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光りやまねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 418
性別 男性
自己紹介 1959年生まれの48歳。
神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する
市井の人であります。
ま、コツコツとレビューしようと思ってます。

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161.  U・ボート
U・ボート、全乗組員4万人中3万人が戦死したという。きっと今でも、かなりの数の乗組員が潜水艦内に閉じ込められ、海底の奥深く戦没したままでいるのでしょう。本作はリアリティ溢れる演出と共に、厭戦感を漂わせた作風が素晴らしく、見応え充分な戦争映画に仕上がっている。しかも、潜水艦という逃げ場のない特殊な状況の中、心身共に極限状態に追いつめられていく乗組員の様子が、十分過ぎるほど観客に伝わってくる。また、サスペンス描写も特筆もの。とくに米駆遂艦が真上を通過する時の、息を潜めた艦内の物凄い緊迫感! ! 静寂から一転して爆雷の雨あられ。勇壮だが哀感溢れる音楽も忘れがたい。急転直下のラストも絶品。これが戦争なんだ! ! …ということをペーターゼン監督は訴えているのでしょう。まさに戦争映画の傑作です。
10点(2003-12-29 00:53:11)(良:1票)
162.  スキャナーズ
強烈な描写もあり、しかも切ない雰囲気を漂わす作風はクローネンバーグらしいといえる。さらに薬害問題を絡めるなど、当時としてはタイムリーなアイデアだったのでは? ただ、薬の副作用で超人的な能力(というより破壊力)を身につけるというのは安直過ぎる。クローネンバーグ作品にしてはアイデア、展開ともB級のままで終らせてしまった凡作。
6点(2003-12-29 00:51:45)
163.  座頭市逆手斬り
シリーズ第11作となる本作は、芸達者、藤山寛美演じるニセ座頭市がおもしろ過ぎる! ! クライマックスの勝新演じる座頭市と浪人衆との殺陣もまずまず。まぁ今回は、寛美にすっかり場面をさらわれてしまった勝新でした。
7点(2003-12-25 13:25:21)
164.  座頭市の歌が聞える
シリーズ第13作。本作は勝新演じる座頭市の殺陣のシーンはもちろんのこと、市に憧れる少年や不思議な琵琶法師を絡ませるなど工夫を凝らした作品になっています。とくに宿場の女郎を演じた、小川真由美の見るものに哀れみを誘う演技が絶品。この当時の“身売り”という哀しい時代背景をそこはかとなく漂わせており、しかもお役御免となった武士を夫に持つ妻の悲哀をも見事演じ切っていた。ラスト、人間ドラマに裏打ちされた座頭市と不遇の浪人(天知茂)との殺陣は圧巻で、市の我が身を守る剣の虚しさをもしみじみと感じ取ることが出来た。
8点(2003-12-25 13:24:30)
165.  妖怪百物語
大映による「妖怪」シリーズ第1弾。「ガメラ対 …」目当てで劇場に足を運んだら、コレが併映されていたんですよね。ストーリーはと言えば、庶民を苦しめる悪代官と悪徳商人を妖怪たちが懲らしめる勧善懲悪ものなんですが、当然見どころは妖怪の登場シーン。タイトルロールからゾクゾクさせてくれたし、“土ころび”を振り出しに“大首”“から傘”“のっぺらぼう”…等々、けっこう出します見せてくれます。とりわけ、子供心に「置いてけ掘り」の話しがコワかった! ! とくに“ろくろ首”が強烈で、おねーさんを見るたびに首がにゅ~と伸びるんじゃないかとしばらくトラウマになりましたね。
7点(2003-12-25 10:18:51)(良:1票)
166.  大怪獣ガメラ
東宝「ゴジラ」と人気を二分することになる、大映怪獣シリーズの記念すべき第1作。しかもちーちゃい頃、母親にお手てつながれ神戸の映画館まで生まれて初めて見に行ったのが、この映画。つまり、個人的にも記念すべき第1作なのであります。東宝「ゴジラ」に負けじと、監督の湯浅憲明を筆頭にスタッフの並々ならぬ意気込みを感じさせてくれる作品ではありますが …。哀しいかなモノクロということで、皆さん敬遠されがち。しかも「ゴジラ」の二番煎じは否めず、見劣りする特撮に強引な演出など突っ込みどころ満載。このあたり、ガメラファンの私としてはちょっとツラいところ。が、しかし荒唐無稽、奇抜なアイデアでは勝っていた!! 口から“カー”と火を吐くのはもちろんのこと、何と手足を引っ込めてジェット噴射よろしく空を飛ぶ!! そう、クルクルと高速回転しながら。さらにこのガメラ、基本的に都市を破壊する悪玉怪獣なんですが、子供にだけは何故かやさしい。ここなんですよ、ここ。この、子供にだけはやさしいが、我々ちびっ子のハートをガッチリと掴んだわけなんですよね。ということで、えーい10点!!
10点(2003-12-22 16:00:10)
167.  ビロウ
第二次世界大戦最中、密閉された潜水艦内で起こる奇怪な現象、というミステリアスな内容につられて見たわけなんですが …。うーん、説明不足な展開と粗い編集でどうにも見づらい。とくにB級ホラーにありがちの、観客を“わっ”と驚かすようなドでかい効果音だけはヤメて欲しかった。監督の演出がマズいのか、元々こんなタッチなのか、とにかく作風に馴染めませんでしたね。せっかく題材とアイデアが良かっただけに残念な映画。
4点(2003-12-20 20:30:16)
168.  アウトブレイク
SFサスペンスの傑作「アンドロメダ …」を彷佛させるオープニングは、ゾクゾクさせてくれたわけなんですが…。本作はペーターゼン演出のマイナス部分がどうにも目立つ。説得力に欠ける粗っぽい展開。ただ、ラストに用意されたヘリコプター戦から爆弾投下までの一連のシーンは見応えがありましたね。とくに、ホフマン演じる大佐と悪玉将軍(サザーランド)がやりとりするくだりはなかなかの緊迫感。まぁ、サスペンスタッチのアクション映画として見るのが正解でしょうね。
7点(2003-12-19 17:06:21)
169.  座頭市血煙り街道
シリーズ第17作。監督三隅研次と座頭市演じる勝新太郎ががっぷり四つで進む中、朝丘雪路、高田美和、坪内ミキ子など彩りのある豪華キャストがうれしい本作品。ラストに用意された、座頭市と隠密剣士(近衛十四郎)とのお互い一歩も譲らない太刀さばきが圧巻で、そりゃもう鳥肌もの。殺陣と人間ドラマが渾然一体となっており、三隅演出の妙味には舌を巻く。その他にも見所は多く、とりわけ暗闇の中、駕篭(カゴ)が閃光と共に真っ二つに割れるシーンは、初見から30年以上経った今でも鮮明に脳裡に焼き付いています。
8点(2003-12-19 17:05:08)(良:1票)
170.  喜劇 団体列車
渥美清主演による列車シリーズ第2作目。舞台は四国の伊予和田という小さな駅。ブルートレイン二本立てのゴージャス感溢れる第1作に比べると、ローカル色が強くスケールも小さい。が、しかし渥美清が繰り広げる人情喜劇は健在だった。おっちょこちょいで自意識過剰なところは、ほとんど寅さんのノリ。渥美清もこの頃が一番パワフルだった。
6点(2003-12-15 12:27:08)
171.  兵隊やくざ 大脱走
シリーズ第5弾。日本も敗戦が濃厚になり、北満州が舞台。慰問団の少女を巡り勝新演じる大宮が悪玉上官をブッ飛ばす前半と、階級を偽り将校になりすます二人(勝新と田村)が繰り広げる後半という2部構成がうれしい。悪党青柳(成田三樹夫)もこのシリーズ、3度目の登場。「と、東京帝国大学であります! !」はウケた。
7点(2003-12-15 12:26:23)
172.  続・兵隊やくざ
シリーズ第2弾。勝新太郎演じる大宮の、軍隊という規律の厳しい縦社会で炸裂する破天荒振り。蹴散らせ、ブッ飛ばせチンピラ曹長。悪玉上官、張り倒せ! ! 直情型で人間くさい勝新の魅力全開。「け、毛をください! !」はウケたゾ! ! 庶民の視点から見たヒューマニズムを感じさせ、好きですこのシリーズ。
7点(2003-12-15 12:25:11)
173.  四谷怪談[前篇/後篇](1949)
鶴屋南北原作「四谷怪談」は数多くあるが、本作はタイトル通り監督木下恵介の独自の解釈によるもの。おどろおどろしい怪談ものとは一線を画しており、実は貧困から抜け出せない若い夫婦の哀しい物語り。悪党直助の企みにはまり、伊右衛門(上原謙)は迷いながらも出世のじゃまとなる妻・お岩(田中絹代)を毒殺してしまう。自ら犯した罪に苛まれ、次第に自滅していく女々しい男を上原謙が好演。《ネタバレ》ラスト、お岩の亡霊が現われる中、屋敷もろとも炎に包まれる伊右衛門。彼の魂は救われたのであろう。木下忠司の情感溢れる音楽も手伝い、何とも哀しい物語でした。
9点(2003-12-15 12:24:13)
174.  オルカ
本作は、人間の手により愛する家族を殺されたシャチによる、人間への復讐を描いた哀しい物語。いかなる動物でも人間と同様に家族を愛する心を持つし、深い悲しみをも感じるもの。やたら動物を捕獲したり殺しまくったりする人間へのメッセージとも受け取れる。エンニオ・モリコーネの哀感溢れるメロデーが素晴らしかった。
7点(2003-12-08 16:50:11)(良:2票)
175.  海と毒薬
太平洋戦争末期、大学病院で行われた戦慄の事件。戦争という狂気に満ちた時代の中、たとえ医師といえども人命に対して感覚がマヒしてしまうのだろうか。鬼畜米英、日本を破壊し尽くす憎きB29の捕虜達。彼らの生体解剖実験により何百何千という日本人の命が救え、医学の発展に繋がるのなら…という発想が出てきても不思議ではない。奥田瑛二が演じる内向的な研究生以外は、感情移入出来そうにない医師達として描かれている。彼らの行為は当然糾弾されるべきだが、戦争という二文字がここまで人間性を狂わせてしまうものかと思ったりもする。それは戦争が終焉し人間が人間らしさを取り戻した時に初めて、犯した罪の重さに気付く事なのかも知れない。
9点(2003-12-05 21:26:04)
176.  雲ながるる果てに(1953)
悲しい。悲し過ぎる映画です。戦争の不条理などという生易しいことばなんかでは、とうてい言い表わせられない。この決して忘れてはならない歴史的事実を、家城巳代治監督はヒューマンタッチな演出で見事描き切っている。「雨降って今日一日を生きのびる」一刻も早くお国の為に散って奇跡を起こしたい…否、生きたい。生と死の間で揺れ動く様子が、この一句で端的に表わされている。ラストの鶴田浩二演じる大滝のナレーション。「ぼくの大好きなすべての人、なつかしい山河、そして平和な日本、それを思い浮べながら死んでゆきます」は、悲し過ぎて生涯忘れられそうにありませんよ。本当に。
10点(2003-12-05 21:24:23)(良:3票)
177.  π(パイ)
数字・数学が常に絡む展開なので、理解しづらく難解に映ってしまう。しかもコントラストを利かしたモノクロ映像の中、幻覚なのか現実なのか分かりづらく、サスペンスも加わってくるわで混乱に拍車がかかる。しかし、もう一、二度見直してみるとパズルを解くように骨組みと構成が見えてくる。天才数学者の誰にも分かってもらえない苦悩と孤独。彼をおそう激しい偏頭痛と共に、それらが痛々しいほど見る者に伝わってくる。視点を変えれば、人間として普遍的な苦悩と孤独をシュールな映像で見事表現しきっている異色作と言えよう。デヴィッド・リンチの傑作「イレイザーヘッド」を彷佛させるシュールレアリズムの秀作です。
8点(2003-12-03 16:53:52)
178.  魔界転生(1981)
原作は山田風太郎ってことで、奇想天外、荒唐無稽なストーリーはさておいて、凝りに凝ったセット美術と特撮が素晴らしかった。オープニングのおどろおどろしい地獄絵図。あたかも妖怪変化のごとく描かれた宮本武蔵。燃え盛る天守閣で繰り広げる、千葉真一演じる柳生十兵衛と天草四郎時貞(沢田研二)との壮絶な死闘。終始、独特な映像美を楽しめるわで娯楽時代劇としては上出来の一本。
7点(2003-12-03 15:59:36)
179.  野菊の墓(1981)
名匠木下恵介の手による55年度版「野菊の如き君なりき」は、ノスタルジックな気分に思う存分浸れる紛うことなき名画だった。さて本作は。うーん、聖子ちゃんの演技力はまずまずといったところで、澤井信一郎の演出も悪くはない。ただ、「裸足の季節」「青い珊瑚礁」に代表されるよう、ネアカでキャハハのイメージがまぶたに焼きつく聖子ちゃん。原作に漂う郷愁と物悲しさが今ひとつ感じられなかったですね。やっぱり本作は、聖子ちゃんファンのためだけに作られた映画だったのかもかも・・・。
5点(2003-12-03 15:59:06)
180.  世界残酷物語
ヤコペッティですか。もう、随分前ですがビデオで見たことがありますよ。そう、コワいもの見たさに。人間の文化・慣習の滑稽さ、残酷さをドキュメンタリータッチでとらえていたメッセージ性のある作品だったとは思うんですが、どうにも思い出せない。この映像を見た時は大変ショックで、続編も借りたはずなんですが…。地球の裏側で多発している衝撃的な映像を見せ付けられる昨今、脳裡からかき消されてしまったのかもしれません。阪神淡路大震災という悪夢のような出来事も体験してしまったし…。ただ、あの美しい主題曲「モア」だけはしっかりと記憶していますね。
6点(2003-12-03 15:58:36)
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