121. アドリフト 41日間の漂流
《ネタバレ》 「エベレスト」の監督。 さすがの大自然描写のプロ。山も海も普段は美しいが時には容赦なく猛威を振るう。 それがまた実話ベースときたもんだ。 他の遭難映画に比べれば、痛々しさは控えめ。 まだクルーザーだった分、備品や最低限の水・食料は確保されていたようだ。 過酷なサバイバルと婚約者のとの幸せの時間が行ったり来たりな展開で飽きなかった。 短い時間で凝縮されたラブストーリー。 きっと彼が陸地まで風となって運んだのだろうと思えてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-22 23:01:11) |
122. ハッピー・デス・デイ 2U
前作でも述べましたが怖くないです。 パッケージとこれだけギャップあるのも珍しいでしょう。 コメディたっぷりであらゆる死方のレパートリーはなんとも笑えました。 一連のデジャヴはこういうカラクリがあったのね。 SISSYというSF要素も絡んできたアナザーストーリー。 ホラーにコメディに青春モノにSFとメリーゴーランドのようだが、全体的にユニークです。 前作で好評だった人は続編2Uもたまらんでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-13 13:11:19) |
123. ハッピー・デス・デイ
《ネタバレ》 ホラーじゃない。 コメディ要素強くて怖くないです。 楽しみ方はタイムループで繰り返して殺されることによって成長すること。 ちょっとね、ツリーの性格。今どきの女子大っぽいけど、人を見下すことから 人を見直すことができるようになった。 ちょっと単調で、ビックリするような結末は無いけど、2Uとセットで鑑賞を薦める。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-12 17:20:16) |
124. ライド・ライク・ア・ガール
《ネタバレ》 男女雇用にアドバンテージがある時代、ハンディを乗り越える女性騎手の物語。 逆境を力に、なにくそ根性、ハングリー精神、努力は裏切らないなどなど。そんな古臭い言葉がこれだけ似合う女性はいるだろうか。 よくある内容ではあるが爽快感がある。 全豪の名誉、メルボルンカップ。 そのタイトル(栄光)に相応しい努力と家族愛でした。 [試写会(字幕)] 6点(2022-04-21 15:25:14) |
125. ブラック・スワン
《ネタバレ》 暗くて息苦しくて厳しい世界で重圧に藻掻くニナが精神崩壊していく… 重苦しさから、悲観気分を持ちそうになるがそれでもナタリー・ポートマンの演技で払拭できる。 特に黒鳥の力強い舞、作り上げたガリガリの繊細な体はもはや芸術である。 ホラー的要素と美術要素が見事融合した力強い作品。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-04-12 17:54:37) |
126. ALWAYS 三丁目の夕日‘64
連続で3部作見ましたが、決して内容は劣っているわけではないのだが見慣れてくるのでグッとくるシーンも減少。 淳之介が天才過ぎる。医師菊地の無料診療はやや強引だろうか。ノンフィクションだが設定が段々と現実離れに。 リアルさを求めているわけではないので、昭和下町ノスタルジー、下町人情については十分というほどお腹いっぱい。 「感動もの」の見せつけは賛否あるかもしれないが、嫌みが無い作品だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-29 18:47:29) |
127. 風をつかまえた少年
アフリカの最貧国のひとつマラウイ。 ん?マラウイってどこ? ありました。広大なアフリカ大陸で日本より国土が小さい国。 大干ばつで飢饉が襲う。飢えにより、心も貧しくなっていく村人たち。やがて家族も引き裂かれていく。 少年は貧困で学費を払えず通学を断念するが、独学で風力発電をおもいつく。 前半はどっしりと貧しさの過酷さをクローズアップし、いつになったら風をつかまえるんだ?ともおもったが 逆境の中、家族を助けたいという少年の思いはたくましく最後は爽快であった。 派手さは無いが、教育の大切さを実感した映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-21 23:58:18) |
128. アフターマス
《ネタバレ》 故意でないにしろ直接的原因をつくった者も被害者もどん底に苦しんだ。 法で問うことができなければ、精神的な解放は無く保険屋からの金銭示談のみ。いたたまれない苦痛である。 本作では描かれていないがテッサの法的責任を問いたい。彼女は結局どうなったんだろう…? ところでメルニックはシュワちゃんでなくてはならなかったのか?アクションを期待してしまう。 別の配役であればよりシリアスになると思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-13 23:22:06) |
129. クワイエット・プレイス
《ネタバレ》 音を出せない世界ってどんなの。声が出せない、笑えない、日常生活に気を遣う。ストレスの極みだろう。 想像力を働かせた未知の世界観と舞台が農場ってのは嫌いじゃない。 ただこの怪物、聴覚がいかに優れようと知能低そうだし、盲目では地球が支配されるイメージが無いんだけど。 細かいところは削ぎ落せば十分、娯楽の楽しめる域。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-06 23:50:45) |
130. 工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男
《ネタバレ》 北の核開発の実態を把握するため潜伏。ここから政治事情が絡み潜伏先の北を軍事誘導するという展開。 重厚なストーリーに緊迫感高まる命がけの諜報戦。 驚きは金正日だな。他では見られない(と思う)攻めた描写だ。 恐怖もダイレクトだし、今でも行われているであろう政治事情や裏取引は容易に想像してしまう。ただネット評判程ほどではないというところが本音。いい作品だけど、実話ベースなので当然だが派手さが無い。突き刺さるスリル感もやや足らなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-14 12:14:18) |
131. ビリーブ 未来への大逆転
《ネタバレ》 ルース・ベイダー・ギンズバーグが如何に優秀で感情的だけど難題に立ち向かう強さは良く描かれている。 またフェリシティ・ジョーンズの演技は絶妙だ。 だが、如何せん男女平等問題は他の裁判モノに比べるとお地味な印象だ。 もちろん現実はもっと地味だろう。心を震わすドラマ性はこの作品には薄い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-26 21:38:19) |
132. 十三人の刺客(2010)
《ネタバレ》 役所や伊原、山田に好きな役者が揃っていたので期待しすぎちゃいました。 全体の構図として明石藩主松平斉韶暗殺を目論む新左衛門たち。 暴君・稲垣の強烈な悪役と達磨女はなかなかのインパクトで武士の魂を燃やすには十分な動機でしょう。 ここまではよかったんだが… 終盤は残念が二つ。 一つは岸部の下ネタカットインは謎。伊勢谷の野生児キャラも必要だったか疑問。 二つは決闘に期待したかったが200人と13人の対決では緊迫感が無くもみくちゃ過ぎて侍の命の重みが無い。 娯楽としては十分楽しめたものの過去の名作時代劇には肩を並べることができない力不足を感じた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-15 23:57:51) |
133. ファーナス/訣別の朝
大好きなリベンジマッチ系。 クリスチャン・ベールとケイシー・アフレックの演技は兄弟愛に偽善なく力強い。 閉塞感漂う田舎町の鉄鋼業を背景にした人間トラブル。 脚本に捻りは無いが、徹底した復讐劇に救いが無いところがよい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-21 00:06:22) |
134. クリード 炎の宿敵
ここまで長かったが… ドルフラングレン再登場はロッキー史上最強の隠し玉でしょう。立ちはだかるヴィクター・ドラゴ。 ロッキー4を彷彿させる最強感にロッキーのテーマ曲。 懐かしさは何度でも。やはり痺れるものがありますね。 スピンオフとはいえ過去の遺産に頼りすぎて。クリードがイマイチまだロッキーの陰に隠れてしまっているのはまあしょうがないんだけど。 次作はスタローン無しで勝負しても面白いのでは? [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-13 22:50:26) |
135. ジョン・ウィック:パラベラム
頭から窮地ってのが他に類を見ないかも。 助走なしでフルスロットルの殺し合い。コンチネンタル・ホテルの激闘は圧巻。3作の締めくくりに相応しい血の花火。 「パラベラム」他ではあまり聞きなれないWordだったが本作にしっくり。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-30 16:12:05) |
136. ジョン・ウィック
キアヌリーブスはマトリックスとかスピードとか看板作品でしか見ていないので久しぶりのご対面。 話に奥深さは無く、犬と愛車の復讐という動機でひたすら殴る蹴る、撃つの繰り返し。 伝説のブギーマンが敵を薙ぎ倒してく爽快感がまるでアクションゲームのようになってくる。 おじさんリーブスの体を張ったアクションが見所満載なので単純にそこを楽しめばよろしいかと。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-25 23:38:38) |
137. 運び屋
壊れた家族がこんなにも早く修復が可能か。全体的にはおもしろかったがご都合がだいぶよい。 アールが運び屋で稼いだ金で金のブレスレットや高級車、そして家族との絆を手にし犯罪を肯定しているようで皮肉である。 運んだ車はとにかくかっこいいのでピックアップトラックに無性に乗りたくなってきた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-14 00:11:49) |
138. ファースト・マン
《ネタバレ》 アームストロングのことがよ~くわかりました。 冷戦の狭間で人類初月面着陸の苦悩と成功を描いた伝記。 徹底されたアームストロング目線と日が当たらない闇のような描写。宇宙の静けさと孤独感が増す吐息。視覚効果のリアルさが鮮明。 しかしながら娯楽性は乏しくストーリー上、盛り上がりは無し。 好みだと思うが、楽しむ映画ではなく感じる映画。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-06 23:56:50) |
139. ネイビーシールズ(2012)
《ネタバレ》 ノンフィクション特有の良さと悪さの両面があった。 まず戦闘シーンは偵察、監視、水上戦から際どい現場判断までリアリティあって最近のテレビゲームのようだった。 また装備の充実もおもしろい。 過酷な環境下において任務遂行という点では十分魅力を持ち合わせている。 ブラックホークダウンの二の舞は…というシーン、物語ってます。 物足りないところはドラマ性でしょう。大佐とチーフ以外登場人物が目立たない。フォーカスはあくまでも戦闘である。 本作含めてテロ壊滅の裏側で犠牲になった人たちの伝記はこれからも残して欲しい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-10 00:00:11)(良:1票) |
140. 人生の特等席
《ネタバレ》 往年のイーストウッドはお決まりの頑固な嫌味爺。 適任すぎますが。今回は監督じゃないんですね。 本作は何と言ってもエイミーアダムスの魅力に惹かれます。 一人娘の孤独やキャリアの苦悩、男勝りなところ存分に。 心温まるホームドラマではありますが 漫画じゃないんだから、映画じゃないんだからのように突っ込みたくなるような出来すぎラスト。 ・ナッツ売りの若者が一級品のカーブを投げる ・そんでもってドラフト1位がことごとく打てない(ペナント始まってもないのにロバートパトリックがこいつはダメだって見切り早すぎw) ・職場のライバルが仕事で失敗 ・彼とよりを戻す 世の中そんな甘くありません…。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-19 00:00:11) |