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まさかずきゅーぶりっくさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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161.  キシュ島の物語 《ネタバレ》 
とっても不思議な作品。特段面白いわけではないのに手元に置いておきたくなり、ふと観返したくなる時があります。というわけでDVDも買ってしまいました。  観光当局が作成したようで、実際のキシュはこんなに美しいワケではないらしいのですが、とにかくこれでもかと日本ではお目にかかれない自然が映しだされます。勿論それだけではなく、1話目では神秘と現代文明の対比、2話目では妹に指輪を買うために必死になって働く男を通じ、兄弟愛や暮らしの窮状等、作品のメッセージ性も感じます。ただ3話目のドアの話はちょっと意味が・・・。背負ってるドアと心を開くが何かかかってるのかな??海に入っていきますが、それが現代社会への絶望という意味なのか別の意味があるのか・・・。  それでもヤギと共にドアを背負いながらひたすら砂漠地帯を歩く老人の引きの画は非常に印象的でした。ぼーっとしたい時、映像世界で現実逃避したい時にオススメの一本です。
[DVD(字幕)] 6点(2009-02-03 11:43:14)
162.  カンダハール 《ネタバレ》 
この映画を観て最初「退屈だな」と思ってしまった私は、すっかり平和ボケしてるのかもです。でもアフガンの現状や終盤の緊迫の取調べには手に汗握り、思わず見入ってしまいました。パラシュートで落ちてくる義足をめがけて一斉に追いかけるシーンが非常に衝撃的でした。  人形爆弾や・飢餓・強盗・義足、その全てが現実なんだなと思うと、この国に生まれた幸せを噛み締める思いです。宗教を習う場面で、上手くできないハクが一転、主人公のジャーナリストのナビ役で金銭レートも知らないのにひたすらタカリまくってるのが、生きる上の必死を感じました。  映画をあの最も危うい場面で終わらせたのはきっと、監督の意図が、同じ地球で起きていたこの現実を観客がいつまでも忘れないようにしたかった狙いだからでしょうか?ヒューマンタッチではないのがいい。しかし911テロ以前の作品なんですね。面白いとかどうとかでなく、作られて世界に配給された事自体が非常に重要。
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-03 10:22:00)
163.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 
1作目は先入観無しに観られたので、見事にマッチした個性的なキャラクターと脚本にグイグイ引き込まれましたが、2作目は展開的にも前回以上のものを期待して観てしまうので、評価が厳しくなるのは仕方ないと思います。  すっかり人気者になったジャックスパロウのキャラありきで作られてる感じがねえ、、、製作者サイドの安易に儲けたろうという風にプンプン伝わってきて、あざといと言いますか(^^;  しかも今回のは次作「ワールドエンド」へのつなぎ?なので、落としどころをどこにおいても中途半端になってしまうというハンディキャップを併せ持っています。それとお金もかかっているし、出演者1人1人の活躍にも焦点を当てているのですが、その分だけ尺も長くなり、観客側の緊張感も散漫になってしまいがちです。  中盤からのタコオバケの襲来あたりはどうも私の観たい「ジャック・スパロウ対悪い海賊」って趣旨からずれ、ただのパニックアクションになってしまってたので、観てて「こういうのが観たいワケじゃないんだけどなあ・・・」とか思ってしまいました。アクションにしても例えば「1」の終盤は畳み掛ける感じがエキサイトで非常に盛り上がったのですが、今回はそれを超えるシーンもなく「どうぞ3作目に期待!」って感じがアリアリで、消化不良な終わり方だったのは否めません。  終盤、1度は自分だけボートで逃げ出したジャック・スパロウが、結局戻ってきて一緒に戦う所。あそこでもっと観客に「よし!戻ってきたぁ!!」って思わせないとダメでしょう・・・。出演者というより脚本と演出に難があった気がします。でも3作目に期待!
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-02 15:21:14)(良:2票)
164.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
すいません、レビュー書き直します。1度目、あまりに集中し過ぎて元日に熱でダウンしました(親にはジョーカーの仕業だと言われましたが・・・)。そのせいで正当なレビューが書けておらず、納得できなかったのでもう1度。  初見時には、過去のティム・バートンのバットマンシリーズとの違いこそ分かっていても「バットマンビギンズ」との違いにも戸惑い、重厚だけど盛り上がりに欠けるという短絡的な感想で6点とか付けてしまってました。でもこれはとてもそんなもんじゃないですね。  徹底した悪は、正義がいるからこそ悪になれる。正義の味方の中でも公に表れて人々を引っ張る検事ハービー・デントのような白騎士もいれば、そうではなく私刑執行人のようなダークヒーロー、黒騎士バットマンも存在する。しかしジョーカーはこの2人に様々な矛盾をぶつけ、苦しめ、精神的にもどんどん追い詰めてゆく。容赦がない事に理由が無い、これぞまさに最狂、最凶なんですね。  話は少し違いますが「ドラゴンクエストダイの大冒険」という漫画で、それまで人間を助けてきた勇者ダイがある日街中でドラゴン数匹を圧倒的強さで倒した時、手を差し伸べた少女に「お兄ちゃん怖い・・・」と言われてしまうんです。あまりに人間離れした強さに、助けてもらった事を忘れて不気味さや恐怖を感じる。そこを敵に突かれたダイはその後、自分が勇者を続ける意味に悩み始めます。ふとそれを思い出してしまいました。  登場人物も皆素晴らしい演技。チャンベールやヒース・レジャー、ゲイリー・オールドマンはもとより、アーロン・エッカートが恋人を失ってからトゥーフェイスになるプロセスが秀逸。地鳴りでも聴こえてきそうな怒りが凄かった。なるほど人間は本当に弱いもので、心の柱1つ折れると簡単に転がり落ちるのだと痛感。  アクションを期待する映画でもない。暗いしハッピーエンドを期待する映画でもない。それでもこれほど多くのファンから大喝采を浴びた要因の1つは、やはり人間の危うさや葛藤、心の中に眠る危険な欲望をジョーカーに見透かされているからではないだろうか?本作のバットマンの葛藤は、観客の心をも映し出す「鏡」なのかもしれないですね。1度の鑑賞でなんとなくレビューするだけでは惜しい作品かもしれません。傑作でしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2009-02-02 15:15:37)(良:1票)
165.  ファニーゲーム 《ネタバレ》 
恐怖映画ではなく嫌悪映画。イライラするって監督の術中にまんまとハマってるのかもしれない。巻き戻し、カメラ目線、救いようのないバッドエンド。全て「なめてんのか?俺だったらここでこうして殺してんな」とか思う。子供とかペットまで殺すとか俺の中ではまだタブーですから。  しかし決して駄作ではない。この監督の他のキャリアを見ても、映画作家としても立派だと思う。でも同内容でハリウッドリメイクしたんでしょ?そこが分からない。いったい何を考えてるのだろう?そこら辺も含めてますます不快に・・・。  そもそも「ゲーム」ってのはさ、ルールを聞いて、前向きに参加意欲を持つもの達でやるものでしょ?だからこの作品のゲームは結局理不尽でしかないですよ。高得点を付ける方の気持ちも分かるのですけどね。でも俺は敢えてこの点数を付けます。金出して借りてきて不快にさせられるのは気持ちいいものではないですから。
[DVD(字幕)] 0点(2009-02-01 23:06:13)
166.  善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 
出だしでは精神的に数十時間も寝かさずに尋問する冷徹な主人公が、徐々に善い人に変わってきて、結局盗聴してた芸術家の執筆に目をつぶる。心が移り変わるきっかけは盗聴先のあの曲にもあるでしょうが、むしろ一連のドライマン(盗聴されてた芸術家)の周辺の事情や彼の信念に基づいた行動に触れたからではないでしょうか?  印象的だったのは、エレベーターで乗り合わせたボールを持った子供が主人公に「シュタージ(国家保安局)は悪い人だ」と言う所。それに対して「誰にそう教わった?」と聞き返すと少年は「パパに」と答える。そこで「名前は?」と聞かれると、子供ながらに父親を守りたい気持ちから「僕の名前?」ととぼける。そこで少し間を置き「その持ってるボールの名前は?」と言う。あの段階で既に彼はすっかり善い人になってたんだな思いました。  ヴィースラー大尉、ドライマン、ドライマンの奥さん役の人、皆すばらしい演技でした。当時の東ドイツが置かれていた監視社会の実像を目の当たりにしてみて、改めてこの国の自由さにありがたみを感じました。悲しいけれどあそこで奥さんが犠牲になった事で、ドライマンもヴィースラー大尉も助かりましたね。そして皆さん仰るように最後が素敵。「これは僕のための本だから」。ドライマンが直接お礼を言うのではなく、作家らしく本にお礼をしたためた辺りがいい。  最後に救われる映画です。8点の評価内容そのまんま「見た後、率直に面白かったぁ・・」って言える作品です。
[DVD(吹替)] 8点(2009-02-01 22:42:18)(良:3票)
167.  REC【レック】(2000) 《ネタバレ》 
ボンドガールも務めた、デニス・リチャーズ主演の「バレンタイン」という映画の韓国版という感じです。むしろ1年後というのは「ラストサマー」的かな?いじめられっ子の復讐。1年後に復讐が始まるということに、何故1年後かという確かな情報が無かったのが残念でしたが、それでもキリキリと追い詰められていく様はさすがに怖く、殺人描写も結構怖いです。オチはよくありがちですけどね。あと全然関係無いですが、最初にこの男子生徒を別荘に誘い、誘惑する生徒役の女優さん、フィギュアスケートの安藤美姫さんを大人っぽくした感じで綺麗ですし、嫌いではありません(爆)
[DVD(字幕)] 3点(2009-02-01 15:44:20)
168.  ●REC/レック(2007) 《ネタバレ》 
閉鎖空間のパニックホラーとして展開に全く無駄がない。ムチャクチャ怖かったです。スカートまくりあがった血まみれのおばちゃんが警官に襲い掛かった瞬間、いよいよ始まったなというのと、何かこのとんでもない災難からは簡単に逃げられないだろうなという息苦しさがありました。  狭いアパートから何とか脱出できれば助かるんだろうけど、実際あれだけ全てを頑丈に囲まれてしまうと、いっても容易に出れないだろうなと思ったり。一緒におびえる仲間が、徐々に感染して襲う側に変貌する現実。つまり時間の経過と共に状況が悪化(じわじわと仲間が減り敵が増えていく人数というかパワーの逆転)に何とも言えない恐怖を感じました。  既に「ブレアウィッチプロジェクト」「クローバーフィールド」と観てると、こういう録画テープの再生的なパニックホラーは、結末はどうせ全滅なんだろうなと思って見るので、裏切られた感じもしませんでした。外界から切り離されたコミュニティでの格闘は、よっぽどの妙案が無い限り、希望がないですね。しかしTV局なんだから、なんでもかんでも付いていく前に、ウィルス感染の一報がどこよりも早く入っているべきではないのかな?  でもこの作品も初見ゆえの怖さ。次は観る側も構えるから同じパターンでくると失敗の可能性が大。ハリウッドリメイクや続編は作らないで欲しいなあ・・・。レポーターの女性は可愛かったです。
[DVD(吹替)] 8点(2009-02-01 15:43:18)(良:1票)
169.  マイ・ブルーベリー・ナイツ 《ネタバレ》 
ウォン・カーウァイの作品はいつも観終わって暫くしてから思い返す時、ひとつひとつの場面というよりは、むしろ全体の雰囲気がボワッと浮かんでくる感じだが、この作品もまさにそんな感じだった。  90分の尺では、ヒロインが失恋してから旅に出て戻ってくるまでの300日を映し出す時にどうしても駆け足になるのは否めない。それぞれ愛に悩む人々とのご都合主義的な出会いが重なり、最後でヒロインが、イマイチ成長した感じにとれないのが残念な気がしたが、元々この監督の作品は展開に大きな起伏はそれほどないので、かえってこの長さのほうが間延びしなくて良かったのかもしれない。  ノラ・ジョーンズは作りすぎずに普通の女性を体現。ジュード・ロウは癖のある役もいいが、こういう普通の役もまた上手い(物足りない人も多いと思うけど)。デヴィッド・ストラザーン、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズと芸達者を次々と贅沢に使って作品に重厚さがあった。  映像の美しさ、とりわけネオンや夜の飲食店のライトに照らされる出演者が、物思いにふける表情は、言葉なくして心の葛藤を表現していて思わず唸らされた。最後のキスはまさに秀逸。美しくてため息が出ました。
[DVD(吹替)] 6点(2009-02-01 00:26:59)(良:1票)
170.  ミスト 《ネタバレ》 
モンスターの見せ方の度合いが非常に上手い。キング作品では引っ張りすぎてガッカリさせた「ランゴリアーズ」や、超常現象的な恐怖を煽っておいて単なる憑依モンスター映画だった「ドリームキャッチャー」などもあったが、これは始まって20分でもう「巨大モンスター」と分からせる。それでも見せるのは足先だけなので、全貌を見せない恐怖と、そんなもの端からいるわけないと認めない人間同士の対立も相まっていよいよ閉塞感が増してきた。  夜中に巨大イナゴやら魔界村のレッドアリーマーみたいなのが襲ってきたシーンは、虫嫌いの私としたら夢に出てきそうな位の恐怖だった(薬局の中の人体からウニョウニョ出てきたクモも鳥肌ゾゾーーーッ・・・)。  人は確かな解決方法やら逃げ道を見失った時、徐々にああいう宗教的な人間の言う事に傾くんですね、あれはリアルでした。だからあのおばちゃんが終盤殺された際、彼女をすがってた多くの人間たちが何とも言えない空虚感・絶望感をかもし出していて、分かる気がしました。  TVもラジオも携帯も繋がらず、視界がごく狭い空間の中にいたら、やはり絶望的になるし、結果あと数分待てば、息子や同乗の3人も生きていれたけど、それは結果論であって何ともリアルでした。少なくとも主人公が伝説になって世界を救う作品や、主人公連中が全滅して何も解決しないまま終わる作品よりよっぽどいい。でもやはり最後に腰がくだけた主人公の男性の姿、本当に切なくなりましたね。  「ショーシャンク」「グリーンマイル」とキングの非ホラー作品を良質に仕上げてきたフランク・ダラボンが、一転こんな怖い作品を作るなんて、本当に驚きました。スプラッター描写はもう少し抑えても良かった気もしますが、濃い作品でした。車がスーパーを脱出したスローのシーン。車に乗ったほうが正しいのか、それともスーパーに残ったほうが正しいのか、観客側にはあの時点で分からない辺りが面白い。ただ異次元空間を開いてしまってやってきた使者の設定なら、巨大昆虫よりはもっと見たことも無いような形の生命体でも良かったかもですね、そこだけ不満でもありました。
[DVD(吹替)] 7点(2009-01-30 00:57:37)(良:1票)
171.  ブラウン・バニー 《ネタバレ》 
チキンなくせにナンパをする。相手からではなく自分から直ぐにキスを求める。女を抱きしめるのではなく女の胸で泣く。ベッドの上で海老包まりする。物思いにふけながら泣く。過去の自分の過ちをいつまでも責め続ける。孤独に耐えられず、幸せだった頃の妄想にふける。ある意味では男の中で共感できる部分も見られるものの、やはりその全てが非常に女々しく映る。  「バッファロー’66」では肝心な所で『男らしさ』を見せていたが、この作品ではそれが最後まで無い。言い訳をして性欲をはけてそれだけで終わり。女性に対する扱いも全然違う。「バッファロー’66」ではクリスティーナ・リッチを途中から聖母(母性の象徴?)みたいな扱いだったが、これのクロエ・セヴィニーは単なる未練でしかなく、寂しさと性欲を満たすためだけの道具化している。しかも性の部分でも実に投げやりで責任感が微塵も無い。男も愛していると言いながら自分からキスをしたりセックスを求めない。能動的にフェラチオを求めるだけ(しているクロエの頭に手を添える辺りが更に情けない)。いたわる気が全くないこの感じはきっと、女性だけでなく男性からも批判を浴びると思う。  とにかく、良くも悪くもギャロが自分の作りたいように作った感じの作品。「バッファロー’66」が好きだった私でも今回は正直退屈だった。全編変化に乏しい道路が映され、花の名前のつく女性とのやりとりがちらちらあるだけ。これを前知識無しに試写会や劇場で見たら更に評価は下がると思う。映画って基本何でもありだとは思うけど、ある程度観客を楽しませる要素も必要だと思う。「恋人を失った悲しみと自己嫌悪」を主題にするのであれば、ああいった妄想オチではなく、もう少し時間を遡った演出とか「続・ある愛の唄」のような見せ方もあったのではないかと思う。  とは言えギャロにしか出せないこの空気感は嫌いではないし、もし長編をまた作るのであれば「バッファロー’66」のような展開のものを求めたい。次作への期待を込めて、3点です。
[DVD(字幕)] 3点(2009-01-29 12:59:49)
172.  オープン・シーズン 《ネタバレ》 
なんだかどの動物にも感情移入できない・・・。もっと熊に同情できるかと思ったけど、鹿と一緒にはしゃぐ所は思いっきりはしゃいでるし。まぁ自然に帰る年齢だったのかという事だけで飼い主さんとの別れが少し寂しげなだけ、後は非常に表面的な感じがしました。展開もこじんまりしてて別に映画にする事も無かったのではないかな?川くだりのシーンの迫力は良かったんだけど。 そもそも狩猟解禁日に人間達と闘って追い返した所に飼い主が来て抱き合うという流れが不自然すぎるのでは?テレビで放映してももう1度観たい作品というわけではないですね。
[DVD(字幕)] 4点(2009-01-27 10:38:13)
173.  007/ユア・アイズ・オンリー
ヘリのシーンもスキーのシーンも大迫力で堪能しました。生身のアクションの面白さを再認識すると、CGだらけの作品の安っぽさを感じてしまいます。このシリーズは内容に対してツッコむ必要も無く思いますが、敵の敵が味方になってみたり、そういう展開も好みなので満足でした。ボンドガールの方は非常に美人ですね、少し冷たい感じですが。  でもやっぱりロジャー・ムーアですね。「北海ハイジャック」といいこれといい、ウェットスーツが良く似合います。スキーウェアもかっこいい。何でも似合ってしまうのがボンドなんですね。今は亡き広川太一郎さんお得意のハイテンションモードとは少し違う、抑えた吹き替えっぷりもとても素敵でした。
[地上波(吹替)] 7点(2009-01-26 16:46:01)
174.  007/リビング・デイライツ
ティモシー・ダルトンのボンドは真面目なイメージだったけど、特段堅苦しすぎるイメージも無いので好感が持てました。ストーリーも面白かったし、アクションシーンも体を張っていて良かったです。飛行機から荷物と一緒に振られるシーンは、落ちないだろうと思いつつもヒヤヒヤしました。しかしボンドガールは抜けてますね(^^;
[地上波(吹替)] 7点(2009-01-25 15:39:00)
175.  007/ゴールデンアイ
全体としては及第点。街を戦車が走ってボコボコ家やら車を潰していくシークエンスは、不謹慎ながらも爽快。ブロスナンボンドは今までのボンドより優等生って感じで、品がいい分、けっこうなカッコつけにも感じる(なんならTV吹き替え版の声までキザ)が、これはこれでいいと思う。ただ、シナリオがなんだかパッとしなかったり(悪役の意図が今ひとつ)、ボンドガールの方は美人なんだけど印象が薄かったり。ショーンビーンは悪役だけどカッコ良かったです。ファムケ・ヤンセンは「X-メン」の時と全然違うけど上手いなーと思いました。しかしオナトップってスゲー名前(笑)007シリーズはもっとカッコいいテーマソングをバンバン使っていいと思います!
[地上波(吹替)] 6点(2009-01-19 10:13:38)
176.  ディセント 《ネタバレ》 
地底人が出てきた瞬間に怖さが半減するという珍しい作品です。それってきっと身近ではない存在よりも、隣にいる人間が何を考えてるか分からない事のほうに恐怖を感じるからではないでしょうか?間違って仲間を刺しちゃった事に対する猜疑心が怖い。6人仲良しだったはずが「今の悲鳴で(地底人は)向こうにいる彼女のほうに行くからこっちは大丈夫」的な会話があって、地底人よりよっぽどゾゾーっとトリハダが立ちました。  ほぼ全編洞窟内なので暗く、6人の女性がヘルメットにカンテラ着けてるので今誰が一緒にいて、誰が地底人にやられたのか等、判別に結構疲れます。それと作品全体に漂う閉塞感が重なって非常に重苦しいです。  しかし皆さん仰るように、最初の交通事故で旦那さんと子供が亡くなりますが、あれがあまり本編に絡まない(ラストの夢オチのため?)ので、不要だったのではないでしょうか?結局全滅ですが、最後まで戦ったヒロインが全身血まみれで、「キャリー」のシシー・スペイセクにそっくりでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-19 10:10:28)(良:1票)
177.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 《ネタバレ》 
ただの総集編・ダイジェストに見えようが、絵が綺麗になっただけの焼き直しに見えようが、ミサト役の声優さんの声が老けたように感じようが、あのエヴァが戻ってきたというだけで限りなく満点です。  庵野が果たして新版エヴァをどう持っていきたいのか、それはまだこの序だけでは全く分からないですが、TV時にシンジに親近感を持ってしまった私からしたら、10年経って見てもやはりエヴァの世界はしっくりきました。親に認められたい、褒めてほしい、居場所が欲しい、怖いものから逃げ出したいなんて、14~5歳の時にはまるっきり同じ事を考えていましたから。やはりエヴァはただのアニメを超越した何かを感じずにはいられません。  細かな作画も非常に丁寧で、ヤシマ作戦の迫力と音楽は圧巻でした。最後に綾波が笑う所も本当に癒されますし。アスカが出る前でつづくだったんで「ここまでか~」という少し残念な気もしましたが、渚カヲル&数年後上映の「破」の予告で、まさに想像もつかない更に進化したエヴァが始まるんだと思うとワクワクせずにはいられません!第6のエヴァって言ってましたからね。首を長くして待ちます!エンディングのヒッキーの歌声も、どこか切ないエヴァの世界観にマッチしてました◎
[DVD(邦画)] 9点(2009-01-13 15:39:39)
178.  X-MEN:ファイナル ディシジョン 《ネタバレ》 
前2作はいったい何が面白いのか全く理解できなかったけど、見慣れたせいか構図が分かりやすかったのかこの作品は非常に楽しめました。ミュータントってこれだけ圧倒的な力を持ってるんだし、これよりずっと前に乗っ取る事もできただろうにとか余計な事を考えてしまったり・・・。仲間があっさり亡くなったり、ウルバリンの想ってるジーンが最大の敵だったりと展開もそれなりに良かったです。VFXも凄いですね、めちゃめちゃ金かかってて大迫力でした。  しかしブレット・ラトナーは凄いですね。誰しもやりたがらないであろう大ヒット作の続編を撮って、それなりに立派に作ってしまうなんて。「レッド・ドラゴン」の次に「X-MEN」まで引き受けた監督さんにプラス2点。ファムケ・ヤンセンがちょっとジュリアン・ムーアに見えてしまいました。
[地上波(吹替)] 7点(2009-01-12 23:38:56)
179.  ザ・スナイパー(2006) 《ネタバレ》 
モーガンが殺し屋ってだけで100%冷徹で非情なだけの殺し屋キャラではないなと思いましたが、その通りの展開となります。ジョン・キューザックと息子が、危機を乗り越えて徐々に信頼を取り戻すってのも実にアメリカ的。ただ・・・肝心の中身が凄くうっすいです。終始薄暗いキャンプの画面。モーガンとジョンキューザック親子と3人で仲良く。しかも追いかけてくる4人も何か中途半端で恐怖感も伝わりません。  良かった所は2箇所。序盤モーガンが「俺をここで逃がして1時間後に帰宅しろ」と言い、それをキューザックが拒否したときのモーガンの顔は、まるで「セブン」のラストで「銃を捨てろ。ここで撃ったらお前の負けだ」とミルズ刑事を哀れむ顔と同じで個人的にツボでした。もう1箇所はラスト、カフェで女刑事に「あの親子に何かあったら殺すぞ」と耳打ちしたモーガンのカッコよさ。結局中身は薄いけどモーガンのキャラで及第点になった作品かもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-06 09:55:20)
180.  呪怨 パンデミック 《ネタバレ》 
もう呪怨もOVから数えて6作目だし、そりゃ観ている側にも免疫出来ちゃってるから、同じパターンじゃ驚きませんよ。更に今までにも多少あった「?」っていう突っ込みドコロが満載で、脚本もなんだかなーでした。結局どういう形であれ、あの家に踏み込んだから全滅なんでしょ?と思って見るので、あとはどの場所でどうやられるのかだけを鑑賞するという「スクリーム」やら「デッドコースター」的なホラーの鑑賞に成り下がってしまいました。カヤコも呪怨クンも出血大サービスの出演数。でもそれが逆に恐怖感を減少させてしまっている。布団の中とかシャワーの手とか、最初は怖かったんだけどなー、今それやられても予測できちゃうし。「屋敷潜入⇒逃げる⇒やられる前兆⇒やられる」のパターン化から飛びぬけて欲しかったですが、良くも悪くもそれが2作目以降の呪怨なんでしょうね。カヤコのお母さんも出るだけ損みたいな役でした。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-01-04 00:25:18)
040.47%
191.06%
2313.66%
3374.36%
4465.42%
511313.33%
621425.24%
720023.58%
815217.92%
9394.60%
1030.35%

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