161. コキーユ ~貝殻~
《ネタバレ》 すぐれた純文学作品のような映画です。終始落ち着いたトーンで、不倫関係を描いた、ただそれだけですが、小林薫と風吹ジュン主人公二人の感じが良いですね。何度も観たいと思わせる映画ではありませんが、最後のお墓のシーンなど日本映画らしくしみじみとして、なかなかの佳作でした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-05-01 17:39:15) |
162. あしたのジョー2
《ネタバレ》 ダイジェスト版なので名シーンがいっぱいです。マンガを読んでいた世代にはたまりません。個人的に好きなところは、カルロスがパンチドランカーになってジョーがパンチを受けるシーン、「好きなのよ、矢吹くん!あなたが」と泣きながら告白するシーン、そしてラストですね。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-04-02 15:38:03) |
163. 忘れられない人
「フィールド・オブ・ドリームス」の後に、またまた感動作を見てしまった。最近ついてるなあ。無口で友達が居なかったといいつつ、大事なところでミョーにうまいセリフを繰り出すアダム。そりゃメロメロになるわなあ。キャロライン演じるマリサ・トメイもうまく役柄にハマッてる。シリアスなシーンもあるけれど、ベタでほっこりできる映画。傷ついているハートを持った人にお勧めです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-21 17:49:50) |
164. 時をかける少女(2006)
《ネタバレ》 オリジナルである大林宣彦監督の「時をかける少女」を中学生の時にテレビで見て、その摩訶不思議なストーリーに、まさしく煙でも吸い込んだかのような衝撃を受けたくちです。今作はまったく毛色の違うアニメ作品ですが、オリジナルに引けを取らない、評判通りの映画でした。 エネルギッシュさや爽やかさ、切なさには特筆すべきものがあり、声優や主題歌の良さもピカイチだと思います。ストーリーもいいのですが、細かくひねりすぎていて私には訳が分からないところがありました。(1)跳んでタイムワープした後、飛んだ直後に戻るのか戻らないのか;最初のころは「イテテ」などと元の自分に戻っていたのに、途中から元に戻らず、別の時間軸を生きているところなど(2)時がストップしてからなぜタイムワープの回数が増えたのか(3)結局、あの絵はいったい何だったのか等々。注意深く見ていれば分かることかもしれませんし、もともとタイムワープという非現実的な設定自体に問題があるので細かいところはいいじゃないかという意見ももっともですが、観客に対してもっと分かりやすく説明をしてくれてもよかったかなと思います。 また、最後のほうの展開は自分の予想したエンディングと違っており、違和感を感じました。功介と彼女が電車にはねられる直前、最後のタイムワープを使う場面で、映画の最初の場面に戻し、そこから真琴と千昭(どちらも両性的な名前なのが気になりますね)がわざと何事もなかったかのように過去を繰り返し、告白の場面まで進んで終わるというプロットのほうが良かったように思います。結局のところ、タイムワープを使ったことが悲劇に繋がったのですから、そのことを教訓にするべきではないかと。オリジナルを踏まえた展開にせざるを得なかったということなんでしょうが、最後まで6点にするかどうか迷ったのも、未来うんぬんという話が出てきて後味が悪く感じたからでした。 ただ、それを差し引いても「真琴」という主人公のエネルギッシュさ、全体を貫く青春直球のまぶしい雰囲気は良かったです。同じタイムラビリンスものなら「恋はデジャ・ブ」もぜひ一度ご覧になることをお勧めします。 [映画館(邦画)] 7点(2006-08-21 20:42:07) |
165. ウォレスとグルミット/ペンギンに気をつけろ!
起承転結がはっきりしているところが良い。また、人間のウォレスより犬のグルミットのほうが実は頭が良いというところが良い。最後まで大活躍でしたな。しかし、悪いペンギンだ(笑) [CS・衛星(吹替)] 7点(2006-08-21 19:46:21) |
166. イルマーレ(2000)
風景や音楽が良い。女優が綺麗。それだけでも観る価値はある。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-19 21:13:04) |
167. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
脚本が秀逸でセリフに引き込まれる。過去のトラウマから心を閉ざしてしてしまった青年ウィル(マット・デイモン)を癒す精神分析医ショーン(ロビン・ウィリアムズ)の、本物の心のやりとりが最大の見どころ。ベン・アフレック演じる友人からの励ましもアクセントが効いていていいね。 決してエンタメ作品ではないのでスカッとするわけではないが、じわじわ来る良作。さすがアカデミー賞脚本賞作品。 [ビデオ(吹替)] 7点(2006-04-06 09:48:39) |
168. あなたに降る夢
久々に心温まる映画を見ました。あんなお金の使い方があるんですね。素敵です。どこまでが実話なのか知りたいですね。 [ビデオ(吹替)] 7点(2006-04-03 10:27:26) |
169. クール・ランニング
レゲエのリズムに乗って、明るく楽しくすっきり見られる娯楽作。 トリノオリンピックでもイマイチ注目度が低かったボブスレー。ジャマイカチームが実際に出てきたときには、みんなで応援したことをはっきりと覚えている。 作品時間も短いし、軽い気持ちで見られること請け合い。主人公格の青年の心の成長も描かれている。 ただし、実際のプレー映像も流れてさも実話のように作られているけれど、多くの部分が実際のところとは違うので注意したい。詳細はWikipediaに。あくまで娯楽作品として見るべし。 [ビデオ(吹替)] 7点(2006-03-07 22:06:34) |
170. 釣りバカ日誌6
面白い!ハマちゃんとスーさんの関係があべこべになるシチュエーションだけでも面白いのに、そこにもって爆笑スピーチやハダカ踊りときたらお腹がよじれて仕方がありません。結婚式のスピーチでもまとめてくれたし、言うことナシです。最近は寅さんシリーズよりこっちのほうが面白くなってきました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-04 21:51:50) |
171. 男はつらいよ 葛飾立志篇
この作品は面白いですね。最後まで退屈せずに見られました。桜田淳子さんのエピソードが特に良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-02-01 16:50:15) |
172. アイアン・ジャイアント
巨神兵入っています(笑)。自分に息子ができたら一度は見せてあげたい映画。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2006-01-09 16:32:45) |
173. 男はつらいよ 寅次郎夢枕
八千草薫さんという女優は、もうおばあさんと呼んでもいいぐらいの年齢でしか知らなかった。それが今回はマドンナ娘役。あの素敵な笑顔のおばあさんと同様、期待を裏切らない姿に安心感を覚えた。寅さん、もったいない! [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-09 11:19:24) |
174. サイダーハウス・ルール
全体的に落ち着いた雰囲気が良い。静かに流れるバックミュージック、主人公ホーマーの終始落ち着いた言動なども印象深かった。個人的にはもっと軽めの話が好きなので、6点にしようかどうか迷った。ラストの終わり方を見て7点にした。 [ビデオ(吹替)] 7点(2005-10-17 10:09:51) |
175. 男はつらいよ 寅次郎恋歌
1作目を7点としてから、ずっと6点以下の作品が続いていたのですが、今作で再度7点をつけさせていただきました。ヒロインは若くはありませんが、味わい深い印象を私たちに残してくれます。女手ひとつで息子を育てている「生身の人間」として、等身大に描いていたからでしょう。「それをいっちゃあ、おしまいだよ」が久々に出ました。おいちゃん、さようなら。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-09 19:40:37) |
176. デトロイト・ロック・シティ
これは面白い。こういうノリの良い映画は好き。いかれた大人たち、ノリノリの悪ふざけ、独特の間の取り方。これぞアメリカっぽい、おバカ青春映画。本当によく考えられたシナリオだと思う。しかし、お下品すぎて年配の人や子供には勧められないのが難点。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-15 20:52:20) |
177. エースをねらえ!
漫画未見だが、近年あったテレビドラマで開眼した。今作は、主人公岡ひろみと友人愛川マキのやりとりが面白い。師弟愛、藤堂との愛、などの魅力もあるが、友情もまた青春なり。昔の女学生ってこんな会話してたのね、、、という意外な発見(驚きというべきか)がある。コーチのしごきに憤るマキ、ひろみへ「あったまにきた」と電話をするマキ、マキへ送るひろみからの微笑ましい手紙・・・。いかん、マキの声が頭から離れない(笑)。あれから25年。日本の女性は変わった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-01 19:18:59) |
178. マイ・ガール
前半と後半でこれだけ印象が違う作品も珍しい。前半は軽めのノリで家族もゴタゴタし、平凡な印象。血をこすりつけるなんて、良い子は真似してはいけません!なんて文句の一つもいいたくなったが、後半は皆さん仰るように、泣けた。台詞やシーンの一つ一つが、素晴らしい。少女の成長物語なので、「マイ・フレンド・フォーエバー」と比べると、どちらかというと女性向き。総合的にみて6点にしようか迷ったが、後味が良い映画というのはやはりいいもので、7点献上。 [DVD(吹替)] 7点(2005-07-19 21:49:10) |
179. ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ
ペテン師とサギ師ふたりの存在が際立っていて面白い。特にマイケル・ケインのハマリッぷりは、本物の詐欺師出身かと見紛うほど。途中まで6点献上するつもりだったが、ラストのどんでん返しで評価も上昇。良質なコメディ映画だった。ところで、この邦題って損してるのでしょうか?平凡な原題からいって、そうとう考えたんだろうな~と感心していたのですが。たしかに「だまされてリビエラ」は意味不明ですが(笑) [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-18 09:50:47) |
180. ベルリン・天使の詩
《ネタバレ》 まいったね。天使が見る世界が、こんな不可思議ワールドだったとは。点数は低いけれど、死ぬまでに観たい映画のひとつ。 (2021年12月再鑑賞) 天使が見ている世界がモノクロで台詞しか音がなく、人間が見ている世界が普通のカラーだというアイデアがユニーク。 人の本音が聞こえるというのは実に楽しそうに見えて、実際には耐えがたい苦行のはずなんだが、作品中ではいちいちセリフや表情が軽々しくなくて芸術作品の域に達している。 とはいえ、実際にストーリーがはっきり動き出すのは最後の三分の一なので、2時間をこえる長さからいっても退屈と感じる人は多いかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-03 10:51:16) |