Menu
 > レビュワー
 > たきたて さんの口コミ一覧。77ページ目
たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2271
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

共感できるレビューには「良」、
新しいことを発見させてくれたレビューにも「良」、
とても楽しく読ませていただいたレビューには「笑」
投票をしております。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1521.  シャイン 《ネタバレ》 
 劇場予告の『誰があなたを輝かせるの。あなたは誰を輝かせるの。」というフレーズが最高に好きです。  あるピアニストの波乱万丈の人生を、リアルに、それでいてドラマチックに描いた作品ですね。実話ベースでありながら、おそらくは適度な脚色を加えることで、1本の映画としてのエンターテイメント性がきちんと存在しています。ですが決して軽い内容ではなく、深く味わい深い作品になっているところが素晴らしいんですよね。  音楽にはうとい私ですが、何故か音楽ものは心揺さぶられるものが多いです。今作も、少年デイヴィッドの演奏から始まり、ラスト直前のリサイタルまで、ピアノの演奏が主人公の人生を彩っているようで、そこには理屈ではない感動を覚えます。  今作のキーパーソンである父親は、家族に対する依存心、とりわけ息子に対する依存心が強いだけでなく、それに輪をかけて自己顕示欲の強い方のようです。その父親の存在あって、デイヴィッドのピアノの才能が幼少期に開花し、同時に父親の存在が彼の将来の可能性を摘もうかという皮肉な現実がやりきれないです。  父親と完全な和解をするには至りませんでしたが、切っても切れない家族の絆を、本作から確かに感じ取れます。そして精神に異常をきたしながらも、前向きに、ひたむきに人生を生きようとしているデイヴィッドには、『人生って本当に素晴らしいよね。』と言われているようでした。  本作は短い時間にすべてを詰め込んだためか、説明不足がある部分は否めません。まるで小説の行間を鑑賞者の想像力で補うような努力が必要かもしれません。ですがそれをふまえても、辛い現実と同じくらい訪れる幸せな瞬間を見せてくれる本作はオススメです。鑑賞後は、何とも言えない後味の良さが心に残ります。
[DVD(字幕)] 8点(2014-05-20 15:33:09)
1522.  ダブル・ガントレット 《ネタバレ》 
 邦題でバリバリのアクションものかと勘違いしてしまいました。もちろんアクションはあるのですが、どちらかというとややドラマ色の強い作品です。  組織で腕利きのコンビ、クレアとニックがボスの部下にはめられ窮地に立たされるという物語。ストーリー的にはわかりにくいものではありません。ですが、登場人物の行動規範がいまいちはっきりしないため、ストーリーがごちゃごちゃしているように感じてしまいます。  特に主要人物であるクレアとニックの行動の目的がちょっとわかりづらいのが一番の問題。いったい何をしたいのかがよくわからんのです。だから二人がちょっと活躍しても、なんとなくカッコよさそうな雰囲気出しても、なんかいまいちどれもぱっとしない、物足りないんです。  テンポが不必要にだらだらと感じられるのもマイナス。ドラマよりな割に、登場人物やそれぞれが抱えている背景なんかに深みがまるでないのもいまいち。まさにもの凄く中途半端な作品でした。  面白くないとは言えませんが、これじゃあ面白いとも言えませんぜ。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-20 02:56:55)
1523.  素晴らしき日 《ネタバレ》 
 軽快なリズム。スピード感のある展開。  なかなか楽しい作品です。  ラブストーリーだけでなく、お互いの仕事のドラマがきちんとストーリーとして見ごたえのあるものになっているのが大変良かったです。二人が仕事に対して真剣な分、肩入れする気持ちが生まれますし、コメディパートの面白さも際立ちます。  時間に追われる身でありながら、どうしても言わなければ気がすまない口げんかは特に面白い。普通だったら、口論は、もっと険悪になったり、間があったりするものです。ところが二人の場合、何せ時間が限られているもんだから、お互い必要最低限なことだけを言って終わりっていうのが小気味良いです。  で、本作で唯一気に入らなかったのは子供、特にサミー(男の子)のほうですね。コメディだから目くじらたてるもんじゃないってのは重々承知しています。ですがたった一日でこんだけトラブル起こすってのはさすがにあんまり。どんなにやんちゃな子供だって、やばいことしちゃったら、それからしばらくは大人しくしているもんです。ですがサミーにはそれがまったくない。完全にトラブルを起こすアイテムとして配置されているのがあからさま。だから見ていてついイライラしてしまいます。  でも子供たちの面倒を二人で協力しながら見ていくっていうストーリーはとても面白いですね。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-19 02:02:49)
1524.  ファニーゲーム 《ネタバレ》 
 アメリカのホラーやサスペンスが、怖いとは思っても精神的負担が少なくて済むのは、そこに確固たるフィクションの壁が存在しているからだと思います。BGMや効果音を入れることで、場の空気を盛り上げると同時に、フィクションの世界と現実とを明確に区別してくれている気がするのです。それは作成者側のサービス精神であると同時に、良心の表れとも見てとれます。『これはあくまで映画だからね!』って。  そんで、その良心をとっぱらってしまうと、こーゆー作品ができてしまうのではないかと思います。  また、もっとも凄惨な場面は悲鳴と声だけにとどめ、結果のみを映像に映すという手法はこの作品において絶大な効果を発揮していると思います。不条理さと絶望感がより際立ってくるんです。今作において、子供が撃ち殺され呆然とする夫婦、ラストで湖に沈められる奥さん、この2つのシーンが個人的には特に凄まじい、衝撃的なシーンでした。  ただこの映画は、せっかく作り上げられたノンフィクションのような世界観を、『カメラ目線』『問いかけ』『巻き戻し』という反則技を駆使して、台無しにしちゃっています。完成された世界観を自ら壊しにかかる暴挙ともとれる行動。いったいどういうことなのか、・・・謎です。  確かに、この映画でしか感じることのできない何かを感じることができる作品ですね。  ただし、上記の目的がわからないことと、序盤、あまりにも無抵抗な奥さんに不自然さを感じてしまうことで、本筋とは関係ない部分でイライラさせられた点は大きくマイナスです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-18 23:59:24)(良:1票)
1525.  身代金 《ネタバレ》 
 予想を超える展開。緊張感のある演出。スピード感のあるシナリオ。どれをとっても個人的には1級品だと思える傑作クライムムービーです。  人物描写も素晴らしく、メル・ギブソン演じる父親の迫力ある演技にひきこまれます。 そんで、何気にレネ・ルッソの演技が良かったです。息子の身を案じながら、旦那に不信感を抱いたり、やはり信頼したり、その揺れ動く感情が痛いほど伝わってきます。  そしてやはりゲイリー・シニーズ。プールに服を着たまま飛び込ませ盗聴器を破壊し、ケースを入れ替えさせることで追跡装置を無力化させる、完璧な計画性。その冷静かつ高い知能にしびれます。  てっきりこのままジミー(ゲイリー)がイニシアチブを握ったまま、物語が進んでいくのかと思いきや、まさかの主導権争いに転じていくストーリーは興奮の一言。  二度目の身代金引渡しに向かう最中、父親が車の中でテレビを見ながら何かを思いつき、そこで狙ったかのようにかかってくる犯人からの電話。そして「気が変わった。」の父親の一言。背筋がぞくぞくするような、何かが起きると予感させるシーン。このシーン好きなんですよねー。  ここから先は父親は攻勢に転じるわけですが、時折聞こえる息子の声に心が折れそうになる様子がたまらないです。電話でのやりとりはこの映画の最大の見所でしょう。  久々に時間を忘れるほど興奮した一時を過ごしました。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-05-17 16:22:53)(良:1票)
1526.  ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 《ネタバレ》 
 余命を宣告され、残りわずかな時間に何をするのか?  扱っているテーマは大変興味深い。切り口としてはとても良いのだと思います。  ただどうしても、倫理観、モラルの面で『待った』がかかってしまって素直に二人に共感しきれなかったのが残念です。  コメディですから、いくら撃ち合ってもだれも死なないというのに文句はありません。ですが、それは脚本や演出でそうなっているからであって、実際は二人の行動によって死人が出てもおかしくない事態はいくらでもあったわけです。  自分たちの余命が残りわずかであれば、他者の命を危険に晒しても良いのか?重病の人であっても健康な人であっても命の価値は等価値だと思っている私としては、自分たち以外の人達の命を軽んじている行動には賛同できないのです。  こーゆー見方をする映画ではないのかもしれませんが、『生』や『死』、そして『人生のテーマ』を扱っている以上は、ちょっと看過できないものがありました。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-16 14:21:57)(良:1票)
1527.  フィフス・エレメント
 こーゆー娯楽SFは大好きです!夢があります。わくわくします。奥行きのある未来都市、そこを飛び回る車、世界観が最高にエキサイティングでたまらないです。  すべてがフィクションの映像でありながら、その中で生活感を感じさせる演出が素晴らしい。コーベン・ダラス(ブルース・ウィリス)のアパートなんかはその最たるもの。  ストーリーそのものは特筆すべきものはありませんが、普通に楽しめるレベルでしょう。大切なのは、そのストーリーと映像、人物がきれいにマッチすることで生み出される、この想像上の世界を経験できることだと思います。今もあるものと、未来にしかないものを絶妙なバランスで融合させている面白さがこの作品にはあると思います。  終盤に向けてなんとなく世界を小さく感じてしまったのは残念ですが、それでも映画の可能性を感じさせてくれる作品でした。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-15 14:24:55)
1528.  RONIN 《ネタバレ》 
 狭い路地を走り抜けるカーアクションは興奮の大迫力で、今まで見たことのあるカーチェイスの中で一番ハラハラしました!音楽をかなり抑えて臨場感を際立たせたことが、よりいっそうの緊張感を生み出している気がします。  で、肝心のストーリーにつきましては、わかりづらくはありません。ですが、シーマスが運転手を殺してディアドラと共にサムとヴィンセントを裏切る流れだけが意味わかりません。もともとシーマスとディアドラが雇っている人達であり、利害は一致しているわけで、あのメンバーがケースを取り戻したら報酬を払って終わりで良いじゃないですか。それともシーマスはサムの正体に気づいていたのでしょうか。だとしたらそこは観ている私たちにも『シーマスはサムの正体に気づいているよー』って教えてくれないとだめです。  スパイ&サスペンス映画だからって、なんでもかんでも裏切れば良いってもんじゃないと思いますよ。裏切りは今作の場合グレゴールだけで良かった気がします。  ラストの攻守交替が入れ替わりまくるのはもの凄く面白かったです。そこが気に入らなかった方もいらっしゃるようですが、個人的には大好きでした。スケーターを見殺しにしてあれだけしぶとかったグレゴールをあっさり射殺して、だと思ったらリタイヤしたとばかり思っていたあいつの再登場に、これはやられたと思いました。なかなか興奮するラストでしたね。  最後に二つだけ。弾を取り出すシーンが痛すぎ。あれだけ町を破壊し、車を破壊し、一般人を巻き添えにしまくっているのに、足がつかなすぎ。です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-14 13:18:08)
1529.  エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち 《ネタバレ》 
 ファザコン娘が仕事ばかりの父親に振り向いてもらうために誘拐をでっちあげ、車泥棒がそれに巻き込まれちゃうっていう切り口はかなり面白いです。やや『べた』っぽい設定ではあるんですけど、ヴィンセント(ベニチオ・デルトロ)がBMW盗むまでの手際が鮮やかで、これからの展開に期待が膨らんじゃいます。  ただそれ以降が少々盛り上がりに欠けちゃったんですよね。コメディとしては笑えないし、サスペンスとしてはだらだらしているし、ドラマとしては深みがないんです。登場人物たちに共感もできないんです。むしろエミリーの自分勝手な行動にイライラしちゃって仕方がなかったです。たばこで出火なんてその最たるものです。  そこから先はほとんど惰性で見てしまったんですが、後半なんかいろんなことをうやむやにしながら、なし崩し的にハッピーエンドにもってちゃった適当さは嫌いじゃないです。ただグレッグやガスがいったいどーなったのか、やたら話に出てくる『ドーカスさん』にはちゃんとお金返して謝ったのか、許してもらえたのか、それぐらいは、はっきりさせてもらってすっきりしたかったですね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-14 12:02:10)
1530.  フェアリーテイル(1997) 《ネタバレ》 
 荒唐無稽なファンタジー映画って苦手なんです。秩序だった現実世界の中に、空想でしか起こりえないようなことが起こるのが、ファンタジー映画の醍醐味だと思っています。ですので、この作品は私が期待するところのファンタジーを完全に再現してくれています。  言葉を話さずひっそり暮らす妖精。妖精の存在を内緒にしようとする女の子。妖精の存在を確かめようとする大人たち。どれもこれも大好きなシチュエーションです。  実話がベースになっているだけに、ラストは手堅くまとめられてしまい、少々物足りなさは感じます。それでも両親の前をすーと通りすぎる妖精なんか、過剰すぎないさりげない演出が光っていると感じます。  なかなかの良作だと思います。  ただもう少々ドラマチックな展開があるほうが好きではありますね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-13 13:03:07)
1531.  ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ 《ネタバレ》 
 非常に面白くなりそうなストーリーだっただけに、思ったより盛り上がりきれなかった肩透かし感のほうを強く感じてしまいました。ロバート・デ・ニーロとダスティン・ホフマンの共演だから自然と見る前からハードルが上がっていた可能性もありますね。  どちらにしろ、人に勧めづらい作品なのは間違いないです。けっしてつまらない駄作というわけではないんですけどね。  ラストに、アルバニアでの戦闘が再開したということをニュースで報道するんですが、確かにその映像だけを見てしまうと鵜呑みにしてしまいそうです。この映画を見た後でさえ、そう感じます。  ラストのこのワンシーンがなければただのフィクション、ただのブラック・コメディで終わったんでしょうが、このワンシーンを見てしまうと最早笑えなくなっちゃいます。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-13 03:47:30)
1532.  デイライト 《ネタバレ》 
 トンネル内の爆発、そして爆発に至るまでのシークエンス、それが個人的には本作のハイライトでした。金持ちの社長、売れない戯曲作家、うまくいっていない家族、息子を亡くした老夫婦、囚人、警備員、タクシー運転手、全く違う人生を歩んでいる人たちが、偶然同じ場所、同じ時、同じアクシデントにあってしまうという運命を感じさせるようなストーリーがとても好きです。  そして『インデペンデンスデイ』でも感じたことですが、映画でしか見られない映像世界を見られたとき、何とも言えない興奮を感じてしまうんです。トンネル内が爆発するシーンに酔いしれるなんて不謹慎もいいところですが、この現実離れしたシーンが見られることに喜びを感じてしまうんです。  だから『パニックもの』は好きなジャンルなんですが、多くのパニックものがそうであるように災害が起こるときのインパクトが強すぎて、中盤以降にちょっと物足りなさを感じてしまうことがあります。それでも全編通して、人の弱い部分、強い部分、醜い面、善良な面をバランスよく映し出してくれる作品はラストまで目が離せません。  そういった意味では、本作は傑作に近い良作でした。見る価値のある作品だと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-12 02:26:18)
1533.  ピクチャー・パーフェクト/彼女が彼に決めた理由(わけ) 《ネタバレ》 
 ラブコメのお手本のような作品で、楽しいですね!  私にとってラブコメは、『テンポが良い。』『キャラに応援したくなる魅力がある。』『まじめなストーリーの中に、笑いがちりばめてある。』の3つを押さえてくれることが大事です。本作は軽快なテンポで、憎めない主人公ケイト(ジェニファー・アニストン)が応援したくなっちゃうキャラなのが良い感じです。そして、母親とのやりとり、ニック(ジェイ・モーア)とのやりとり、女性上司とのやりとりの中には、つい頬が緩んでしまうような微笑ましい光景がちょいちょい出てきます。  とゆーわけで、ラブコメとしては合格点だと思います。  ただ、下ネタがちょっと受け付けない内容だったのがマイナス。それから、サム(ケヴィン・ベーコン)がニックの恋敵としては、後半物足りなかったのがちょっと残念。『ただ人のものを欲しがるだけのサム』が、本当にケイトを好きになるストーリーであれば、ケイトがニックを選ぶラストがもうちょっと輝いて見えたかもしれません。  それから、『シンデレラの時計』や、序盤の『ひとめぼれしているニック』など、上手い演出があるのですが、さりげなさすぎてわかりにくくなっちゃっているのが難点。この辺りに注意して見ると、本作はより面白さが増すと思います。軽そうに見えて、じつはもの凄く丁寧で計算された脚本と演出だと思います。  女性向きだとは思いますが、男性でも十分楽しめる良作です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-10 10:46:48)
1534.  フェノミナン 《ネタバレ》 
 感動しました!なんかもの凄く泣かせるようなストーリーではないのですが、ジョージ・マレーの人柄と、レイス、ネイト、ドク、ネイトの子供たち、工場のおじちゃん、FBIの黒人のひと、そういった一握りの彼の理解者の存在に心が揺さぶられました。人の優しさを映像通して感じられるっていうのは素晴らしい体験だと、あらためて思いましたね!  この映画はまず予備知識無しで観ることが大切でしょう。私もすっかり騙されてしまいました。現実にそういうことが起こりえるかどうかは別として、物語としてはほぼ完璧な流れだと思います。安易に地球外生命体や第三者的な力に因らないところが最大のポイントでしょう。だからこそ、ジョージの『すべての人間には可能性があるんだ』という言葉が生きてくるんだと思います。  また、この作品には、人が死んでしまうという悲しさよりも、『人は生きているうちに何を成し、何を遺すかが大切』というメッセージがこめられているような気がします。  光を見てからの、ジョージの圧倒的な才能の覚醒と、そこから引き起こされる数々のパフォーマンスで私たちの目を釘付けにさせておいて、そこから、ラストへ向けて少しずつ収束していく物語の中で、大事なメッセージを私たちの心の中に残してくれる、切なくも温かい余韻の残る感動作でした。
[DVD(字幕)] 8点(2014-05-09 12:37:28)
1535.  2 days トゥー・デイズ
 ばらばらの地点からスタートした複数の物語が、思いもかけないところでつながっていき、最終的に一つの物語を作り上げていくのが快感です。この手のタイプの映画にあまり免疫がなかったことも幸いして、大変新鮮な驚きと興奮を覚えました。一見無関係に思えたパズルのピースが、ゴールへ向けて次々と綺麗にはまり込んでいく様子は、気持ちが良いものですね。小さな感動すら感じます。  最後に一つの流れにいきつくまでの、それぞれの小さな物語の流れも、非常に完成度の高いものでした。役者さん達の演技も素晴らしく、いったいそれぞれにどんな結末が用意されているのか気になるところです。そしてそれぞれにふさわしいフィナーレは、小粒ながら私の価値観を十分に満足させてくれるものでした。  ただスキーのオリンピック選手のベッキー(テリーハッチャー)と、売春大嫌いのクビになっちゃった警官アルビン(ジェフ・ダニエルス)だけは、「え?それで終わり?」というまさかの結末でなんかすっきりしませんでしたね。ベッキーはまだ許せるとしてもアルビンはほんと蚊帳の外って感じで、じゃあなんで劇中クローズアップされたのか、いまだもってよくわからない謎の存在のまま終わっちゃいました。彼の存在意義って・・・?
[DVD(字幕)] 8点(2014-05-08 16:01:35)
1536.  スウィート シンフォニー 《ネタバレ》 
 ヤウヘイ・エディ・レスリーの3人が、同じ女の子カレンを好きになり、誰が最初にカレンを見つけるかというゲームを始めるところから物語がスタートします。  実際にはカレンはほとんど登場せず、カレンを探すうちに、3人がそれぞれ違う女の子達と知り合っていくというのが本筋になります。また、3人がそれぞれ絡むシーンが極端に少ないので、3話のオムニバス形式のラブストーリーを同時進行で鑑賞していくような趣になっています。  したがいまして、大変見やすく、わかりやすく、面白いのですが、その一方で3つのカップルに接点がない分やや盛り上がりに欠ける気もしました。接点をラストにしか作らないのであれば、最初からオムニバス形式でも良かったのではないかとさえ思っちゃいます。  ちなみに、ひとつひとつのラブストーリーは特徴がはっきりしている上に、どれも結末が気になっちゃう運びになっているので、見ていてなかなか楽しいです。  個人的に面白かったストーリーはバス。でも好きな女優さんは家出少女兼泥棒少女を演じるテレサ・リー。彼女はダウンタウン・シャドーでフェニックス役を演じていた女の子です。で、好きなシチュエーションは婦人警官ですね。  それぞれ見所があるので、本当は6,5点くらいなんですが、おまけして7点です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-08 10:29:25)
1537.  007/トゥモロー・ネバー・ダイ 《ネタバレ》 
 007を初めて見ました。ここまで娯楽に徹してくれると気分爽快です。オープニングから凄いです。武器取引の現場の破壊→ミサイル奪取→脱出、それを全部一人でやってしまうスーパーマンっぷり、最高ですね!  携帯や車(ボンドカーって言うんですか?)、ウェイ・リンの秘密基地など、子供心をくすぐられるアイテムが充実しているのも嬉しいです。  更には、中国公安局員の肩書きをもつウェイ・リンが、成り行きではありますがスパイ仲間として活躍してくれるのも楽しい展開です。組織ぐるみでバックアップ体制がとれている雰囲気も大好きです。  まあ難を言うならば、死なないこと、ハッピーエンドが約束されているので、着地点がわかっている分そこに到るまでの過程を楽しむだけの映画というところでしょうか。その割に、その過程の中でおそらく一番の見所であるべき、後半のガンアクション押しがやや冗長な感じがして、多少飽きちゃったところが残念でした。 
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-07 12:40:11)
1538.  アンフォゲタブル 《ネタバレ》 
 この作品ならではの設定を最大限に活かした演出に大満足!記憶を継承できるというメリットだけでなく、心臓に多大な負担をかけるというリスクを用意していることが素晴らしいです。この設定によって、クレイン(レイ・リオッタ)の亡き妻に対する誠実な想いがより強く伝わってきます。そしてその強い気持ちがブリッグス(リンダ・フィオレンティーナ)に伝わることで、彼女が心強い理解者であり協力者になっていくことに整合性が生まれます。  更には、見られる記憶は断片的であり、選べることもできないという不便さが良い。事件や事故の現場に行き、似たような状況を作る必要があるという条件がついていることも良い。記憶の継承という最大の利点と、それに伴うリスク及び様々な制約のバランス。この絶妙な匙加減がサスペンスとミステリーの面白さをより一層ひきたてていますね!  最近見た中ではかなりのヒット作でした。  ラストは涙まで誘うドラマ性。ジャンルに『ラブストーリー』を付け足したいくらいです。  でも子供たちのことを考えれば、クレインの行動は決して最良とは言えないんですけどね。ですが、気持ちを考えればクレインの行動を否定することは出来ません。これ良い映画ですね。ただのサスペンスの枠には収まりきれない、本当に良い作品だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2014-05-06 15:33:48)
1539.  アライバル-侵略者- 《ネタバレ》 
 『ゼイリブ』に似ていますが、こちらのほうがサスペンス色が強く、ハラハラします。あちらはサングラスでの殴りあいばかりが印象に残っています(笑)  手堅く作ったストーリーながら、多岐にわたる暗殺とテンポの良い展開、ほど良いミステリーによって飽きることなく見ていられます。惜しむらくは、その手口が非常に人間臭くて、せっかくの『宇宙人モノ』という設定が存分に活かされていないことでしょうか。その辺りは手堅すぎましたね。  後半になると、地下基地や宇宙人の造形も明らかになるため、視覚効果でも楽しむことができます。が、やはりSF好きの人達がSFを見る意識で本作を鑑賞した場合、さすがにこれだけでは物足りなさを感じてしまうのもやむを得ないかもしれないですね。  ただ本作は非常にバランスの良い作品であり、誰が見ても楽しめるエンターテイメント作品として、まずまずの出来であることは疑いようがないと思います。それなりにサプライズも用意されていますしね。  ということで、あまり色眼鏡をかけずに観てもらえれば、思いの外楽しめるんじゃないでしょーか。個人的にはオススメの1本です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-05 09:42:40)
1540.  クエスト 《ネタバレ》 
 ドラゴンボールの天下一武道会。  バキのトーナメント編。修羅の門。  各種格ゲー。  そういったものが好きな人達だったらそれなりに楽しめると思います。  この作品の良いところは、脇役たちの戦いも全部見せてくれることです。  それぞれの個性、キャラを大切にしているところです。  映画が始まったら50分くらい早送りして、そこから30分くらい見たら十分です。ラストの決勝戦は、漫画と同じでそんなに面白くないんで。そもそも『外に出て来い』ってお前がゆーな。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-04 22:20:02)
0100.44%
1210.92%
2291.28%
3893.92%
41446.34%
527912.29%
649621.84%
773832.50%
832614.35%
91024.49%
10371.63%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS