141. クジラの島の少女
ハリウッドに毒されている自分には、この映画の持つ、ハリウッドでは決して味わえない独得の雰囲気は胸に迫るものがあるが、ただ独得の雰囲気だけの映画。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-09-01 00:41:41) |
142. クローサー(2004)
《ネタバレ》 オープニングを観て、これは年に1本出会えるかどうかレベルのラブロマンスになる!と思ったもんだが、そのあとは酷い。ヤったとかヤらないとか、入れたとか入れてないとか、舐めたとか舐めてないとか、そんな話を小手先で延々と、こねくり回すだけで、ストーリーや映像が安直なだけでなく、エロとしても安直。 ナタリー・ポートマンは、よく頑張ったとは思うが、こんな映画で頑張ったところで、ただの悪趣味なキャスティングとしか思えない。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2006-09-01 00:38:39) |
143. サスペクト・ゼロ
事件の衝撃よりも、キャリー・アン・モスの容姿の劣化度の方が衝撃的。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-09-01 00:32:33) |
144. 突撃(1957)
《ネタバレ》 ひとつ間違うと、収集のつかなくなりそうな難しい話を卒なくまとめているのは、キューブリックらしくなかったりするわけだが、上手くまとめずに、あと30分ほど尺を伸ばして、不条理に銃殺される三人の兵士の裁判から銃殺までを、もう少しねちっこく描いたほうが、最後の展開に深みが出たかと思われる。カーク・ダグラスの演技が印象深いのは当然として、見る者の心にダイレクトに嫌悪感を与える、アドルフ・マンジューの演技力が強烈。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-02 10:02:00) |
145. トスカーナの休日
《ネタバレ》 アメリカからイタリアに渡り、廃屋と悪戦苦闘する辺りまでは面白かったのだが、生活が一段落して主人公が異国の地に慣れてからは急激につまらなくなる。どうせ男に振られるんでしょ?どうせ若い二人を助けてやるんでしょ?どうせ新しい男が登場するんでしょ?と、予定調和すぎ。ただ、エロオーラは出しつつも妙に陰気で、これまで自分が非常に苦手な役者の一人であったダイアン・レインは、この映画ではカラッと明るく魅力的。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-02 09:58:10) |
146. シービスケット
まず、シービスケットというタイトルでありながら、Seabiscuitが主人公でないのが致命的。馬主と騎手と調教師、そこにSeabiscuit、という展開が最後までつまらない。Seabiscuitの存在は常に人間の脇に置かれたままで、最も盛り上がるはずの、偉大なるビッグレッド、Man o'Warの直仔War Admiralとの頂上決戦、ピムリコスペシャルも、映画の中のワンシーンでしかない。SeabiscuitとWar Admiralが血統的に運命の対決であることには、まったく触れられていない。翻訳ミスが多く、競馬好きからすると、???と思わせられるのも地味に痛い。サラブレッドの薄い皮膚の質感まで伝わるような、今まで観た競馬映画の中で最高のレースシーンだったので、そこは大いに評価するが、ストーリーは平均以下。原作のほうが格段に上。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-29 01:11:08) |
147. レーシング ストライプス
いくらスタッフが同じだからって、豚をそのままシマウマに変えただけってのはねぇ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-29 00:49:43) |
148. ふたりにクギづけ
結合性双生児というネタを出してきた時点で、表面的なインパクトだけに頼った、こけ脅しの作品だろうと、ついつい自分などは思ってしまい、事実、これまでこの手の映画にロクなのはないのだが、この映画は良作。毒があって笑えるだけでなく、ハリウッドの内幕物としても面白く、最後には感動までさせられ、エンドロールが流れてきたときには、いい映画観たなぁ、と素直に思えた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-29 00:47:05) |
149. ターミナル
登場人物全員が善人すぎ、最初は鼻について嫌な映画に思えたが。鼻につくほどの徹底した善人ぶりを最後まで押し通したことで、最後のほうはなんとなく、これはこれかな、と思える気分にまで持っていかれた。それにしてもやっぱり、スタンリー・トゥッチって最高。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-29 00:40:45) |
150. THE JUON/呪怨
《ネタバレ》 諸悪の根源は不動産の主人のような気がする。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-29 00:38:07) |
151. ダニー・ザ・ドッグ
ジェット・リーとモーガン・フリーマンという、わけのわからない絡みに、脚本がリュック・ベッソンと聞けば、それだけで逃げたくなるが、 これがあまりにも意外に面白い。面白いとは言いつつ到底良作とは言えず、映画としてのバランスはバラバラで、褒められた作りではないのだが、作品として今にもこけてしまいそうな危うさが、こちらにハラハラ感を抱かせるという、ヨロヨロしながら自転車に乗っている小さな子供を見守るような気分にさせられる、斬新かつ妙な映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-29 00:33:51) |
152. サイドウェイ
これが噂のサンドラ・オーかぁ。噂以上に凄いな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-29 00:25:33)(良:1票) |
153. キングダム・オブ・ヘブン
《ネタバレ》 お前の良心とやらのおかげで、どんだけ人が死んどるんだと。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-07-29 00:23:13) |
154. メルビンとハワード
実話なんだから、つまんなくてもいいんだよ、という製作者の発想が、画面から感じられる。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2006-07-29 00:17:31) |
155. スピーシーズ3 禁断の種
《ネタバレ》 始まって数分で首をグキっとやられ逝っちゃって、そのまま最後まで登場しないのなら、ナターシャ・ヘンストリッジをハナっから登場させないでいただきたい。こっちは、彼女だけを目当てに観てるんだから。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2006-07-29 00:13:53) |
156. バス174
《ネタバレ》 それなりの衝撃は確かにあるんだが、ブラジルと聞くと、ロナウジーニョとアセリノ・フレイタスが浮かんでくるような自分にとっては、縁遠い感じがしてしまうのも事実。丁寧に作っているのは伝わってきて、ブラジルの司法制度や警察制度の崩壊は理解できたのだが、少なくとも犠牲者が1人出て命が失われてしまっている以上、そういう切り口が正しいかどうかは疑問。特に中盤以降の、国が悪い、警察が悪い、親が悪い、というのを前面に押し出し、犯人への同情のインタビューだけを意図的に流し、犯行を正当化させるような作りは好きになれない。ただ、切り口がどうあれ、このような映画が世に送り出される意義は確実にあると思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-29 00:10:35) |
157. 恋人までの距離(ディスタンス)
「So. You know what」 「What?」。些細な言葉のやり取りの繰り返しで、男女の仲は、ゆっくりと深まってゆく。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-11 02:27:33)(良:1票) |
158. Mr.3000
《ネタバレ》 あらすじを読んだ時点で、ちょっと笑えたんで、まったく知らない映画ながらも、なんとなく期待を持たせたが、これが意外なほどの良作。ストーリーうんぬよりも、野球映画としての出来が良い。Brewersだけに、ちょうどこの年殿堂入りしたポール・モリター辺りが突然出てくるんではないかと期待して、大物メジャーリーガーの登場がなかったのが残念だったが、かなり楽しめた。Milwaukeeを舞台に選ぶセンスも好きだ。この映画の主人公とは逆に誠実で無口な人柄で同じくMr.3000のラファエル・パルメイロが、映画とは違い現実では悲惨な状況に陥っているだけに、バレバレのスクイズにもジーンとさせられた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-11 02:20:04) |
159. コーラス
《ネタバレ》 子供たちが最初から妙に歌が上手かったりするように、御都合主義な映画ではあり、紙飛行機を飛ばしてのお別れも、どうも好きになれず、生っちょろい担任より、ガキをぶん殴っちゃう校長に共感を覚えてしまう始末だったんだが、最後の最後、土曜日にバスに乗ったペビノに感動しちゃったよ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-09 20:48:50) |
160. ターミナル・ベロシティ
収穫は、あのナスターシャ・キンスキーが初めてアクション映画に演たってことと、ターミナル・ベロシティという言葉の意味を覚えたくらいで、それなりに大々的に売り出された割には特にどうってことのない映画。飛ぶ鳥を落とす勢いの80年代を終え、ハリウッドにおいて転がり落ち始めた当初のチャーリー・シーンを見るという、資料的価値はあるかな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-09 20:41:57) |