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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2271
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1481.  トゥームレイダー 《ネタバレ》 
 プロットは単純明快。アクション豊富。『キラーマシーン』や『動く石像』など、敵キャラの造形もばっちり。  こーゆーゲーム感覚で見られる映画、嫌いじゃありません。  メカニック担当のブライス。銃も扱える執事。商売敵なのか元カレなのかよーわからんアレックス。一人一人のキャラが個性的でわかり易いのも良い。  ただ、人をひきつけるようなストーリーではないので、世間様の評価が低くなってしまうのは至極納得でございます。  役者さん達の演技も、表面的でゆるい感じに徹しているので、緊張感の無さは強調される一方です。  エンターテイメント性はあるし、アクションも良い味だしているのですが、脚本・演出がここまでゆるいと退屈に感じちゃう人もいるかもしれません。  個人的に好きなテイストではあるのですが、人をひきつけるまでには至っていない惜しい作品。  でもまあ続編を見てみたいと思ったので、悪くない作品なんだと思います。  それから『トレジャーハンティング』を予想していたので、謎解きや遺跡のトラップなんかがほとんど無かったのは残念。  一番の見所であるロボットとのバトルを最初にもってきちゃったのもまずかったかもですね。
[DVD(字幕)] 6点(2016-05-26 04:26:44)(良:2票)
1482.  死びとの恋わずらい 《ネタバレ》 
 ジャパニーズホラーを満喫できる佳作。  転校生、占い、未解決事件、廃墟、悪夢。ジャパニーズホラーに必要不可欠な要素がぎっしり。『日本の湿ったホラーが見たい!』というときにはまさにうってつけです。  カッター、カビ、冷蔵庫、お堂、古い新聞、破れかけのポスターなど、雰囲気を盛り上げてくれるギミックも盛り沢山。  さあ、舞台は整った。あとは、『謎』が充実していれば、完璧です。  『龍介君とはいったい誰なのか?』『おかしくなっていく母親が執着する壁のカビに隠された真実とは?』『女子高生の間で伝わるいわくつきの「辻占い」とは?』  怖いけれど、怖すぎない。血しぶきが舞うけど、グロすぎない。そして続きが気になって仕方がない。  この吸引力こそが、日本のホラーが持っているパワーです。  ・・・そして、ラストのオチで期待を裏切るのも、日本のホラーでは、本当によくあること。  この作品も例外ではありません。  現実と悪夢、リアルと幻想の境界をうまいことぼかし、抜群のバランス感覚で完璧なまでの進行を見せていたのに、最後の最後で何故ファンタジーに逃げるのでしょう。だって精神病院から抜け出した頭のおかしい二人が、転校手続きなんてできるわけないじゃん。せめて二人は本当の親子で良かったのではないですか。奇をてらえば良いってもんじゃないのに、とにかくあっと言わそうという日本のホラーの悪いところが最も残念な形で出ちゃってます。  ラスト15分ですべて台無し。ですが、龍介君が榎本はるかに殺されるくだり。ここだけはサイコティックで現実感もあり、現在とばっちりリンクするのでグッジョブ。むしろ、それだけで良かったのです。
[DVD(邦画)] 6点(2016-05-18 14:54:40)
1483.  オーシャンズ12 《ネタバレ》 
 前作と違い、『脅迫されて借金返済からのスタート』だから、最初から気持ちが萎えちゃいますね。  前作の良さは、一人一人の特性を活かした一大作戦の面白さ。正統派泥棒活劇。  今作にはそれがありません。メインを除いて、個性が死んじゃってます。  更には、ルマークという強力な第3者の力が、今回の作戦成功のカギというのも情けない話。つまりは、終盤ライナスやテスが繰り広げた卵強奪のドタバタはすべて茶番だったってことですもんね。そこから参加のソールなんて、ピエロも良いとこです。  オーシャンズを留置所から連れ出したFBIグループ、『実はライナスの母親でした。』  『ファベルジェの卵は実はオーシャンズが先に盗み出していました。』  この『実は・・・』というのが、今作のキーワード。  『結果』を先に見せて、そのプロセスを『実はこうなっていた』、と、後だしで真相を明らかにするパターン。面白いんですけどね、このパターン。『ああ、そーゆーことだったのか。』ってなるに決まっているし。ダニーやラスティのほうが、一枚も二枚も上手でしたって印象付けられるし。  ただそーなってくると、純粋にオーシャンズの力だけで勝ち取った前作に比べて、チーム戦ならではの爽快感がなくなります。  ついでに言うと、今作は観る人に対して明らかに不親切です。はっきり言って凄くわかりにくいです。『難しい』のではなく、『わかりにくい』のです。何度も巻き戻して確認するわけです。  ラストまで観ると、それなりに面白かったとは思えるんですけど、なんかノリと勢いでごまかされた気分です。  『ナイト・フォックス』にしても、どれだけの天才大泥棒かと思いきや、『知略』ではなく『体術』の達人。そんなんやり始めたら何でもアリになってしまう。  最終的には、借金返済は、勝負に負けたリッチピープルのナイト・フォックスが全部やってくれます。オーシャンズはビタ一文払っていないのが、まあ良かったです。それに『これからナイト・フォックスが、結局カジノから盗っちゃうぜ』って予感させる引きもよいです。  ただやはり個人的には、オーシャンズの活躍を見たかったわけであります。  『借金返さねーと、全員あの世行きだぜ』って言うやつから、更に金を盗むくらいの話が見たかったです。  今回は、実際仕事しているのは6人くらいなので、6点あげますね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-05-15 15:47:32)(良:1票)
1484.  あしたはきっと… 《ネタバレ》 
 部活動の雰囲気が懐かしくてたまらんですねー。こーゆー普通の学校生活の様子が見られる映画って意外と少ないです。  部活動の風景見られただけでも、この作品を観た甲斐があったなー。  でも映画としてはどーかなー。  面白いかなー。  よくある女子高生の恋愛を普通に流しているだけだもんなー。  まさかのタイムリープがスパイスとして効いてはいるけど、今更タイムリープはもう新しくないしなー。  しかも、タイムリープがそんなに劇中効果的に使えているとも思えないしなー。  そして、超個人的な趣味志向ながら、吹石一恵があまり好きではないんですよね。  演技がちょっとオーバーでわざとらしくて、若干冷めちゃうんですよ。  あれだったら、脇の女子高生達のほうがよっぽど上手です。  それに、倉持先輩や、寺島裕司(佐藤隆太)の彼女のほうがずっとかわいいんですよね。  ストーリーはたいしたドラマではありません。最終的には、何事も中途半端だった主人公が、おばあちゃんの力を借りて、少しだけ人として成長する、というありきたりの着地点に落ち着きます。  でも悪くない。  わざわざ観るほどの作品ではありませんが、たまにはこんなのも悪くない。
[DVD(邦画)] 6点(2016-05-14 06:32:41)
1485.  ひみつの番人 《ネタバレ》 
 人には言えない秘密を抱えた14歳の少女エミリーが、まっすぐに夢を見据えて努力する。最後は秘密も打ち明けて、自分の人生と向き合う。  思っていたより、大分良いお話じゃないですか。特に終盤の『衝撃⇒感動』のたたみかけは、おじさんちょっと胸にきちゃいましたよ。こんな単純な話に胸打たれるとはね。  ただ、ほんとこんなことを言うのは野暮ってもんかもしれませんが、こんなビジネス成立するはずない。  発想は面白いと思います。  ただ子供だって馬鹿じゃないんだから、本当に秘密にしたいなら誰にも言わないでしょ。子供が並んでお金を払っているだけでも人目をひきますよ。しかも有料。50セント。  そんで、何でそんなことを始めたのか、その辺りの説明は一切なし。なぜなら『秘密』だから。  子供たちが何故お金を払ってまでエミリーに大切な秘密を打ち明けるにくるのか。その動機に関する説明も一切なし。なぜなら『秘密』だから。  なんてことでしょう。『秘密』のキーワードひとつで、すべて説明がつくではありませんか。  『ただ、舞台設定がそうなっているから。』と言わんばかりであります。  ただこの作品が一番言いたかったことは、きっと、終盤でバイオリンの先生が口にする一言なんでしょう。『秘密を持っていたら、本当の人生を送れない。』  いや、もう本当その通りなんですけどね。  でも私はこんな子供向けの作品で、もっと大事な教訓を学びましたよ。  人の秘密なんて聞くもんじゃないな、と。
[DVD(字幕)] 6点(2016-05-13 03:36:00)
1486.  パピヨンの贈りもの 《ネタバレ》 
 欠点はないが長所もない。  映画として安定感があるが物足りない。  そういう印象の作品です。  おじいさんと少女の心の交流を軸とした、ハートウォーミングなストーリー。ほのぼのとした空気の中にも、『子供に自分の思いをはっきり伝えることの大切さ』という強いメッセージを発信しています。  主演の二人は大変表情豊かに好演しているので、感情移入しやすいです。ぶっきらぼうながらも、時折見せるおじいさんの優しさが良いです。  少女は頭の良い子です。ですが子供特有の身勝手さがあります。  そんな少女のわがままに対するおじいさんの反応が人間臭くて、それが二人により親近感を抱かせる理由の1つにもなっているのでしょう。  ただし、二人のキャラの良さが、そのまま映画の面白さへつながるとは限りません。  ストーリーは『イザベラ』という蝶を探しにいくだけのもの。二人の心の交流だけで押し通していけば、どうしても平坦な展開になりがちです。ですから、少女の誘拐騒ぎというサイドストーリーがなければ、それこそ『良い映画なんだけれど、退屈』ということになっていたでしょう。  それに、『捕まえた幼虫がイザベラになる。』という結果は良かったものの、それがなければおじいさんは少女のせいで千載一遇のチャンスを逃したことになります。おじいさんにはおじいさんの、『今は亡き息子のためにイザベラを見つける』という大切な目的があったわけですから、手錠つけられてヘリに乗せられてってのはひどいんじゃないですかね。  ラスト、少女の母親の名前がイザベラというオチは良かったですね。  おじいさんの、『じゃあ二人ともイザベラを見つけられたわけだね。』というセリフも名台詞です。
[DVD(吹替)] 6点(2016-05-02 13:50:54)
1487.  ファイナル・デッドブリッジ 《ネタバレ》 
 個人的には、シリーズ中一番盛り上がらなかった作品かもしれません。  今作はグロ描写に力を入れすぎてしまい、もはや悪趣味の域です。  いきすぎた表現は、現実感を薄め、虚構感を生み出す傾向があります。今作は特にその傾向が強く、作りものであることを観る側に強く意識させてしまう可能性があります。  また、死んだ姿を見せている時間が長いのも問題あります。倫理的な面でもそうですが、それ以前に『どーだ、こーゆーのが見たいんだろう。』と一方的に言われているようで、大変不愉快です。  シリーズ通して必ずあった『サイン』のようなものも無くなっています。あの『サイン』こそが、このシリーズの緊張感を生み出している最大のポイント。つまりはこのシリーズは、『結果』ではなくその『過程』における工夫の度合いが重要なのです。この監督さんはシリーズの良さが全くわかっていません。  そして最悪なのが、『人』対『人』の構図を作ってしまったことです。このシリーズで一番やってほしくなかったことです。それをやっちゃうと、ただのサスペンスに成り下がってしまうということがわからないのでしょーか。  最初の橋落としのシークエンスとラストの飛行機。この作品でよかったのはこの2点です。  特にラストのつながりは、このシリーズのファンにとっては感慨深いものがあるのではないでしょーか。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-04-22 11:12:31)(良:2票)
1488.  大変な結婚 《ネタバレ》 
 主人公のテソは優しいというより優柔不断。  ヤクザのファミリーは自己中心的で独善的。  主人公の彼女は6年も付き合っているのに、思いやりが感じられず簡単に浮気。  コメディとはいえ、節操のない振る舞いには眉をひそめてしまいます。ラブコメであれドラマであれ、中心人物を100パーセントの気持ちで応援できるという土台は必要かもしれません。  唯一良かったのはヤクザの娘。少々乱暴ではあるが、思いやりがあって家族想い。顔も可愛い。彼女に好感が持てるので、最後までそれなりに楽しく見ることはできます。  肝心のストーリーはかなり大雑把です。特にラストにすすむにつれ適当な展開に拍車がかかります。タクシーで車を追っかけているかと思ったら、次のシーンでは結婚式に。いくらなんでも端折りすぎです。  その一方で、ヤクザの長男と学校の先生の恋愛という、どう考えても必要のないエピソードが放り込まれています。このエピソードも、先生に対する暴力がひどすぎて、全然笑えません。  冒頭のつかみは大変良いです。中盤くらいまでは、いったいどーなることかと見ていられるので、凄く面白いです。  問題はやはり後半でしょう。あまりに大雑把で適当なストーリー展開が残念です。バイオレンスとコメディのバランスも凄く悪かったように思います。  ドタバタにすれば良いってもんじゃありません。ドタバタ劇のなかにも、緻密な計算を入れて欲しいものです。
[DVD(吹替)] 6点(2016-04-22 03:26:43)
1489.  X-MEN:フューチャー&パスト 《ネタバレ》 
 タイムトラベルものってのが好きではありません。つじつまが合わなかったり、タイムパラドックスってのが苦手だったりするからです。  この作品では、『意識だけが過去に戻る』ってのがポイント。そんで過去の自分の体を借りちゃう。過去を変えると未来も変わる。  クソのような未来は無かったことになる。この辺りごちゃごちゃせずに、180°新しくなった未来を用意したのは思い切っていて良いです。エンタメ作品ですし、これくらいのほうがわかり易いです。  ただしこの結末だと、今まで頑張ってきた1~3はすべて無かったことになってしまいます。ジーンもプロフェッサーXもサイクロップスもみんな生き返って、ハッピーなはずなのに、何故か悲しい。それはきっと、1~3の歴史、そこにあったストーリーがこの作品によって消されてしまったからです。  ですから、3のラストさえ無かったことにする超ド級の反則技によって訪れるハッピーエンドに、喜びよりも変な虚しさを覚えてしまいます。  話は変わりますが、この作品ではストーリーを重視しています。よって、既存のキャラの中で、特に今までメインだった人たちのみが活躍します。新キャラも出ますが、完全に脇に徹しています。  したがいまして、超能力バトルがいつもに比べると少ない気がします。  最も超能力が駆使されるバトルは未来パートにおけるセンチネル戦になりますが、なにしろ一方的に負けてしまうので、面白くありません。しかも同じようなやられっぷりを、冒頭と終盤で2回も見せられてしまいます。  超個人的な感想で、『ミュータントならではの特殊能力により生まれるバトル、ドラマ、それがX-MENの最大の魅力』と定義している私にとって、この作品は前作までと比べ今イチな印象です。  とは言え、特殊能力の映像の数々は、今までのシリーズの中でも最高。特にブリンクとクイックシルバーの能力のヴィジュアルは芸術の域。ヴィジュアル面だけでいけば文句のない出来です。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-04-11 13:04:35)(良:1票)
1490.  最高の人生 《ネタバレ》 
 何気に豪華キャスト陣で、大変に雰囲気のある映画。  原題は『LEVITY』。意味は『軽率』『気まぐれ』『不謹慎』。  若いときの軽率な行動で、人生を台無しにしてしまったマヌエル。若い頃の自分と同じように軽率な行動を繰り返すソフィアやアブナーをほっておけません。といったストーリーから考えると、原題のほうがしっくりきます。『最高の人生』ではちょっとイメージが変わります。  更に、自分が殺してしまった若者の姉の助けになることで、過去の自分の過ちを償おうとします。  つまりは贖罪の物語。これがこの作品の骨子です。  ところがこれに少し恋愛要素が加わります。あろうことか、マヌエルは自分が殺した弟の姉アデルに、自分の正体を明かさないまま恋に落ちてしまうのです。アデルの助けになろうとするうちに、アデルに惹かれちゃうんですね。そして一線まで越えてしまう。挙句の果てには、お別れの手紙を出しておきながら、ラストに『また会えるかな。』なんて、未練がましいことまで言います。これはがっかりです。結局は自分のことしか考えていません。贖罪の物語に徹してくれれば良かったのに、余計なラブストーリーのせいでマヌエルに共感しきれません。  そしてジョン。お前はいったい何者なんだ。  確かにちょっとびっくりしたので、サプライズとしては成功です。ですが、そのサプライズが果たしてこの作品に必要だったのか・・・。  淡々としていますが味わい深い作品であることは間違いありません。  もう少し余計なエピソードをなくして、キャラやプロットに一貫性を持たせてくれるとより良かったですね。  
[DVD(字幕)] 6点(2016-04-09 14:12:25)
1491.  オレンジカウンティ 《ネタバレ》 
 友人の死をきっかけに人生を見つめなおすショーン。砂浜で偶然手にした1冊の小説に深い感銘を受け、作家になる夢を抱きます。その夢のため、小説の作者が教鞭をとるスタンフォード大学への入学を目指すのがおおまかなストーリー。  つまりは、希望に満ちた青春ストーリーになるはずなんですが、なにせ主人公以外にまともな人がいないオレンジカウンティ。コメディに力を入れすぎて、あまりにありえない展開が多すぎるのは好き嫌いが別れるところでしょう。  なかでも酷いのが進路指導員と兄ランス。  大学入学のため必死に勉強を頑張ってきた生徒の成績表を他の人の成績表と取り違えて大学に願書提出するなんて、あってはならんことです。兄ランスはクスリと放火で完全にアウト。  この二人の行為は犯罪。コメディ、フィクションを免罪符に何でもOK、笑って許しての展開にはあきれます。  そのような度を越えた逸脱行為を除けば、後は笑って許せる範囲。なにせ家族、友人に加え学校の先生までもが『あっぱっぱー』で超適当な人たちばかり。大笑いできる場面はありませんが、小ネタ満載なのがこの作品の魅力の一つです。  そして、その環境の中、健気に夢の実現のため頑張り続ける主人公の姿が泣けます(笑)。  また、最初のうちは頭空っぽにしか見えなかったショーンの彼女が、物語が進むにつれ、次第に可愛く、良い彼女に見えてくるのも見所の一つでしょう。  最初は許せなかったオレンジカウンティの人々が、映画を見終わる頃には、不思議と主人公にとって大切な存在に映ります。それが、この作品の一番伝えたかったメッセージかもしれません。
[DVD(字幕)] 6点(2016-03-24 08:45:32)(良:1票)
1492.  ダミー 《ネタバレ》 
 言いたいことを何も言えない人が、腹話術の人形という媒介を使うことで、社会ともう一度新しい絆を作り直そうとしている、ある意味再生の物語です。  また、人生を、そして自分自身を見つめなおしていくのが主役のスティーブンだけではありません。一見強気なお姉さんも、立派な社会人代表のロレーナも、やはりそれぞれ苦悩を抱えているわけです。自分の人生に疑問を持ちながら、妥協しながら生きている人なんて大勢いるよって言われているみたいです。個人的にはこの映画を見ると、妥協しながら生きるのだってそんなに悪くないなとも思えます。  極端にドラマチックな展開などはありませんが、『あるある』『わかるわかる』とか思いながら、その共感を楽しむ作品かもしれません。それに、主役のスティーブンが応援したくなる誠実な青年というのは非常にポイントが高いです。  ちょっと退屈に感じてしまう部分もあるかもしれませんが、後味が悪くないので、見終わった後は爽やかな気分に浸れます。  ただスティーブンの両親はそこまで悪い親とも思えなかったのですが、子ども達から全否定されたうえにプラモデルまで壊されて、少々気の毒です。そして親子の修復はないまま映画が終わってしまうので、それだけが少々心にひっかかりますね。
[DVD(字幕)] 6点(2016-03-09 00:30:44)
1493.  バーバーショップ 《ネタバレ》 
 どういうシステムかよくわかりませんが、税金が払えずに銀行からの差し押さえに怯えるバーバーショップ。近所のコンビニに設置されたATM強盗。ふたつのストーリーが同時進行で進んでいきます。  とはいえ、この二つのストーリーがどちらも弱い。バーバーショップの店長兼この映画の主人公は、何をするわけでもなく、ただ現状を嘆き、イライラを周りにぶつけているだけ。ATM強盗のほうも、全然蓋を開けられなくて、悪戦苦闘する様子を延々と見せられるだけ。  ですので、メインのストーリーはとってつけたような内容で、どちらかというとバーバーショップに集まる人達の群像劇がメインのような作品です。似たようなやりとりばかり続くので、テンポとノリの割には少々退屈です。  ただ出てくる人達が、みな個性的で温かみのある人が多く、見ていて心癒される雰囲気ではあります。  最後の最後は棚ぼたでうまくいってしまうため、鑑賞後の後味は悪くありません。  ですが映画としては今一歩。面白さも爽快感も今ひとつといった印象です。  悪くはないんですけどね。  また、一人一人のキャラ設定は凄くよく、味のある人物が多かったように思います。特にバーバーショップの店員はみんな良かった。  インテリも気の強い女子もアフリカ出身の人も前科者も唯一の白人も、みんながみんな気さくで見ていて気持ちが良いです。  こーゆー職場だったら、働くのも楽しそうですよね。
[DVD(字幕)] 6点(2016-03-02 02:08:38)
1494.  青い春 《ネタバレ》 
 不良高校生の群像劇。一人一人のエピソードは、シュールに、過激に、そしてばかばかしく描かれます。  ハッピーなストーリーなんてほとんどなくて、リアルだけど非日常な世界が淡々と描かれます。  メインはやはり九條と青木のエピソードでしょう。不良世界のヒエラルキーにまったく興味のない九條。不良世界の価値観にどっぷり浸っている青木。九條は青木と全く違う世界を見ているのに、九條に見下されていると勘違いしてまう青木の悲劇。本当は青木が九條と同じ目線に立ちたいと思っている以上に、最初から九條は青木を誰よりも必要としていたのに。  そしてもう一つ衝撃的なエピソードが雪男と大田。トイレの個室に、今にもはちきれんばかりに充満していく雪男のストレス。鬱屈した負の感情は、ついに雪男という器では収まらず暴力となって諸悪の根源を断とうとする。このシーンの描写は言葉を失うほど凄まじいものがあります。  『学校』という閉鎖的な社会で生きる未熟な若者達。彼らの生きる世界はあまりに狭い。そこでのルール、人間関係がすべてだと思ってしまう危うさがあります。つまりは、『不良』にカテゴライズされても、あくまで『普通』であった青木や雪男がああなってしまったように、閉ざされた世界では誰しもがああなってしまう危険性をはらんでいることを示唆しているように感じます。  対照的なのが野球部の木村。同じ閉鎖された『学校』という空間の『不良社会』に生きていながら、いつも対外に目が向いている人物。非常に健全な視野を持っています。そして九條は、花田先生との交流を通して、少しずつ高校卒業後の世界へ目を向け始めているのが、なんとなく雰囲気で伝わってきます。  つまりは、あまりにも経験値が足りない学生達にとって、世界を広げるには教育、そして教育者の責任や存在というのは極めて重要なファクターなのかもしれません。それに比してこの映画に出てくる教育者、授業っていうのは、とても弱弱しくて儚げで頼りないのが何とも皮肉です。  最後に、個人的な感想を述べますと、好きな作品ではありません。  面白いとは思いますが。
[DVD(邦画)] 6点(2016-02-14 21:34:58)(良:1票)
1495.  スノー・ドッグ 《ネタバレ》 
 主人公が自分の出生のルーツを辿るのがメインで、犬ぞりレースは付加価値的な意味を超えるものではありませんでした。てっきり犬ぞりレースメインの物語かと思っていましたので、ここでまず勘違いがありますね。  この作品は、安易なハッピーエンドストーリーに終始しすぎているために、リアリティはほとんどありません。まさにおとぎ話の世界。実際犬が夢の中でしゃべっちゃうシーンや、ウインクをはじめとしたアイコンタクトなどの擬人化の演出も見られます。だから最初から絵本のような質感で作成するつもりだったのでしょう。ですのできっとターゲットは子供。決して40近いおっさんが見て楽しめるレベルの代物ではありません。こーゆーところは良くも悪くもディズニー。  また、主人公が犬ぞりレースの練習をするためにアラスカに留まり続けることの理由・動機付けが弱いのも、映画に入り込めない要因かと思われます。  まあそれでもディズニー映画ですから。映像は綺麗で、テンポは良い。演出も面白く、当然見ていて飽きることはありません。  特にラスト。父親と和解し、デーモンの信頼を得、ハッピーエンドへと突き進むストーリーは見ていて気持ちが良いです。  映画としては少々物足りないかもしれませんが、ハートフルなヒューマンドラマとして綺麗にまとまっている作品でしょう。  それにしても主演のキューバ・グッティングJrはもっと面白い演技ができる人なのに、この作品では真面目すぎて、彼の良さが活かしきれていない気がします。キューバ・グッティングJrは脇役でこそ光る人材なのかもしれませんね。
[DVD(字幕)] 6点(2016-02-12 11:12:35)
1496.  WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース 《ネタバレ》 
 テンポが良くてコメディタッチ。ミステリーな要素もあって最後まで楽しめます。  軽快なテンポと、コメディな演出で惑わされがちですが、ストーリーはかなり切ないです。  救いようが無いレベルと言っても良いかもしれません。主人公やその友人、善良な人ほど悲惨な目にあっています。  この作品の救いは、そんな逆境の中、主人公が自分を見失わずに善良さを失わないことにあります。  主人公のこの人柄の良さが、一服の清涼剤となって、このせちがらいストーリーを爽やかなテイストに仕上げてくれています。  ですから、ラストで主人公が『がんばりましょーよ』って声をかけるシーンは、まるで見ている人たちへのメッセージのようにも感じられるのです。  ラストのどんでん返しは映画としては非常に面白いんですけど、なんか最後の望みを断たれちゃって、なかなか辛いものがありますね。
[DVD(邦画)] 6点(2016-02-04 11:21:55)(良:2票)
1497.  ディープ・コア2000 《ネタバレ》 
 新型掘削機で深く掘りすぎたせいで地殻変動が起こっちゃうお話。地震、火山の噴火、マグマの流出と盛りだくさん。  それを止めるためには、核爆弾を地中深く4ヶ所で起爆させないといけないみたい。  なんかどっかで聞いた話。いや、気のせいか・・?  この作品がちょっと面白いのは、新型掘削機を兵器として利用しようとしている裏サスペンスが存在すること。マグマ+陰謀とサスペンスが複数存在するため、なかなかの緊張感で中盤以降は見応えがあります。  なのになぜか盛り上がりに欠ける・・・パニックものとして何かが足りない。!。そうか!逃げ回るその他大勢の人々がまるでいないじゃないですか。ニュースが流れるシーンすらありません。これではパニックものとしてあまりにも物足りない。  ダイヤの原石が画面いっぱいに広がるシーンや、マグマサーフや、掘削機レーザーなど、画的に好きなシーンは結構あるのに、残念です。  合成かCGかよくわかりませんが、あまりにも作りもの感満載の一昔前の映像みたいなのも、もの凄くチープ感を醸し出しちゃってイマイチです。  個性的なキャラが多いので、それでもまあまあ楽しめるんですけどね。時間も短めですし。  
[DVD(字幕)] 6点(2016-01-30 04:09:04)
1498.  ビューティフル・デイズ 《ネタバレ》 
 非常にオーソドックスな青春ドラマ。一昔前の日本の学園ドラマを見ているようです。  はじめの1時間くらいは高校生の学園生活をひたすらダラダラ見せられます。ただそれが日本とあまり変わらない雰囲気でして、しかも自分達が高校生の頃ってこんな感じだったかも、という既視感も覚えて、妙な心地よさを感じます。  そして1時間を過ぎたあたりで、ドラマが加速し始めます。  友人達に内緒のお付き合い。そこへかかってくる親友からのSOS・・・。葛藤の末、主人公は親友ではなく彼とのデートを選び、その結果・・・。日本のドラマなんかでよくありそうな展開ではありますが、私のようなベタな展開大好き人間には、こーゆーエピソードが入るだけでぐっとストーリーにひきこまれます。  それにしてもインドネシア映画とゆーものを初めて見たのですが、この国は自分達の国の言葉に誇りを持っていまして、『詩』がひとつのキーアイテムになっています。言葉大好きな自分にとっては、大変羨ましいお国柄です。  また、インドネシアの人って初めて見たのですが、さすがアジア圏、日本っぽい、けど南国っぽい雰囲気の人が多いのですね。  主演の女の子チンタは、決して飛び抜けた美人というわけではありません。ですが、喜怒哀楽、とりわけ『哀』の演技が抜群に上手く、泣きの演技が物凄く魅力的です。  で、ヒロインが好きになる相手役のランガはイケメンっぷりが尋常じゃないですね。  ドラマとしてはとりたてて絶賛するほどのものはありませんが、インドネシアの人、学校、街、家、初めてみるものばかりで、インドネシアという国を少しでも知ることができたのは凄い良かったです。  
[DVD(字幕)] 6点(2016-01-17 14:56:17)(良:1票)
1499.  リディック 《ネタバレ》 
 前作『ピッチブラック』にしろ、『リディック』にしろ、奇想天外な宇宙や惑星の構築はなかなか魅力的。  今作では『昼は700℃、夜はマイナス300℃』という惑星クリマトリアが登場。『昼』に追いつかれると一瞬で焼き尽くされるという舞台設定はかなりスリリングで迫力があります。  更にはこの状況に『看守』VS『リディック+囚人’S』VS『ネクロモンガー』を放り込んでバトルを繰り広げた展開がアツイ。  そして映像。700℃の惑星に人が焼き尽くされるシーン、ロード・マーシャルやエアリオンの移動映像、体毛の色が攻撃的になると赤色になる獣など、映像の面白さだけでかなり楽しめる作品です。  ですがどんなに凄い映像であってもいつかは目が慣れてしまいます。  やはり大事なのは外見(映像)ではなく中身(ストーリー)だと思います。  ひとつひとつのシーンに使われる映像、アイデアは目を見張るほど素晴らしい出来であるにも関わらず、そのどれもが使い捨て状態でつながりが希薄です。『こんなこと思いついたのでやってみました。』という発表会を見ているようで、ストーリーは二の次にされている印象を受けます。ストーリー重視で映画を楽しむタイプの人はまずのめりこめないでしょう。  もちろん、ストーリーを活かすのはやはり映像だとも思います。  この映像技術、世界観であれば、脚本次第で類を見ない傑作になっていたと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-01-11 00:14:26)(良:1票)
1500.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 《ネタバレ》 
 エピソード1から引き続き鑑賞。前作から約10年後のお話。  前作同様素晴らしいグラフィックに息を呑むバトルシーン。  今作では終盤に、『ドロイドの大軍』VS『ジェダイ騎士全軍』という熱いバトルが繰り広げられます。  それでも圧倒的な物量で責めるドロイドの大軍に、ジェダイ騎士たちは大ピンチに!  そこへ颯爽と現れるのが、ヨーダ率いる『クローン軍団』。旧三部作を見たことがない自分にとって、これがかの有名な『ストーム・トルーパー』かと感動ものです。  この『ストーム・トルーパー』はガンダムでいうところの『ザク』のような存在感で、ダサかっこいいとはまさにこのことです。戦艦同士の戦争に、初めてザクが投入されるような興奮を味わえるわけです。  そして古代、現代、未来のごった煮の世界観は相変わらずで、まるでファイナルファンタジーやファンタシースターといった有名ゲームのよう。ゲーム好きにはたまりません。  ただ、ストーリーに関しては全く興味をひかれません。  正直このストーリーって面白いのでしょうか。  これだけキャラクターが出ていて、魅力あるキャラクターってどれくらいいます?  少なくとも主演の3人、オビ=ワン・ケノービ、アナキン、パドメは、もっとヒーロー性とヒロイン性が必要でしょう。  ドゥークー伯爵もラスボスとして『華』が無さすぎ。ジャンゴはまるでゲームキャラのよう。  主要キャラクターたちを含め、登場人物の誰もが、まるでストーリーをなぞっているだけのように感じるので、決められたシナリオの中で打ち合わせどおりに動くコマにしか見えません。  ラブストーリーはしつこくて退屈。  ヘイデン・クリステンセンは大根もいいとこ。  映画は必ずしもメッセージ性や哲学が無くても良いと思っています。見ていて面白い、楽しい、ワクワクするという時間を過ごすことができれば、それだけで見る価値があります。  この作品はストーリーに関しては、全く面白みも新鮮味も足りません。ハラハラドキドキすることも無いし、爽快感も足りません。ですが、『シリーズものの第二作目なので絶対に避けては通れない』という立ち位置にいます。悪く言えば、その立ち位置に甘んじているという見方もできるわけです。本当にファンを大切にするのであれば、みんなが避けては通れない第二作目こそ傑作にする意気込みが大切だと思うんですけどね。  ストーリーあっての映像、映像あってのストーリー。これだけ迫力ある映像、ヴィジュアルでも、それだけでは物足りないものなんですね。  
[DVD(字幕)] 6点(2016-01-03 12:41:57)
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