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 > たきたて さんの口コミ一覧。77ページ目
たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2271
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1521.  太陽に恋して 《ネタバレ》 
 クリスティアーネ・パウル演じるユーリをはじめとして、ユーリの友人や、トラックの運転手のルナなど、きれいな女優さんがたくさん。ドイツ映画なので、普段目にしない女優さんたちばかりで、とても新鮮です。  リズミカルなストーリー展開、享楽的で個性のある登場人物たち。エンターテイメントに富んだロードムービーです。ラブストーリーとしても、程よい切なさを感じます。  個人的にはちょっと飽きちゃうときもありましたので、点数にすると6点くらいになっちゃいます。ですがこれは単に『ロードムービーは飽きる』という個人的な体質の問題であり、この作品の良し悪しとはきっと関係ないでしょう。ラブコメ好きな方、旅好きな方、万人に愛される映像作品だと思います。  ラストのストーリーの収束のさせ方が、いたってシンプル、かつすっきり爽快で、これ以上ないハッピーエンドなのが良かったです。きれいにまとめましたね。
[DVD(字幕)] 6点(2015-04-29 15:49:29)
1522.  追跡者(1998) 《ネタバレ》 
 トミー・リー・ジョーンズ主演の追跡者。今回はてっきり本当に悪いやつを追いかけるのかと思いきや、またもや冤罪。つまり、主役は前作同様二人いることになります。これでは他のレビュワーの方も指摘されているように、『逃亡者2』ですね。  今作のストーリーは『逃亡者』以上に複雑で、中盤以降にあっちこっちで鬼ごっこが始まる展開は嫌いじゃないです。ですが、ストーリーをひねりすぎると逆に単調に感じてしまう不思議。似たようなノリが続くためか、次第に頭がボーっとしてきます。あんまり複雑にしすぎると、頭が理解するのをやめてしまうのかもしません。娯楽作品を気軽に観るつもりで鑑賞したので、その割りにはちょっとストーリーがごちゃごちゃしすぎていたのかもしれないです。  飛行機が墜落するシーンや、仲間が撃たれるシーンなど、目を見張るシーンがありますし、ボートでの追跡シーンは映像がやたら綺麗で臨場感があって個人的に好きなシーンです。一つ一つの画を切り取ると素晴らしい作品なんですけどね。なんか見ていて今回は疲れちゃった。ラストあたりがきっちり盛り上がったから、ま、いいんですけどね。仲間が一人殺されちゃったのは、ちょっと悲しかったかな。あれでメリハリは確かについたし、復讐へのカタルシスを感じ取ることができるわけですが、それでも助かってほしかったです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-04-26 15:41:09)
1523.  TAXi4 《ネタバレ》 
 この作品っていつもつかみが抜群に上手いです。  今回のつかみは『サッカー』。サッカーボールが、シーンが変わってもつながっていくその様子は、何かのCMのロングバージョンみたいです。更にはそのプロローグで、街中でのばっきばきのカーレースも見れちゃうんですよね。これは否が応にも期待が高まります。  ですが悲しいかな、このシリーズはその後続かないんです。本編に入るといつも通り。シリーズが進むに連れて『TAXi』がメインでなくなっていくのが残念です。  また、ストーリーがやたらとコメディ寄りなのも、2作目、3作目同様です。そんで、そのノリに、少々飽きがきています。何より、署長をメインとしたコメディパートに力を入れすぎてしまい、肝心のストーリーを壊しかねない勢いです。今回のように署長のコント中心の構成になれば、純粋な『TAXi』ファンでは逆に楽しめない恐れがあります。  コメディに力を注ぐのは全然構いません。ただし、あくまでオードブルではなく、『添え物的な立ち位置』にいてほしいのです。  それから、ダニエルの活躍が足りない気がするのと、リリーファンとしては、彼女が出ないのがひどく残念です。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-03-28 06:06:51)(良:1票)
1524.  ノー・トゥモロー 《ネタバレ》 
 ありがちなストーリーかもしれませんが、脚本がよくできていて、なかなか面白く鑑賞できました。マイナーなB級作品だとなめていたら、普通に騙されちゃう作品です。『潜入捜査官はそっちかよ』ってなると思います。でもこのレビュー読んだら警戒しちゃうんですぐに誰かわかってしまいますね。  複数勢力をそれぞれ魅力的に描きながら、最終決戦までもつれこむのは漫画チックでなかなか良いです。ちょっと『こいつ誰だっけ』となる部分もありますが、許容範囲でしょう。主演俳優の演技がいかにも演技っぽくて、それだけがちょっと残念です。もう少し上手い役者さんであれば、隠れた名作になった可能性もありますね!
[DVD(字幕)] 6点(2015-03-09 12:23:00)
1525.  ホワイトハウス/殺人連鎖<OV>
 いまどき珍しいくらいのオーソドックスなサスペンスものです。ミステリーの要素もあるんですが、浅いし、興味もわかないしょっぼいミステリーです。何しろ真相がしょぼいしょぼい。演出も安っぽいし、ストーリーも安っぽいし、安っぽさばかりが気になって、いまいち物語に入り込めません。まあ正直、『こんなもんか。』という感想です。  と言いながらも、中盤過ぎくらいからちょっとずつ面白くはなってきます。安っぽさにも慣れてきます。ぐだぐだのアクションも全然気になりません。全然必要性のない無駄なラブシーンだってへっちゃらです。こんなんで脱がなきゃならない女優さんがちょっとかわいそうだなって思うくらいです。それに要所要所でやけにうまい盛り上げ方をするシーンが無きにしも非ずです。特にラスト5分はなかなかグッド。終盤が面白いと、映画全体が面白く感じちゃうものですね。ゆえに、おそらく正しい評価とは言い切れないのがつらいところですが、最期見終わったときの素直な感想です。  『そこそこ面白い』
[DVD(字幕)] 6点(2015-01-22 06:45:09)
1526.  ホネツギマン 《ネタバレ》 
 主人公のエドワード・ブリス(ホネツギマン)が両親と婚約者を殺され、復讐する物語。(※ただし、婚約者のほうは生きています。)  完全なイロモノ系B級映画と思っていましたが、タイトルの割に意外に真面目なストーリー設定です。  特に、エドワード・ブリスが父親と和解するまでが一番面白い。ブリスの過去から現在までをダイジェストのように紹介してくれるシークエンスは、希望に満ち溢れています。とてもドラマとして完成度が高いです。  で・す・が。やはり両親が殺され、婚約者が撃たれてからはB級色が強くなります。いや、まあそれは良いのですが。復讐するにしても、もっとストレートにいってほしいです。  両親と和解し、新しい人生を始める直前に大変な悲劇に見舞われ、大きなショックを受けてしまうのはすごく伝わってきます。ただそれをラストまでひっぱりすぎです。ドロレスの存在価値も不明です。  それに、ホネツギマンならではのバトルはとても良いのに、その対象がやたら無関係な人ばかりです。なのに、肝心の復讐相手にはそのホネツギバトルがほとんど出ません。そこでこそ、見せてほしいのに。そしてスカッとしたいです。  一応ラストはハッピーエンドっぽくしめていますが、両親は殺されています。婚約者も重傷なので、おなかの赤ちゃんがどうなったのかが気になります。本人は捕まっているし。プロレス関係者たちも良い人ばかりだったのに、ホネツギマンから骨折られまくって気の毒です。  B級映画とは言え、あんまり暴走されると応援しづらいし共感できなくなっちゃうので、残念です。
[DVD(字幕)] 6点(2015-01-12 13:48:56)
1527.  オフィスキラー 《ネタバレ》 
 なかなかシニカルなホラーで興味深く拝見させていただきました。  切断した指をつきさした時計の針や、おもちゃのように扱う手首などゴア描写も結構なものです。死体で作り上げていく地下のマイルームは狂気の最先端をいっていますね。  本作ではまっさきに犠牲になりそうなキムが、あまりに会社に適応できていないがために逆に助かるというストーリーがなんとも皮肉が効いていて面白いです。  被害者たちは共通して、ドリーンに選ばれるだけの資質を備えていることが重要です。それでいて、ドリーンに対してパワハラやったり、陰で悪いことやったりしていることも大事なポイントになります。つまり、ドリーンにとって殺すに値する人物である一方で、殺した跡にマイオフィスを彩るのに相応しい人物でもあるということが大事なんです。  つまりキムは殺すにも値しない人物。一回邪魔になって殺されそうにはなりましたが、結局殺されず不採用。お母さんは勝手に死んじゃいましたが、オフィスにはいらないので不採用。パパの存在がうやむやにされてしまった感はありますが、回想シーンだけで考えるならば、きっと性的虐待でも受けていたんでしょう。それがドリーンという究極のアンバランス人間を生み出しちゃったっぽいですね。  きっと低予算な作品だと思うんですが、安上がりのB級ホラーとして格付けしてしまうには、捨てがたい何かがあります。ただし、その面白さはまごうことなきB級レベル。人に勧められるほど面白くはないってのが悲しい。 音楽も個人的には好みじゃないです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-01 08:15:36)
1528.  カラー・オブ・ハート 《ネタバレ》 
 ストーリーがしっかり作りこまれているとは思いますが、やはりアイデア・映像先行のアート的な作品だと感じます。どちらかと言えば、視覚的な面白さを追求した作品ではないかと。  ですので、ディテールにおいては甘さがあります。こういう作品こそ、ディテールにこだわり、矛盾点を無くし、作品に説得力が生まれればより高度な傑作に成りえたかもしれません。  今作に関しては、ルールを事前に知ってから見たほうが楽しいかもしれないですね。『価値観が変化する』⇒『色がつく』という着想は実に面白いです。最初は色がつくきっかけがよくわからなかったんです。ルールがよくわからないまま物語が進行していくので、もやもやします。最初から知っていれば、映画を見たときの感想がまた違うものになるかもしれません。  ちょっとだけクレーム。①リモコンを渡した電気屋さんは主人公に対してクレームなんぞつけずに、終始、第三者的視点でいて欲しいです。②どちらかと言えばファミリー向け作品の雰囲気がするのですが、それにしては下ネタ多くないですか?③お母さんに不倫してほしくない。しかもお父さんとお母さんの関係はラストで修復されたのかよくわからないままです。あの三角関係が適当にスルーされるのは不自然です。④価値観の変化により、妹のほうがプレザントヴィルに残り、兄のほうが現実世界に戻るというのは、流れ的には間違っていないと思います。ですがプレザントヴィルの世界がどこまで広がっているのか、はっきりとしないまま妹がその世界でバスに乗って大学に行こうとするのは、世界観が崩れます。プレザントヴィルはやはり架空世界のままのほうが、収まりが良いんじゃないでしょうか?
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-12-22 04:09:00)(良:1票)
1529.  クレイジー・イン・アラバマ 《ネタバレ》 
 二人の主人公の一人称視点で、交互に違うドラマが同時進行する不思議なテイストの作品。  ピージョ視点。ルシル視点。かたやポリティカルサスペンス?かたやコメディサスペンス。  終盤になると、どちらも同じテーマを扱っていることがわかります。テーマは『自由』そしてその『自由』と天秤にかけられるものが、『人の命』なんですよね。  でも逆に言えば、それが『自由の価値の重さ』をより印象づけることに成功しています。  映画としては、ルシルサイドのストーリーのファンタジー色が強くなりすぎてしまったために、やたらリアルに描かれたピージョサイドのストーリーとの不協和音を感じてしまうのが残念です。  また、ラストの裁判はどちらかと言えばエンタメ重視です。どちらかと言えばルシルカラーが強く出過ぎてしまっています。二つの異なるストーリーが、最後に一つの流れとなって、社会に大きな潮流を作りだすことを予感させるストーリーテリングが見事だっただけに、コメディ色をもう少し押さえてくれたほうが良かったかもしれません。  ちなみに、陪審員に有罪を選択させたのはあっぱれでした。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-21 13:37:39)(良:1票)
1530.  不眠症/オリジナル版 インソムニア 《ネタバレ》 
 まったく予備知識なしで鑑賞しました。リメイク版も見たことはありません。  だから、ミステリーサスペンス系と思って見ていました。  ところが、同僚を誤射してしまったところから、方向性が完全に変わってきます。  真犯人が誰かを推理する作品だと思い込んでいたので、突然の方向転換にやや戸惑います。  主人公が苦悩しながらも真犯人を追い込んでいくのかと思いきや、真犯人と手を組んで、自分のミスの証拠隠滅に奔走するとは、予想外すぎました。そーゆーお話ですか。  凄腕の刑事と見せかけて、実は、その中身はどこにでもいる弱いダメ人間なんだぞと、そーゆーことですか。こりゃあ、見ていて気分が悪くなりますね。  更には、被害者の友人の女の子に手を出そうとしておきながら、真犯人が女の子に好意をもったことは責めたてるって、これでもかって言うくらい人間のヤな部分を見せつけられます。  単純なストーリーながらもこの作品ならではの緊迫感を堪能することができるので、それなりに飽きずに楽しめちゃうんですが、もともと白黒はっきりつけないサスペンスやダメ人間系のお話って苦手なんですよね。それでも最後まで普通に見れてしまったので、この作品のクオリティってかなり高いのかもしれません。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-10 06:41:33)
1531.  ピースメーカー 《ネタバレ》 
 娯楽作品にしたいのか、それとも何かしらのメッセージを含んだ深みのある作品にしたいのか、軸のはっきりしない印象を受けます。  もちろん好意的に見れば、『真面目なテーマを扱いつつも、エンターテイメント性を失っていない』ととらえることもできます。  『VSコドルフ』までは単純な『正義×悪』の図式が出来上がっているので、わかりやすい勧善懲悪ものです。ところがコドルフ失脚後は、犯人への感情移入を誘う回想のシーンが入ったりと、作品のテイストに変化が生まれます。それがこの映画の長所なんでしょうが、作品のイメージを中途半端にしてしまった原因にもなっているようです。  また、コドルフの登場シーンはラスボスっぽい風格があって良かったのですが、物語が進むにつれてその勢いは失速。それは彼がラスボスではなかったからと言ってしまえばそれまでなんですが、もう少し悪役の美学みたいなものを魅せてほしかったです。  そして後半。回想のシーンをもう少し早いタイミングで入れてくれたら、どちらに肩入れしていいかわからないもやもや感をもっと楽しむことができた気がします。回想シーンに始まり、犯人が除々に包囲されていくシークエンスはかなり好きなシチュエーションです。  それに、劇中ケリー博士(ニコール・キッドマン)の『10基の核を欲しがる人間(コドルフ)よりも1基の核を欲しがる人間のほうが怖い』という台詞がわかりやすすぎるくらい前振りとして効いているのも大変良かったです。  きっと本作は、アクションひとつとっても、メインディッシュが多すぎて、逆にどれもメインにならなくなってしまった典型かもしれません。見所が多すぎて、途中から感覚が多少麻痺しちゃうんでしょうね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-09-29 10:16:53)
1532.  ミュージック・フロム・アナザー・ルーム 《ネタバレ》 
 主役のダニーは恋人と別れたばかりです。ヒロインのアンナには婚約者がいます。にも関わらず、『運命の人だ。』って、共感できるかいっ!って感じです。  それに、国民性の違いでしょうか、僕にはダニーがストーカーにしか見えないです。ですから、ダニーはともかくアンナの気持ちがラストに向けて、いったいどこでそこまで高ぶったのかが、いまいちピンとこないです。  ダニーに心を開いたときのアンナの表情というのが、大変に魅力的です。二人の夜を過ごして別れるシーン、駅でのラストシーン、大変良かったです。だからこそ、もうちょっとアンナがダニーに惹かれるわかりやすいエピソードや説得力のあるファクターがあれば、もっと共感を覚えた気がします。  また、今作の場合、恋敵のエリックに落ち度がないため、なんとなく後味の悪さの残るハッピーエンドになっちゃっているのもマイナスかもしれません。  その一方で、盲目のニーナ(ジェニファー・ティリー)とジーザス(誰かわからん)のエピソードは心の温かくなるものばかりで、見ていて幸せな気分になります。  充実したサイドストーリーに、映画の雰囲気を盛り上げる音楽、楽しい映画に仕上がっているのは間違いないんですが・・・。価値観のずれを感じる作品でゴザイマシタ。
[DVD(字幕)] 6点(2014-09-28 03:15:38)
1533.  フォーエバー・フィーバー 《ネタバレ》 
 シンプルなストーリーながら、青春、恋愛、スポーツ、コメディ、家族愛、バイオレンス?、性同一性障害とたくさんの要素を盛り込みまくった欲張りな作品。懐かしい昭和の青春の香り、ダンスに打ち込むシーンなどは良かったのですが、それ以外はちょっと欲張りすぎちゃったかもしれません。  特に、弟の性同一性障害カミングアウトから、自殺までのエピソードによって、なんとなく作品に暗い陰ができている気がしちゃうんです。だから、ラストのバイクで旅するシーンを見ても、弟のことが気になってなんか爽快な気分になりきれません。このラブコメに入れるには、弟のイベントはちょっと重たい気がします。  てっきり、兄がダンスに打ち込み、優勝をすることによって、家族の祝福を受けるもんだと思っていたのです。ですが家族の関心は終始弟にあります。どうもこの作品には主軸が二つ存在しているようですね。  ついでに言うと、ラストのダンスも、結局はメイと踊るのかと思いきや、そのままジュリーと踊るってのもどうなんですかね?それだったら、いっそラスト3人で踊るような演出でも良かったんじゃないかな。ホックのキャラが好きだっただけに、その辺りの優柔不断さはちょっとがっかりです。  面白い作品ですから、サイドストーリーを削って、もっとシンプルにしてくれたほうが個人的には良かったです。 
[DVD(吹替)] 6点(2014-09-23 01:21:02)
1534.  Bモンキー 《ネタバレ》 
 アクション、サスペンス、ラブストーリー、そのどれもが中途半端な出来ながら、それなりに楽しめてしまう作品です。  ストーリー展開や演出は何気に面白いので、肝心なところがうやむやにされちゃったり、あっさり解決されちゃったりするのが少々肩透かしをくらいますね。  『虐待は本当にあったのか?』『福祉課を語ったベアトリスとブルーノはいったい何をしたのか?』『ポールがフランクとトラブルになった要因は?』例えば、そういうところをもう少しつっこんでくれていれば、もっと各エピソードが盛り上がったかもしれません。  また、本作品のメインである、ベアトリスとアランの恋愛ですが、これもベアトリスがアランに魅かれる説得力が弱い気がします。  それに強盗シーンも、『どこが凄腕?』っていうくらいのぐだぐだな内容だったのがさすがに残念。  ラストの、『こんな何もない田舎で幸せを感じられるなんて』というセリフが、まさに本作品の中途半端さを一言で表しているような気がします。  それでもまあまあ面白いのですけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-09-15 02:34:17)
1535.  娼婦ベロニカ 《ネタバレ》 
 娼婦、中世のベネチア。当時の文化や習慣になじみがなさすぎて、共感しづらい作品でした。知らない世界、知らない時代を疑似体験できるのは、映画の良いところですが、時にはそれが作品の足枷にもなっちゃうようです。  サクセスストーリーのような盛り上がりを見せる本作。たとえなじみのない世界であっても、主人公が脚光を浴び、頭角を表す過程を見るのは楽しいものです。実際は、最後まで見てみると、サクセスというよりかは、時代に翻弄される一人の女性の栄枯盛衰の物語でした。  てっきりこのパターンで行くと最後はやはり悲劇で幕を閉じるのかと思ったのですが、意外にもハッピーエンド。あの絶体絶命の状況からの逆転には胸が熱くなるものを感じます。  ただそれでもね。マフィオの嫉妬心はさすがに気持ちが悪いし、マルコはラストを除いて、自分勝手な言い分ばかりが目につきます。その辺りは見ていて気持ちのいいものではありません。そういった負の要素が、軽快な音楽とベロニカの明るさによって中和されているのでエンターテイメントとして割り切れますが、観る人によって評価が分かれそうな作品だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2014-08-20 04:22:10)(良:1票)
1536.  ウォーターボーイ 《ネタバレ》 
 サクセスストーリーが好きなので鑑賞したのですが、途中で見るのをやめようかと思ったくらい最初の1時間くらいはひどいものでした。コメディ要素が強すぎる上に、ちょっと笑えないです。『いじめられっこが才能を開花させて反撃』っていうストーリーには心躍るものがありますが、そのいじめられる理由が軽度の知的障害っていうのがどうもひっかかります。アメリカは障害者には日本以上に優しく思いやりがあるイメージでしたので、なんとなく違和感を感じてしまうんです。  それから、キャシー・ベイツ演じる母親の存在がきつい。さすがにここまでいくとちょっと気持ち悪い。たとえコメディとは言え不快です。仮病を使ってまでアメフトをやめさせようとするなんて悪質すぎます。  一番好きだったのはフェアルーザ・バーク演じるヴィッキー。美人ではないんですが、大変に魅力のあるキャラに仕上がっています。ボビー・ブーシェが才能を開花させる前からの彼の理解者であり良き友人。こういう存在が一人でもいることで、物語に華が出ますね。  で、ラストの30分くらいがいいんです。それまでのフラストレーションを一気に清算してくれます。光輝いていますね。  母親の改心のシーンとその後の豹変ぶりは、べたな展開ながらも良い。そしてボビーだけではなく、トラウマを抱えるコーチにもトラウマを克服し見せ場を用意してくれているのが嬉しいです。  怒りを動力源にパワーを発揮するっていうのはどうかな、って思っていたんですけど、『水をゲータレードに変えろ』っていうワードで怒らせるのはちょっと面白い。
[DVD(字幕)] 6点(2014-07-28 12:17:48)
1537.  フェイク 《ネタバレ》 
 2時間26分、正直長い、と感じてしまっちゃったので、高い点数はつけられません。本当に面白い作品は、3時間でも長いとは感じないです。逆に、つまんない映画は80分くらいでも長いと感じてしまいます。体感時間って大事です。その作品が良い作品かどうかの基準になります。  『おとり捜査系』の作品では、ニセモノの世界が少しずつ本物になっていくという危うさがよく描かれます。本作でも、その様子はかろうじて感じ取られます。ですが、同系統の作品と比べると、その辺のスパイスが弱く、若干の物足りなさを感じます。実話なだけに、過剰な演出を排除した結果としたらやむを得ません。  個人的な感想で好きになれないポイントがいくつかあります。  まず奥さん。刑事の奥さんなのに、仕事に対する理解がなさすぎます。極論を言えば、仕事で家を空けてほしくないのであれば、刑事と結婚したらだめだと思います。  決定的なのは、途中から強制的に参加する仲間の捜査官。『ジョーが成果を上げているから』というくだらない理由で、自分もちゃっかり参加し、あからさまに足を引っ張るという愚行が好きになれません。プロの囮捜査官が、何回も名前を呼び間違えるのにイラっとします。  ですが本作ならではの味わいがあるのもまた事実です。  例えば、レフティが、船の上で、ソニー・ブラックに可愛がられるようになるドニーを寂しそうに見つめるシーンなんてのは本当に切なくて良かったです。ソニー・ブラックに今まで準備した何もかもをも、横からかっさわれるという、本当についていない、でも文句言えない、しがない中間管理職の悲哀がよく表れています。いや、もうこのシーンはラストよりよっぽど泣きそうでした。  そんなレフティが、ドニーがFBIだとわかり、その責任のために殺されるにも関わらず、『お前なら許せると伝えてくれ』と言った一言が素晴らしい。正直、本当かなーとも思ったけど、この一言でこの作品はダイヤの輝きを得たように思います。
[DVD(字幕)] 6点(2014-07-18 15:15:41)
1538.  ハロウィン レザレクション 《ネタバレ》 
 B級ホラー映画として普通に楽しめる作品です。  ただシリーズものとして、ファンの期待を裏切る部分があるかもしれないので注意が必要でしょう。なにしろ、マイケル・マイヤーズと因縁のある唯一の人物が冒頭で退場し、後は縁もゆかりもない人たちと、マイケルとのただの殺戮ショーですからね。つながりを楽しむハロウィンシリーズとしての味わいは薄いかもしれませんね。  個人的には嫌いじゃないです。  これはこれでひとつの殺人鬼ものとして、それなりにハラハラしながら観ることができますからね。僕がホラー映画で感じたい欲求はそれなりに満たしてくれるわけです。  ただ、目が疲れます。インターネット用のライブ映像が、狙っているのでしょうが画像が悪すぎです。その上全編ひたすら暗いので、まじで目が疲れます。
[DVD(字幕)] 6点(2014-07-10 05:57:01)
1539.  奴らに深き眠りを 《ネタバレ》 
 マフィアものってそんなに好きなわけではないんですが、見てみると結構面白いものが多いです。最初の期待値が低いのが良いのかもしれないです。  本作も陰謀渦巻くマフィアの世界を堪能できます。スパイがいて、殺し屋もいる。突然の襲撃もある。こういったマフィア映画お約束のファクターが、作品に緊張感を生み出しています。  したがいまして、本作、1つ1つのシークエンスは間違いなく面白いです。マフィア好きな人には十分満足してもらえるのではないかと思います。ただ、そのプロセスは良いのですが、結末がかなり消化不良気味です。  賄賂を受け取っている検事デューイは血も流さず、手も汚さずおいしいとこどり。フランシーナとの関係も結局うやむやのまま自然消滅みたいな感じ。マダム・クイーンとの確執もほったらかし。それにダッチだって、あんな簡単に始末できるのであれば、もっと早くにやれたんじゃないでしょーか。  ハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもない。『これがマフィア映画だ。』って言われちゃうと何も言えないんですけどね。なんかいろいろ決着を見ないまま唐突に終わりを迎えたので、個人的な好みの見解でいくと、あんま好きじゃないかな、こーゆー締めくくり。
[DVD(字幕)] 6点(2014-07-04 13:43:03)
1540.  美術館の隣の動物園 《ネタバレ》 
 『あなたにも書ける恋愛小説』みたいなシチュエーションは結構好きです。面識の無かった二人がひとつの脚本を書き上げるっていう設定がなんか良いです。  ただそれ以外のエピソードが弱く、どのエピソードも軽い味付け程度の意味しかないのがもったいない。簡単に言えば、元カノのタヘもそうだし、議員秘書もそうだし、兵役中の有給休暇の残り日数もそうだし、べつになくても大差ないエピソードばかり。またそういった伏線が活かしきれていないためか、いたって平坦で平凡すぎるストーリーに終始しちゃっています。さすがに中盤、退屈しました。  もしくは平凡なストーリーにするのであれば、せめて主演の二人にはもう少し魅力を出してほしかったです。いや、魅力はあったのですが、チョルスの序盤のキャラ設定は酷いでしょう。ああまで自分勝手でデリカシーが無いと、もはや『なんだこいつ』という感想しか出てきません。中盤以降はベッドをさりげなくゆずったり、バスを車で停めてあげたり、それなりに粋な演出もあるんですが、必要以上にチンピラみたいに語気を荒げる台詞回しで帳消しです。  本作で一番良かったのはラストのシークエンス。二人で作る脚本と、二人が三叉路で出会うまでの映像がすれ違い、そして重なり合うシーンは理屈抜きで感動します。良い作品ではあると思うんですが、人に勧めるには今ひとつといったところでしょうか。
[DVD(字幕)] 6点(2014-07-01 04:31:30)
0100.44%
1210.92%
2291.28%
3893.92%
41446.34%
527912.29%
649621.84%
773832.50%
832614.35%
91024.49%
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