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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2268
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1601.  陽のあたる教室 《ネタバレ》 
 学園ドラマとして、一人の先生の成長のドラマとして、大変に完成度の高い名作であると思われます。リチャード・ドレイファス演じるホランド先生が、不器用ながらも知恵を絞り、工夫しながら本当の意味で親身になって生徒を指導する姿が見ていて大変心地よいです。  彼は先生になるきっかけがそもそも消極的ですし、ガートルード・ラングやラスの指導を始めるきっかけも彼自身が率先して始めるわけではないんですよね。ですが、ホランド先生の一番の魅力は、たとえきっかけがなんであっても、一度始めた指導は最後までやり通すことなんです。決して生徒を見捨てないのです。その一途さ、善良さ、そして先生としての資質に僕は素直に感動しました。確かに、これから先生になろうと思っている人、もしくは教職につかれている方なんかは、きっとこの作品からいろいろなことを学ぶことができるかもしれませんね。見ていてなんかパワーをもらえますしね。  この映画を見ているときの感動や高揚感、そしてうまくいかないときの焦燥感というものは、スポーツを観戦しているときの感覚に近いものを感じます。スポーツを見て感動するのは、もちろんそこに数多くのドラマが生まれるということもありますが、何より選手のその真剣さ、ひたむきさに心打たれるという場合が多いのではないでしょうか。ホランド先生をはじめとして、泣きながら練習するガートルード・ラングや、一生懸命ドラムの練習をしているラスの姿にすごく心惹きつけられるものがあります。そして犬猿の仲と思われていた校長先生が、「私はこの学校の先生で、あなたが一番好きでした。」とホランド先生に告げたとき、まじでやばいくらいに感動しちゃって、久しぶりに映画見て泣いちゃいましたね。  ただ、やはり一本の映画として、盛り込みすぎてしまった感は否めないような気もします。そのために、ドラマを終局へと収束させていく段取りに少々不満が残ります。だって、大事なことは何一つ解決していないまま、「なんか感動的だからいいんじゃね?」といったノリでラストを迎えませんでした?せっかくの素晴らしい作品だったのに、最後を雰囲気だけでうやむやにされちゃったのは、正直残念でした。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-22 06:10:34)(良:1票)
1602.  ジュマンジ 《ネタバレ》 
 こういうタイプの映画は理屈抜きで本当に楽しくて大好きです。  映画だからこそ創り出すことが出来る世界を見せてくれるわけですから、本当に夢のある作品だと思います。  ゲーム好き、ファンタジー好きな自分にとっては、双六で出た目の内容がすべて真実になってしまうなんて、最高にわくわくします。更には、事情を知らない町を巻き込んでいって、次第にスケールが大きくなっていくのがまた良いんじゃないでしょうか。スケールを大きくしすぎるとしらけちゃうこともあるのですが、この映画はその辺の匙加減も絶妙です。娯楽作品として文句なし。はじめてナイト・ミュージアムを見たときの感動をまた味わうことが出来ました。(なんか、自分の中で同系列の映画にカテゴライズされています)  夢あり、笑いあり、ドラマあり、娯楽作品としてもっと評価されても良い作品だと思います。やっぱ映画はこうでなくっちゃね。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-03-20 01:46:42)
1603.  ラングーンを越えて 《ネタバレ》 
 ビルマという国の当時の状況を知ることが出来る社会派のドラマとして、かなりの見応えがありました。その一方で進行していく、一人の女性の再生の物語もとても良かったです。ラストでローラ(パトリシア・アークエット)がけが人の治療にあたったときは、不謹慎とは思いつつも、ある種の高揚感のようなものさえ感じます。  家族を理不尽な事件で失った辛さが、演出の問題でしょうか、導入部分ではそれほど心に伝わってきませんでした。だから、情勢が不安定な国で勝手に観光しようとするローラに多少イライラしちゃったんです。ですが、ストーリーが進むにつれ、ローラの辛さに共感し、ローラの勇気ある行動を心底応援するようになりました。  並のホラーやサスペンスよりよほど恐怖心や不安感を刺激される、サスペンスとしての出来もかなり秀逸です。  個人的には、傑作とまではいかないまでも、全てのひとにオススメできる良い作品だと思います。テーマはなんか重くて難しそうなのに、絶妙なバランスでかなり見やすい作品に仕上がっているのが素晴らしいです。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-18 04:08:09)(良:1票)
1604.  フレンチ・キス 《ネタバレ》 
 ラブコメとしてとてもよくできていると思うのですが、いまいち「ラブコメ」として楽しみきれなかったんですよね~。  メグ・ライアンが個人的に好みではないのが原因のひとつですね。彼女はラブコメを演じる女優として完成されすぎちゃってて、どうしても作りもの感を感じ取ってしまうんです。これはもう好みの問題なので、仕方がないとは思います。  もうひとつ原因をあげるとしたら、「ネックレス」の秘密がなんかやたら気になって、気持ちがそっちに集中しちゃったことですね。複数の要素をつめこんだ映画って嫌いじゃないんですけど、この作品にいたっては、サスペンス要素盛り込んじゃったことが裏目に出ちゃった気がします。しかもサスペンスってほどサスペンスじゃないしね。なんかこの設定のせいで、メインのストーリーに気持ちが入らなかったのです。  ひとつの作品としては、わかりやすいし、ラブもコメディもしっかり入っていて楽しい作品だと思います。バランスの問題かな。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-16 07:26:28)
1605.  ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 
 ラストまで見て、「騙された。」というより、「なんてずるい映画なんだ。」という感想しか浮かんできませんでした。「この映画すごく面白いらしいから一緒に見よう。」とあまり映画を見ない連れと一緒に見たのを凄く後悔しています。  もともと「夢オチ」がかなり嫌いなんです。今まで見たことがすべて無駄にされたような気になるのです。で・す・が、「作り話オチ」はそれに輪をかけて卑怯でしょう。それでもこの作品がまだ百歩譲って許せるとしたら、全てが作り話というわけではなく、その中に真相も紛れている部分でしょうか。  結局はっきりわかっているのは、船が炎上したことと、15人分の遺体が出たこと、女弁護士が殺されたこと。それ以外のことは回想シーンのみで語られるので、回想シーンの中のどれが真実でどれが嘘なのかがわからないわけです。コバヤシというのは偽名でしたが、ラストでコバヤシと同じ顔の側近みたいな人物が出てきたのですから、レッドフットなんかの偽名は使っても、それぞれのエピソード自体は本当であった可能性があります。ただ、それらが本当のことかどうかを最後まで観客に明かさず、よくわからないものは凄く感じるという人の心理を利用して、なんか凄い映画っぽくしちゃったのは、やはり反則であり、鑑賞者への礼儀を欠いているようにも思えます。  いろいろ考えながら見ていたときは面白かったのですが、オチだけは残念でした。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-15 07:59:56)(良:1票)
1606.  リトル・プリンセス 《ネタバレ》 
 ファミリームービーは退屈さを感じてしまうものが多いので最近は敬遠し始めていたのですが、これはとても楽しめました。確かに刺激は少なめだし、いかにも童話をそのまま映画にしましたって雰囲気なんですけど、父親の訃報を受けてからの急展開が面白かったと思います。特に原作を知らない方であれば(僕も知らなかったのですが。)逆に楽しめるのではないかと。  セーラ役の女の子の演技がとても可愛らしく力強く、純粋に彼女の幸せを劇中願い続けていました。逆境から最後はハッピーエンドになるっていうのは見え見えなんですけど、良い意味で期待を裏切らないので安心して見られます。王道には王道の良さがあるものです。それでもセーラが父親の名前を叫びながら警察に連れて行かれるところは、これファミリームービーか?と思っちゃうくらいの迫真の演技で、どうなることかとハラハラしましたね。父親が唐突に思い出したのはいまいちな感じがしましたが、ラストのミンチン校長のオチは個人的に大好きです。  万人に愛される良作ではないでしょうか。刺激は少なめですけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-12 17:37:23)(良:1票)
1607.  デンジャラス・マインド/卒業の日まで 《ネタバレ》 
 実話好き、学園ものが好きな人であれば絶対に見ておいて損はないであろう映画です。  生徒がこれだけたくさんいて、すべての生徒の問題を解決するなんてのはフィクションの世界では可能かもしれませんが、現実世界ではそうはいきません。実際には、先生個人の力なんてたかがしれていて、どうにもならないことのほうが多いに決まっているんです。この映画も実話ものらしく、どうにもならない、救えない生徒が何人か出てきます。ただこの映画の素晴らしいところは、それでも教師のルアンが最後まで生徒のために希望を捨てずに、あがく姿を見せつづけるところにあります。そしてやはり、救えない生徒は救えないままなのですが、ルアンのアクション、そして言葉にとても力強いメッセージを感じるのです。  ルアンは言ってしまえば正統派の熱血教師。自分の信念を、本音で生徒と学校にぶつけるだけで、じつはこれといったとりえのない、金八先生と同じタイプの教師です。しかしルアンは生徒に知識と教養を授け、考える方法を教え、成長させていくのです。教育者として最も大切な何かを持っているのです。だからこそ見ている私達に、教育者として大人として、あるべき姿を教えてくれているんです。  良い映画です。良い映画すぎて、若干の物足りなさを感じてしまったことは正直に認めますが、オススメの1本です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-12 00:41:50)(良:1票)
1608.  ミュート・ウィットネス 《ネタバレ》 
 古き良きサスペンスを味わえる上質の作品でした。  それに主役のビリー演じるマリア・スディナがとても魅力的なのです。ただ可愛らしいだけでなく、演技に愛らしさを感じるんです。ビリーは「耳は聞こえるが口がきけない」という障害を持っているのですが、その設定によって身振り手振りが多くなるわけです。それが見ていてすごく可愛いんです。だからこそ、彼女が危機に陥る前半がやばいくらいにハラハラドキドキで、久しぶりに正統派のサスペンスで緊張感を味わうことができました。  また、この障害の設定は、物語の中でかなり効果的に使われています。例えば、耳が聞こえるので、危機回避ができるのですが、普通だったら思わず悲鳴を上げて見つかってしまうようなシーンでは、言葉を発することができないので、見つからずに済むわけです。ただ、プラスの効果だけでなく、マイナスの効果もありました。ビリーがマンションで襲われるシーンでは、言葉を発することができないので、自分の危機を電話越しにうまく伝えられなくて、とにかく見ているこちらも焦っちゃうのです。障害の設定が映画のストーリーをよりいっそう面白くしてくれているんです。それでいて彼女の特技はしっかりラストに活かされちゃったりして、王道づくしの作品ですが、その中に個性を感じるキャラ設定が秀逸だと思いました。  音楽の使い方も素晴らしく、マイナーなB級娯楽サスペンスとしては破格の面白さ。オススメです!
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-12 00:10:50)
1609.  バッドボーイズ(1995) 《ネタバレ》 
 テンポが良く、スピード感があります。マシンガントークの掛け合いが面白いです。カーアクション、ガンアクション、すべてあります。なのに、なぜいまいち面白くないんでしょう。肩の凝らない娯楽作品が好きで、ビバリーヒルズコップなんかすごい楽しかったのに、これはなんか全然盛り上がりませんでした。  多くの方が指摘されているように、コメディ、アクション、すべての要素において中途半端感が強いからかもしれません。どれもつきぬけきれていないんですね。  例えば、二人が生活を入れ替える設定ひとつとっても、説得力がなさすぎるんですよ。これが不可避な設定で、しかも絶対にばれてはいけないという緊迫感の中であれば、ばれないようにする工夫の面白さがよりひきたつと思うんですよね。でもさっさとばらしちゃったほうが早いじゃん、って、思うんですよ。しかも普通に気付いちゃっているし。この作品の盛り上がりにかける原因の一つは必然性の欠如だと思います。娯楽作品だって整合性のあるストーリーのほうが面白いんです。  もうひとつは、カメラワークがなんかいまいちな気がするんです。いや、技術的なことは全然わからないんですよ。ただ、一般人鑑賞者として、なんか、特にアクションシーンのカメラワークがいまいちな気がしたのです。アクション自体は派手なんですけどねー。見るべきところがいっぱいありそうで、実際はほとんどない、中の下くらいのコメディアクションでした。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-03-07 05:01:52)(良:1票)
1610.  暗殺者 《ネタバレ》 
 アクションとしてサスペンスとしてふつーに面白いです。ミゲル(アントニオ・バンデラス)登場のシーンが、つかみとしてすごく良い気がしますね。ラス(スタローン)はもちろんのこと、この謎の殺し屋も只者ではないってことがめちゃめちゃ伝わってくるんです。ラスとの銃撃戦に警察が加わり、旗色が悪いと見るやあえて警察に捕まり、その後パトカーから脱出するミゲル。よくあるパターンと言えばそうかもしれませんが、アクションに戦略や心理戦をちょっとスパイスするだけで、こうも見ごたえが出るものかと感心します。  ただ、ディスクがターゲットになってからの攻防は、ストーリーそのものに難があったかもです。はっきり言っちゃえば、ディスクの重要性が伝わってこないだけで面白さが半減しちゃうんです。仲介役(実はニコライってのも意味がよくわからん)の目的とその説得力ってのも実に中途半端。娯楽作品だからこそ、動機がはっきりしてくれていると物語にのめりこめて面白いのです。その辺りは今ひとつだったかな。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-03-02 18:39:01)
1611.  暴走特急 《ネタバレ》 
 セガール映画の中では一番好きかもしれないです。舞台は列車ですが、そこから衛星を乗っ取って全世界を攻撃できるというスケールの大きさがノリノリでよいです。更には、秘密のコードを聞き出すために、目をレーザーで焼こうとする拷問のシーンは、かなりのインパクトがあります。デインやテロリストグループの冷酷・冷徹・非道な性格が印象づけられるのです。  そしてテロリストグループに一筋縄ではいかなそうなやつらがたくさんいるのも盛り上がるポイントです。この作品が一番良いと思える理由はきっとテロリストグループの質の高さだと思うんですよね。だって主役のセガールは変わりようがないですもん。セガール映画を面白くしようと思えば、あとは敵キャラを変えていくしかないんです。そういった意味ではこの映画はほぼ満点。これだけのタレントをそろえたスーパーテロリスト集団が、どんなことにも全く動じなかったのに、ライバックが列車に乗っていると知っただけで、「大変だ」ってどんだけですか(笑)  だけど、セガールがいったん動き出すと、どれだけストーリー、脚本、敵キャラに味付けをしていても、一瞬でセガール味に染められちゃうんですよね。しょうがないです。ハリウッドの水戸黄門ですから。クリリンとヤムチャには実力差がありますが、スーパーサイヤ人の前ではどちらも雑魚扱いですもんね。セガールはそれといっしょなんですが、それをふまえても楽しい作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2014-02-26 14:45:20)(良:2票)
1612.  どこまでもいこう 《ネタバレ》 
 この作品はとにかくリアル。ノスタルジックな一面と、サスペンスな一面を併せ持っているのですが、振り返ってみれば小・中学生のときってそうだったかも。リアルに関して言うならば、映画であればクローズアップされるべきエピソードがどれもスルーされるという徹底ぶり。  例えば新聞に載った写真に盗まれたバックが映りこんでいたり、友人が母親と無理心中をしたりと、何気に衝撃的な事件が起こるにも関わらず、劇中ではそれら一連の出来事はあくまで「出来事」として処理されていくのです。  この映画を通して最も感じたことは本当にリアルすぎる時間の流れです。今日の衝撃的な出来事も、3日経てば過去の出来事となってしまうんです。  例えば、お金をぱちったバックが写真に写りこんでいるのを見たときに戦慄がはしるわけです。しかし、その事実には当事者以外、結局誰も気付きません。実際、現実もそんなもんですしね。そして、そんなことは無かったかのように、また日常を楽しむんです。野村君が亡くなってしまったときもそう。それはもう衝撃的な事件です。野村君と仲良くなっていたアキラはずっと下を向いているんです。でもその数日後、女の子からビスコをもらい、喜ぶアキラ君。どんなに衝撃的な出来事も、時の流れの中に風化していく、そんなことをわずかなシーンが示唆しているように感じるのです。  ひとつだけ難を言うならば、写真が新聞に載るとか、友人が無理心中をするとか、ありそうで実はそうそう無いことなんですよね。どうせリアルを追求するのであれば、もっとありそうで、それでいて衝撃的なエピソードを盛り込んでくれれば、忘れられない作品になったかもです。
[DVD(邦画)] 6点(2014-02-24 06:50:03)(良:1票)
1613.  あなたが寝てる間に・・・ 《ネタバレ》 
 嘘をつきつづけるってのが凄く苦手なんです。いつばれるのかってハラハラすると、そっちが気になっちゃって他のことが頭に入ってこないんですよね。だから、高評価につられて見てしまったわけですが、やや苦手なシチュエーションでありました。  サンドラブロックは好きな女優さんですが、個人的にイメージができすぎちゃっているところがありました。スピードやデンジャラスビューティ、最近ではゼログラビティ。だから、ラブコメ?って感じにはなりましたね。ところが、見ているうちにどんどん可愛く見えてくるから凄いです。彼女の演技の幅って広いんですねー。  正直、恋愛は一途ものが好きです。弟君が好きだと上司に告白しちゃったときはもうびっくり。あっさり乗り換えちゃうんですね。その辺りもふくめ、普通だったら共感できないはずなんですが、脚本の出来が良いのか、役者さん達が良いのか、なんか知らず知らず見入ってしまいました。  極めつけは結婚式での告白のシーン。ここはもう素直に感動しました。特に、「家族のみなさんを愛してしまったのです。一人ぼっちだった私が・・・」のくだりは涙ものです。そして、料金所で小銭の代わりに出される指輪。ラストのナレーションの有名すぎるフレーズでのしめ。ラブコメとしては普通の良作の域を出ていないかもしれませんが、ラスト10分でただのラブコメから感動できる味わい深い作品へと昇華されましたね。 
[DVD(字幕)] 7点(2014-02-24 05:27:38)(良:2票)
1614.  ウェールズの山 《ネタバレ》 
 209メートルの丘に6メートル分の土を盛って、305メートルの山にするという嘘みたいな本当の話(実話)にひかれて見ちゃいました。本当に、あらすじ以外のことは何一つ起こらないので、サプライズはないですけど安心して見ていられましたね。  ただ予想に反して良かったのは、村人ひとりひとりの個性がはっきりしていたことでしょうか。どこにでもいそうな人々なんですけどね。なんか心温められるんですよね。で、調査員の二人を足止めしようとするんですけど、その際のやりとりなんかがちょいちょいコメディチックで面白い。肩が凝らずに楽しめます。  それでいてわかっちゃいるけど、結末がやっぱ気になります。だから最後まで飽きずに楽しめます。  ラスト直前の、「丘を登って山を降りた二人」のフレーズはかなり良かったです。うまいこと言うなーと思いました。  タイトルの原題は後で知りました。原題通りでも良かったのですが、個人的には「ウェールズの山」っていうタイトルはかなりのお気に入りです。このわかりやすさが最高に良いです。それに、原題知らないまま見たから、あのフレーズが出たときなんかちょっと感動したのかもしんないですし。  ラストの現代のシーンは確かにオチとしては良かったんですけど、一部やらされている感が強い人達が垣間見えたのは僕の気のせいでしょうか。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-24 01:17:40)(良:1票)
1615.  ベイブ 《ネタバレ》 
 「牧羊豚」というアイデアって、浮かびそうで浮かばない気がします。ましてや、そのアイデアをを映画にしちゃうってのはすごいです。そして更には、映画の完成度がお子様向けホームビデオにしては極めて高い。  それにしても、こういう映画って、子供のときに見たら「ベイブ可愛いー」「楽しいー」で終わる気がするんですけど、大人になって見ると、なんかいろいろ考えさせられちゃいますね。特に、猫が意地悪するシーン。「犬は牧羊犬」「猫はペットとして可愛い」「・・・じゃあ豚は・・?」っていうシーンが強烈に印象に残っています。豚のアイデンティティーを考えさせられるんです。そんで、そんなシーンを見てしまうと、ベイブが頑張るのも、ベイブには生きるために必要な行為であって(何もできない豚は食べられる運命だから)、なんか感動しきれません。それにベイブの本当のお母さんは現実に人間に食べられちゃっているわけですからね。  でも僕は、そんな現実から目をそらしてはいけないと思うんです。だから今日も泣きながら豚を食すんです。なぜなら豚が好きだから。  ベイブはめっちゃ可愛いです。コンテストが成功してスタンディングオベーションが起こったときは感動します。だけど、それでもやっぱり!・・・豚は見たときより食べたときのほうが感動が大きいです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-19 01:59:47)(良:1票)
1616.  黙秘 《ネタバレ》 
 過去の事件と現在の事件の真相に同時にせまっていくストーリー展開はミステリー好きにはたまりません。本作品の場合、ドロレス・クレイボーン(キャシー・ベイツ)という一人の女性の生涯を綴った人間ドラマに主軸を置いているため、ドラマとしての完成度も非常に高いと思われます。  演出では、現在から過去の回想への入り方が非常に印象的で、作品全体に絶妙なイントネーションを働かせているように感じます。更には、現在の寒々とした空気感と、過去のノスタルジックな風景描写のコントラストも効いています。そこでは光の加減による効果が大きいようですが、凄惨な事件が起きるのはいつも日の光の降り注ぐノスタルジックな過去の映像のほうであるというギャップがまた、人生の陰影を映し出しているようで何ともいえない味わいがあります。  すっかり映画の世界にはまりこんでしまって、見ている間は主観的になっちゃいますが、冷静に見てみても、ドロレスはひとつの母親像として理想的ではないですかね。まさに、内面の美しさとでも言うのでしょうか。子を思い、子のために尽くそうとする母はかくも強く、美しく見えるものです。そして、娘に会ってしまうと、やはり娘とのわだかまりをときたくて、娘につい真相を話してしまう母としての弱さを見せるのは、良い意味での人間らしさかもしれません。ドロレスが本当に聖母を決め込んでしまえば、きっと真相は闇の中だったのでしょう。  結果論になってしまいますが、真相を知ったことで、セリーナ(ジェニファージェイソンリー)もドロレスも和解をし、きっとこれからお互いに、新しい気持ちで第二の人生を歩み始めることはラストシーンを見る限り間違いないのではないでしょうか。確かに暗いイメージの映画っぽいですが、実際は、憎たらしい刑事も含めて、みんなにかかっていた過去の呪縛が解き放たれたような解放感や清々しさを感じることができる映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2014-02-13 09:46:13)(良:3票)
1617.  ブレイブハート 《ネタバレ》 
 映画として、エンターテイメントとして、非常によくできていると思います。見るのは二度めですが、一度目は10代のときに見たので、その時のほうがより感動が大きかった気はします。年とともに、感情移入できる作品の種類が確実に変わっていることを認識できました。ちなみに、当時の印象ではなく、今回鑑賞した際の感想と点数を投稿させていただきました。  話自体は実はそれなりに複雑で、微妙な人間心理が幾重にも交差しているのですが、それを感じさせないほどわかりやすいストーリーになっております。だから映画として素直に面白いし、スケール、迫力、臨場感、サウンド、どれをとってもトップクラスではないでしょうか。脇役や敵役の人達の個性も確立されていて、登場人物のキャラ分けは完璧とも言えるくらいです。  ただの爽快アクション活劇かと思っていたら、中盤辺りから徐々に、ウォレスをとりまく不穏な空気が作品を支配し始めます。ハッピーエンドを疑っていなかった前半が嘘のようです。とりわけ仲間の貴族たちが発する嫌な空気がたまらないです。まるで薄氷を歩き続けているかのような空気。いつ割れるかもしれない不安感。  しかし、その不安を拭い去るかのような戦いに、一瞬は安堵するのです。敵歩兵部隊と握手を交わし、攻勢に転じる名シーンがあって、正直ほっとします。ところがほっとしたのも束の間、優勢に戦を進めていたにも関わらず、ここできちゃうか、貴族の裏切り。この一連の流れはフィクションであることを忘れそうになるくらいの完成度で、この戦のシーンだけでも観る価値のある映画でしょう。  思いつく限りの名シーン、名場面を出し尽くしているかのような作品で、そりゃあ面白いに決まっているのですが、当然この手のジャンル、この手のストーリー展開に好き嫌いはつきもの。しょうがないですね。私自身、このストーリー展開はどうしても好きにはなれません。ただそれをふまえても面白かったと、ちょっと感動したと、素直に思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-10 06:53:48)
1618.  メッセンジャー(1999) 《ネタバレ》 
 おばかなキャラクターにも、本当に人をイライラさせるタイプと、なんか憎めないタイプの2種類がいます。飯島直子演じる尚美はまさに憎めないタイプ。次々と悪いことが起こるにも関わらず、あまりめげることもなく、あっけらかんとしています。憎まれ口をたたく一方で、なんか人として大事なものも持っているし、結構ファインプレーも繰り出しちゃいます。こういうキャラ設定、ありがちなんですけど大好きです。  さらには周りを固める脇役たちの個性が光ること光ること。特に由美子(京野ことみ)はかなり良いんじゃないでしょうか。愛らしさだけではなく、頼りがいなんかもあったりしちゃうのです。もちろんバイク便をクビにされちゃった若者や、元警察の島野さんなんかもただの脇役では終わっていません。むだな配役が一切なく、絶妙なポジショニングで、とにかく見ていて楽しかったです。  大口の契約が取れると同時に、あれよあれよという間に仲間が増え、映画全体が活気付くそのストーリー展開もスピード感があって本当に良かった。更には無線で連絡しあって、配達物をリレーする一連のシーンは、最高に気分が盛り上がります。  題材を最大限に活かした演出に、もうおなかいっぱいになるほど楽しませてもらいました。万人に愛される映画だと思います!  ただ、ラストの追いかけっこだけは、法律犯しすぎでちょっとやりすぎだったかもしれないですね。
[DVD(邦画)] 8点(2014-02-04 07:24:39)(良:1票)
1619.  北斗の拳(1995) 《ネタバレ》 
 先にレビューを全部読んでから映画見ました。あまりに面白いレビューだったので、本当なのかなーって。ウワサの真相解明!みたいな・・・。  で、ウワサは本当でした!ピップエレキバンみたいです!まさにです!酸性雨で地面溶けてる!バットが死んだ!リュウケン銃殺された!全部本当のことじゃないですかー。すっきりしたー。なんかもう感動です。こんなにすっきりしたのは久しぶりです。見てよかった。  で、見た感想なんですけど。  ・・・なんか、ちょっと面白かった。僕頭おかしいのかなー。
[DVD(字幕)] 5点(2014-02-04 01:43:57)(笑:3票)
1620.  ザ・ピラニア/殺戮生命体<TVM> 《ネタバレ》 
 わかりやすいストーリー。わかりやすいパニック。でもきちんとドキドキできて、ハラハラする。すっきり、手堅く、誰にも楽しめるパニックホラーに仕上がっていると思います。娯楽作品としての基準はきっちり満たしているのではないでしょうか。不安をさそう音楽の使い方も、王道ですがとても効果的に使われていたと思います。  まあ何よりこーゆータイプの映画が好きなもんで、点数甘めになっちゃうのはしょうがないでしょう。ちょっとしたスリルをお手軽に味わえちゃうのは映画のひとつの魅力だとも思いますし。  こーゆー映画は、おおらかな気持ちでゆったり楽しく見るのが良いと思うんです。「そんなわけないやん」なんてつっこみいれまくっても楽しくないですから。改良巨大ピラニアが河に流出しちゃって大変、そんな時だから冷静な判断ができなくてもあたりまえだよ、ってね。そんな気持ちで見ていたんです。そんな気持ちで見ていたんですけど、研究者の女性が、子供助けるために迷わず河に飛び込んだ時はさすがに叫びましたね。「そんなわけないやん!」
[DVD(字幕)] 7点(2014-02-04 00:53:51)
0100.44%
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3893.92%
41446.35%
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