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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2271
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

共感できるレビューには「良」、
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1681.  顔のない天使 《ネタバレ》 
 「顔」がその人のアイデンティティーを示す端的なものだとすれば、「顔のない天使」っていうのは、アイデンティティーの消失を隠喩するものでもあるのでしょうか。  顔の火傷の原因になった事故により、マクラウドは社会的地位や職を失っています。教師という職は彼にとって大切な存在意義であったと思えるんです。  事故以来、彼が顔の治療をしなかった原因はそこにあるのかも。もちろん、助けられなかった生徒への自責の念もあるのでしょうが、自分の存在価値というものがもうほとんど無いっていうメッセージだったりするのでは。だとすれば、チャックとの出会いっていうのはマクラウドにとってはほんと、奇跡ですね。そんな出会いが起こっちゃうのが、まさに映画の良さなわけですけど。チャックとの出会いによって、マクラウドは自分の存在意義ってものをもう一度見つけられることができたんですから。  正直、マクラウドに対しての世間の目やジャッジが不当すぎることを利用して、よりマクラウドとチャックの信頼関係を際立たせようとする演出はどうなのかなって思いますが、そんな細かいこと気にしなければ純粋に感動するし、見て良かったーって思える映画のひとつだと思います。  深読みしてもせんでも、この手の映画は知らないうちに当事者意識が芽生えるのが良いですね。いい具合に映画にはまりこんじゃいました。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-21 04:57:35)
1682.  生きてこそ 《ネタバレ》 
 「生きる」ということは「食べる」ということなんですね。「生きる」=「食べる」。当たり前すぎて普段何も考えずに享受していることってたくさんあります。食べることなんて、その最たるものですよね。  飛行機が墜落。零下40度。食料は僅か。捜索の打ち切り。この絶望的な状況下で生きるために起こした行動は、きっとそのすべてが正解なのでしょう。  私は、70日間生きるために行動し続けたことが最早奇跡だと思います。この状況下で、70日間生きることをあきらめなかったことに、すごく、すごく、すご~く感銘を受けました。  一日食事を抜いたことがありますが、頭の回転は鈍くなり、力は入らず、気力がわきませんでした。飢餓状態で、最善の選択、最善の行動をとるということは、ほとんど不可能に近いことのはずなのです。にも関わらず、これだけの人数が生還できたということは、彼らはその極限状態の中で限りなく最善に近い選択をし最善に近い行動をとってきたのではないでしょうか。もしそうだとしたら、私が考えているより、人間ってもの凄く強く、そしてものすごく可能性を秘めた生命体なのかもしれないです。  ひとつだけ難を言うならば、どうしても役者さんたちの顔が、後半も生命力に満ちているように見えちゃうんです。時間の経過を感じづらかったです。そのため、臨場感?リアリティ?をやや損なってしまっている部分があるのがもったいない気がします。  最後に、この経験を映画化し、記録として後世に残す決断をくだされた関係者の方々に深い尊敬の念と感謝の気持ちを捧げたいと思います。 
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-19 02:57:03)(良:2票)
1683.  フォーリング・ダウン 《ネタバレ》 
 人がキレちゃうのにはいろんな理由があるとは思うんですけど、それ以前に「キレやすい心理状態」ってのがあると思うんです。  例えば、マイケル・ダグラス演じる主人公が、もし夫婦円満、仕事も順調であれば、渋滞ぐらいでキレはしない。お店も破壊しないし、ナイフを持っている相手をバットでたこ殴りにもしないはずなんです。でもやっちゃった。これってきっと、キレやすい心理状態だったっていうのが大事だと思うんです。  離婚・リストラの二つが重なれば誰だって自暴自棄になります。そんな最悪の心理状態のときであれば、きっかけなんてきっとなんでも良いんでしょう。劇中では「わかるわかる。そりゃキレるよ!」と共感する部分もあれば、「ええ、そんなことでそんなにキレちゃうの?」とドン引きしちゃうシーンもある。それはきっと観ている側の心理状態が正常な証だと思います。  もしこの映画を観て、すべてのシーンに共感してしまったとしたら、その人の心理状態って結構やばいかもです・・・。  ともあれ、映画としては、なんか惜しい感じでした。なんとなく、盛り上がり損ねた感があります。フラストレーションとストレスが破壊衝動に転化されていくイメージを武器に例えている表現は凄くわかりやすくて良かったし、娯楽作品として良い演出だったと思います。家に着く頃には次第にストレスが収まっていき、それが持っている武器でわかっちゃうわけですが、最後はなんと言っても水鉄砲ですからね。まるで派手な花火を打ち上げた後、しめに線香花火をするみたいな感慨。こんな気の利いた演出ってなかなかないのに、うまいことまとめすぎたんでしょうか、観終わった後切ない気持ちと物足りなさだけが残りました。あと、なんとなく「ファーゴ」を思い出しますね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-07-17 05:40:32)(良:1票)
1684.  アフリカン・ダンク 《ネタバレ》 
 アフリカの景色がこの上なく美しい!この映像美を堪能していたはずなのに、気づいたらメインのストーリーにも釘付け。ジミー(ケビン・ベーコン)が終始誠意をもってウナビの人達に接していたのも好感が持てたし、ウナビの人達のジミーへの接し方も凄く良い。  ウナビの人達はジミーを無下に排除するようなこともなく、かといってめっちゃ親切にするわけでもなく、絶妙な距離感で接していたのがとても好印象です。  そんで、最初はいかにも「異国の人」って感じで浮いていたジミーが、いつの間にか村にめっちゃ溶け込んでいるんです。これが良いんですよね。で、ジミーとウナビの人達の絆を強くする原動力になったのが、皮肉にもニャガ一味。皮肉にもって言うかお約束ですね。 でもそのお約束を期待して観ていた側としてはもう大満足なわけで、そこからは期待通りのスポコンものへとスムーズにシフト。  いやー、王道って大好きです。ひとつだけ難を言うなら、映画に個性を持たせようと思ったのか、ジミーをウナビ族にするプロセスがちょっとしつこすぎたかもしれないですね。笑えたけど、しつこい。  それからサーレの兄ちゃん、すごい感動したし、ボルテージ最高潮まで上がったので、ついでにラストで兄ちゃんもついでにスカウトしちゃいましたー、みたいな終わり方だったら、更にプラス1点だったかな。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-15 03:10:11)(良:1票)
1685.  スウィング・キッズ 《ネタバレ》 
 「長い物には巻かれろ」的な発想って、今現在でも普通にありますよね。学校・職場・政治、いろんなしがらみの中で自分の主張を貫き通せるような人のほうがマイノリティーだと思うんです。だから、トーマス(クリスチャン・ベール)が少しずつ洗脳されていく様子は思いのほか説得力があったし、ラストでピーター(ロバート・ショーン・レナード)に殴りかかったトーマスを責める気になんてなれませんでした。ただただ、恐ろしかった。  今の時代で一番良いのは、もしかすると情報網の発達かもしれないです。当時の社会情勢では、個人が手に入れられる情報なんてたかがしれていたんじゃないでしょうか。だからこそ、限られた情報、社会の枠組みの中で経験不足の若者たちが洗脳されてしまうのは致し方ないことだったのかもしれません。  逆に、死ぬまで自分の主張を貫き通したアーヴィッド(フランク・ホエーリー)はすごいと思います。彼は障害を持っているがゆえに、障害をもたざる者より、より公平な視野で物事を判断できたのでしょうか。  ピーターのような絶妙なバランスを保っている人間にいたっては、もはや不自然すぎるほどです。まあ、彼のような存在がいてこそ、「映画」になるわけですけど。彼がいなければただのドキュメンタリーになってしまいそうです。  不穏な空気が少しずつ映画にたちこめていく様子はたまらなく好きなんですけど、小さな問題いっぱい起こしといて、結末は見せずにあとは放置みたいなミニエピソードがたくさんあったのは、やや不満が残ります。それにちょっと説明不足気味な演出も、当時の雰囲気を出すためかもしれんですけど、消化不良になってしまいますよ。せめてエンドロール辺りで結局みんなどーなったのか教えてくれれば良いのにさ。  トーマスの父ちゃんとか、出生証明書を届けていた謎の婦人とか、本屋のおっちゃんとかさ、結局なんだっんですか、どーなったんですかー。 
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-15 00:28:35)
1686.  ギルバート・グレイプ 《ネタバレ》 
 「ギルバートの本心はいったいどこにあるんでしょうか。」っていうのがまず最初の感想でした。ギルバートは家族に対し、いつも深い愛情があります。なのに、どこか無理をしている風にも見えるんです。  気のせいかと思っていました。ですが、話しが進むにつれ、予感は確信へと変わっていきます。太っている母親を子供に見せたり、「いい人になりたい」ともらしたり、不倫をしたり、アーニーを風呂場に放置してベッキーのもとへ行ってしまったり、アーニーを殴ってしまったり・・・。いつも家族を優先しているギルバートが、瞬間的に自分を優先する貴重なシーンです。  友人や家族から見れば、いつも家族のため、周りの人達のために身を粉にして働き生きているギルバートが彼らにとってのギルバート。だから彼が自分の気持ちを少しでも優先してしまうと、途端にギルバートには友人から家族から、非難の目が向けられるのです。「ギルバート、きれろ!怒れ!ふざけるなって言ってやれ。」って、ずっと思いながら見ていました。でもそれができないから、ギルバート・グレイプっていう映画がなりたつんでしょうね。  ただ、おそらくはギルバートと最も距離の近かったアーニー、そして唯一と言っていい部外者のベッキー。この二人だけは、ギルバートのすべてを愛しているように見えました。もちろん、ギルバートとその家族の姿は本当に家族らしい、ひとつの完成された家族だと思うんですよ。ですが、ベッキーとベッキーの祖母、そしてアーニーとギルバート。4人が一緒にいる姿は、それにもまして理想の家族の姿に見えたのです。なぜかっていうと、4人が一緒のときのギルバートの表情が一番穏やかに見えるんですよ。自然な自分。無理していない自分。  アーニーがギルバートに殴られちゃって家を飛び出したとき、ベッキーのところへいったのも、ベッキーがアーニーを川の中へ誘い入れたのも、アーニーを殴ったギルバートをベッキーが優しく包み込んだのも、全てが印象的でした。  ギルバートの家族たちは母親を含めてそれぞれの世界へ旅立ち、ギルバートはアーニーと共に新しい家族と再出発を始めるラストが最高に良かったです。  ただ、映画としては少々くどいかな・・。ラストは感動しましたし、共感もしますが、手放しに面白いと絶賛まではできないです・・。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-14 16:51:20)(良:1票)
1687.  ボーン・イエスタデイ(1993) 《ネタバレ》 
 「教育もの」としてとても面白い作品ですね!  ホワイトハウスも知らない人が、こんな短期間にここまで知識が豊富になり、思考力まで養われるなんてことは現実には起こりえないんでしょうが、夢があって良いんじゃないでしょうか。何より、政治や憲法、法律関係のお勉強しましょうってな地味なテーマをここまで面白いエンターテイメント作品に仕上げたことに拍手を送りたいです。  しかも、何か裏技みたいな勉強方法を使うのかと思いきや、大事なところでは「辞書をひけ」って超王道。そんで超地味。しかも辞書を引くシーンやたら多い。なんて素晴らしい作品でしょうか。娯楽作品として大事なポイントを押さえながら、でも勉強において大事なポイントもはずさずに押さえてあるなんて、原作者の教育に対する愛情すら感じます。  迷わず10点つけたいところではあったのですが、個人的にどーしてもハリーがちょっとだけかわいそうに見えてしまいまして。彼のビリーに対する愛情って、確かにゆがんでいる部分もありましたけど、なんか一途で憎めなかったんですよね。たたいちゃうのは絶対だめだけど・・・。  ちなみに、ラストにハリーが、「なんでそんなことさせるんだ。」と尋ねたときの、ビリーの返事。「本当にわからないの?だからさせるのよ。すれば私が気づいたことにあなたも気づくから。そうすればあなたもきっと幸せになれるわ」ってやつ。このセリフ、・・・すごくないですか?まさに教育の本質を見事に一言で表してしまった素晴らしい言葉です。
[DVD(字幕)] 9点(2013-07-11 04:46:24)
1688.  三銃士(1993) 《ネタバレ》 
 ディズニー映画好きとしては、さくっとたのしめる爽快活劇で良かったです。  ディズニーはいつも似たような音楽と演出で始まるので、「さあ、はっじまるよー」ってな雰囲気を感じさせてくれるのが好きです。なんか、気持ちが高揚するんですよね。ディズニー映画観るときだけは、なんか心が若返って、少年の頃にわくわくしながら映画を観ていたときと同じ気分で観ることができるのが楽しいです。  さて、アクション+アドベンチャーではキャラが立っているかどうかってのを、個人的に大事なポイントにしています。その点では、この作品、わかりやすすぎるキャラ設定で難なく物語を楽しめます。このわかりやすさもディズニーの良さでしょう。  個人的には左手からいろんな武器をだすポルトスが最高に好きなんですけど、アラミスにしろアトスにしろダルタニアンにしろ、それぞれ個性が光っていて誰のシーンも楽しいんです。みんなが活躍してくれるのがとにかく嬉しい。  それに、終盤、例のセリフを三銃士が国のあちこちにばらまいたら、仲間たちがそれぞれ隠していた制服を一斉に取り出すシーンがたまらないです。この王道すぎる盛り上げ方は、ディズニー映画って本当に上手です。わかっていても、気持ちが盛り上がってしょうがない。  ちょっとだけ物足りないかなーと思ったのは、悪役さん達がちょっと少ないことでしょうか。もっといろんな強えー奴いっぱい出してほしかったかも。まあ、それでも最後まですっかり楽しませてもらえて満足です。やっぱディズニーは良いですね。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-10 16:40:12)(良:1票)
1689.  アサシン(1993) 《ネタバレ》 
 この映画ってやっぱりニキータと比較してレビューしたほうが良いんでしょうか?(笑)  正直ひりつくような緊張感をまとっていたのはニキータのほうです。アサシンは、ほとんど同じストーリーにも関わらず、なんか娯楽色が出ちゃっているんですよね。これがすべてを同じ色に染めてしまうハリウッドパワーなんでしょうか。  個人的な好みで言えば、ニキータのほうが好きなんですよ。なぜかと言うと、アサシンでは、調教前と後がちょっと変わりすぎてしまっている気がするんです。ニキータでは、調教後もあの独特の悲壮感や孤独な雰囲気が消えていない、ここが良かった気がするのです。  だから、ニキータであったから効果的であったシーンも、アサシンで同じように使うと「いや、なんか違うなー」って気持ちが先に出ちゃうのが残念。  無意識にも比較されちゃうのはリメイクものの宿命ですね。  ただ、ニキータは3回くらい見ているのですが、最後に見たのが10年以上前だから、もし今見たらまた感想が変わるかもしれません。  昔の映画のほうが良く思えるのは、単に感受性豊かな年頃の時に見たせいかもしれないですしね。本当の意味での比較なんて、ほんとは誰にもできないのかもしれないです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-07-10 03:34:55)(良:2票)
1690.  ボディ・ターゲット 《ネタバレ》 
 冤罪ではなかったのは少し意外でした。実はしっかり強盗しちゃっていたんですね。「俺が本当は捕まるはずだったのに」とかはじめのほうで仲間のビリーが言うから、勘違いしていました。  そんで、いつもでしたら「お前悪いやつじゃん。」って偏見たっぷりになっちゃって、主人公に感情移入しづらいパターンのはずなんですけど、なかなかどうしてサム君(ヴァンダム)、良かったですよ。何より過去の過ちを後悔しているのが良いじゃないですか。  アクション映画は、絶対正義、スーパー超人、聖人君主みたいな人たちのほうが、面白いに決まってるじゃんって思っていましたが、なんか真っ白ではない、グレーな感じの主人公ってのもいいもんですね。決して完璧ではないサムが、大事にしたいと思える人たちに出会えて、その人たちのためにその腕力をふるうっていうのは、普段あんまり感じることないタイプのカタルシスを得られてなんか心地良かったです。  そのグレーの良さってのを堪能してもらうために子供を効果的に使うってのは、なんかずるいやん、って気もしますが、やっぱ子供がからむと作品に味わいが出ますね。特に今回の子役の二人はとっても良かった気がします。  ラストの30分、特に警察に追いかけられてからは片時も目を離さず見入っちゃうほど面白い展開になりましたね。ヴァンダムキックが見られなかったことだけがちょっと残念だったかな。  そうそう、脇役さんたちが良い味出していたのもこの映画の評価のポイントでしょう。特にロニーは良かったね。彼もなかなか良い灰色出していましたよ。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-08 01:58:28)
1691.  逃亡者(1993) 《ネタバレ》 
 事前に期待感が大きくなりすぎていると、どうしても小さな粗が目についてしまうことってありませんか?普段なら娯楽作品見ているときは、「娯楽作品だから」ってスルーしちゃうんですけどね。  副作用を暴いたキンブルを殺すために、足のつかない殺し屋を雇って、でも殺し屋が間違って奥さん殺しちゃって、その濡れ衣がキンブルにかかったんで結果オーライってことなんでしょうけど、ただそれだけの背景が、最後まで見てもわかりにくい。あくまで「追いかけっこ」のスリルを楽しむサスペンスですから、背景はわかりやすほうが良いと思います。  また、ジェラード捜査官が、キンブルを追いかけながらも、再捜査を同時に始めたことにものすごい満足感と高揚感を覚えたものですが、「キンブルはもしかして白なんじゃ?」と思い始めているのに、後半刑務所でキンブルを追いかけたときに躊躇なく発砲したことにドン引きです。  ただ、ハリソンフォード演じるキンブルさんにはもう大満足。  この状況で黒人警察官助けた!そんで逃げた!また逃げた!またまた逃げ切った!真犯人探し始めた!真犯人探すためならって警官うじゃうじゃの病院や刑務所まで行っちゃう!・・・子供助けたー!追われているくせに、逆探知利用して警察に捜査の手がかりあげたー!すげえ!なんてすごい人だ!  と、スーパーマン好きな僕には最高の人物設定でした。  ニコルズさんも、「キンブルは頭が良いから絶対に捕まらない」って何度も警察に言っていましたしね。  でも本当に頭が良い人は、あんな状況で冤罪にはならんと思いますけどね。  そうそう!最初冤罪で死刑判決受けたときに、「んなアホな。それは強引すぎるやろ!」と思っちゃったのがそもそもの始まりでした。惜しいな~。 
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-07-07 11:19:38)
1692.  忘れられない人 《ネタバレ》 
 これは忘れられんですねー。  昔、「ストーカー」と「純愛」の違いは何か、と友人達と話したことがあります。何日も話し合った結果、「イケメンであれば純愛。ぶさいくだったらストーカー」という最終的な結論に、私達は非常に満足していたのですが、この作品を見る限りでは全然違いますね。  本作でのアダム(クリスチャン・スレーター)は、一度でもキャロライン(マリサ・トメイ)から拒否されれば、おそらくはすべてのストーカー行為をやめたんではないですかね。そういう人物であるという説得力は十分に彼の人柄から伝わってくるわけです。  アダムとキャロラインの愛情表現って、なんか良いですよね。相手への思いやりにあふれているというか。  ついアダムに主眼を置きがちになりますが、個人的にはキャロラインのキャラクターもかなり魅力的なんです。どこにでもいる惚れっぽい子供じみた女性かと思いきや、すごく母性あふれる優しさを秘めているんですよね。アダムの怪我の手当てにせよ、泣くアダムを優しく抱きかかえる仕草にせよ、アダムをさりげなく気遣う言葉の選び方にせよ、女性の善良性というものが本当によく感じられます。  なんにせよ、まったく飾りもなければサプライズもない、こんなストレートな恋愛映画がこんなにも胸に響くのは正直嬉しいです。  本当は10点満点なんですけど、超個人的な好みで、これだけは絶対許せない演出があったものでして。自分にリボンをつけて、「もうひとつのプレゼントはあたし」っていうの、あれだけはもう本当に本当にだめなんです。100年の恋も音を立てて砕け散ります。
[DVD(字幕)] 9点(2013-07-04 08:31:51)(良:1票)
1693.  ライフwithマイキー 《ネタバレ》 
 サクセス+ハートウォーミング系の映画はどれも好きなんです。  で、本作、「ライフwithマイキー」。悪くはないのですが、サクセスの部分がちょっと弱かったのが個人的には物足りなくて残念。芸能界の弱小事務所が街で出会った天才子役を売り出すという設定であれば、もう少し話を大きくしても良かったんじゃないですかね。CMの話だけで終わってしまったのはなんとなく残念。  それから、ハートウォーミング系としては、若干台詞や行動のモラルにひっかかる部分があるんです。特に万引きやスリについて言えば、コメディだからってそんな軽い感じであつかっちゃっていいものかと。な~んか、ひっかかるんですけど。  おおざっぱに、ざっくり見ると、わかりやすくて面白いんです。ただ細かい部分がやたらひっかかってちょっとメインのお話に集中させてもらえない感じが非常に残念でした。  コメディだからこそ、「成り行き任せで面白ければ何でもOK」ではなく、モラルや倫理観ってものが結構大事なのかもしれませんね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-04 07:20:59)
1694.  カリフォルニア(1993) 《ネタバレ》 
 隣人や友人、同じ立場だったはずの者同士のパワーバランスが突然崩れるタイプの物語、この手の作品にはとにかく弱いのです。わかっちゃいるのに、だいたい想像ついちゃうのに、どうしても衝撃を受けてしまう。  評価されづらい作品かもしれませんが、僕はこういう作品すごく好きです。観ているこっちは、アーリー(ブラッド・ピット)のことがよくわかっている分、平和そうに見える、よくある微笑ましい光景が、驚くほど些細なきっかけで壊れることを知っているわけです。そんなに大きなイベントがなくとも、この映画全体を覆う、人を不安にさせるこの空気感がたまらないのです。  その空気感を創り出しているのが、言わずもがなアーリーとアデル(ジュリエット・ルイス)。特にアデルは、人の不安な感情や依存心といったものをものの見事に具現化したような存在。その二人を一般人代表のモルダー、・・・・じゃなかった、ブライアンとその恋人の目線を通して描いてくれているので、何とも言えない臨場感を味わえるのです。言わばこの二人は観客のアバターのような存在。この二人がいることで、アーリーとアデルの異質な雰囲気がよりいっそう際立っているんじゃないかと思うわけです。  とは言え、アデルには一筋の希望の光が見られるのもこの映画のひとつのポイントでしょう。ブライアンの心の変化も気にはなりましたが、この作品はやはりアデルがメインのような気がします。もう完全に破綻した4人の関係を、ヨーヨーの話や写真の話をふって、泣きそうな顔で元に戻そうとするアデルが痛々しくて観ていられない。そこに来てラストのアデルのあの独白。  最高に切なく、最高に痛々しい余韻が残りましたね。  アデルをカリフォルニアに連れて行ってあげたかったです。
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-02 05:35:27)(良:1票)
1695.  ダーク・ハーフ 《ネタバレ》 
 冒頭10分、頭を切り開かれた少年の脳には、吸収しきれなかった双子の片割れが入っていたシーンにまず度肝をぬかれますね。  脳の中で動く目。なるほど、これはさすがロメロ様。  ただその後は、わりとありきたりなサスペンスになってしまったのでしょうか。冒頭ほどの盛り上がりは見せきれず、ただ淡々と事務処理のごとく生産されていく犠牲者の方々に次第にこちらも慣れてしまった模様です。まさか関係者全員殺されちゃうとは思っていませんでしたけどね。  結局、幼少の頃主人公の脳にいた双子が埋葬されていたにもかかわらず、実体化することになり、最終的には主人公に成り代わろうとしていた解釈で正しいのか、正しくないのか、それすらもはっきりしないままラストを迎えることになり、これは原作読んだことのない自分には釈然としない結末になっちゃいました。  とにかく犠牲者が量産されていくに辺り、それなりに伏線などもきちんと処理されているため、面白いっちゃあ面白いわけですが、やっぱこういうサスペンスホラーって何よりもオチが大事なんじゃないでしょうかねえ。そういった意味では、やや残念な結果ではありました。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-02 01:49:32)
1696.  ジャッジメント・ナイト 《ネタバレ》 
 殺人現場を目撃したために、4人の元不良が命を狙われるってだけの設定なのですが、その単純さ故のインパクトと臨場感に思わずひきこまれてしまいました。  落ち着いたとはいえ、血気盛んな4人の主人公たちは、初めからなんかやらかすんじゃないかという雰囲気たっぷり。だけど予想していたほどの暴走はせずに、純粋にトラブルに巻き込まれちゃいますので、素直に主人公たちを応援できる脚本なのは良かったです。よくある、自業自得だろパターンだと、個人的に感情移入しづらいんですよね。  ただ単純でわかりやすいストーリーに終始したため、中盤あたりからいつまでも主人公たちを追いかける動機に説得力を欠き、観ているこちらは若干の中だるみ感がおこります。途中で、被害者になることを拒み、反撃の狼煙をあげようかというところでは再び盛り上がりを見せますが、結局はその後も逃げ回り、盛り上がりきれずにラストまで突っ走ります。  最初の理不尽すぎる緊迫ムードがとても良かっただけに、中盤からラストにかけて普通の追いかけっこアクションになってしまったのはちょっと残念だったかも。  ただその分万人向けのサスペンスアクションムービーには仕上がっていますので、割と誰でも楽しめる良作だと思われます。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-01 04:17:58)
1697.  日の名残り 《ネタバレ》 
 過ぎ去ってしまった日々はなんて美しく尊いものなのでしょうか。普通は何十年も後にしか分からない感慨を、たった2時間のドラマの中で体験できたことに感謝です。  本作において、スティーブンスの執事としてのルールは、はっきりしています。そのルールの中でも核になるのが、「使用人同士の恋愛をしてはならない。」「執事は主人とそのお客様に対して、個人的な意見を言ってはならない。」の二つでしょう。その二つのルールを徹底しているだけなのに、そこに崇高な志を持った執事の姿を見ることができるのです。  ただ、スティーブンスはやはり生身の人間でもあります。彼が感情のある人物であるということを素晴らしいくらいに第三者の視点のみで描いているところにこの映画の魅力がありそうです。  個人的には、映画が原作を越えられることはまれだと思っています。なぜなら活字で表現できる心理描写というものを映像で描いていくことには限界があると思われるからです。ですが、この映画は心理描写を登場人物たちの台詞や表情、仕草を通してかなり的確に表現できているのではないでしょうか。まるで小説を読んでいるかのような味わい。それがこの作品にはあります。  スティーブンスは2回ほど、プライベートと公務において同時に選択を迫られるシーンがあります。一度目は大事な会議の最中に、父親が亡くなるシーン。二度目はダーリントン卿とナチとの密会の最中に、ケイトンが結婚の報告をするシーン。  まさにスティーブンスがプロとしての資質、執事としての在り方を問われる本作でのハイライト。そしてスティーブンスの選択、行動、振る舞いに、僕はただただ深い満足感を覚え、充足感に満たされるのでした。
[DVD(字幕)] 9点(2013-06-30 15:32:31)(良:2票)
1698.  ハード・ターゲット 《ネタバレ》 
 父親が殺された理由を探していくにあたり、関係者が次々と殺されていく展開はありきたりですけど良かったです。この前半だけでフーション(ランス・ヘンリクセン)とヴァン・クリーフ(アーノルド・ヴォスルー)の悪役としてのキャラづけは完璧でしょう。  最後の関係者が殺されると同時に、ブドロー(ヴァンダム)たちも攻撃されて、更には刑事のマリーが応戦空しくやられちゃって、どうなることかと思いきや、まさかそこからラストまでひたすらアクション押しになるとは思っていなかったです。  悪くはないんですけど、もうワンクッションあっても別に良かったんじゃないかな。まだこちらの気持ちの用意がまだできていないうちに、ラストまで突っ走られてしまいましたね。  この手のアクションにはありがちの、主人公にはまったく弾が当たらないという設定はもはや鉄板なので気にはしませんが、もうちょっとだけ当たらないようには気を遣ってください。バイクの曲乗りも、ロープにぶら下がりながらの射撃もやりすぎです。笑えたけど。  ほかにも言いたいことはいろいろありますが、最後にひとつ。  撃って蹴るのではなく、せめて蹴ってから撃ってください。あほですか。  というわけで、最高に楽しいアクション映画でした。  いや、本当ですよ。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-30 06:24:39)
1699.  アシュラ(1993) 《ネタバレ》 
 B級感丸出しのセンスのかけらもないタイトルに完全にだまされました。  これは素晴らしい掘り出しものじゃないですか。  前半だけ見ると、ただのライトなラブコメにすぎないのに、だんなが殴打された辺りからとんとん拍子に残酷悲劇物語へと見事なスライド。しかもその悲劇っぷりの容赦のないこと。前半のゆるいライトコメディーとの対比が完璧なまでに決まっていて、前半の幸せで明るい雰囲気が、後半の陰惨な物語により深い影を落とすことに成功しています。  全編通して若干粗い造りではありますが、そんなことが気にならないくらい物語にひきこまれちゃいましたね。特に復讐シーンが一番つっこみどころが多く、でも一番カタルシスを感じさせてくれる徹底ぶり。  ラストも完璧。文句なしの傑作です。  シヴァーニの美しさも◎でしょう。おススメです。
[DVD(字幕)] 9点(2013-06-30 05:17:25)
1700.  ホーカス ポーカス 《ネタバレ》 
 大好きなディズニー映画なので期待して見たのですが、ストーリー上追いかけっこがメインな上に、主人公達3人が目的も解決策もなく逃げ回るだけだったので、そもそもの設定に限界があったみたいです。  まあ、コメディ+ファンタジーみたいなもんですから、はじめから緊張感みたいなものは期待していませんでしたけどね。どちらかと言えば子供向けの映画ですし。  とは言え、ファンタジーならではのわくわく感やどきどき感はも~少しあっても良いんじゃないでしょうか。主人公たちがこれといった機転を利かせたりってのが少ないのもちょっと。  終始成り行き任せでストーリーが進んでいくものですから、途中で若干飽きちゃうんです。ただ、ものすごくつまらないとか、映画としてだめとか、全然そういうんじゃないんです。きれいにまとまってはいるんですよ。  つまり、一言で言うと、何か物足りないんです。  おいしいんだけど、ちょっと味薄いね、って感じなんです。  小学生くらいのときだったら楽しめたかもです。  
[DVD(字幕)] 5点(2013-06-29 04:43:33)(良:1票)
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