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マイカルシネマさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 258
性別 男性
年齢 35歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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141.  ブロウ
この映画は裏社会物として見るべきではないだろう。というのも、やはりこの映画の魅力は父親との交流に尽きると思うからだ。最後のテープレコーダーのやり取りでは不覚にも泣きそうになった。「金は幻だ」という教訓を生かせなかったことが彼の人生最大の悲劇だろう。ジョニー・デップの演技もユングの話し方やタバコをすう仕草をうまく真似ていて素晴らしかった(インタビューを見ればわかる)。話の展開としてはおそらくユングにとって一番幸せだっただろうバーバラとの結婚生活までがよく、その後は少々中だるみしてしまっていたが、ジョージが足を洗うあたりから勢いを取り戻した感じ。監督は家族問題をテーマにしたかったみたいだが、残念ながら両親の態度がどのようにユングの人生に影響したか、その点がイマイチ描けていなかった気がする。 
[DVD(字幕)] 7点(2005-04-05 20:49:06)
142.  やかまし村の子どもたち
ラッセ・ハルストレム監督の個性が非常によく出ている映画だと思う。やはり、ハルストレムの持ち味は風景を美しく切り取られることと、俳優たちに自然な演技をさせられる事だと思うのだが、本作でも文明社会から浮いた社会で生活する人々のエピソードを生き生きと描いている。さらに「マイ・ライフ・アズ・アドッグ」と比べて子どもたちは深刻な問題を持たないので、ラストで得られるものがないものの、終始とても暖かい気分で見ていられる。個人的に気に入ったエピソードは買い物とオッレが犬を飼うまでのエピソード。それにしてもハルストレム監督の映画がハリウッドに来てから変わったと思うのはやはり子どもたちの視点がなくなったからではないだろうか。監督にはもう一度子どもたちの視点で映画を撮って欲しい。
[地上波(字幕)] 8点(2005-04-05 14:15:44)
143.  A.I.
個人的にはキューブリックには苦手意識があるので「キューブリックが撮っていたなら・・・」などということは考えなかった。むしろ、この映画の問題点は中盤から挿入されるロボット狩りとジゴロロボットの不要なエピソードにもあると思うのだが、それはスピルバーグがファミリー映画を作ろうとした過程でシニカルなキューブリックの爪痕が残ってしまった結果なのだと思う(「時計じかけのオレンジ」などからわかる)。細かな突っ込みどころを良しとすると、前者のエピソードとラストをカットするだけでもこの映画はもっといい作品になったはずだ。理想とする子どもを手に入れるために機械に感情を持たせてしまう身勝手な人間というテーマは手塚治虫の時代から用いられてきた。スピルバーグは因縁からか宇宙人に助けを求めてしまったようだが、そういった意味でラストはデイビッドが海底でひたすら祈るシーンで終わるバッドエンドにしておくべきだったと思う。
[ビデオ(吹替)] 4点(2005-04-04 00:56:01)
144.  アビエイター
やっぱり2時間以上の上映時間は長く感じました。率直に言うと前半の映画撮影のシーンは必要なかったと思います。ひたすら飛行機の映像にこだわる一方でヒューズの苦悩にもスポットを当てているのでテーマが何なのかもハッキリせず、ラストも非常に中途半端でした。ハーキュリーズの飛行の場面で主人公の成功を暗示していたようにも思われましたが、苦悩のシーンが長かった割にはカタルシスが得られなかったのはとても残念です。ディカプリオの後半の精神病の演技のはうまかったと思いますが、それでもオスカーを取れなかったのは判るような気がします。一方でケイト・ブランシェットの演技は本当にストイックで脱帽しました。
[映画館(字幕)] 6点(2005-03-31 17:00:19)
145.  ケインとアベル/権力と復讐にかけた男の情熱<TVM>
ひたすら追い詰められていくケインがとにかく悲惨で最後の最後まで彼に同情してしまいした。ほんの些細な出来事からアベルに憎まれ姉妹には彼のことを憎むようになっていく、ここら辺の描写が自然なのでラストで彼がアベルに卑怯な手を使っても素直な気持ちで見ていられ、頭取の席を立つときの後姿にも哀愁を感じました。逆にアベルの方は完全に悪役として見てしまいます。後半になってからの異常な執着ぶりは破局に対する彼への八つ当たりのような気がして全く同情できませんでした。しかしその分、ラストの彼のセリフには本当に泣きそうになりました。支援者の正体は古典的な小説から見るとややありきたりで前半で既にわかってしまったのですが、忘れかけた頃にきたので素直に彼に同情できました。「良き友人になれたはずなのに・・・」という彼の最後のセリフに全てが詰まっています。
[地上波(吹替)] 8点(2005-03-24 23:35:37)
146.  トム・ソーヤーの冒険
子供向けの映画としてはそこそこ良い出来だと思います。時々挿入されるミュージカル調の歌には辟易させられましたが、原作をうまい具合に90分近くの尺に収められていましたし、何よりもジョディ・フォスターが可愛い。ラストの変更からあからさまにハックよりもベッキーとのつながりを強調しているのがわかります。また、この映画を通じて当時のアメリカの時代背景を知ることが出来るでしょう。ただ残念なのはポリー叔母さんがハックを嫌っていたことと裁判のシーンがややコミカルすぎた事です。 
[CS・衛星(吹替)] 7点(2005-03-22 16:16:43)
147.  キス・オブ・ザ・ドラゴン
ストーリーよりもCGやワイヤーアクションに毒されていない生のジェット・リーのカンフーが見られたことが最大の収穫です。それ以上でもそれ以下でもありません(なにしろ脚本はリュック・ベッソンですからね)。とくにホテルと警察署での格闘シーンがすごい。アクロバティックなジャッキー・チェンと比べ、ジェット・リーはとにかく素早いです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-03-20 15:18:58)
148.  バートン・フィンク
ラストでチャーリーが炎の中を走ってくるシーンが忘れられません。とても衝撃的な映画でした。不条理劇といってしまえばそれまでですが、全編を通して小説家バートンの精神状態を表しているのでしょう。前半部のホテルの不快な描写はペンの進まない苦悩を、殺人事件は新境地に達した孤独感を、チャーリーの一件は作家には到底描けない悪夢を、浜辺の写真は彼が目指していた到達点だったのでしょう。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-03-18 18:06:41)
149.  ギルバート・グレイプ 《ネタバレ》 
見終わって本当にさわやかな気分になれる映画。監督は何かしらの問題を抱える主人公が自分の居場所を見つける、というプロットの作品が多いが、それはこの映画にも当てはまる。ジュリエット・ルイスの登場から次第にギルバートが外の世界に関心を覚えていく描写がうまく、とくにケーキをアーニーに食べられてしまったときの彼の行動は、初めて行ったスーパーで買ったケーキが彼の外の世界への第一歩を象徴しているものだったからではないだろうか。他にも前半でいろんな事件が起きるが、後半の展開を見ているとそれらの「小道具」がうまく問題解決に使われていって本当に脚本に隙がない。強いて言えば、バーガー・チェーンのエピソードが不要だったぐらい。実際、不倫関係にあった女性との仲は解消され、母親もベッドで眠りに付く事ができ、ラストでアーニーとともに旅立っていった。ラストで家を燃やすシーンがあったが、ギルバートが自由になるためにはやはり邪魔だったのだろう(似たようなシーンが「シッピング・ニュース」にもある)。ラストの爽快感はこういった全てが片付いた状態によるものだろう。ハルストレム監督が毎回優れた脚本を選び出せるのはやはりすごいことだと思う。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-03-18 17:50:57)
150.  ザ・ワン
これは正直、苦笑モノでした。ストーリーらしいものがほとんどない上にラストのまとめ方も非常に強引。だいたい、「もし一人だけ残ったら宇宙が破壊されるかもしれない」なんて事言われてもわかるわけないし、ジェット・リーのためらいにもわざとらしさを感じてしまう。致命的なのはせっかくのジェット・リーのアクションがCGやワイヤーで完全に殺されてしまっているところ。ジェット・リーの実力はあんなモンじゃないですよ。というより最近、ジェット・リーはハリウッドではまるで出演作に恵まれていないようですが、大丈夫でしょうか(「マトリックス・リローデッド」に出てたほうがまだマシだったんじゃ)?
[ビデオ(字幕)] 3点(2005-03-17 23:09:46)
151.  誘拐犯(2000)
凡作とはどんな映画なのか教えてくれた映画(もちろん感謝しているわけでもないです)。まず、登場人物に魅力がない。登場人物がやたら多いわりに誰も彼もストーリーを進めるための捨て駒のように扱われ、誘拐された女性はギャーギャーうるさいだけ。デル・トロはさすがにうまく役柄をこなしているものの、ライアン・フィリップのほうはやや貫禄不足。おまけにストーリーの焦点が散漫なため、ストーリーは「ユージュアル・サスペクツ」よりも単純であるにもかかわらず、非常にわかりづらい。ここら辺を見ると監督は「ユージュアル・サスペクツ」ではブライアン・シンガーの演出に頼っていたとも考えられる。そしてラストの銃撃戦の取り方も非常に下手。クリストファー・マッカリーにとことん脱力させられた1作でした。
[地上波(吹替)] 5点(2005-03-11 20:25:43)
152.  I am Sam アイ・アム・サム
初めて見たときはなかなかいい映画だと思ったけど、今見てみるとやっぱりイマイチなところが多かった。やはり最大の問題点はルーシーの位置づけが少し曖昧なところ。サムと一緒にバスで逃げようとしたり、里親を嫌ったりするエピソードはいくらなんでもやりすぎなんじゃないかと思った(里親役がローラ・ダーンなので一層可哀想に思えてしまった)。監督は女性らしいが、ミミ・レダー監督同様ドラマの作りが少々あざとい。あくまでも「7歳の娘」として登場させているにもかかわらず、制作者の「とにかくいろんな事させておいて観客の同情を誘おう」みたいな下心がみえてくるようで、おかげでルーシーの事をいじらしいというより子憎たらしく思えてしまった。ショーン・ペンの縁起は文句なしに良かったけれど。個人的にはラストで法廷シーンを入れて検事の唖然とする姿を見たかったなぁ(それじゃ映画の主旨が違うか)。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-03-06 20:47:12)
153.  ネバーランド
こんなにラストで素直に感動できる映画を見たのは「ビッグ・フィッシュ」以来でした。本当に劇場で見てよかったと思います。実は観劇中に隣に座っていたおばさんが前半部で早くも寝ていたにもかかわらず、ラストでちゃっかり泣いていたのを覚えています(笑)。たしかに前半ではストーリー展開がゆるいので退屈するかもしれませんが、これが全てラスト近くでしっかり伏線として絡んでいます。そしてあの「ピーター・パン」初演のシーンへと続くのですが、まさかあんなラストが待っているとは思ってもみませんっでした。「本の中に生きている」という言葉とピーター役の少年の無心の演技に圧倒されエンドロールが流れている最中もささやかな余韻に浸れました。「ビッグ・フィッシュ」などの感動映画の共通点はこういったラストへの落とし所のうまさにあるのだろうと思いました。ジョニー・デップの演技で彼の表情が変わらないのを批判する人がいるようですが、変わらないからいいのだと思います。この映画で変化するのはバリではなく子どもたちです。バリのおかげで長男のジョージは大人になり、ピーターは想像力を持つ事の大切さを知りました。デップはそういった子どもたちの変化を受ける側として地味ながらも非常に良い演技をしていたと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2005-02-01 17:02:49)
154.  WASABI
このところ駄作しか作れないリュック・ベッソンについていくジャン・レノは正直感動モノ。もちろん本作も紛れもなく「DASAKU」。冒頭の意味不明なナレーションからいきなり引いてしまったが、脚本が完璧なまでにメチャクチャでギャグと捉えるにしてもあまりに酷すぎる。特に日本の捉え方はリュック・ベッソンが嫌日家だという事がよくわかった。おまけに広末のファッションにいたっては葬式に露出高めの罰当たりな服装で出席させるという有様。ただ、唯一の救いと言えば監督がこれをコメディ映画にしたところ。コメディとは言え駄作に間違いはないのだが、「クリムゾン・リバー2」や「ミシェル・ヴァイヨン」みたいにシリアスに撮られるよりはずっとマシ。本当のところレビューなど書きたくはなかったけれど、ジャン・レノと涙ぐましいほど頑張っている広末涼子のスカした奮闘振りは称えたい。でも、やっぱ3点。
[地上波(吹替)] 3点(2005-01-24 23:29:06)
155.  ボーン・アイデンティティー
う~ん、正直言ってかなり物足りなかった印象です。マット・デイモンの新境地作としては仕方がないのかもしれませんが、スパイ・アクション物としてはかなりアクションシーンが少なく地味な印象を受けました。確かにデイモンはカッコいいけれど、アクションシーンが少ないだけでなく、緊張感も持続しないという中途半端な映画です。スイス銀行のシーンといい、事件にあったときの解決策といいかなりご都合主義的な展開が続くので緊張感が場面場面でしか続かず、スパイ物としては成り立たないのではないでしょうか。ラストは綺麗に収まった感じですが、妙に終わるのが早く感じました。
[映画館(字幕)] 5点(2005-01-24 22:56:33)
156.  オーシャンと十一人の仲間 《ネタバレ》 
それなりに楽しめました。オープニングの展開は確かにダルいけど、計画に加わる人々が皆深刻な問題を抱えながら参加する設定はよかったと思います。残念な事にカジノのシステム自体が手薄な上、キャラ描写もオリジナル同様浅いのですが、やっぱり計画がばれてからの展開が面白かったです。あとあのラストは個人的にダメでした。60年代の犯罪映画はハッピーエンドを許さなかったのかもしれませんが(「現金に体を張れ」も同様につまらないラストだった)、デュークがリメイクのベネディクト以上に憎らしい役だったので、どうやって彼を欺いてカタルシスを得させてくれるのかと期待していたのですが、裏切られました。ただ、全員そろって歩いているラストはよかったですけど。
[地上波(字幕)] 6点(2005-01-23 15:09:23)
157.  アトランティスのこころ
原作のファンだけにどんな脚色をしたのか気になっていたが、やはり一話でまとめるには少し無理があった。何せ、ラストで伝える事が全く違う。原作のラストではそれこそ並々ならぬ余韻を残してくれるのだが、それがなかったのは少し哀しかった(映画のラストも良いけれど)。原作の後半部で壮大なストーリーへつながるため、伏線として未消化になるエピソードも多く、とくにサリーの死が本作では唐突過ぎる。これならもうちょっとエピソードを減らして1つ1つ丁寧に作ったほうがよかったのではないかという脚色だった。しかし、それ以外ではファンタジーとしてなかなかの出来だった。作者の持つ60年代への郷愁がよく出ており、幻想的で心に残るシーンも多く、特に観覧車でのキスシーンは「リトル・ロマンス」のサンセット・キス並みに最高にロマンチックだった。アンソニー・ホプキンスもいいが、やはり子役2人の演技が自然で心に残るものだった。本当は8点ぐらいつけたかったが、前者の点を踏まえ7点。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-01-05 11:11:59)(良:1票)
158.  アンブレイカブル
非常に評価するのが難しい映画。この映画でやっていることは「バットマン」や「スパイダーマン」でやっていることをとことんリアルに描いた映画だと思う。もっともヒーロー物としてはイライジャがあの格好なのでラストはだいたい納得がいく。しかし、ヒーロー物と割り切って作っていないためか、娯楽色が薄くなってしまっている。デヴィッドの存在が曖昧なため、ジョセフとの銃のシーンなどで彼らがイライジャという異常な男に振り回されているだけのような印象すら受けてしまう。そういったわけでヒーロー物だという事に気付かなかった人からは酷評されても仕方ないとは思う。でも、プロット自体はしっかりしているのでその点を評価。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-01-03 01:00:05)
159.  ロッタちゃんと赤いじてんしゃ
最近見た中では珍しいほのぼのした映画でした。スウェーデンの映画って子どもの映画が多いけど、どれも本当に子どもの世界を描くのがうまい。でも、ちょっと辛口の「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」に比べてこちらはかなり暖かいお話。内容的にはテレビドラマでやってそうなノリだけど、それでもきちんと子どもたちを視点の映画に出来ている演出には注目すべきだと思います。親の立場の人には賛否両論でしょうが、子どもが好きな人には是非見てほしい映画です(子ども嫌いは見なくていいです)。それにしても、親や兄弟に甘えたり、あまり泣いたりする事がない彼女って結構大物になれるんじゃないでしょうか?
[CS・衛星(吹替)] 7点(2004-12-29 12:37:18)
160.  狼たちの午後 《ネタバレ》 
人間的過ぎる銀行強盗たちを主役に強烈な社会風刺の効いた傑作。実話の方もテレビを見て知っていたのですが、最初に守衛が解放されたり、糖尿病の人質がいたりするところが結構忠実で、こちらはとことん警察をコケにしていて痛快でした。題材はつまり犯罪とは何かということ。警官たちはソニーたちが何者なのかという事より彼らを逮捕するか、銃殺する事を念頭においています。しかし、人間的な主人公と人質の間に奇妙な友情が芽生えます。そんな彼らを民衆はヒーロー扱いし、ついには警察も手を出しにくい状況へ。ここら辺の警察の惨めさがかなり痛快です。そして、ラストで逮捕されてしまった主人公たちに事実を知っていてもやっぱり同情してしまいました。このラストが映画の最大のテーマを伝える素晴らしいラストでした。普段私たちは彼らを見ていても「まぁ、罪を犯したんだし、仕方ないな」と思うところですが、そんな単純な考えでいいのでしょうか。法律は悪人だけを罰するものではないという事をしみじみ実感させられました。正直、逮捕されたあとのソニーと人質との間にもう人ひねり欲しかった感じですが、逮捕された人はそれまでのことと関係なく忘れ去られてしまうという皮肉だとも思いました。ちょっとした後味の悪さは残りますが、後日談でこの映画のおかげでソニーのモデルの人が妻に手術を受けさせられたと思うと気分がよくなります。やっぱり善人が報われる後日談まで揃ってるところが「事実は映画より奇なり」ですね。主役二人の演技も個性的で素晴らしかったです。
[DVD(字幕)] 9点(2004-12-29 00:03:48)
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