141. トム・ジョーンズの華麗な冒険
ドラマチック!エロチック!と言っても現代の映画から観たらとても健康的な好色さ。この時代の他作品や他の歴史劇からみたらとても新鮮味あふれる作品だが、とても面白かった。ある意味ではめでたい話しだけど、しっかりと活劇も織り込まれているし、観ている者を飽きさせない。アルバート・フィニーも見事にトム・ジョーンズになりきり、ヤンチャ坊主ぶりを体現していて見事としか言いようがない。またヒロインなスザンナ・ヨークの明るく健康的な色気もわすれられない逸品であった。 9点(2001-06-13 10:24:00) |
142. ザ・ワイルド
二人のドラマがよく描けている。「狼たちの街」で成功を収めたリー・タマホリ監督らしくない作品だが、やはりサー・アンソニー・ホプキンスとアレック・ボールドウィンの心理的葛藤から対立、そして友情と二人のドラマがしっかりと描けているのは見事である。観る前の時点では、大ざっぱで大味な映画だろうという先入観があった。それを見事に打ち砕いてくれた映画である。 9点(2001-06-09 19:24:23)(良:1票) |
143. 名探偵ベンジー
もうこれほど感動的な動物映画には出逢ったことはありません。大人の恋愛映画として観てもなかなかのものだと思う。ただチョットだけ会話の内容が子供向きじゃないかも...(それは考えすぎだね) まぁとにかくこれも敬遠して欲しくない秀作であることは間違いないと思います。 9点(2001-06-09 17:30:35) |
144. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
私はこのシリーズ、「ご都合主義」で良いと思うし「子供向け」で充分だと思う。あのトロッコの名シーンは素晴らしいと思うし、オープニングの中国からの逃亡シーンとかも結構面白い。そしてこれくらいの年のハリソン・フォードが一番インディ・ジョーンズにあってるかなぁと。 9点(2001-06-07 22:39:58) |
145. 勝利への旅立ち
スポ根ムービーの佳作。熱血漢ジーン・ハックマンの真骨頂であるし、脇を固める役者たちもみんないい仕事してる。またこの映画は余韻をもたすラストが効いていますね。ただ一言だけ、“愛してる”と。 9点(2001-06-03 18:50:43) |
146. サンダーボルト(1974)
正に見どころたっぷりの第一級アクションだと思う。言うならば「明日に向かって撃て!」を70年代アメリカの田舎町に舞台を移したものだと言えるでしょう。また似ているような気がするイーストウッドとジェフ・ブリッジスのデコボコ・コンビぶりもたまらなく良い。私なんかは完全に二人に感情移入してしまって、問題の教会を見つけたとき凄く嬉しくなったと記憶しております。またこの映画のラストは、ある程度予想つくような展開だが私的にはかなり衝撃的でした。まさか...エッ!?っていう感じです。ただ今になって思えばあのような終わり方をしたのは当時終焉を迎えたアメリカン・ニューシネマを象徴したものだと考えている。 9点(2001-05-30 22:03:32) |
147. 星の王子ニューヨークへ行く
本当にどこまでいってもエディ・マーフィ、エディ・マーフィ、エディ・マーフィっていう感じの映画。でも私はこの時代の彼の映画は何故かよくわからないけど、好きなんです。 9点(2001-05-28 19:32:05) |
148. ワンダー・ボーイズ
確かにゲラゲラ笑える映画ではない。私的にはどちらかと言うとニヤリとさせられる映画でした。カーチス・ハンソン監督はこれまでやったことのないジャンルにトライし、見事な手腕を発揮したと思うし、マイケル・ダグラスも決して嫌味な演技ではなく、幾分か抑えた感じの演技で彼のこれまでの映画キャリアを物語るような映画であった。 9点(2001-05-28 19:30:06) |
149. ハリウッドにくちづけ
ハリウッドの内幕ものとしては、本当に素晴らしい映画。↓辞書さんの言うようにメリルの歌も本当に巧くて、おまけに豪華キャストで楽しませてもらってお得な映画である。でも内容はとてもシリアスで、一言では語りきれない深いもの。 9点(2001-05-26 17:23:18) |
150. セルピコ
「ブリット」から始まった一連のポリス・ムービー・ブームにのっかって製作された作品だと思われるが、比較的地味な作品である。これといった派手な銃撃戦や、生々しいシーンがあるわけでもなく、フランク・セルピコが警察内部の不正を暴く過程を淡々としたタッチで社会派シドニー・ルメット監督が描く。アル・パチーノの体当たりの熱演が光るものの、確かに映像的に深みがないのが残念でならない作品である。それでもラストをああいう形にしたのが、凄くgoodで印象的である。 9点(2001-05-16 23:55:06) |
151. チャイナ・シンドローム
この映画は凄い!チョット辛口な硬派なサスペンスだが、見ごたえは充分。なにせ主演の3人がもの凄い熱演してますから......消されそうになるジャック・レモンが演じるカー・チェイス、早く核心を喋れと焦るマイケル・ダグラス、放送時間ギリギリに番組に間に合うジェーン・フォンダ、実にスリリングに描かれるじゃないか。この映画が公開された後、スリーマイル島の原発事故が起こったらしいが、ホントに現実に起こりうる事故なので怖い。 9点(2001-05-03 23:53:40)(良:1票) |
152. 羊たちの沈黙
20世紀サイコ・サスペンス映画の金字塔として称えられてもよい名作であると思う。またこのタイトルのつけ方も巧いとしか言いようがない。原作も秀逸らしい(まだ未読です)が、これまた上手い具合に練られた脚本をベースに敏腕監督ジョナサン・デミがサスペンス、サスペンス、サスペンスで押し通した演出も見事。ただこういう静かな雰囲気の映画が苦手な方はダメな映画かもね。でも俺は好きだよ、この映画。 9点(2001-04-29 20:05:51) |
153. マラソン マン
これは半端じゃなく凄い作品。きっとこの映画は“痛さ”ということがテーマなのかな(?) <ねたばれ!>序盤で兄貴が襲われるシーンとかも針金が皮膚に食い込んで痛そーだし、かの有名なホフマンの都合2回にわたる歯の拷問シーンやら悪党が手に仕込んだナイフ振り回すシーンとか、さらに“連中”の一人が田舎町の家でホフマンに射殺されるシーンとか嫌と言いたくなるほど“痛い”シーンの数々。ただ別に極端にグロいシーンがあるわけでもない。この映画の強みはそこにあると思う。不気味な音楽に絶妙なカメラ・ワーク、それに出演者の熱演がこの映画に“痛み”というものを吹き込んだのではないか。 9点(2001-04-22 19:40:17) |
154. マンハッタン花物語
コテコテのラブ・ロマンス。主人公の行動はストーカーまがいなんだけど、ここまで徹底した展開だと良いと思うようになってしまった。また1時間25分という上映時間の短さも気に入りました。この映画の一番良いところはラストだと思います。とても好感が持てるし...。 9点(2001-04-03 18:00:31) |
155. 激突!<TVM>
スピルバーグは凄い!車2台だけでこんなに緊迫した映画を撮れるなんて...。それにしてもこんなに質の高い作品をテレビ映画として放映するなんて...、やっぱしアメリカは凄い! 9点(2001-04-02 14:08:32) |
156. プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角
この時代に数多く作られた青春映画ってもの凄く好きなんです。今の映画界が忘れかけたものを教えてくれるような気がします。“お約束”の展開のハズなのに、私なんかヒロインがどっち側に行くのか本気で悩んだりなんかしちゃったりして...(苦笑) 9点(2001-04-02 11:00:32) |
157. エイトメン・アウト
1919年に起きた“疑惑のワールド・シリーズ”を映画化したものなんですが、あまり世間に知られていない良い映画だと思います。近年の野球映画にしては珍しく真面目に描かれていて、ラストもとても好感を持てた。 9点(2001-04-02 10:44:27) |
158. フル・モンティ
同じイギリス映画の「ブラス!」よりもこっちの方が好きです。アカデミーにこんなに関わっているのもうなずける。今になってもあの職安でみんなが踊りだすシーンは笑えます。 9点(2001-04-01 19:02:25) |
159. ブラス!
良かった!なかなかこんな良い映画には出会えないと思う。私は最後の「威風堂々」より最初に出てきた「アランフェス協奏曲」の方が感動的だった。 9点(2001-04-01 18:58:33) |
160. JAWS/ジョーズ
今だにリアルなサメの解剖シーンと、ラストにロバート・ショーがサメにかじられ少量の血を吐くシーン(一瞬ですが...)が忘れられません。文句なしに面白い! 9点(2001-03-27 17:01:43) |