少薄めても十分なポテンシャルを発揮するからです。 原作に触れることなく観た人間にはそこそこ面白く見えるでしょう。イマドキのTVドラマライクに作ってるし。 しかし、原作を知ってる人間には堪らないクソ映画になってると思います。 まず「人生逆転ゲーム」って…こんな他力本願っつーか、漠然とした捕らえ方をしたコピー付けてる時点で原作の根幹を理解してない。 個人的に原作のカイジに戦慄するのはタイトルのような「搾取される側」の着眼点ではない。 「支配する側」の全て満たされたが故に人を人とも思わないゲームを思いつき、実践し、それを娯楽とする「支配階級」の着眼点なのだ。 …原作はギャンブルの形を借りただけの人間のカルマを描き、今の資本主義の中に成り立つ、野生の聖書とも言えるテーマを持つ。 絶対的絶望の世の中で残酷なほどの暴力を弱者に突きつけ、そこに救済の手すら伸ばす者の居ないリアリティー。 ”それ”が無い時点で既にカイジと銘打ってもまったくの別モノでしかない。 つか、純然たるテーマを保守せずにTVドラマのお気軽さで映画を作ってんじゃねーよ。 それよりも最近の日本映画って映画と言えるのか?TVドラマの最終回をスクリーンでやってるだけだろ。 そりゃ視聴率から観客動員数を見込めるのは分かってるけど、いつの時代もメディアが衰退するのはこの流れだ。 はぁー、娯楽が氾濫してるお陰で人の持ってる時間、集中力が無くなってる昨今… 娯楽を楽しむ体力の低下が、お気軽に楽しめるモノを「良品」と勘違いさせるのかねー。
[映画館(邦画)] 4点(2010-07-07 20:27:31)(良:3票)
123.  300 <スリーハンドレッド>
鋼鉄と血肉…そして骨と筋肉がぶつかりし時代…崇高なるほどの闘争心で生き抜く故国があった。 …その国は信仰にも似た魂で「闘争」を崇拝する。 だが、その力は侵略ではなく…己たちを鍛錬し、護るべきモノのために紡ぎ上げてきたのだ… 侵略者には容赦なく牙を剥き、百獣の王すらも凌駕するその猛虎(否、タイガースファン)の如く野生ッ! 走る!ただ奔るッ!斬る!敵を斬るッ!突く!槍も男根もッ! …正面の敵に全て集中し、左右後の護りは仲間たちに全幅の信頼を置くッ!…それがスパルタ! 熱い友情ッ!豪快な笑いッ!大怪我をしても学校は休まない強い子らッ!…それがスパルタッ! 洗練という名に誤魔化され、現代社会に全て失われた「漢」の哀歌…それがスパルタァッ! 涙を流せッ!汗を撒き散らせろッ!血を噴き出させッ!男汁を迸らせろッ!…それがスッパルタァーッ! 下品なほどの野獣性ッ!後退のネジが全部スッ飛んでる300人の男達ッ!…それがスッパァールタァーッ! 一生童貞で終わり、この武蔵の地で朽ちようとも…我が生涯に一遍の悔い無しッ!   …なに?このレビューがウザい? ほう、だがそれは貴様らが住む平和な国の感覚だろう?!ミルクの匂いがプンプンするわッッ!! 貴様らの国ならば許されるかもしれない……だが、しかぁぁしッ!…此処はスパルタだッッ! 理屈は要らないッッ!意見も要らないッッ!欲しいのは男汁ッッ!…そう、此処はスパルタだッッッ!!
[DVD(字幕)] 8点(2009-12-07 18:08:22)(笑:4票) (良:1票)
124.  暴力脱獄 《ネタバレ》 
ふと、自分と同じ歳のワインを所持するように自分が生まれた1967年の映画をざっと探してブルーレイを購入した。 「スティング」や「明日に向って撃て」など好きなポールニューマンだ。 評判も良好なのでいつか観ようと思っていた映画だ。 タイトルの「暴力脱獄」がバイオレンス性を感じるし反骨の象徴映画として挙げられているが全く違った印象を感じた。 主人公ルークは自分の資質の活かし方が判らず、目的を持てずに生きているだけの男としか映らなかった。 彼は「人並み外れた根性」と「人に好かれるカリスマ性」その2つは間違いなく持っている。 だが、それに見合った地位も職にも就いていないし、そうなる術も知らない。 それもあり、戦争で挫折を感じた後も現状にイライラし、行き場を探してるようにも見える。 そして映画の冒頭で無意味な事を(無意識の中で何かの象徴を切り落としたのかも知れないが)して刑に服する事になる。 新しい環境では、暫くは持ってる高いポテンシャルを発揮するのだろう。 というか、生き生きしてるように見える。 きっと軍隊も最初は大活躍をしたに違いない事は、勲章を3度も受けて曹長になり、この刑務所でもあっという間に人気者になってゆくのがそれを示している。 しかし、暫くすると現状に飽きるのか…もしくは彼の「行き場を探す足掻き」がそうさせるのか… 軍隊でも除隊時には二等兵に戻り、刑務所でも行き詰まりにも似た閉鎖感の中、恐らくは母の死がトリガーとなり、唐突に脱走という行動に出る。 それは反骨でも、何かの使命を帯びた脱獄とは思えない。 脱走の目的は、強いて言うと自由だ。 ただ、人間の尊厳を得るための自由ではなく…籠の中で飼われて暮らしていけるのに外へと飛び去る小鳥…そう俺には映った。 閉鎖感と虚空、そして知性を持つが故に「巻き込み式の犯罪を起こす事が出来ない男」の「なんとなく」の行動。 生まれてきた意味を頭や言論ではなく無意識の中で体現した男… それがルークなんだと思う。 また、原題は彼自身を表すモノではない気がする。 刑務所の仲間たち廻りの人間が、彼の苦悩を理解出来ずに自分たちの願望を託した称号。 そう思えたら最後まで彼は誰にも理解して貰えずに… いや、最後に理解して欲しかったのが神だったのかと思え、凄く悲しかった。 そういえばルークの笑顔は素晴らしいが、いつもどこか悲しい。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2009-06-07 15:03:47)
125.  アキハバラ@DEEP 《ネタバレ》 
何か全然興味のないところからスタートして、コレを観る機会を得た。 いや、山田優ちゃんが可愛いなーと思ったのが切っ掛けで観たんだけど、実は。 俺的には嫌いじゃなかったりするんだけどね、このコミック的展開。 ただやるならもっとコミック的に弾けて欲しい気がするね、変な悲壮感を取っ払って。 画的には駅前で待ち合わせしてるあの画が凄く好きだったなー。 秋葉に根を下ろす人にとっちゃOPはちょっとクルんじゃないかな? だからもっと秋葉特有のエピソードも欲しい気がするんだけどね、ネタの宝庫なんだし。 あの連帯感羨ましいし俺も混ぜて欲しいなと思えた。(笑) 感動したのは奪還する計画を主人公とアキラが皆に内緒で進めてたとき、疎外感を受けた仲間が一体化するところ。 ベタベタで使い古された演出&画なんだけど…ダメだ、やっぱ感動するわ…泣きそうになるし。(汗) それとせっかく漫画的な話なんだからさ、各キャラクターのビフォア・アフターが見たかった。 いや、半年後とかそういうのでも良いからさ、あの後どうなったのか?要はあの事件の後、皆は何を得て捨てたのか?それを知りたい。 それが「自分たちが作った検索エンジンの奪還」という物理的なものなのか? それとも「これからも自由な日常」という無形的なものなのか? 「それは見た人の感想に任せます」ってのは物語としちゃ悲しいな、と思う。 あと、BGMが圧倒的にダメでした。(優ちゃんの曲は盛り上がるけど) 最後に山田優ちゃんのメイド姿に萌えた俺はダメ人間でしょうか?(舌打ちプリーズ★)
[DVD(邦画)] 6点(2009-05-05 06:02:33)
126.  少林少女 《ネタバレ》 
いやー、まずは「観る前にここのレビューを少し読ませてもらってて良かった」わー。 お陰様で変な期待をせずに「そんなにダメなんだー?」と頭に置きながら観たので。(笑) そういう着眼点で見たから、意外と悪く無かったかも……「俺個人として」は、と付け加えておくけど。  更に俺の場合、柴咲コウのファンなんでプロモーション映画としてなら無問題だったりする。 まぁ、一昔前の週刊マンガのノリで進行してくので大味だし、ある程度の破綻は大目に見るけど、一個だけ許せないのはアレ。 学園を調べてたジャーナリスト(だっけ?)を暗殺してたのに、最後でノウノウと良い人になって観戦してた仲村トオル。 アレはダメだろー…あのシーンで大円団にしたけりゃ「実は行方不明(監禁?)」にするなり、死んでなかったとかにしろよ。 その辺を無視するってどんな倫理概念なんだよと、少し嫌な気持ちになった…ってか、俺の中じゃ台無し感が絶望的に。 1シーンCGを修正してTVアナウンサーの言葉を吹き換えるだけじゃねーか。 まぁ、良かったところと言えば、あの街の空間が凄く心地良かった。 田園風景もあり…学園の広さも感じれて、富士山も望めるあの街に住みたいな、と思えたくらい。 それと女の子たちの集まった雰囲気もなんか良い感じだったなー、と個人的な感想も付加しとく。(エロい見地じゃないよ?)  まぁ、映画として観たら3点。【柴咲コウのファン前提】という事なら7点ですわ。 超甘口でだけど、ね。(笑)
[地上波(邦画)] 7点(2009-05-01 16:38:43)
127.  デス・レース(2008) 《ネタバレ》 
リアル&残虐版マリオカートでした。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2009-04-28 01:20:47)
128.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
まざまざと正義と悪の境界線の曖昧さを見せ付けられた。  …正義と悪とは何か?  うン、正義と悪。  …「光と闇」  …「強き者と弱き者」  …「カッコいいとカッコ悪い」  …「快楽と苦痛」  …「美味しい物と不味い物」  …「薬と毒」  相対、いや対立するその因果関係。  正義とは?そして悪とは? そンな事を考えさせられる映画だった。  ヒーローでありつつ究極のダークサイドに位置するバットマン。 ヒールでありつつ究極のライトサイドに位置するジョーカー。  劇中で表現されたジョーカーという男を現す台詞。   奴は世界を終らせる火を放ち、それを見て嘲う男 だ…と。  確かにその言葉に相応しい狂気。 奴の行動は全て娯楽でしかない。 金品強奪、殺戮と破壊はゲーム…その結果には興味はなく… 報酬も自分の価値の測定で存在意味への確認。 途方も無く積み上げられた金に火を点けて笑う彼に正直シビレた。  そう、その瞬間…彼は悪のカリスマとなった。  例えるなら…幼少の頃、昆虫の足を捥いで観察してるような惨酷性。 人はその中で傷みを知り成長し、大人になっていくのだが… 彼はその幼少の惨酷性をそのままに、全ての狂気の根源としている。  バットマンは、最後に人殺しの濡れ衣を自ら背負う。 トゥーフェイスとなったデント検事を自ら殺めた事にする事でゴッサムの秩序を保つことを選んだ。  そして、その瞬間…彼は忌み嫌われる闇の騎士となった。  最も秩序であり正義にたったデント検事asトゥーフェイスだったのも興味深い。 使命感が過多で心の余裕無き故に、使命感という名の元…悪にも転化する。  彼のコインは善悪表裏一体。  しかしそのジャッジは危ういほど偶然と運が支配する。 バットマンに憧れた者がジョーカーによって悪として誕生した。 そんな善と悪、光と闇の間で翻弄されたトゥーフェイスが哀れでならなかった。 彼の善と悪に別れた顔… それはバットマンとジョーカーに翻弄された、悲しき光と陰の映し鏡。
[映画館(邦画)] 10点(2009-02-24 13:42:41)(良:3票)
129.  フライング☆ラビッツ
レビュアの方々には申し訳ないが物申す!!!!!!!!!!!!!!! 俺様ちゃんは別に石原さとみのファンじゃないがそこそこ面白かったぞ!!!       …………………………いや、真木よう子のファンだからなンスすけどね、ハイ。(スタコラサッサー&汗)
[DVD(邦画)] 6点(2009-02-24 02:45:21)
130.  ダンボール・ハウスガール 《ネタバレ》 
閉鎖された澱んだような日常に生きる日本から彼女は「恋人」に、「お金」に…そして、希望やサクセスの象徴「アメリカ」に頼り…漠然とした期待のまま旅立とうとしていた。 転落するように全てを…そう、「住む場所」、「恋人」、「仕事」…そして「お金」を失い…恋人にも、(元)同僚にも…そして家族にすらにも縋りつけない辺り(劇中で)美貌を自覚してるであろう彼女の気高さが伺える。 …が、それは「サバイバル」にはハンデでしかない。 ゆえに彼女が痛々しい。 同僚に金を貸して欲しいと言えず、アメリカにいるという優位性を貫く辺り… その気高さと、己の置かれてる「ホームレス」という境遇が胸に突き刺さる。 初めて体験するであろう目線と、そのホームレスという人種たち。  それでも彼女は「女としてのキレイさ」を捨てないよう、いつか「元の場所」に戻ろうという決意が伝わってくる。 それは米倉涼子というキャスティング無しでは成立しないだろうな…と唸ってしまった。  最後、彼女は再びアメリカに向う(と、思う)。  しかし朝焼けに映る彼女の表情は冒頭とは違う。  サバイバルに生き抜きつつ、自信を得た…そして最後まで自分を失わなかった美しさがあった。  正直惚れた。 結婚してくれ米倉涼子。(バカ)
[DVD(邦画)] 8点(2008-06-24 02:55:14)(笑:1票)
131.  エイリアン3/完全版 《ネタバレ》 
【おはようジングル】さんや【マイカルシネマ】さんがが言いたい事を殆ど書かれてる。故に作品的な評価は俺様ちゃんは省く。 が、やっぱり編集権の恐ろしさを知った。 例えるなら絵画のフィニッシュワークや、漫画の最後のペン入れを自分以外にやらせるようなもの。 あんなにグズグズで嫌いだったエイリアン3がこんなに素晴らしい作品になるとは。 今まではデビッド・フィンチャーは「この作品、無かった事にしてくれ」と思ってるんじゃねェかなーと思ってたけど、 コレだったら十分に彼の代表作と言える。 彼の作品独特の雰囲気が十二分に堪能できたし、最後のシーンはもの凄く泣けた。 後、蛇足だけど映画のシリーズ物って続編を間を空けずに観ると感想が変わる。 エイリアンを1から3まで一気に観たけど、ラストのシーンでのスクラップ置き場での通信レコーダーの記録… アレを聞いた時に、エイリアンに翻弄され続け、2で冬眠期間が長く自らよりも早く逝った子に出会えず、 更には死闘の末に護りたかった者…その全てが水泡に帰しても、「コイツだけは地球に行かせてはダメ」と 犠牲の精神を見せた彼女の一生が切なくなった。 宗教色が濃く、キリストを暗示するような最後も、アレだけの激動を生きた彼女に陳腐と言えるわけが無い。
[DVD(吹替)] 9点(2008-01-24 04:44:03)
132.  バッシュメント
新宿高島屋HMVで衝動買いをしてしまった、パッケージの黄色&水色に眼を惹かれて。 「下妻物語」や「さくらん」など、土屋アンナが好きになってきた今日この頃。 コレって、なんとなく暑い日…クーラーで涼みながら見て欲しい映画だったりする。 思ったより監督のフックンって頑張ってる気がするなー、とか。 俺って土屋アンナが思ったよりも好きなのかもなーとか。 アクションをウリにしてるわけじゃないだろうけど斬新な画が思ったよりも散りばめられてるなーとか。 横浜に思い入れがあったりサーフィンが好きなら、かなり好きになる映画じゃないかなーとか。 メイキングを見ると、フックンも土屋アンナも、その他スタッフもキャストも、皆が愉しく創ったんだな、と思ったりとか。 シナリオ、カメラ、演出、全てが及第点位下と思う…パラメーター的には低いだろう、それは認める。 でも、まず観て欲しい。観たあとに、きっと土屋アンナが好きになる。 映画って数字で計るものじゃなく…考えるだけじゃなく…そう、感じる映画ってのもあるんだ、と再確認できた。 この映画に魂を入れてるのは間違いなく土屋アンナだ。 言い換えれば、彼女のオーラと存在が、俺って人間にだけかもだけど、感動させた。 誰もが間抜けで、誰もが熱く、誰もが愛しい…こんなにくだらない映画が、俺様ちゃんには唯々愛しいのだ。 そんな…夏の一夜の…悪夢で純愛で、最高にhappyな兄妹の物語。
[DVD(邦画)] 6点(2007-09-30 05:07:20)
133.  スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ
うわ、凄ェボロクソだなー、皆さん。(笑)  元々、昔から入れ込んで観てなかったので、俺的にはそういう見地からスタート。  でも、「スケバン」って単語がもう死語なんで、今の時代どう料理するのかなーとも思ってた。  結論から言うと俺的には中々、いや…かなり面白かった。  変に麻宮サキをポップっていうかギャル風にするじゃなく、熱血の人情家にしたのが良い選択と思った。  その結果、ある意味…現代世界の醜悪な部分を凝縮した「あの学園」舞台で特異な光を放つキャラにし、妙に懐かしく心地よかった。  ある意味、あの世界で一番「真正面に物事を捉える」アウトローを演じてるし、俺はヒーローモノが好きなんで好感が持てる。  苦言を言うなら、もうちょっと脚本をしっかりさせて欲しい。 それぞれのキャラの情念の根幹になる「なぜ?」という動機が見えて来ず、薄っぺらい。 あと、ストーリー的に捻りが欲しい気もする。 演出はそんなに悪いと思わなかったし、それなりにテンポも良いんだけど…。  怒髪天級の文句があるのはエンドクレジット。  ヨーヨーを画面いっぱいにアップで見せるって…センスの欠片も感じられない。いや、もう悲しすぎるほどに。  文字を左右のどっちかに寄せて昔のスケバン刑事よろしく、街を一人でうろついたり、港で仔犬を抱いたりするようなプロモーションがベスト&マストだろうがよ。  そこで「少女な一面」を魅せる事で、昔からスケバン刑事は戦闘以外の儚げなイメージを補完して来たんだよ、全く。(溜息)  それが出来ないなら、銀河鉄道999のTVエンディングみたいに隅っこで小さくして糸を垂らしたままヨーヨーを回しとけよ。  ホント、あの「どアップのヨーヨー」…マジで萎えたわ。   …ん?俺、スケバン刑事に充分入れ込んでるって?(笑)
[DVD(邦画)] 7点(2007-07-17 13:44:16)(良:5票)
134.  オーシャン・オブ・ファイヤー 《ネタバレ》 
最初30分でダンス・ウィズ・ウルブスふうの史実ドラマなのかなーと思った。  俺が見出したテーマは「解放」…コレ!  自由の象徴ムスタング(野生馬)原題にもなってる「ヒダルゴ」って馬。  白人の仮面で自らの素性をひた隠す孤高のカウボーイ「フランク」が主人公。  この2人(あえて人)の友情が軸になって物語は進む。  が、フランクは冒頭でスー族の虐殺を眼にし自暴自棄の毎日を過ごす事に。  この時点で俺のハートをガッチリと鷲掴み。  あしたのジョーに始まる精神的に落ちぶれた男の空気感が堪らない。  そしてヒダルゴと共に地獄の熱砂レース通称「オーシャン・オブ・ファイヤー」に。  アラビアに上陸してすぐ黒人奴隷の進行に彼らは出遭う。  手足を拘束され自由を奪われた彼らの姿がフランクにスー族を思わせるのか?  そして灼熱のレースの中、色んな物語が交差する。  物語最後に民族的な垣根を解放しフランクと分かり合う「王」  自由を求め自らを解放しようとする「王の娘」  欲望を解放し手段を選ばない「英国婦人」  さまざまな困難を乗り越えてゴール直前に2人は挫折する。  英国婦人の卑劣な罠で手負いとなったヒダルゴ…そして疲労困憊のフランク。  傷つき倒れ…動けないヒダルゴに銃を向けて最後を覚悟した。  その時…強敵である純血なアラビア馬に乗った王族がフランクに言う。  「お前が負けるのは神のさだめた運命だ」と。  失意のフランク。  …が、立ち上がるヒダルゴ。  物言わない馬ヒダルゴ…いや、解ってる!お前は確かにこう言っていた。  「あ?誰が動けないって?…寝てただけだぜ…オメーらが遅いからさ…?」  俺様ちゃん、このシーンで侠泣き!  対峙する2馬を尻眼に英国婦人の馬が追い抜いてゆく。  己のプライドを賭けたレースの第3幕(根拠なし)は切って落とされた!  3馬の疾走は手に汗握る!鼻血を噴出しながらも疾走するヒダルゴ!  マジで涙が止まら無ェ!止める気も無ェ!  レース結果は当然アレだが、順位よりも感動したシーンの応酬!感動の嵐!感動の洪水!感動の隕石!そうだ、フランクは魂を解放した!  ゴールの先にある自由の象徴、海。  そこへ走り抜けていく!アラブ人も黒人も白人も…  全てを開放しオーシャンに自由の凱歌を掲げる!  そして感動のラスト。本物の解放を得る、本物の友情の名の下に!
[DVD(字幕)] 8点(2007-06-04 15:35:45)(良:1票)
135.  ロッキー・ザ・ファイナル
全てが狂った飽食の時代に、熱い魂の男が蘇った。  彼の人生が、闘いの中…エンディングに疾走するまでの間ずっと駆け巡ってきた。   野良犬のように彼は生きていた。  熱いハートは無く諦めの日々を暮らしていた…けど、彼は優しさだけは無くさなかった。  生涯ただ一人の女を愛し、周りの冷ややかな目線など気にせず、ユーモアで笑顔を得ようとした。  絶対王者であったアポロからの指名…そのチャンスに群がる人間への疑心。  自身の無駄に過ごした10年間を呪うように…歩み寄ったトレーナ、ミッキーに罵声を浴びせた。  しかし、彼は意固地になる事無く、自らミッキーを信じ、駆け寄った。  ミッキーをトレーナーとしては勿論、友人として、父親として…信じた。   数々の不安と苦痛が待つリングに身を置き、生き抜いて家族を護り…  しかし、少しの驕りから…ミッキーを喪い、覇者の証まで喪う。  失意の中、かつての敵から勇気と友情を…愛する妻からは安らぎと闘志を得て、立ち上がる。   結果は問題ではない。今の自分で居続けることが大事なのだ。  闘いとは技法ではない、心なのだ。   不器用に人を信用し、裏切られ…愛する息子の温もりさえ喪いかけた。  その息子に等身大の視線で愛を訴え、そして取り戻し…  10何年以上の時を得て、等身大の視線で息子に魂をぶつける。  逃げる事無く、奢る事無く、見下す事無く自分の魂の言葉が、観客である俺の胸を打つ。  最後の戦いに赴き、若き王者に伝承したもの…それは決して技法ではない、魂のあり方だ。   闘いを終えて、万感の思いを纏い…彼は観客である俺たちに手を振った。  その笑顔は人生から逃げなかった者だけに許される眩しく最高の笑顔だと、俺は知った。  技法に走り…人を貶め、斜めに見下し…心や魂に価値がないと思われがちなこの世界…   イイじゃないか、こンな不器用な人生の男が一人くらい居たって。
[映画館(字幕)] 8点(2007-05-07 19:29:14)
136.  あずみ2 Death or Love
正直、面白かった。 原作が好きな俺様ちゃんだが、前作も楽しめて、今回も楽しめた。 ただ、ハチャメチャな「おバカ映画」にしたいのか「ハードにしたい」のかが中途半端だなーと思う。 原作は基本の流れが淡々と進むので、変に囚われずにどっちかに転ぶ事は可能なんじゃないかなーと思った分、ちょっと勿体無い。 敵の使う武器とか戦法等、いい意味でダイナミックなバカさを出してる… と、思ったら変なところでリアルだしねー。 ただ上戸彩ちゃんは頑張ってるし、栗山千明ちゃんもイイ味を出している。 「キル・ビル」、「妖怪大戦争」、そして本作みたいな「ライバルでキレ系」な感じを演じれる日本ではあまり居なかったポジションなので、本人には是非マストを自覚して欲しいところ。 んーと、高島礼子演じるクノイチの鎧の胸当て…「乳首にピアス&チェーン」のレリーフがあったのが気になってた… アレ、脱いで鎧の下も同じだったら笑えたのに。(笑)  ま、冗談はともかく一番気になったのは、何であずみのマントは最初からずっと付けてないんだろう? …アレってシンボルって言うか、あずみの意匠でしょ?
[DVD(吹替)] 7点(2007-04-16 11:42:46)(笑:1票)
137.  ジェヴォーダンの獣
フランスであった史実的伝説。 それを大胆に脚色し”判りやすい”エンターティンメントにした意慾作。 一見、なんかフランス革命のお堅い映画なのかなーと思ったら、どうも違う。 功夫、モンスター、ミステリー…何でもアリの盛りだくさんな映画だった。 監督は「クリストフ・ガンズ」って無名のお方。 思ったんだけど、この監督ってこれからもイイ感じにエンターティンメントを創っていってくれそう。 何よりも、余り評価が芳しくないこの作品に俺が此処まで入れあげてる理由は… 「凄くコミック的だった」に他ならない。 映画全体の衣装のセンスが実在の衣装にケレン味を付加していて凄くイイ。 キャラの性格的な配置バランスもいいが、何よりも「容姿から戦い方や、性格が解る」ってのもゲーム的で判りやすい。 俺は壮大な大作映画も嫌いじゃないが「キン肉マン」「聖闘士星矢」「北斗の拳」「ドラゴンボール」といった、往年の少年ジャンプ作品が大好きな単純野郎でもあるのです。 この作品はそれらと同列の肩の力を程よく抜いて観れる作品なので嬉しい。 それとキャストも凄くイイねー! 主人公は、俺様ちゃんにとってノーマークだったが「サミュエル・ル・ビアン」って男。 ドイツ映画特有の堅い画面にハリウッド的な空気を唯一運んでくれている。(でもアメリカ人じゃないと思うけど) そして…言わずと知れた、あの「ドーベルマン」の「ヴァンサン・カッセル」も外せない。 映画の中でキレた演技を見せて、主人公との対立をさりげない退廃的演技で魅了しているのがポイント高いッス。 あと美貌の「モニカ・ベルッチ」はイイ役を演じてた、スンゲェ綺麗な人だなーと思うし…エロいな。(笑) ヒロインの存在なんかスッ飛んじまったよ、マジで。
[DVD(字幕)] 8点(2007-03-07 11:33:40)(良:1票)
138.  狂い咲きサンダーロード 《ネタバレ》 
いや!最高!映画って手法、技法も大事なんだろうケド、 やっぱり己の魂のメッセージに従うまま作ると七癖なんか消しちゃうなーと体感! ずっと、この映画が気になってたがどこにも無く、観れなくて渇望してたけど… この度、待望の石井コレクションのDVDを購入した。いや、これだけを観たくて! 2回観ると更に良さ、メッセージが伝わってくるし、味も出る!やっぱジンさん最高だわ! いや、↓でもTMさんが書かれてましたが、音楽を担当した泉谷しげるのもいい感じッス。 前から音楽性は好きだったけど、こっち方面のセンスも最高!ってか、リスペクト。 でも手放しに褒めるのも逆に作品を貶めることになるので、俺なりに「こうして欲しかった」って箇所を。 あ、細かい事とか、金の掛かる事はタブー。 更に当時の技術じゃ難しかったりする事とかも無しで言うと… 危ないガキンチョとあの場所をもっと早めに出して、かつ、交流させて欲しかった。 例えば、ガキは街を混乱させてヤクで儲けるのが目的でジンさんらをそそのかした、とか。 あの武器のオヤジも同じ感じで街を混乱させて武器で大儲け!と、すりゃ唐突感が無いと思う。 以上の意見は後出しジャンケンって判ってるんだけどね。 気づいても後からじゃ、もう予算も時間も無くどうしょうも無いのも重々承知。 しかし冒頭で書いたように七癖あっても余りあるスピリット映画! 稚拙な部分が気にならないパワーがあるのも事実だったり。 「なら、何故そういうことを言う?」と? 俺がいつかこの映画をリメイクする決意を此処で宣言したいに他ならないから! 笑う?この俺を? …やったろうじゃないの!!
[DVD(邦画)] 9点(2007-02-23 16:43:51)(良:2票)
139.  ノロイ
ぶっちゃけ、駅での看板とか見てワクワクした。 自分は凄くホラーが好きな事に気付いたので、最近。 で、感想というかアレだけど、「吐きそうになった」 …始まった時は興味津々に観てた。 で、次第に気分が悪くなって来ちゃったんだ。 「アレ?どうしたんだろ…」ってなって。 そして、今考えると馬鹿馬鹿しいんだけど次第に「う、もしかして呪いなのかも…」と弱気に。 吐き気が凄い、もうダメ。 で、映画途中(人生初)だと言うのにダッシュでトイレに。 大の部屋に入ろうとしたらもう満室。 既に中から「お゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛っ゛!!」っと嘔吐大合唱。 別の意味で怖くなったぞ、オイ!(死) ドキュメンタリー風な作品とはいえカメラ揺れすぎだろ! 製作に関わった人間、誰も気付かなかったのか! いやー、もう最悪。 内容はソコソコ良いと思ったんだけどね。 日本映画の夜明けはまだだ!(ノロイで一歩下がった感じ★)
[映画館(吹替)] 4点(2007-01-30 14:37:21)
140.  バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲
いや、幾らバットマン好きの俺様ちゃんでもこの作品だけは庇えん。 いや、ジョージ・クルーニーは好きだけど、あの濃い顔…バットマンは違うだろ。 あのラテン系の感じがぜんぜん似合わん。 英国紳士の気配が皆無すぎる。 ま、バットマンが英国紳士かどうかは置いておいて。 完全悪役になるのを嫌がったショワルツェネッガーも無茶を通したって言うか… プロダクションサイドが無茶を認めたって言うか… Mrフリーズってそこまでの役じゃないんだけど。(汗) …って、主役を食うようなキャラにすべきじゃないでしょ。 ロビンとバットガールを連れてるバットマンが何かカッコ悪い戦隊もの風味だし、闇に生きるものの哀愁ってのが全く無くなった。 バットマンとして一番しちゃいけない物を集めた集大成って感じ。 そりゃリセットされるっての。(汗) …ま、ポイズンアイビーが良かったね、本当に。 このころのユマ・サーマンでキル・ビルが観たかった気がする。 いや気じゃなく観たいですたい!
[映画館(字幕)] 5点(2007-01-30 14:36:17)
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