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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2271
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1461.  リベリオン 《ネタバレ》 
 アクションは素晴らしいのですが、ストーリーと世界観は苦手なタイプ。  こーゆーSFって、よほど上手く作ってくれないと、世界が小さく見えてしまって、いまいちノリきれません。  上手いSFは、劇中で表現しきれない部分を、観る人が自然と想像力で補って、頭の中で世界を広げていく面白さがあります。  この作品では、残念ながら想像力が働きません。だから世界も広がらないのです。  そしてアイデア。『感情の抑制』という非常に曖昧な物差しをもってきましたね。  ストーリーの核となる、『妻』『同僚』『ヒロイン?』の処刑。その理由が『感情規制違反』という凄く曖昧なルールによるもので、ピンときません。本当は悲劇なのでしょうが、悲劇と感じさせるための演出ができているとは言いがたいです。  そして、薬をやめ、感情が戻る主人公。その主人公が取る行動。これが凄い。  『子犬』を助けるために仲間を皆殺しにする主人公。  『反乱軍?』を助けるために仲間を皆殺しにする主人公。  感情が戻ったのに、仲間を皆殺しにすることにまるで躊躇がありません。  『そもそも論』になっちゃいますが、『感情が戻ったから、現体制は敵』っていう極論は、この作品が投げかけているテーマに対して、あまりに浅はかな『答え』だと思います。  それに、プレストンがやっていることは、ファーザーがやっていることとなんら変わりません。『権力』が『暴力』にすり替わっただけのやはり『独裁』なのです。  『人類総ロボトミー手術』という破滅的なアイデアは良かったのですが、まさにアイデア先行の出たとこ勝負ストーリー。  ただこの作品、アクションだけは飛びぬけて素晴らしい。  あまりにアクションが爽快すぎるので、それだけでも面白かったです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-04-03 02:21:42)(良:1票)
1462.  13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ 《ネタバレ》 
 主人公のジェナは悪い人間ではありませんが、ミーハーすぎて好感が持てないです。  30歳になった自分がどういう人間か知り、変えようとする。根は真面目な人間ですから、理屈はわかります。  ですがその真面目な人間が、ルーシーという悪友の影響だけでここまで変わるものかという疑問は残ります。  人に濡れ衣をきせて簡単にクビにする。自社を裏切り、他社に情報を売る。友人の同僚を寝取る。もはや別人格です。  ストーリーについても苦言をひとつ。  本作のストーリーは、ある種サクセスストーリーのテイストだと思います。  幼馴染のマットと組んで、ポイズ誌の誌面刷新に取り組むジェナ。30歳の自分を知り、13歳の頃の良さに気付く。13歳でしか味わうことが出来ない人生、その思いが反映された誌面。会議で絶賛されるジェナのアイデア。これがサクセスストーリーでなくてなんでしょう。  ここでお約束とも言うべきルーシーの裏切り。ジェナのアイデアはライバル誌スパークルのもとへ。スパークルの広告に掲載されるジェナのアイデア。なんて悲しくて悔しい展開。いったい、ここからどんな巻き返し、逆転をはかるのか。  期待に胸をふくらませながら見ていたら、ここでまさかのタイムスリップ。  おいおい!それは反則なんじゃないか。  のび太くんだって、もう少しちゃんとけじめつけまっせ。  なにもかもを一からやり直せば、そりゃあ未来を知っているんだから上手くいくに決まっていますが、それは『タイムスリップの搾取』です。
[DVD(字幕)] 6点(2017-03-16 13:48:36)(良:1票)
1463.  スパイダー 《ネタバレ》 
 盛り上がりそうで盛り上がらない。読めなさそうで読めてしまう。  『誘拐犯から誘拐する』という犯人二重設定は面白いですね。  ですがそれが驚きにつながりません。せっかくのアイデアが活かしきれていないようです。  『意外すぎる人が犯人』ってのも、なぜかサプライズ感が薄い。  『囮捜査で仲間を失ってしまったエピソード』が、その後劇中で活きてくるような展開もない。  一つ一つのアイデア、プロットは凄く良いと思うんです。ただ、描写、演出、脚本があまりにも淡々としすぎたため、一つ一つのエピソードが点と点のままで終わってしまって、うまく線としてつながっていない気がするんですよね。  だから何かが起こっても、驚きよりも唐突な違和感のほうが勝ってしまうのかもしれません。特に後半は、そのイメージが強い。  もし点と点が繋がって線となり、線と線がつながって一つの画をきれいに描けていたら、真相が明からになるときのわくわく感や、爽快感を味わうことができたのでしょう。そうすれば、この作品に対するイメージも、また違ったものになるのでしょうか。  デヴァイン、ジェジー、ソンジ、それぞれの動機が劇中ほとんど語られないのも問題あります。  犯人達が何を思っての犯行なのかが、ほとんど感じ取れません。  劇中では犯人達は、ただ犯人を演じる駒にしか見えません。  演技が悪いとは思えないので、単純にシナリオと演出が弱いんだと思います。  批判的な意見ばかり書きましたが、雰囲気はあるし、テンポも良いのでつまらないわけではありません。ミカ・ブーレムもかわいいし。  期待しすぎると完全に肩透かしを喰らうので、注意が必要というだけですね。
[DVD(字幕)] 6点(2017-03-10 14:54:36)
1464.  トレーニング デイ 《ネタバレ》 
 悪そうな奴が最後まで本当にただの悪いやつっていうのはどうなんでしょう。  『デンゼル・ワシントン=正義』という俳優のイメージを利用して、逆に本物の悪党としたのでしょうか。  映画そのものは、長尺の割りに中身が薄く、後半は面白かったけれど前半が退屈で仕方なかった。  レイプされそうになった女の子を助けたエピソードが、大ピンチの場面で活きてくる展開なんかはありきたりですが悪くありません。  でもやっぱりね。善行が結局のところ身を助けるんですよ、ってな道徳的な話は面白いけれど、映画としてはイマイチです。  ロジャー(麻薬の売人兼情報屋)を殺して金品を強奪した件についても、アロンゾ以外のチームのメンバーは結局そのまま放置。なんともすっきりしませんね。  『善人と悪人と極悪人がいた場合、悪人は果たしてどちらの味方をするのか。』  という問いかけに対し、それはやはり善人で、極悪人は好き勝手やっても最後はロシア人から蜂の巣にされるということが、よくわかりました。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-03-03 04:27:07)(良:1票)
1465.  LOVERS 《ネタバレ》 
 はじめの1時間くらいが、ひたすら朝廷の追っ手との追いかけっこで、だるいです。  アクションは悪くないと思うのですが、演劇を見ているようで、映画を見ているという感じがあまりしません。つまり、ぱっとしない。  中盤以降が盛り上がります。  『実は・・・!』『実は・・・!!』のオンパレード。いったいいくつの真相があんねん、っていうくらい新事実が次々と発覚していきます。このストーリー展開が個人的にちょっと面白い。  それにしても、冒頭の切り出し方と、本編に多少の差がある気がするんですが、どうなんでしょ。  『唐の時代の朝廷。求心力が落ち、それに対する反抗勢力が各地で乱立。中でも一際勢力が強く民衆の支持も厚い【飛刀門】』  なんてスタートをするから、壮大な歴史スペクタクルを想像しちゃいました。  蓋を開けてみれば、3人の男女の愛憎劇に終始していて、全然世界が広がっていきません。  そこが期待はずれというか、拍子抜けした部分ですね。  『タイトルをちゃんと見なさい』と言われれば、何も反論できないんですけど・・・。  だとしても、こんな脚本でバッドエンドは嫌ですね。切ない気持ちより、不愉快な気持ちのほうが後に残るだけです。  『アンディ・ラウや飛刀門や朝廷軍が最後の殺し合いをして、お互いに次々と倒れていく中、主人公の二人だけ手をとりあって新天地を目指す』  それくらい明るいハッピーエンドにしてほしかった。  薄い脚本には、その薄さに相応しい軽いノリのハッピーエンドのほうが良いと思うんですけどね。   
[DVD(吹替)] 6点(2017-01-10 13:29:10)(良:1票)
1466.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 
 シリーズ最新作なだけあって、グラフィックの美しさは過去最高かもしれません。  その一方で、ストーリーは既存のものを流用したようなパターンばかり。残念ながら、そこに新しさや驚きといった新鮮な感情が生まれることはありません。  そして悪役。物足りない。華がない。  私は、リアルタイムで観てきたわけではありません。旧三部作より、アナキン三部作のほうが心に残っちゃっています。  そんなアナキン三部作が好きな自分にとって、さすがに今作のファースト・オーダーの面々は、何とも味気ないのです。  『ハン・ソロとレイア姫の息子、ルークにジェダイとして育てられるが、ダークサイドに堕ちる』  悲劇としては、十分すぎる素材だと思います。  にも関わらず、その深刻さや悲哀といったものが、全然伝わってこないのは痛い。  そして渦中の人物であるカイロ・レンのパンチのないこと。  『カイロ・レンを連れて来い。修行を終わらせるときがきた。』というスノークのセリフに、勇気付けられたファンも少なくないのではないでしょうか。  そういった意味では、やはり次回作を見なければレビュー自体が意味を成さないのかもしれませんが、やはりこれは映画。  この映画一本の面白さで評価を出すというのも大事なのでしょう。  そうすると、後半からラストにかけての既視感、尻すぼみ感が残念極まりないできだったので、面白かったとは言えず、正直にこの点数。  シンプルなSFは大好きなんですけどね。  それは単発だったらの話。  やはりシリーズものの最新作は、多少なりともスケールを大きくしてほしいな。  スケールはダウンし、映像は最新のものに向上。  その映像技術に相応しいストーリー、キャラクターに出会いたいものです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-01-02 02:39:57)(良:2票)
1467.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 
 子供思いで真面目な生活を送っていた人間が、不真面目な生徒の逆恨みにあって人生崩壊していくドラマ。それが最初の印象。見ていて気持ちのいいものではありませんね。  ミステリー要素があるため、サスペンス的な側面もあり。  『死刑廃止論』というテーマをとりあげる『社会派ドラマ』の側面もあり。  ですがこれはタイトルにもあるように、『デビッド・ゲイル』という人間の生き方を綴った人生ドラマなのでしょう。  理不尽な仕打ちの連続に、一度も人生逆転することなく終わりそうだったのが、最後の最後で、命がけの逆転ホームランを打つ復讐劇に見えたのは私だけでしょうか。  デビッド・ゲイルが本当に取り戻したかったのは、『自分という人間の信頼』であり、『人としての尊厳』であったと思うのですが、いかがでしょう。この死刑が冤罪だと証明できれば、過去のレイプ疑惑だって冤罪であった可能性を主張できます。  どうせこのまま、濡れ衣を着せられたまま人生が終わるのであれば、最後自分を裏切り虐げていたすべての人々に、『お前達は全員間違っていたのだよ。俺が正しかったということを今更後悔しても遅いけどな。お前達は取り返しのつかないことをしたんだ。』と証明して死にたかったのではないでしょうか。  私には少しだけデビッドの気持ちがわからんでもないのです。  ただデビッドに感情移入させるために必要であった、デビッド主観の回想シーン。わかるのですが、結論に至るまでが、長い、長いよ。  中だるみしちゃったよ。  ラスト15分は、そりゃあ盛り上がりましたが、あのオチに対してもったいつけすぎではないですか。  映画としての完成度は高いと思います。  ですが、個人的な好み、そしてこのオチに対してこの尺か、という点は評価から差し引きました。  ケイト・ウィンスレットが謎解きをするパート、良かったのですが、若干『泣きの演技』が過剰だったかもしれません。  そこはもう少し冷静に事件を記者として追うほうが、デビッド・ゲイルの悲哀が逆に際立ったと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2016-12-31 14:14:54)(良:1票)
1468.  座頭市(2003) 《ネタバレ》 
 途中までは面白かったのですが、中盤以降の盛り上がりに欠けます。  人間ドラマ中心で描きたいのか、剣戟アクション中心の展開でいきたいのか、はっきりしません。  姉弟のエピソードを掘り下げるのは、復讐のカタルシスを得るために必要。ですがそのエピソードに尺をとりすぎて、どうしても中だるみを感じてしまいます。また、尺を取っている割に、エピソードに深みがありません。人間ドラマを淡々と描いてしまう北野監督の良さが、今回はマイナスに働いている感じがします。  それは他のキャラクターにも言えることです。また、個性をはっきりさせた割に、その個性の『良さ』が劇中で活かしきれていない気がするのも、もったいない。  服部は最後まで結局ただの用心棒としての役割に終始。そこに葛藤があるのかもしれませんが、惜しくもそれは描かれません。病床の妻とのエピソードは、半ば放置。服部は切られ、病床の妻は唐突に自害。二人への共感が劇中でもっと感じられるようになっていれば、服部と座頭市の対決の味わいは格別なものになっていたかもしれません。  新吉は終始ただのにぎやかしで、何かの役に立つことはありません。おうめもただの良い人どまり。  この作品では、『人の心境の変化』『イメージとのギャップ』などがほとんど描かれていないのです。そこにあるのは、ただ決められたストーリーをなぞるだけの、出来レース。もちろんフィクションは総じて出来レース。ですがそれを感じさせないのが映画でしょう。  それでもこの作品がそれなりに面白く感じるのは、座頭市アクションの爽快感。これに尽きます。  特に『効果音』の使い方は、個人的に大好き。アニメチックなくらいオーバーで、この『効果音』が座頭市の『強さ』を演出する最大の立役者となっている気がします。  よってアクションは良い。人間ドラマは今いち。期待していた程の映画ではなかったのが正直な感想です。
[DVD(邦画)] 6点(2016-12-07 12:07:37)(良:1票)
1469.  ウォルター少年と、夏の休日 《ネタバレ》 
 思っていたよりコメディ色が強く、ストーリーが浅いです。人物の描き方も表面的。  一つ一つのエピソードはそれなりに面白いです。  『隠し財産』『ファンタジックな武勇伝』『謎のライオン』『若者達との乱闘』『セールスマン』  小さなエピソードの積み重ねが、なにか一つの本流を生み出しそうで、でも実際には何も起こらない。それぞれのエピソードは何かのメタファーに留まっているような印象です。  そもそも原題を知らなかったことが問題かもしれないです。『中古のライオン』という原題を先に知っていれば、本作をまた違った目で鑑賞していたかもしれません。『ウォルター少年と夏の休日』。わかりやすくとっつきやすいですね。でも間違った先入観を与えてしまうタイトルはどうかと思います。まるでウォルター少年の成長日記を予感させるようなタイトルですよね。ですが実際は『ハブとガースの物語』でしょう。ウォルター少年は二人を見るレンズ的な役割にすぎません。  ガースとハブのキャラクターは非常に良かったですね。  それに対して二人以外の登場人物は、『嫌な奴はこう』『馬鹿な奴はこう』と、型にはまった人物造形で、全く人間味を感じません。  そう、まるで小学校の国語の教科書を見せられているような感覚です。  悪い映画ではありませんが、面白くもないですよね。
[DVD(字幕)] 6点(2016-11-22 15:09:18)
1470.  シンドバッド/7つの海の伝説 《ネタバレ》 
 ビジュアルが美しい。アニメーションがなめらかできれい。スピード感があって面白い。声優さんも完璧。  特にお気に入りのシーンは、『ドラゴンの牙』のセイレーン。恐ろしさと美しさを併せ持つ名場面。さすがはディズニーですね。  ですがストーリーは一本調子。基本的には逃げの一手。途中で飽きます。  また、他のキャラクターのビジュアルは申し分ないのですが、カオスの女王エリス、シンドバッド、マリーナ、メインの3人のビジュアルが好みでありません。これは致命的。誰か一人でも好みに合っていたら、ストーリーの拙さをカバーできたのに。  子分たちも登場シーンはイカしていたのに、それ以降は完全にモブに成り下がります。  副官みたいな人、武器をいっぱい持っている人、やたら身軽な人。  魅力的なキャラクターも結構登場させておきながら、全然活躍しません。  日本の人気漫画『ワンピース』なんかに慣れ親しんでしまうと、物足りないのです。  バトル系やアドベンチャー系では、やはり日本の漫画はトップクラス。すべてのキャラクターに見せ場があり、イキイキと活躍するのです。  この作品も悪くはありませんが、日本の漫画には遠く及ばないですね。
[DVD(吹替)] 6点(2016-11-13 15:06:06)
1471.  2LDK 《ネタバレ》 
 ささいな言い争いから始まり、それがエスカレートして最後には殺し合いにまで発展するストーリー。  個人的には好きなテイスト、すきなジャンルの作品。  ただ殺し合いにまでエスカレートしていく動機が不十分。  ラナが自分の名誉を希美(小池栄子)に破壊されて、ぶちぎれるのはわかる。  だけど、まだ新人の希美が先輩のラナに対してそこまで憎悪をむき出しにする理由が弱いんですよね。  ここでの説得力が弱いと、『実際こんなことがあるかも』と思うより、『そんな馬鹿な。ありえねーだろ』という気持ちのほうが勝ってしまいます。  一歩引いた目線で見てしまうと、途端に三文芝居に成り下がり、面白さが半減してしまいますね。何とも勿体無いストーリー。  それなりに二人のバトルが面白かったので、最後まで見ることができましたが、『世にも奇妙な物語』の域は出ていません。  二人の強烈なキャラの割りに、はっちゃけ具合も足りないですかね。  カビキラーをかけられたり、電気ショックを浴びたり、熱湯をかけられたりしても、外見に何の変化もありません。  悪趣味なのは勘弁ですが、ビジュアルに対して何の工夫もないのもどうかと思います。  青たんだけ作って、『さあどうだい?刺激的だろ?』みたいに主張されてもね・・・  コンセプトに対して、作り手に気合が足りないように感じられる作品でした。  まあまあ面白いですが、肩透かし。拍子抜け。まあ、そんなものか。  主演の二人は頑張っていたと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2016-11-06 03:11:06)
1472.  ターンレフト ターンライト 《ネタバレ》 
 すれ違ってすれ違ってすれ違って・・・最後にようやく出会うお話。  その出会い方も、さんざんすれ違っておきながら最後は大地震で部屋の壁が崩れて出会うというミラクル。もはやコント。感動というより吹き出してしまいました。  この作品は様々なすれ違いを演出しているのが面白いですね。  『二人は隣に住んでいるのにお互い気付いていない』とか。  『肺炎で二人並んで担架で運ばれているのに気づいていない』とか。  〝赤ちゃん〟と〝犬〟の使いかたは斬新で良い。映画を面白くするために、細部まで演出やストーリーに気を配っているのがよくわかります。  それに主人公二人の周囲の人間は簡単に出会って、次々と恋が成就するんですよね。なのに二人は全然出会うことさえできない。この対比構造がわかりやすくて面白いです。  主人公二人はあまりにも優等生。すれ違いオンリーのストーリーは多少の飽きもくる。  よって発想は面白いのですが、思いのほかストーリーの起伏は少ないかもしれません。  定食屋の娘と、あほ丸出しの医者が良い味出しています。  ただこの二人の存在がコメディ色を強くし、主人公二人のピエロ感を強め、切なさを奪ってしまったのも事実でしょう。  よって、総評。『まあまあ面白い作品』。以上です。
[DVD(吹替)] 6点(2016-11-05 15:32:28)
1473.  ロックンロールミシン 《ネタバレ》 
 邦画特有なのか、行定監督特有なのかわかりませんが、何もかもをグレーで終わらせる空気感がたまりませんね。  自分達のオリジナルブランドを作り、自分達の服を作ることに情熱をかける3人。そこに混ざるサラリーマンが1人。  普通であれば、そのサラリーマンが化学変化を起こすのか、はたまたその逆になるのか。  ところがこの映画にそんなものはありません。主人公のサラリーマンは、最初から最後まで『お客さん』でしかない。3人の優しさに甘えるだけの『お客さん』。少なくとも同じ戦力としての『仲間』には最後まで見えません。主人公にしかできないことをするとか、そんなエピソードは一切ありません。リアルと言えばリアル。そこは賛否が分かれるところ。個人的には『否』。だってそれじゃああまりにも物足りないじゃないですか。  みんながミシンを使って作業をしている様子は文句無くカッコよいです。  『オフ』と『オン』の描き方がこの作品は非常に良いです。  そして作った服にはさみを入れちゃうシーンは、最も衝撃的であり、最悪でもあります。  人によっては『次の一歩のための勇気あるリセット』に見えるでしょう。  ですが、私個人としては、『何を期待してるのか知らないけれど、今までお前が見てきたものは全部茶番なんだよ』と言われているようで、悲しいことこの上ないです。  雰囲気とキャストの演技だけで2時間見せてしまうのは凄いと思います。ですがこの作品がやはり『地味系』の作品であることに変わりはありません。だからこそラストくらい、ちょっと夢や希望を見せてほしかったんですが、残念。  仲良くなった外人が、みんなで作ったTシャツ着ているからって、そんなんじゃ全然足りない。  Tシャツといっしょに結局強制退去させられているし!
[DVD(邦画)] 6点(2016-09-26 11:43:00)
1474.  バンディッツ(2001) 《ネタバレ》 
 ジョーとテリーの銀行強盗ストーリーだけなら良かったと思います。  ケイトの存在と頻繁に挿入されるラブストーリーが見事に話の腰を折っています。  おかげで、軽快なテンポは失われ、単調でダラダラした展開を見せられることになります。  それでも不思議と最後まで飽きることなく見ていられるのは、役者の力が大きいのでしょうか。  ジョーとテリーのインパクトは際立っていて、見る人の興味をひきつけます。ケイトがいなくても、二人のコメディアクションだけで十分クオリティの高い作品に仕上がったのではないかと思われます。  ストーリーだって、銀行強盗パートは面白い。『お泊り強盗』という有名人になって、国中にファンができる展開が愉快。  やはり恋愛パートのウェイトが大きすぎるのが、デメリットになっている気がしますね。  それに、ジョーとテリー、とりわけジョーの性格からしても、二人がそこまでケイトに熱を上げる展開にやや不自然さを感じます。  戦線離脱したと思われていたハーヴィーが、婚約者を連れて銀行強盗のサポートをするラストは良かったですね。前半の伏線も上手に使っています。  こーゆーエピソードをもっと盛り込んだストーリーに仕上げてほしいものです。
[DVD(字幕)] 6点(2016-09-14 13:21:50)(良:2票)
1475.  ワイルド・スピード/MAX 《ネタバレ》 
 レースシーンは相変わらずの迫力。  ストーリーの平凡さも相変わらず。  悪役がぱっとしないのもいつも通り?  よく言えば安定感があります。  ドミニク・ブライアン・レティ・ミアと、“1”の面々も登場しますし。『とーきょーどらいぶ』とのつながりがちょっとだけあるのも何か嬉しいですね。  悪く言えば新しさが皆無。  『悪党のドライバー選びでレースをする。』『悪党のドライバーになる。』『ラスト逆転する』  流れとしては『2』の流れに近くて、それを『1』のメンバーでやった感じでしょうか。  映像は少し面白くなってきたかもしれません。  『坑道レース』はあんま見たことないですし、ナビシステムを無視しまくる前半の演出も単純だけれど面白い。  ただちょっと面白いだけで、それぞれのレース、カーチェイスが、ストーリーを盛り上げるために効果的に働いていないのがもったいないです。もしこの迫力のレースに、『必然性』が加われば、映画そのものがもっと盛り上がりそうな気がします。  ついでに言うなら、ドミニクやブライアンがレースで他を圧倒するシーンなんかも織り交ぜて欲しい。  レース映画ならではの高揚感や優越感を共有したい。  『この二人がドライバーだから』っていうメリットをもっと感じたいのです。  スピード感はあっても、高揚感が足りないのです。  ラストのオチは凄い好き。まだ見ていませんが、『MEGA MAX』への期待が高まります。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-08-31 16:10:38)
1476.  クール・ボーダーズ 《ネタバレ》 
 プロスケーターを目指す主人公と友人達の物語。  友情あり、笑いあり、恋愛ありで、大変オーソドックスな青春もの。  主人公、お調子者、優等生、プレイボーイと4人のキャラ分けもばっちり。  私のように、必ずしも映画に新しいものを求めない人だったら普通に楽しめるんじゃないでしょーか。  ただ、内容・ストーリーに対して、若干尺が長すぎるため、中だるみしてしまうのが惜しいです。  一つ一つのエピソードがそれなりに面白く、意外と関連付けされているので、すべて使いたくなる気持ちもわからんでもないです。  ならば、一つあたりのエピソードをもう少しテンポアップして、物語にリズムをつけると良かったかもしれません。  個人的には、パーティーの潜入シーンは、まるまるカットでも差し支えありません。  スケボーのプレイシーンはどれも見応えがあります。ラストにしかバトルシーンが無いのが残念なくらいです。  序盤と中盤でもスケボーバトルを取り入れてくれたらもう少し盛り上がったかもしれませんね。  ラスト。少年にボードをプレゼントするシーンが最高にイケてます。
[DVD(字幕)] 6点(2016-08-16 16:17:03)
1477.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 《ネタバレ》 
 オリジナルとは切り離して見るつもりだったのですが、いつの間にか比べちゃいますね。  『現地の人が普通にしゃべっている。』『ここは地球ではないのか。』などなど。  それにしても、主人公や猿、現地の人、誰も彼もが一歩引いた演技に見えるのは気のせいでしょうか。  何となく舞台劇っぽく見えてしまいます。  そしてフィールドに広がりを感じなかったのも、やや物足りないです。  現実世界が映画の舞台であれば、映像には映らない世界の広がりや奥行きを、私達は自然と認識できます。  ですが、SFではそうはいきません。目に見える世界以外のことは、意識してはじめて、想像することができます。  SFって、どうしても世界がこじんまりと感じがちです。  そう考えると、舞台がオールフィクションでありながら、あの世界の広がりを感じられる『スター・ウォーズ』シリーズは、確かにSFにおける傑作かもしれません。  ストーリーに関しては、はっきり言って中途半端な印象です。  脱出劇なのか。アクションなのか。  脱出劇にしては緊張感に欠け、アクションにしてはカタルシスに欠けます。  『主人公達の脱出を手伝うアリ。』『セード将軍を裏切る部下ゴリラ。』  その動機に説得力はありません。整合性もありません。  ビジュアルだけが凄く良かったですね。  ストーリー3、ビジュアル9、間をとって6点といったところでしょうか。  正直ラスト、さっぱりわかりませんでした。  あるサイトで、かなり説得力のある意見を目にしましたが、この映画を見ただけでそこまで理解するのは、普通の人には無理でしょう。  『猿の惑星』シリーズとのファーストコンタクトがこの作品であれば、一本の映画としてはまあまあ面白いと思われます。  B級の域は出ないと思いますが。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-07-16 14:11:12)
1478.  DENGEKI/電撃 《ネタバレ》 
 タイトルからしてB級。  そして、スティーブン・セガール。  これは頭をからっぽにして見る映画ですね。と、思って、本当に頭をからっぽにして見ると、わけがわからなくなります。  なにしろ登場人物が多い。  また、伏線なのか、単発なのか、よくわからないエピソードも多い。  実は黒幕。実は裏切り者。実は味方。っていうパターンも多い。  終わってみれば、勢力図が結構すごいことに。なんせ、最初敵だった人たちと、味方だった人たち、ほとんど入れ替わっています。  と、ゆーわけで、ストーリーを理解したい方は、『セガール』という偏見にとらわれず、ちゃんと見たほうが良いかもです。  ただし。ストーリーへの理解が、面白さにつながるとは限りません。  この作品、ストーリーがわかったとしても、結局はセガール様のストリートファイトが一番、もう圧倒的に面白いわけです。言うなれば、それ以外はすべておまけみたいなもんです。  しかも今回は、敵もアクションできるやつが多いんですね。わりかし良い勝負の連続です。ですがセガール様の強さ、カリスマが損なわれることはありません。とても満足です。殴り合いアクションに関しては、見ていて飽きることはありませんでした。  その一方で、カーアクションやガンアクションは、悪くないのに、イマイチ盛り上がりに欠けます。  ストーリーとアクションがうまいこと混ざってない気がしますね。  それに、駆け引き、違法捜査なんかの知能戦で中盤ぐいぐい押していたのに、結局ラストはいつもどおりの大喧嘩で、逆に爽快感に欠けてしまったかもしれません。  要は、雑なくせに、欲張りさんで、ラフファイトを除くすべての要素が中途半端に仕上がってしまったということでしょうか。  うーん。惜しいなあ。
[DVD(字幕)] 6点(2016-06-29 05:44:04)
1479.  ヴェロニカ・ゲリン 《ネタバレ》 
 女性ジャーナリストに起こった悲劇、その意味を問いかける作品。・・・なのかな、との予備知識ありでの鑑賞。  予想通り、かなり『強い』作品ではあります。  ですが、この映画では、その『強さの源』が見えてきません。  あるいは、冒頭で、注射器で遊ぶ幼い子供達のシーン。麻薬漬けになっている少年・少女のエピソード。この冒頭のシークエンスから、ヴェロニカのジャーナリストとしての正義感を感じるべきだったのでしょうか。  自分の身や、大切な家族を危険に晒してまで、なぜ麻薬の記事を書くことに固執するのでしょうか。  『子供達の未来を救いたい。』『麻薬の売人は許せない。』理由は何でも良いのです。何でも良いから、ヴェロニカの行動の原点にあるもの、それを映画で見せてほしかった。  でなければ、ただ意地になってムキになっているだけの人に見えてしまうことすらあります。  にしては、『ここで屈したらジャーナリズムの敗北よ。』という信念を掲げておきながら、記事を書くことより訴訟を起こすことを選んだりします。なんだかよくわかりません。  また、周囲の人間の感情の機微も、抑えすぎている感があります。鑑賞者の判断にゆだね過ぎているような気がします。旦那、母親、刑事、上司、誰も彼もが優柔不断に見えてしまいます。  『実話』だからこそ、ただ事実を流すだけではなく、そこに生きる人たちの『思い』を見せてほしいのです。  そこに作成者の価値観や解釈が入っても構いません。心の描写が中途半端なバッドエンドストーリーを見せられても、口の中に苦い味わいが残るだけです。  ラストのナレーションで、ヴェロニカの死に大きな意味があったことは、わかります。  ですがこの作品に関しては、あまりにもラストのナレーションに頼りすぎている気がします。  この作品を見てよくわかりました。私は『実話』が好きなのではないようです。『実話ベース』の『映画』が好きらしいです。
[DVD(字幕)] 6点(2016-06-21 13:22:41)(良:1票)
1480.  たそがれ清兵衛 《ネタバレ》 
 山田洋次監督の撮る映像の空気感は凄く好きなのですが、ストーリーに起伏が無いのが玉にキズですね。  真面目すぎると言ってもいい。  映画通なひと。時代劇通な人にはたまらないのかもしれません。  私のような俗人には、なんとも物足りないというのが正直な感想。  同じ監督作品、『学校Ⅰ』や『隠し剣 鬼の爪』は好きなんですけどね。  人物描写。生活。背景。とにかく一つ一つが非常に丁寧。  この緻密とも言える、日本人にしか作れないようなこの作品の雰囲気。そしてその雰囲気だけで2時間以上魅せてしまう。はっきり言って凄いと思います。  朋江と清兵衛のエピソード。凄く良いです。監督の持ち味が、い~い感じで出ている気がします。  ありふれたプロットには違いありません。ですが、心情を丁寧に丁寧に描写するだけで、こんなに情感あふれるドラマになる。まるでお手本のような美しい恋物語です。  そして多くの方が絶賛されている、余吾善右衛門討伐。否定するのには勇気がいりますが、個人的には『これがクライマックスか・・・』というのが本音。  いや、ダメじゃないんですが、この人、それまで少ししか出てきてないんですよね。蔵のところでちょっと会話のやりとりをしたぐらいです。突然悪鬼の如きラスボスとして君臨されても、正直あまり思い入れが無い・・・。ですので、クライマックスを飾る相手としては、ドラマとしても敵役としても微妙でした。最後に一波乱あってくれたら、また評価も違ったかもしれません。  『良い作品』=『面白い作品』にはなるとは限らない典型の一つだと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2016-05-29 18:00:44)
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