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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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121.  ダウントン・アビー
ゴージャスな同窓会!正しくこの言葉がぴったりの作品でした。もちろん私は全シーズン鑑賞済みでダウントン・アビーの大ファンです。出演陣も欠けることなく(ローズ=リリー・ジェームズが居なかったけど元々ゲスト的な扱いでしたし)、エピソード詰め込みまくり&役者大量投入&120分という制約があったにもかかわらず、優雅に時が過ぎていく演出とストーリーは本当に素敵でした。  バロー(ロブ・ジェームズ=コリアー)の過去の顛末を考えると、彼も一応それなりに幸せな着地点を見せましたし、バイオレット(マギー・スミス)もある意味正しい着地点を見つけたようです。メアリー(ミシェル・ドッカリー)がちょっと年食っちゃっててチト残念だったのですが、それはまあラストシーズン前くらいから気になっていた点ですのでしょうがないでしょうか。。(この映画の撮影時まだ38歳なんですよねぇ・・) 本作ではトム・ブランソン(アレン・リーチ)が大活躍で、今後彼が中心となって話が回っていきそうな予感がします。あ、もちろんイーディス(ローラ・カーマイケル)は全くお変わりなく安定の美しさでうっとりさせられました。彼女が天真爛漫に活躍しそうだったラストシーズンを考えると、これから羽ばたく可能性は残っていますね。。  映画版の第二弾(「Downton Abbey: A New Era(ダウントン・アビー 新たなる時代へ)」もまもなく公開されますし、本作で宙ぶらりんだった問題も綺麗に収めていただきたいですね!というか、これくらいノリノリ&たくさんの俳優さんが前向きに考えてらっしゃるのでしたら、まだまだドラマ版が作れそうです。淡い期待を込めて甘めの点数です!
[インターネット(字幕)] 8点(2022-10-06 01:30:55)
122.  大脱出(2013)
スタさんとシュワさんが出ていなければもっと普通に楽しめたかもしれません。他のレビュアーさんも書いてらっしゃいますが70年代~80年代の映画のノリをごり押ししていて、あの時代特有のかなり甘い仕上がりになってしまっています。ぶっちゃけ明らかに時代遅れな感じです。  いうなれば、ハリウッドの超特大スター2人が土曜日の午後にひっそりやってるようなサスペンスドラマ風な仕上りなので、そもそもストーリーよりも超特大スター2人の競演を楽しむ映画です。この点をシッカリ押さえることが出来ればそれなりに楽しみ方も見出せると思いますが、この点が許容できない真面目な人だと全く楽しめないと思われます。正直なところ、映画としては2013年に作られた作品だとは思えない酷い有様だったと思います(汗)
[インターネット(字幕)] 3点(2022-10-01 17:15:54)
123.  氷の微笑
皆さんおっしゃるように・・ マジでエロい。 サスペンスとしては結構イケてるんですが描写が全体的に時代を感じます。(古いというか80年代特有のダサい感じ) ストーリーもベタだしラストもスッキリしません。全体的に演技もわざとらしく、エロくなかったら退屈だったろうなという残念な仕上がりです。(スコアはゴージャスで良かったんですがね)  話が逸れますが、近年は海外ドラマなど非常に質が高いので、この程度の映画ではぜんぜん満足できなくなってしまいましたね。まあ、裏をかえせば近年の海外ドラマはホントに凄いということですが。このエロさに全ての点数を捧げます!
[インターネット(字幕)] 5点(2022-10-01 17:06:17)
124.  ニューヨーク1997
ある種の映画ファンの間ではかなり有名な作品、ついに私も鑑賞する日が来ました。正直、ストーリーは退屈で仕方がなかったのですが、カートラッセルとリーヴァンクリーフの掛け合いが激渋です。70~80年代特有の荒い演出が良い感じに作用していて、まさにカルト的な魅力と雰囲気に溢れた作品。音の当て方も独特で色々と変わった効果音も楽しめたりもします。個人的にはヒップアップのシャンデリアカーがとても素敵でした。  超リスペクトしているファンも多いのですが、個人的にはまあまあ退屈しまくった映画でした。ただ、、多くの方がリスペクトしている部分もある程度は理解できました。まさにカルト映画とはこの作品のことですね。
[インターネット(字幕)] 4点(2022-10-01 17:03:38)
125.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 《ネタバレ》 
一作目のラストで何となく綺麗にまとまっていたのに、、なんというか前作の延長のようなグダグダな流れに脱力感も半端ない続編でした。まさに成長も何も無いって感じです(笑) でも前作同様音楽の使い方は非常にウマいですし、何より主役のブリジット・ジョーンズを演じるレネー・ゼルウィガーがとてもキュート。ベッドからシーツをひっぱって起き上がるシーンなど妙に可愛いのです。  中身などほとんど無いアラサー~アラフォー独身向けの軽い映画ですが主役三人の安定した演技はかなり見ものです。タイの留置所で男の悪口を言うシーンで、他人と比べて実は自分の物がとても良く見えてくるところは凄く共感(笑)で、この映画を二本続けて観て感じるのは、やっぱり女性は素直なのが一番かわいいということ。  イイ映画だとは思いますが見たら忘れる系のテレビドラマ程度の軽さなのでこの点数にしときますが、レネー・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラントという超贅沢な三名が続投していますので、何らかの魔力がありそうな映画だったりもします。
[DVD(字幕)] 4点(2022-10-01 16:47:24)
126.  ブリジット・ジョーンズの日記
久しぶりに観たらかなり笑える。こんなに面白かったっけ?しかしやはりラブコメなので全体的に軽い雰囲気は否めません。リアルに三十路独女を描いたという意味では高評価(ホントにリアルか?)ですが、映画としては「並」程度の評価だったと思います。  レネー・ゼルウィガー扮するブリジット・ジョーンズの描写が結構凄い。太ってるし、タバコをブカブカ吸うし、ワインはガブガブ飲むし、大股開いてソファでダラけているわで女性としては悪い意味でロイヤルストレートフラッシュを達成しています。でもそんなブリジット(=レニー)が妙に魅力的でかわいらしいから不思議なのですが、男も女も三十路も過ぎたらきちんと家庭に収まっているほうが自然なんだなぁと妙に納得の描写でした。。(あくまで個人の感想)(現実問題、私は50手前でまだ独身、もう結婚する気もありませんという体たらくですが)  二十代後半~アラフォーくらいまで限定ではありますが、イチイチ笑えるシーンが多いのでコメディ系を探している方は一見の価値有りの映画です!音楽のチョイスがとても素敵な映画で、あとくされなくスッキリサッパリ鑑賞することができる作品。
[DVD(字幕)] 5点(2022-10-01 16:37:31)
127.  イーオン・フラックス(2005)
なんというか・・ せっかく一流食材が沢山あったのに変わった料理人が独創的な創作料理ばっかり作ってしまって、、で、それがちっとも美味しくなかったという印象です。元は人気アニメだか漫画だかを実写化したそうですが笑っちゃうようなシーンも多く、もうどこをどう指摘していいのか判らないほどの取っ散らかりようでした。(まあしかしながら、転んだ方向自体は決して悪くはなかったとは思うのですが、いかんせんこの複雑で壮大なストーリーをさばききれていないのがイタイ)  日系監督だけあって日本びいきなのはありがたいのですが、しかしながらいわゆる”ちょっとズレた感じ”なので無理に日本感を出す必要はなかったと思います。ストーリーのほうはややこしいようで実はかなり単純ベタ展開なので、例えばもっとハイセンスな一流監督が撮ったならば、もしかしたら素晴らしい映画になったかもしれません。真面目な話、スピルバーグ、エメリッヒ、キャメロンあたりがメガホンを握っていたら化けた作品だと思います。ストーリー自体はよく出来た話ですし最高の食材(キャスト、脚本、世界観)が並んでいただけに惜しいの一言でした。  個人的にはシャーリズ・セロンの妹役の人が可愛かったのでもう少し長く画面に残っていただきたかったです。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2022-10-01 16:13:04)
128.  ミニミニ大作戦(1969) 《ネタバレ》 
大昔に観たのを思い出しながらレビューしています。ミニ乗りのバイブルと思いますが、私も30年ほど前に映画オタクでミニに乗っているんだと知人に話したら「ミニミニ大作戦は観たの?」とツッコミが。え?なにそれ?  早速、愛車のミニでレンタルビデオ屋へ駆けつけ借りてきました。最初のランボルギーニ大破はなかなかですが、その後の前半の脚本は結構退屈です。後半(というか、ほとんど終わりかけになってようやく)、待ち焦がれたミニのお出ましです。ミニのドライビングテクニックはなかなか素晴らしい!しかも三台全て ”ファン涎モノのMark1クーパー”ではないか!(まあ公開当時はこの一車種しか種類がなかったんだから当たり前か)  無事に金塊を強奪し、ミニを崖から落として金塊とシーソーやってエンディングへ。映画としてもミニ映像としてもなかなか面白いものでしたが、ミニを手放した時に一緒にサヨナラした映画です。評価的にはその程度の映画だったと思いますが思い出補正で点数は少しオマケしてあります。個人的にはマイケル・ケイン氏は大好きですが、やはり年齢がいってからのほうがより良いです、この方。
[ビデオ(字幕)] 5点(2022-10-01 15:53:53)
129.  完全なる報復
前半から中盤にかけては結構面白い。でも後半は皆さんと同意見です。後半もう少しきちんとストーリーを練ってくれていたら意外と完成度の高い映画になったかもしれません。というか、真面目な話、もう少しちゃんと作ってくださいよって感じです。何となくレビューも投げやりになりがちなほど、ちょっとこれは酷い作品でした。  いや、前半部分はとても良いんですよ。前半部分はね。
[インターネット(字幕)] 2点(2022-10-01 15:44:09)
130.  ナイン・デイズ(2020)
エディソン・オダ監督のデビュー作&サンダンス映画祭で脚本賞を受賞した本作。往々にして批評家にウケる作品は一般人にウケが悪いのが定説で、一抹の不安を覚えつつ鑑賞しましたがオチのつけ方以外は概ね良かったです。  物語はとても静かですが重たくなり過ぎない絶妙なバランスで流れています。特に一つ一つのセリフやちょっとした表現が意味深で印象深く、こういった「かけがえのない瞬間の連続」が人の生なんだなぁということを明確に伝えてくれています。 ただ、主人公のウィル(ウィンストン・デューク)の感性が繊細すぎて、こういう人が重たい決断をしちゃいけないよなぁと思うシーンがチラホラ。むしろキョウ(ベネディクト・ウォン)のほうが前向きかつ柔軟なので、選ぶ側の立場としてはふさわしかったように感じました。 各種適正テストもユニークで面白いものの、その結果がどうなったのか?というところまでは全然追求されていないので、見方によってはひどく退屈な映画にもなり得ます。また、大切な手紙が何度か出ますが、内容に言及されず観ている人の感性に依存しています。この辺は好みが分かれそうではありました。  浜辺の再現や自転車の再現は非常に素晴らしく、この映画最高の見どころの一つになっていますが問題なのはラストです。アレがウィルの過去であることは理解できますがまるでコンテンポラリーダンスでも見せられているようで、お芝居などに興味がない人にはあまり刺さらない結末のつけ方だと感じました。個人的には結末は言葉ではなく、映画らしくきちんと映像として表現していただきたかったところです。  総合的には素敵な作品なので映画ファンでしたら一度は見ておいても損のない映画だと思います。ちょっと甘めの点数です。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-09-29 14:54:04)
131.  ディアボロス/悪魔の扉 《ネタバレ》 
オープニングの生々しさから一気に物語に引き込まれました。いきなりあの感じで攻めてくる思い切った演出には恐れ入りました。鑑賞者は主人公ケビン・ロマックス(キアヌ・リーヴス)と同じ目線で、最初から妙な違和感を抱えながら話が進みます。法廷物のサスペンスかと思いきや中盤から色々おかしな方向に話が進んできます。いわゆるファンタジー的な要素が強くなってきますがストーリーに破綻はなく、意外にもすんなりと話が入ってきます。  大きな仕事へのプレッシャー、イレギュラーなボスの行動、妻の乱心、そしてエロティックな雰囲気。話がどこへ進むのかよく判らず、不安を抱えたままサスペンス仕立てで話が進むのでハラハラさせられます。基本的にはありえない設定が多いのですが、違和感がないきちんとした理屈が語られますのでグイグイ引きこまれます。 極めつけはラストです。原作には無いというラストに放たれるジョン・ミルトン(アル・パチーノ)の大演説が本当に素晴らしいです。ミルトンの熱弁は悪魔のスタンスが非常に判りやすく、自由意志の哲学などは悪魔的でない私たちが聞いても納得させられてしまいます。むしろ大正論ではないでしょうか。(ここは脚本家のトニー・ギルロイに拍手を贈りたい!)  大オチの記者の部分もウマくまとまっているので全体的にバランスがよく、いわゆる夢オチですが充足感を得てエンディングを迎えることができます。しかしストーリー自体は堂々巡りをしているだけで結局何が言いたかったのかよく判りませんし、実際何一つ解決していません。まさにつかみ所の無い映画といえますが、それでも非常に惹きつけられる映画だったと思います。未見の方は是非一度お試しください!(余談ですがニューヨークの不動産王の邸宅は1997年当時のトランプ邸でロケされています)
[地上波(吹替)] 8点(2022-09-27 14:57:35)
132.  コンタクト 《ネタバレ》 
若干地味な映画ですが名作映画と呼べる骨太なSF作品に仕上がっていると思います。考えたら1995年前後って映画の当たり年だったような気がしますね。  SF映画が好きな人にとっては最初の瞳のシーンは必見です。そして何といってもカール・セーガン原作、ロバート・ゼメキス監督ときたらトキメキ度MAXでしょう!リアル路線で無理の無いストーリー展開は素晴らしいのですが、前半はかなり地味なので若干間延び感があります。音が届いてから一気に話が進み、設計図が解読された以降はハードSFになります。賛否あるようですが個人的には宇宙旅行の方法は感動的ですらありました。 オチの付け方も無理がなくて好感が持てます。側で見ていた人には一瞬で落下しただけに見えるなんてSFとしては最高にロマンがあるし、旅行者の最も身近な人を通して会話を行うのもある意味自然なことだと思いました。一流の科学者に対して神を信じないと代表になれないという評議会(人類の代表)の決定や、エリー(ジョディ・フォスター)とパーマー(マシュー・マコノヒー)が語り合う、愛するということの証明など、文学的にも素晴らしく色々と考えさせられる映画だったと思います。ちなみに、ラストの評議会で議論される「実は18時間の無音の録画時間があった」というくだりは蛇足でした。アレには心底ガッカリでしたね。  宇宙人はチョット意地悪ですね、やはり何か証拠を持たせてくれないと旅行者が変人扱いされるだけです。まあ知的レベルの高い宇宙人には疑うなどという低俗な倫理観など持ち合わせてないのかもしれません。世の中の評価は微妙な感じですが、純粋に名作SFとして強くお勧めできる映画です!
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2022-09-26 16:39:24)
133.  ハウス・オブ・グッチ 《ネタバレ》 
世界のトップブランド「Gucci」の内部崩壊を超大物たちの手で恥ずかしげもなく描いた話題の作品。超大物監督リドリー・スコットと超一流俳優らてんこ盛りで制作された、まさに観客冥利に尽きる作品としか表現のしようがない映画でした。アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジャレッド・レト、アダム・ドライバー、そしてこの大物揃いの中で主役を務めるのがレディー・ガガと、終始ニンマリしっぱなしという状態です。  脚本もよく練られていて、グッチというハイブランドの商品と一生縁がない末端の素人衆が見ても悩まなくて済むよう、かなりシンプルかつ丁寧に作られていたという印象を受けました。話の本筋はレディ・ガガ扮するパトリツィア目線で彼女がいかにGucci家に食い込んでいったかという部分が描かれていて判り易いものです。株の話がシンプル過ぎて不自然だという意見も見られますが、確かにGucciの筆頭株主であることが物語上重要な駆け引き要素となっていますが株の仕組みにまでは言及されておらず、単純に「Gucciの筆頭株主」=「直系の家族である証明」という程度の認識でOKだと思われます。  ただ、これだけの超豪華俳優陣を使って非常によく作りこまれているにも関わらず、物語の起伏はいまいち盛り上がりに欠けるものとなっています。いえ、実際にはパトリツィアが壊れていく過程と共に物語は終盤に向け確実に盛り上がってはいくのですが、なんというか、、淡々とした印象を受けます。もしかしたらGucciというハイブランのイメージを意識した高貴な(抑えた)演出が裏目に出たのかもしれませんが、しかしながらアダム・ドライバー扮するマウリツィオが命を含め全てを失う流れは十分に見ごたえがあるもので、エンドクレジットの「1995年株式公開、現在人気が回復したGucciにはGucci家の人間は一人もいない」という言葉は何とも皮肉でした。個人的にはアル・パチーノ&ジャレッド・レト組のパートをもう少し見ていたかったという気持ちもありましたが、総じて良くできた作品だったと思います。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-26 13:06:12)
134.  マローボーン家の掟
素晴らしい映画としか表現のしようがありませんでした!序盤早々から結末に至るまでほとんど文句のつけようがなく、本来、映画とはこういった美しく完成度の高い作品のことを指すべきだと感じ入るほどでした。ストーリーと映像表現は大変美しく、ホラー&サスペンスのベールをまとっていて実は。。という話の転換も非常にスマートで素晴らしい。ロケーションも最高に美しくて最小限かつベストなキャスティングと相まって、どの場面を切り取っても芸術的で美しくまとまっていました。(まるで絵にかいたように!)  ネタバレ厳禁なのでほとんど何も書くことができませんが、序盤最も盛り上がる銃撃シーンから暗転して6か月が過ぎる演出など、ストーリーの運び方が非常に巧みです。さらに鏡を含め多数の伏線が効果的に扱われていて、6か月の間に一体何が起きたのか?奇妙な掟の理由は?(掟というより彼らの中で話し合った独自の決め事)など、恐怖心と共に色んな部分に興味が湧く展開は本当に文句のつけようがありませんでした。そして、そのまま自然な形でアリー(アニヤ・テイラー=ジョイ)の視点を通し「our story(日記)」が語られるシーンには心底感動します。不覚にもアリーの涙と共に私もウルっとさせられてしまいました。(天候の変化も非常に上手く機能しています) 一点だけ、他の方もおっしゃっている通り、殺人鬼である父の扱いが惜しいと感じました。アリーとの絆を深めるという意味では今回の決断で正解だったのかもしれませんが、全てが幻想だったという流れのほうがより素敵だったかもしれません。  深読みせずに鑑賞したほうが100倍素敵な映画なので、素直な気持ちで鑑賞することをお勧めいたします。予告動画もNGだと思われますので、出来るだけ予備知識無しで本編に直行してください。久しぶりの大当たりでした!
[インターネット(字幕)] 10点(2022-09-25 14:19:33)
135.  シックス・センス 《ネタバレ》 
二段落としのやり方が非常に素晴らしい。一段目のバラしもインパクトがあって、この告白は子供にとっては大変なものです。その上での二段目の落とし方があまりにもスマートで、完璧としかいえない流れです。マルコム(ブルース・ウィリス)の驚きはそれはもう世界がひっくり返るほどだったと思いますが、観客もそれと同じくらい驚いたハズです。勘ぐらずに純粋に映画の流れに乗った人は素晴らしい体験が出来たことでしょう。私もハマったのでメディアが新しく出るたびに買いなおす羽目になっています。。  マルコムの演技はもちろんのこと脚本・演出も非常に素晴らしく、本編鑑賞後にメイキングを見ると、もう一度本編を鑑賞したくなるという楽しい映画になっています。子役のコール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)の演技も抑えが効いていて非常に良く、この手の子供特有の疎外感や内向的な雰囲気がとてもよく表現されています。 また、この手の映画はどんでん返しばかりが話題になりがちですが、本作においては第六感はきっかけにすぎず、最終的にマルコムは妻へ、コールは母へ(母はおばあちゃんへ)、少女の霊キラ・コリンズ(ミーシャ・バートン)は親戚一同へ、と、全て家族の問題に帰属・収束する点が非常に素晴らしいです。この「愛」を語る脚本のおかげでこれほどの名作に昇華したのは疑いようのない事実だと思われます。  全体的にヒットしたのが納得できる素晴らしい映画です。難点は監督さん(M・ナイト・シャマラン)が二段落としの呪縛に一生捕らわれることですね。この監督さん、コレ以後もこの映画を超える映画が生み出せないようですが、それでもなお、、諦めきれないようです。お気の毒に。
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2022-09-25 11:16:35)(良:1票)
136.  LUCY ルーシー
単純に面白くありませんでした。最初から意味が判らないし途中からもっとイミフです。個人的にはモーガンフリーマンを主役にし、脳の話だけで映画を作ってくれたほうが100倍面白かったのではないか?と思いました。全てにおいてとっ散らかった印象しかなく、頑張ってもこの点数をつけるのが精一杯でした。南無。
[インターネット(吹替)] 2点(2022-09-23 13:55:47)
137.  大脱走
大分前ですが巷の評判が良かったのでレンタルしてみました。面白いことは面白かったのですが現代的な感覚で鑑賞すると、やはり普通の映画程度の評価です。というか、そんなに面白いか?という印象が強かったです。やはり時代を超える名作って案外難しいですし、ゴッドファーザーとかチャップリンとかやっぱ偉大だよなって思ってしまいました。ただし、今見てもマックィーンの革ジャン姿とラストのバイクは絶対的かつ普遍的にシブイかったです。
[DVD(字幕)] 3点(2022-09-23 13:53:12)
138.  スティング
かなり評判が良かったのでレンタルしてみましたが、ちっとも面白くありませんでした。正直、ラストのどんでん返しも普通でしたし、映像や演出も古さばかり目立ってしまって全く楽しめませんでした。つくづく・・ 映画と音楽(と女)だけは他人の意見なんて参考にならないなぁと痛感した作品です。やはり人が何と言おうが自分の感性が一番なのです。
[DVD(字幕)] 2点(2022-09-23 13:50:36)
139.  モールス 《ネタバレ》 
オリジナル版とリメイク版が比較されるのは避けられないことです。そもそもリメイク版は最初からハンデがありますが、ハンでを考慮してもなおオリジナル版のほうが数倍良かったと感じました。  まず根本的な問題ですが、アビー(クロエ・グレース・モレッツ)に最も似合わない役が「影がある役」だと感じますが、本作では文字通り日向を歩けない日陰な人生を100年も背負ってきたうら若き美少女を演じています。美人の金髪ゴージャスがひっそり引越しを繰り返して100年も生きているというのはやはり無理があります。目立っちゃって仕方ないでしょうね。 また、原作から大きな改変が加えられている点も”どうなの?”って思ってしまいました。そもそも原作では少女でも少年でも人間でもない者として描かれていますが、本作のアビーは明らかに美少女なのです。100歩譲って美少女で良しとしても、もう少し大人しい雰囲気の女性(例えばジェニファー・ローレンスなど)をキャスティングしていただきたかったところです。あと気になったのがオーウェン(コディ・スミット=マクフィー)の終始思春期のエロ目線であった点です。この感覚で二人がくっついてもすぐに別れることが想像できてしまいます。オリジナル版や原作では男女の枠を超えた孤独な二人だったからこそ、くっつく意味があったのですが本作にはその辺の理由付けが安直かつ希薄だった点が気になりました。  見る人の好みや価値観の問題もありますが、いちいち判りやすいのが「モールス」、情緒的で感慨深いのがオリジナル版(ぼくのエリ)だと感じました。私はオリジナル版のほうが断然好きでした。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2022-09-23 12:30:23)
140.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 
ノルマンディ上陸前、一方は神に命乞いし、もう一方はスナイパーとして成果を出したい祈るシーンは印象的です。このシーンだけでもうただの戦争映画ではないという雰囲気がひしひしと伝わってきます。冒頭30分の激戦シーンばかりが話題になりますが、丁寧なオープニングとエンディングを織り込むことで、メッセージ性が高くなっていて、間に挟まれたオマハビーチ以降の探索パートがロードムービーとしても非常に高い完成度に達しています。 大まかなストーリーとしては単にライアン二等兵を捜しにいくだけというシンプルなものですが、本意はそこになく、政府の考える世間体を重視したプロパガンダに逆らうことができない末端の戦士たちの苦悩と葛藤がメインに描かれます。また、オープニングとエンディングからも判るように、無意味だと思われた政府のプロパガンダも一定の効果を上げていることがなんとも悩ましい流れとなっています。  ミラー大尉(トム・ハンクス)を筆頭に、登場人物が魅力的で早い段階から感情移入させられますが、その彼らが次々と戦死していきますので、なぜ(プロパガンダとはいえ)そこまでして二等兵を探しに行かなくてはならないのか?と虚しさが募ります。 この「なぜ?」が焦点になりますが、割と早めに見つかるライアン二等兵(マット・デイモン)がまた非常に良くできた人物で、誰もがライアンを否定(責める)することができない空気感がもどかしくも素晴らしいです。ライアンの人柄のせいか、観客含め画面内の誰もがアパム伍長(ジェレミー・デイビス)にイライラし始める後半、敵を迎え撃つラストに向かって感動のドラマへシフトさせる展開はあざとくも上手く機能しており、そして劇的な結末へ。オープニングとエンディングのおじいさんが誰であったのかの種明かしと同時に、彼の人生の意味が語られるラストは思ったよりも奥深いです。  戦争という過酷な現実の中で無意味だと判っていても一生懸命生きた人たちの気持ちが少しだけ判るような映画です。見せ方やカメラワークも超一級品で、明らかに他の戦争映画とは一線を画する名作です。シンドラーのリストと共に後世に残すべき名作。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2022-09-23 11:19:02)
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