141. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 素直に感動した。人に親切にしてもらったら他の人に親切にしてあげることで世界を平和にしようということを考えた少年が最後には死んでしまう。死んでしまったからこそ世界を本気で平和にしようと考えた人の意図を汲んで、そういう人のためにも世界を平和にしようと思って欲しいという意味なんだろうな~と思った。しかし、「人に親切にしてもらったら他の3人に…」というルールがを決めないと人間は平和に暮らせないのだろうか。知っている人でも知らない人手もお互いに助け合ったり、親切にしてあげるのは当たり前のはずなのだが、なかなか実践できている人は居ない。無料で車を上げる必要は無いけど身近なところでみんなが自分なりのペイ・フォワードを続けることが大切なんじゃないだろうか。そうすれば世界平和までは行かなくても、世界がもっと明るいものになるんじゃないかな。僕はそう信じたい。 9点(2003-12-20 07:06:20) |
142. ブレイド(1998)
バンパイアのハーフがバンパイアを狩っていくという単純なストーリーなのだが、ここまでストーリーを単純にしてもらえると見ている方はアクションに集中できるから良い。しかも内容はアクションだけで本当に中身が無いから頭カラッポにした方が楽しめる。単純にアクションを楽しみたい人でちょっとくらいグロい方が好きという人には最適な映画だ。ただしこの映画ではバンパイア特有の殺し方があって、そのバンパイアの死に方が最大の見所でそこを楽しめるかどうかが鍵。バンパイアが死ぬシーンでグロいと思った時点でその人はこの映画には向いていない。 6点(2003-12-19 13:58:59) |
143. ブレアウィッチ2
《ネタバレ》 前作ではあえて謎を残す事で観客の恐怖を増幅させることに成功していたのだが、続編を作るという時点で誰もが怖いものを見せてくれることよりも謎を解いてくれることに期待してしまったのではないだろうか。もちろん、もっち~も謎を解いてくれることを期待していた1人だったが、結局謎は謎のまま終わってしまい、モヤモヤとしたものが残っただけだった。映像も前作のような衝撃を味わえるはずもなく、もちろんホラー自体にも新鮮味を感じる事は出来ず、ホラーとしての価値(怖さ)も、やはりレベルダウンしてしまっている。映画のラストでは巻き戻してみると文字が1つの文章になったりするということや、映画の中での奇妙な現象について解説するというオマケで何とか怖がらせようとしている。こんな小手先の手段に出るとは、よっぽど本編に自信が無かったと見受けられる。 4点(2003-12-19 13:43:22) |
144. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
《ネタバレ》 全編ハンディ・カメラの映像だけで映画を作るという新しい試みをしている作品。主人公たちが撮ったハンディ・カメラの映像だけで映画を作ることで、観客の視点が常に主人公たちと同じ目線で設定されることになり、主人公たちの感情が手に取るように分かるような仕組みになっている。もちろんこの手法はホラーだから有効だったわけで、ただ実験的に撮ってみたというわけでは無く、きちんと計算された上でこの映画は作られている。これは映画ではないという人もいるが、「ブレア・ウィッチプロジェクト」は映画の概念を打ち破り、映像表現のすそ野を広げてくれた貴重な作品の1つだと思う。 8点(2003-12-19 13:14:26) |
145. ブラス!
おかしい。僕は泣かなかったぞ、この映画。他の人はみんな泣いているというのに。しかし、自分で書いている映画メモには「ブラス!」は6点という採点をつけている。かなり昔のものだがその時の自分の感性を信じる。 6点(2003-12-19 12:36:57) |
146. ドリームキャッチャー
「見せてあげよう。見たことを後悔するものを。」というキャチッコピーだったんですけど、本当に後悔している人がたくさんいるようですね~。じゃあ、あのキャッチコピーは間違って無いってことで、ウソ偽りの無い出来に7点。 7点(2003-12-19 09:32:08)(笑:2票) |
147. 光の旅人 K-PAX
《ネタバレ》 設定はSF・ファンタジー、展開はサスペンス、そして内容はヒューマンドラマ。ケビン・スペイシーに釘付けになりますよ。 10点(2003-12-19 09:15:10) |
148. Dolls ドールズ(2002)
《ネタバレ》 題名のDOLLsというのはもちろん人形という意味ですが、映画の序盤に出てくる「人形浄瑠璃」と「つながり乞食」を対比、もしくは並列させているんだろうということが容易に推測できます。ただ序盤の「人形浄瑠璃」がどんな話なのかよく知らないから、どのようにストーリーに関わっているのかも全く分かりませんでした。やっぱり、「人形浄瑠璃」に少しでも詳しくないと話が分からないんじゃないかな~と思いました。ただ、そういうマイナス面を感じつつもこの話にすごく引き込まれて、途中は涙が溢れて仕方がありませんでした。最初から最後まで、「痛い愛」に満ちているのですが、そこにいやらしさが全く無くて、淡々としているのが逆に切なさを感じさせられました。しかし淡々としているから退屈かと言えばそうでもなく、映像はとても綺麗で日本の四季を美しく描いていたので、美しい映像の数々に目を奪われてしまいます。しかし、ホーキング青山に「変な奴」という台詞を言わせてしまうのは北野武の独特のセンスですね。 8点(2003-12-18 04:41:36) |
149. フォレスト・ガンプ/一期一会
ニコちゃんマーク、エルビス・プレスリー、ジョン・レノン、ニクソン大統領、ベトナム戦争、ヒッピー、レーガン大統領暗殺、ウォーターゲイト事件など実際に居た人物、実際に起こった事件をこんなに執拗にパロディ化しているのに嫌味が無く、むしろ懐古的でノスタルジーを感じさせる。フォレスト・ガンプという男は真っ直ぐで純粋な心でもって、これらの大きな事件の中、色々な人物に触れ合いながら生きてきた。そんな彼に自分を重ねて見るアメリカ人は多いと思うし、アメリカの歴史を知らない人でも、このフォレスト・ガンプという男のひたむきさに共感する人は多いのではないでしょうか。 9点(2003-12-17 02:20:51) |
150. 15ミニッツ
《ネタバレ》 サスペンス映画なのだが、一番ビックリするのがデニーロが死んでしまうシーン。そのシーンのためだけにあるような映画です。彼が死んでしまった後、エドワード・バーンズだけではやっぱり物足りないと感じてしまいました。最後のシーンも行き当たりばったりで「火曜サスペンス」並の展開。デニーロ亡き後は観る価値が無いですね~。 4点(2003-12-17 01:47:58) |
151. ファイナルファンタジー
ファイナルファンタジーの名を借りていますが、ゲームのような世界観を期待してしまうと裏切られるし、ゲームを知らない人が見てもたいして面白くも無い内容です。しかし、粗いところもかなり見られるのですが、フルシーンCGで描いたとは思えない程映像は美しくリアルで、人の表情などは本当に細やかで実写と見紛うほど真に迫っています。この映画を観て「役者が必要なくなった」とコメントを残した人の気持ちがよく分かります。ただ、いくら技術が画期的で素晴らしくても、もっと低コストでより良い映像は作れるし、ストーリーを差し置いてCGの美しさだけで魅せようとする映画に観客が満足するわけはありません。と言いつつも映画における新たな可能性を示したという点で、この映画をある程度評価しても良いと思います。 6点(2003-12-17 01:24:56) |
152. ファイト・クラブ
フィンチャー&ノートン好きなので言う事無いくらい好きな映画です。 9点(2003-12-17 00:59:45) |
153. ブルークラッシュ
《ネタバレ》 サーフィンをしている映像がメチャかっこ良い。カメラワークはかなり凝っていて、実際にサーフィンをしているような錯覚に陥ってしまう。しかも波の映像はCGではなく本当に撮っているから、その臨場感たるやスゴイの一言…。もっち~はサーフィンはやったことが無いが、大波に飲まれた時の怖さや波に乗れた時の快感がびんびんに伝わってきた。しかし、どこかで見たような出来すぎたストーリーがこの映画の評価を下げる原因の1つの要素かもしれない。とは言いつつも、この映画にひねりの利いたストーリーなんか要らないと思う。これは波の映像を楽しむ映画なんだから、むしろありきたりのストーリーがダイナミックな波の映像をより際立たせていたと思う。もっち~は最高にクールでクレイジーな女の子たちにメロメロになってしまったし、アン=マリーが波に乗り損ねれば映画の中の見物客と同様に落胆し、見事に波に乗れれば映画の中の見物客と同様に感嘆の声を上げて彼女を賞賛していた。観終わった後サーフィンしたいと思った。しかしなんでまた僕は冬にこの映画を選んで観てしまったんだろうか…。 8点(2003-12-16 06:35:32) |
154. ピンポン
本当に卓球をする時は、ちゃんとボールを見て打とう! 7点(2003-12-08 22:29:11) |
155. ヒューマンネイチュア
色んな意味で既成の価値観をぶち壊してくれる映画ですね。しかし、皮肉が強すぎて最後はただのバカ映画に見えてしまいました。 6点(2003-12-08 22:11:10) |
156. ビューティフル(2000)
当たり前だと思っていることでも、言葉にしてみたり映像にしてみた時、その大切さに気付いたりすることがよくある。しかし、この映画が伝えたい事というのは今更言われなくても誰でも分かっている程度のメッセージでしかない。ここまで新鮮味が無い映画を何故作ろうとしたのだろうか。 4点(2003-12-08 22:00:52) |
157. ハンニバル(2001)
《ネタバレ》 平気で飛行機に乗ってるけど、レクター博士は世界でトップ10に入るほどの指名手配犯だぞ。警察は何をやっとるんだ! 7点(2003-12-08 20:20:12)(笑:1票) |
158. ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
前作よりも見ごたえがあった。恐らく前作で土台が出来ていたのが良かったのでしょう。 7点(2003-12-08 18:58:51) |
159. パブリック・アクセス
《ネタバレ》 僕にはこの映画の良さが全く分かりませんでした。主人公の男は市長が絶対正しいと信じているし、真実を知らされた後自己保身のために恋人すらも殺してしまいました。固定観念に縛られた頭の堅い男が街から街へ色んなトラブルを撒き散らして歩いているのかと思いましたが、で、一体何なの?って思ってしまいました。意味がありそうな気もしますが、僕には分かりませんでした。 2点(2003-12-08 18:49:12) |
160. 誘拐犯(2000)
「誘拐犯」のCMを見ると、「計画は完璧なはずだった・・・。」って言ってます。しかも、「ユージュアル・サスペクツ」のクリストファー・マックァリー脚本&ベニチオ・デルトロ主演、とも言ってるのでこのCMを見ると「絶対サスペンスだ!」って誰だって思っちゃうのは当たり前。僕も最初そう思いました。映画を見てビックリ。サスペンスじゃないじゃん!でも、後になって考えてみると、この映画は「誘拐」をテーマにしたサスペンスではなく、「誘拐」というのは単に人と人が銃で争い合う状況を生み出すための設定でしか無かったんですよ。だって、本編を見れば分かるとおりで誘拐に計画性なんて微塵も無いし、何より原題をよく見てください。「The Way of The Gun(銃の使い方)」なんですもの。しかし、この映画を担当した日本の配給会社の社員はこの映画の本質を見抜けなかったんでしょうね。どう見てもサスペンスでは無いのは明らかなのに、C・マッカクァリー脚本でB・デルトロ主演というだけで「ユージュアル・サスペクツ」に続くサスペンスだと思い込んでしまったようです。その結果、付けた邦題は「誘拐犯」で、宣伝文句は「計画は完璧なはずだった」。映画の内容とはこれっぽっちも合っていないんだから、CMに触発されてユージュアル・サスペクツのようなサスペンスを期待した人が面白いと思えるはずがありません。だからサスペンスという前提でこの映画を見た人にとっては正当な評価を下すのが本当に難しい映画なんだと思います。一回見た人は頭をリセットしてもう一度見て見て、そしてこの映画を今一度判断して欲しいです。それでもおもしろくなかったら、ゴメンなさい。 8点(2003-12-08 15:13:20)(笑:1票) (良:2票) |