Menu
 > レビュワー
 > S&S さんの口コミ一覧。86ページ目
S&Sさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2398
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1701.  それぞれのシネマ 《ネタバレ》 
カンヌ映画祭60周年を記念して、カンヌで賞を受けたり縁があった映画作家ち30余人に、時間は3分間テーマは映画で撮らせたオムニバスです。数あるオムニバスでもこれだけの映画作家が参加した例は今までなかったのでは。そうそうたる顔ぶれですが、個人的にはゴダール(彼の場合はカンヌとは因縁ですけど)、クストリッツァ、タランティーノが参加してないのが残念でした。それぞれの作品の傾向として、面白いことに欧米系の監督は詩的・観念的・政治的な切り口で撮った作品が多いのに対し、アジア系はノスタルジーな視点で映画を視ている傾向が強いことでした。そして“盲人が映画を観る”と言うプロットの作品が3本あって、それぞれ男性・女性・子供と別れているのが面白かったです。日本からは北野武が参加してますが、この『素晴らしき休日』はちょっとがっかりな出来で、他の監督に比べて一段落ちるなと感じました。 さてベスト作品ですが、私はエリア・スレイマンの『臆病』を選びたいと思います。自作が酷評される映画監督って大変だよなと同情しちゃいました、爆笑まちがいなしです。ワーストはたぶん観た人の意見が90%は一致すると思うのですが、ラース・フォン・トリアーの『職業』でしょう。この人、ちょっと人格異常なんじゃないでしょうか(怒)。コーエン兄弟も『ワールド・シネマ』で参加していますけど、版権の問題か何かで日本では観れないそうで残念です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-10-22 17:33:07)
1702.  ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 《ネタバレ》 
デイ・ルイスのダニエル・プレインヴューは、ゼロ年代に製作された映画の中では最高の演技、これで当代一の名優の座を揺るぎないものにしました。並みの名優ではこのキャラは単なる粗野な成り上がり者としてしか表現できない、とてもじゃないけどデイ・ルイスの様な怪物にはなり様がないのでは。ジャック・ニコルソンでも難しいでしょう。 そしてポール・トーマス・アンダーソン(P.T.A)、今までロバート・アルトマン的な作品を撮ってきて本作でも献辞まで捧げていますが、この映画はどうも今までのとは作風が違う気がしました。プレインヴューが石油を掘り当てるまでのほとんどセリフ無しの冒頭15分、不協和音を強調した音楽、シメントリーな室内、双子と無表情な子供、なんかとてもキューブリック的な演出なんです。そう、実はこの映画は『2001年宇宙の旅』を再構築した構成なんですよ。極めつけはラスト、プレインヴューが足を引きずりながらイーライを追い詰めボウリングのピンで仕留めるシーンは、まるで『2001年宇宙の旅』の道具を使うことを覚えた猿人が仲間を倒して君臨し始めるシーンとそっくりです。さしずめ初めて石油を掘り当てたときにプレインヴューが手のひらをくっつける掘削リグは、“モノリス”を暗示しているかもしれません。 考えてみると、P.T.Aはキューブリックの後継者になるのかもしれませんね。今後の作品が楽しみです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-10-21 22:41:55)
1703.  ブレイキング・ニュース 《ネタバレ》 
ケリー・チャンを見てると「この女優って深津絵里にそっくりだ」と感じてきて、そうなると『踊る大捜査線』を観ている様な錯覚に陥り困りました(笑)。ド派手な銃撃戦や手榴弾の爆発の割にはほとんど警察に死傷者が出ないのはご都合主義っぽかったけど、あの香港名物の魔窟の様なビルの内部にほとんど舞台を限定したのはなかなか良いアイデアです。人質の解放する手段なんか、まさかスパイク・リー、これを観て『インサイド・マン』でパクったんじゃないかと思うほど似てました(笑)。“警察の突入をショーにする”というアイデアは面白いんですが、映像的にはあまり生かされた様には思えませんでした。香港ノワールらしい強盗と殺し屋のボスたちの友情と、気合が入ったオープニングにプラス一点です。
[DVD(字幕)] 6点(2011-10-19 23:53:10)
1704.  昼下りの決斗 《ネタバレ》 
考えてみると、ペキンパーは劇場公開の西部劇をあまり撮ってないんですよね(TVでは『ガン・スモーク』など多数を監督してますけど)。それでも少ない彼のフィルモグラフィの中では半数はウェスタンだというのは大したものです。本作はランドルフ・スコットとジョエル・マクリーの引退記念作みたいな感じで撮られていますが、全盛期のふたりを知らない私でもその存在感だけはひしひしと感じました。冒頭、自動車が登場したりして、ペキンパー・ウェスタンお決まりの「フロンティア時代の終焉」がこんな初期の作品からプロットに盛り込まれていんですね。結局、世間知らずの娘っ子の早まった行動が老雄ふたりの運命を翻弄した騒動だったわけですが、ジョエル・マクリーのラストの死にざまは実に印象的でした(そう言えば本作のマクリーって、『ワイルド・バンチ』の“パイク”ウィリアム・ホールデンに風貌からしてそっくりですね)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-18 00:05:22)
1705.  その土曜日、7時58分 《ネタバレ》 
シドニー・ルメットの映画では犯罪者には悲惨な末路が用意されている場合が多いのですが、それにしても本作は極めつけ、ルメットの遺作に相応しい陰惨さです。親殺し、子殺し、まるでギリシャ悲劇を現代に甦らせたみたいなものです。ルメットの演出は最後までシャープさが衰えないのですが、個人的にはあの時間軸や視点をいじった演出にはあまり意味がなかった様な気がしました。この手法はどんでん返しや意表を突くプロットが隠されている様な映画でもっとも効果が出るのだと思います。俳優陣ではイーサン・ホークが「うまいなあ」と感心させられましたが、やっぱ努力賞はマリサ・トメイでしょう。のっけから激しいSEXシーンを見せるわ(相手がシーモア・ホフマンと言うのにはちょっと引きましたが)、『もっとも脱ぎっぷりの良いオスカー女優』の面目躍如でした。これからも頑張ってください、期待してます(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-16 19:21:22)(良:1票)
1706.  プラダを着た悪魔
たしかにファッションは眼の保養にはなりましたけどね… まずメリル・ストリープは「これぐらい出来て当たりまえ」の余裕で好演。まあこの役は、現在のハリウッド女優陣を見まわしても彼女以外には考えられないキャスティングでしょう。アン・ハサウェイも好演ですけど、しかし皆さん、このアンドレアと言うキャラに好感が持てます? まあ予定調和通りの展開なのであまり眼くじら立ててもしょうがないけど、この女、結局ファッション業界から何も得るものがなかったみたいなのは情けない(ミランダからはいろいろ学んだみたいですが)。そしてなんかジャーナリストがファッション業界よりステイタスが高い様な描かれかたもどうなんでしょうか、マスコミだってしょせんゲスの集まりみたいなもんですよ。人使いの荒い有能な上司なんてどの業界にもいるもんですよね、プラダは着てないかもしれませんが(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-10-15 22:59:57)(良:1票)
1707.  ダウト ~あるカトリック学校で~ 《ネタバレ》 
シーモア・ホフマンや司祭たちの男の世界と、メリル・ストリープが君臨する修道院内の女の世界、対照的な食事シーンを交互に見せるところが面白い。シーモア・ホフマンも単純な熱血神父ではなさそうだし職場内では如才なく上司の受けは良いみたいで、追放されたと思いきやまさかの栄転人事には意表を突かれました。ラストのメリルの涙は、私には悔し涙の様に思えます。不思議とこの映画は生徒の視点からの描写が皆無に近いのですが、母親ヴィオラ・デイヴィスのメリルへの悲痛な告白でそこら辺のモヤモヤも吹っ飛んでしまいました。主役ふたりの演技合戦も確かに凄いのですが、ヴィオラ・デイヴィスの演技、オスカー・ノミネートも納得です。余談ですが、この映画がもし50年代に撮られたら、きっとモンゴメリー・クリフトとキャサリン・ヘップバーンのキャスティングだったんじゃないかとふと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-10-14 20:59:40)(良:1票)
1708.  ●REC/レック(2007) 《ネタバレ》 
『ブレアウィッチ』が世に出て『バイオ・ハザード』の様な一人称視点のゲームが流行り出したころから、“こういう映画ってありだよな”と思っていたので、本作の登場でやっと妄想が現実化したなと感慨もひとしおです(笑)。この手の映画では“バッテリーが切れないスーパービデオカメラ”が失笑のネタになりがちですが、TV取材班だから長時間まわせるビデオを持っていて当たり前ってのは良いアイデアですかな。ただアンヘラ嬢、いくらなんでもギャーギャーうるさすぎですよ、途中から出演者全員が喚きどおし状態になるけど彼女のテンションだけは突出してました。ほんと最後に謎ときらしきものが余計で、これがなければもっと怖かったのではと思います。この世でいちばん私が怖いのは、説明のつかない不条理な現象なのです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-13 00:24:03)(良:1票)
1709.  カンタベリー物語(1972) 《ネタバレ》 
『ピンク・フラミンゴ』と『ソドムの市』だけは観ないで人生を終えたいと願っている私なので、本作がパゾリーニ初体験です。それにしても、この様な映画がDVDとはいえ無修正で鑑賞できるとは日本も変わりましたねえ。公開当時に映画館で観たら、たぶんボカシと無理なトリミングだらけでわけがわからんかったでしょうね。八つのショートストーリーが語られるのですけど、それぞれのエピソードのつなぎ方がぶっきらぼうで、どこで話が終わった方がわかりにくかったですね。エピソードの中では、そりゃニネット・ダヴォリがチャップリンみたいなキャラになる第三話目が群を抜いて可笑しいのは間違いなしです。ダヴォリが唄う『四人の女神』とかいう珍妙な歌のインパクトが絶大で、いまだにあのメロディが頭に残ってますよ。ちなみに、ダヴォリが頭と手首を板に挟まれているのは中世には良くあった“晒し刑”で、斬首されるわけではないのでご安心を。あとはフランコ・チッティの無表情な悪魔や、ラストのいかにもパゾリーニらしいフルチンの赤鬼・青鬼が強烈な地獄の情景など、独特のパゾリーニ・ワールドに魅了されました。艶笑三部作の『デカメロン』『アラビアン・ナイト』も機会があれば観てみたいです。
[DVD(字幕)] 7点(2011-10-11 21:21:54)
1710.  おいしい生活 《ネタバレ》 
いつもはインテリっぽいキャラが多いアレンが、久々にドジな小悪党を演じているのが楽しいです。トレーシー・ウルマンとの夫婦漫才はこれまたふたりの息がぴたりと合っていて見事なもんですが、今回はアレンの“役者としての芸”を堪能させていただきました。ただ前半クッキー屋が繁盛し出すまで30分で次の展開とはあまりにもテンポが速すぎで、残りの1時間が打って変ってモタモタしてるので余計にバランスが悪いことになってしまった感じです。予定調和がとれた様な終わり方も、この当時の他のアレン作品にも当てはまるけどマンネリ気味でした。アレンはこの後スカーレット・ヨハンソンを起用してヨーロッパで撮るようになり作風が変わってきましたが、自分でもマンネリ化を意識してたんではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 4点(2011-10-09 20:26:25)
1711.  バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー
うーん、良くと言うかさっぱりわけがわからん映画でした。別に難解なわけではなく、単純すぎるほどベタなお話しなんですけど、そもそも何で主人公が天才科学者でロック・ミュージシャンで日本人とのハーフなのかと言うプロットからしてどこが面白いのかついてけないので困ったもんです。スタッフは一流の仕事ぶりで映像や特撮はけっこうレベルが高いのですが、コメディなのにどこか真面目すぎる様な感じで笑うに笑えない。この映画だけは、なんでカルト的な人気があるのか私には理解不能でした。ウェス・アンダーソンの『ライフ・アクアティック』は本作にかなり影響を受けたみたいだと言うことは判りました。なんせ、本家“バカルー歩き”ですからね、オリジナルだけあってこのシーンだけは見事に決まってました。
[DVD(字幕)] 3点(2011-10-09 00:15:40)
1712.  チャーリーズ・エンジェル(2000)
ああ、ティム・カリー…。わたくし、この映画を三回観るまでティム・カリーが出ていることに気付かなかったんですよ。あのフランケン・フルター博士が25年でこんなお姿になってしまうとは、時の流れは残酷なものです。でも、あのルーシー・リューが施してくれる“踏みつけボディケア”は一度でいいから自分も体験してみたい、気絶してもいいから…。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-06 23:12:01)
1713.  ハウス/HOUSE(1977) 《ネタバレ》 
この映画、近年ブルー・レイが発売されたり全米で公開されたり、海外ではブームになっているそうですね。自分の中でも、あまりのアヴァンギャルドぶりとぶっ飛びぶりには度肝を抜かれ、「衝撃を受けた映画」ベスト3にいまだに入っています。この当時のアイドルだった大場久美子たちの演技は、池上季美子は別にしても恐ろしく下手くそ。とくに屋敷に着くまでの少女マンガ×ハーレー・クインのベタベタさは、さすが日本が世界に誇るロリコン監督である大林宣彦の処女作に相応しい展開です。いま観直しても意味不明なギャグや楽屋落ちにはほんと失笑しちゃいますけど、こんな映画今まで観たことないと言う驚きは実に新鮮でした。『泥だらけの純情』のBプロとして公開されたってのは有名ですが、いま『泥だらけの純情』なんて観る人いないでしょう。酷評される映画より哀れなのは忘れられた映画です。
[映画館(邦画)] 8点(2011-10-04 22:18:00)
1714.  マイ・ボディガード(2004) 《ネタバレ》 
ケヴィン・コスナーの『ボディガード』みたいな甘っちょろいお話しだとばかり思っていたら、まさにその対極にある様な殺伐とした復讐物語だったのでびっくりでした。トニー・スコット印のチャカチャカ映像は相変わらずですけど、デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングを眺めているうちに気にならなくなって良かったです。でもね、「ピダが生きていた」という展開には開いた口が塞がりませんでしたよ。「え、死体も確認されてなかったんだ、犯人に殺すと言われただけで死んだとみんな思いこんでたのか、そんなアホな!」いやー、正直あまりのバカバカしさにぶっ飛びましたねー。これで3点は減点させていただきます。それからあの画面に字幕を流すところ、わたしは『ニコニコ生放送』を思い出して笑ってしまいました。どうせなら始めから終りまで字幕つきだったらもっと面白かったのにね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-02 21:37:21)
1715.  悪魔のはらわた 《ネタバレ》 
数あるアンディ・ウォホールの映画の中で本作と『処女の生血』はもっとも観て判り易いのでは(もっとも、ウォホールは名前を貸しただけで内容には一切タッチしてないというのが定説です)。立体映画(今でいう3D映画)として撮られたところが、まあウォホールらしさが感じられると言えなくもない。精力絶倫男の首をねらったのに、間違って女に全然興味がない顔が良いだけが取り柄の友人の首をチョンパしちゃうなんて、これほど笑えないブラックジョークも珍しいですよ。この映画の特長は使われている“はらわた”がどう見ても本物(もちろん人間のじゃないでしょうけど)をみたいで、最近のスプラッター映画と違った気色の悪さが観る者に襲いかかります。ヘタではないけどヘタウマの域までも達していない監督の手腕では、ウド・キアの熱演も空回りでした。彼は今でも個性派バイプレイヤーとして活躍してますが、まあ何と言う無残な変貌ぶりでしょう! 『ロッキー・ホラー・ショー』のティム・カリーとともに、「少年老い易く、学なりがたし」という感慨に打たれてしまうのでした。それにしても、10年以上むかしとはいえ、こんなゲテモノをNHK衛星放送よく放映したもんですな。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2011-10-01 19:04:18)
1716.  ゴースト・ハンターズ 《ネタバレ》 
「お客さん、お客さん、そんなに怒らないで下さいよ、ここはこういうお店なんですから。たまにはこういうのもいいもんでしょ? でもお代はお返ししませんよ。」 えー、この映画の感想は、まあこんなもんです(笑)。あの天下の“スネーク・プリスキン”ともあろうお方が、唇にキム・キャトラルの真っ赤なキスマークをつけてアクション(らしきもの)を披露してくれるなんて、もうたまりません! ラストではカーペンター親父がノリノリで渋い歌声を聴かせてくれるし、サービス満点です。この映画のDVDではカーペンターとカート・ラッセルがオーディオ・コメンタリーを担当しているのですが、これが実に楽しそうでふたりの仲の良さがうかがえて微笑ましい限りです。もう一回ラッセルを起用したカーペンター映画の新作を観てみたいものです。
[DVD(字幕)] 5点(2011-09-30 01:21:37)
1717.  RED/レッド(2010) 《ネタバレ》 
アメコミ原作のぶっ飛んだプロットながら、イマイチはじけ方が足りないってのが残念。ウィリス、マルコビッチ、フリーマンはそれぞれいい味出しているけど既にどこかの映画で演じたことのあるキャラで新鮮味には乏しい。ヘレン・ミレンだけはまさに「ぜひ彼女に演じて欲しかったキャラ」が実現した様な感じで、『鬼教師ミセス・ティングル』がスナイパー・ライフルをぶっ放しているみたい、そのカッコよさとインパクトは絶大でした。この映画でとくに気になるのがあっさりしていると言うのか雑な脚本で、マルコビッチに「アタシだよ!」と叫んでロケット・ランチャーをぶっ放して返り討ちされる女殺し屋なんか「お前いったいマルコビッチのなんなのさ?」って気になってしょうがなかったです。結局、謎のまま映画は終わってしまいました(笑)。
[DVD(字幕)] 5点(2011-09-27 19:20:39)(笑:1票)
1718.  キック・アス 《ネタバレ》 
出ました!ひさびさの痛快作に出会ったという感じです。クロエ・グレース・モレッツが『シベールの日曜日』のパトリシア・ゴッジにそっくりで、21世紀の新しいロリコンのイコンが誕生しました。ビッグ・ダディもヒット・ガールも高度な殺人テクニックを持っているだけで別に身体的な超能力があるわけではなく、アメコミ・ヒーローの中でも明らかにバットマンとバット・ガールのパロディですよね(ニコラス・ケイジのコスはモロにバットマンですし、レッド・ミストはロビンを彷彿させてくれます)。自分の中で銃社会のアメコミ・ヒーローが銃器を使わないことに今まで不自然さを感じていましたが、本作でそこを見事に払拭してくれました。ニコジーも近年まれに観るのびのびとした演技で、楽しんで演じているのが良く判ります。そしてジェイソン・フレミングとデクスター・フレッチャーの『ロック・ストック』コンビの贅沢というかもったいない使い方、思わず笑ってしまいました。いかにも続編を撮るぞという終わり方でしたが、このセンスなら十分に期待できるので早く観たいものです。
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-25 14:33:35)(良:1票)
1719.  原始獣レプティリカス 《ネタバレ》 
才人イブ・メルキオールが脚本に参加しているので、バラバラになった肉片が再生してもとに戻るなどセンス・オブ・ワンダーが感じられるところもある(東宝特撮のフランケンシュタインの“不死身の細胞”というプロットの元ネタではないでしょうか)。ところが恐ろしく稚拙な特撮技術と監督シドニー・ピンクのいい加減な仕事のせいで、ダサダサ怪獣映画の一方の雄みたいに語り継がれる出来になっちゃいました。“レプティリカス”は古代爬虫類という設定なのに見た目は西欧神話に出てくるドラゴンそのままで、その造形もあまりにダサくて“レプティリカス”が画面に登場したとたんにこの映画を観るのをやめちゃった人が大勢いたのでは。あの“レプティリカス”のご面相はもうコメディとしか言いようがありません。デンマークが舞台で現地でロケしているので、コペンハーゲン市内でのエキストラは沢山動員出来たみたいですが、まるでシティ・マラソンみたいに街中を全力で走っているだけ。対怪獣戦ではデンマーク軍の協力は得られたみたいですが、なぜか空軍や航空機はまったく登場せずでした。取り柄と言えば、普段眼にする機会が少ないデンマーク軍の当時の装備が判ることぐらいでしょう。実はデンマークは世界で初めて軽機関銃を開発した国ですが、そのマドセン機関銃を50年経ってもまだ使っていたのは驚きました。
[地上波(字幕)] 2点(2011-09-23 21:40:54)
1720.  8mm 《ネタバレ》 
スナッフ・フィルムを観たがるのは絵に描いたような大富豪、撮るのはコテコテのビザール野郎ども、とまあなんの工夫もない直球勝負で来られても面白くもなんともない。使われる音楽はインド風というかアラブ風のエスニック系で、“スナッフフィルムのジム・ジャームッシュ”と呼ばれる監督はハリウッドの業界人ではなくNYが本拠地であるなど、製作者たちが深く考えずあざとくこの映画を撮っているのが良く判ると言うものでしょう。ラスト、“マシーン”が覆面をとって素顔を見せるところで観客にサプライズをぶつけれるとこの監督は思っていたのでしょうが、冗談じゃない、みーんなこの展開は読んでいましたよ。 思えばニコジーも、この映画あたりから芸歴の大迷走が始まった様な気がしますね。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-09-19 22:11:58)
030.13%
1110.46%
2351.46%
31285.34%
42048.51%
536115.05%
644418.52%
761625.69%
842817.85%
91385.75%
10301.25%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS