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すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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161.  ゴーン・ベイビー・ゴーン 《ネタバレ》 
最初、登場人物の名前が頭の中で整理できず、やや混乱気味だったものの、次第に分かってくると、一気に引き込まれました。これは考えさせられますね。アマンダの幸せのために、ドイル警部たちは、あそこまでする必要があったのだろうか、というのがまず疑問。しかし、ここはこの作品の前提なわけで、その是非を云々言っても不毛なのでとりあえず置いておくとして、問題は、やはりラストのパトリックの出した結論です。正直なところ、私はアンジー派ですが、それでも、パトリックの思考回路も十分理解できるのです。この作品は、最後の最後に、パトリックの選択が誤りであったことを匂わせますが、ドイル警部夫妻に育てられればアマンダはより幸せだったかどうか、というのは、数年後の結果を見なければ誰にも分からないのです。ドイル警部夫妻の身の上にだって、今後何が突発的に起きるか分からないわけで・・・。やはり、理論的に正しいパトリックの選択をしておいた方が、長い目で見たときにアマンダにとっては「生きやすい」のかもしれない、とも思ったり。しかし、ケイシー・アフレックという俳優、なかなか良いですね。相変わらずエド・ハリスはイイ味出していました。
[DVD(字幕)] 7点(2009-02-02 15:46:04)(良:2票)
162.  カフカの「城」 《ネタバレ》 
原作未読。うー、カフカをハネケが映画化だもんね。「変身」「審判」しか原作は読んだことがないが、この居心地の悪さは、むしろ予想通り。オーソン・ウエルズの『審判』とは全く違う趣きながら、不条理さ全開。フリーダといい、頭の悪そうな(でも良さそうな)助手の2人といい、まったくもってイラつく存在。しかし、最もイラつくのはK自身。・・・てところを、ハネケはうまく描写していると思う。自分のことしか考えないKが、彷徨い出会う人間たちが浮かべる無表情だったり、嘲笑のような笑みであったり、冷徹さであったり、すべてがKを追い詰めていくところはハネケの底意地の悪さの面目躍如といったところでしょ。そして、あのデッドエンド。ひゃ~、ここまでやられると、文句も言えません。ハネケさん、あなたもエゲツナイお方よのぉ。私はあなたにどこまでも着いて行くぜ。
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-13 11:00:12)
163.  クリント・イーストウッド アウト・オブ・シャドー
俳優イーストウッドを愛しているのだが、中でも、70年代の彼(若すぎず老けすぎず)が一番好きである。で、この作品の中では、彼の「俳優」としての側面に主に光を当ててくれていたのが良かった。もちろん、「監督」についても語られているが、私的には、監督イースドウッドはあまり共感できない部分が多いので。俳優としての彼を(勝手に)愛して20年以上だけれど、考えてみれば、彼の人生観が反映される監督作品は軒並みあまり好きではないし、ソンドラ・ロックとの泥沼破局なんかを見ても彼の女性観も多分、私には受け入れ難いものがあるんだろうから、恐らく人間イースドウッドとなると、私は彼のことがあまり好きじゃないんだと思う。でも、私が彼に触れるのはスクリーンを通してのみだし、詰まるところルックスと佇まい(と演技)だけで20年以上愛してきたわけだ。・・・という感慨(?)を、この作品を見ながらかみしめた。Ultimate Collector's Edition、購入して良かった!
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-20 15:17:06)
164.  ファニーゲーム
もし、ハネケとの最初の出会いがこの映画であったら、私は、彼のその他の作品を見る気にはならなかっただろうな、と思ったりもする。いや、でもやっぱり見たかな。ウンザリするような不条理劇。あの巻き戻しで、ハネケの底意地の悪さ全開であった。白い手袋に、短パン・・・、この視覚的効果の凄さよ。もぉ~、いい加減にしてくれッ! 見た後、勝手に「あの時、○○が××していたら・・・」などとあれこれシミュレーションしてしまったよ。どんなにシミュレーションしたって、強引にリモコンで巻き戻されるのにね・・・。でも、そうせずにはいられなかったのだよ。ハネケ自身がリメイクしたそうですが、あんまり見る気せず。・・・でも、見ちゃうかな、やっぱり。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-11-04 15:31:06)(良:1票)
165.  マグダレンの祈り 《ネタバレ》 
なんともはや憤懣やるかたない映画。アイルランドの恥部と言われているらしいこの収容所の話、映像化するだけでも意味があったと思う。先日見た『4ヶ月、3週と2日』もそうだが、性的問題において、性交渉の結果妊娠する側の女性は、本当に不条理な扱いを受ける。オトコは放出して終わり。そして、一緒になって糾弾する側にまわる。お気楽で羨ましい限りだ。常々、妊娠する確率が男女50/50だったらどんなに世の中真っ当になってたろう・・・、と思う。この映画は決して前時代の話じゃない。映画ではカトリックの修道院が舞台だけど、性的な被害に遭う女性に「お前に落ち度があった」と責める構造はゼ~ンゼン変わっていないもの、日本でも。宗教という媒体があろうがなかろうが同じこと。たまたまカトリック修道院というコンバーターを通してそれがデフォルメされた形で表出しただけ。不謹慎かもしれないけれど、妊娠させた男やレイプした男たちを収容し、「避妊の仕方」とか「性欲の抑え方」を不条理なやり方で徹底的に教育する、というパロディー映画作ったらいいのに、などと思った。
[DVD(字幕)] 7点(2008-10-29 15:07:36)
166.  機械じかけの小児病棟
それほど怖くはないのだが、ハラハラドキドキはします。ストーリー的にはよく出来ているし、映像も音楽もgood。イマイチなのは邦題。子どもの悲しいお話がベースのホラーは切ないです。
[DVD(字幕)] 7点(2008-10-24 16:16:38)
167.  隠された記憶 《ネタバレ》 
ビデオを送ってきたのは誰か、に囚われて見てしまうと、最後に怒りを覚える映画。でも、凡人は、やっぱりそこに囚われるよなー。でも、よく考えれば、これはハネケの映画であった。まあ、結局、明快な答えは提示されません、もちろん。そして、どういう結論を見た者が出したにしろ、後味はかなり悪いことに違いはない。場面がブツ切りなので、ヘタするとワケ分からんことになりそうだけれど、それをギリギリのところで収拾つけてるところが、やっぱりハネケだねー、と思う。しかし、いきなり首カットで血飛沫! は勘弁してよ。思わず「ギャッ!」って叫んじゃったじゃない。あと、ジュリエット・ビノシュ、見事なオバサン体型になってしまって・・・。若いころは独特の「男を惑わせるオンナ」のオーラを纏っていたのに、すごい脱皮の仕方に唖然。彼女が出てくるたびにそれが気になって、何度かプレビューするはめになったことも特筆事項だ(でもないか)。
[DVD(字幕)] 7点(2008-09-11 15:43:16)
168.  チェンジリング(1980) 《ネタバレ》 
血がドバーッとかはなく、静かで切ない映画でした。演技と小道具と撮り方だけで十分、上質なホラー映画は出来ることが、この映画を見れば分かります。じんわりと怖いです。ラストでカーマイケル氏があっけなく葬られたのがちょっと納得いかず。じわじわと極限の恐怖を味わわせてほしかったなぁ・・・。でも、良い作品でした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-09-11 14:56:01)
169.  忘れられた人々 《ネタバレ》 
まったくもって、救いのない映画。見た後、心が重たくなった。あまりに悲惨なラストシーンゆえかも知れないが・・・。主に、2人の少年にスポットが当てられているのだが、どちらも「彼の人生は、一体、何だったのだろうか?」という虚無感に襲われる。生まれてきた意味は? 誰にも(親にさえ)愛されず、社会からも排斥され、心安らげる場所もない。挙句、人のぬくもりを知ることなく絶命。「人間、生きているだけで意味がある」なんていう安っぽい自己啓発本など、この映画の前に、喝破されるだろう。50年前のメキシコのお話じゃなくて、いつの時代にもどの世界にもある現実なのだと思う。「だから何だ?」と言われそうだが、実際、だからと言って、これで何かが自分の中で変わるわけじゃない。ただ、ほんの少し心を痛め、そして数日、いやそれどころか数時間もすれば、またそんなことには無頓着な自分がいるんだろう。この世も、人生も、無常であることだけが真理だと、改めて実感。
[DVD(字幕)] 7点(2008-09-09 16:47:44)
170.  女はみんな生きている
なんか、笑っちゃう。あ、もちろん、良い意味でです。ここまで「男のおバカさ」と「女のタフさ」を戯画化して描いてくれちゃうと、笑うしかない、って感じです。一番面白いのは、エレーヌが怪しげな男を背後からでっかい木材でぶっ叩くところかな。なんというか、問答無用! という感じが爽快です。途中、ノエミの独白シーンは長過ぎるのがいただけない。ノエミの回復ぶりが非現実的ではあるけど、所詮、これは、「女はタフである」ことのカリカチュア。男は人格と下半身は別な生き物などとよく言うけれど、この映画に出てくるオトコどもは、みんな揃いも揃って、下半身に人格が支配されたオマヌケばかり。まあ、これもカリカチュアなんだよね、所詮。邦題も、まあまあ良いんではない? オンナの、オンナによる、オンナのための映画、ってとこでしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2008-09-08 15:20:48)
171.  盲獣
乱歩好きにとって、乱歩映画は、見るのがちょっとオソロシイのです。あの世界観を映像化することによって「ゲテモノ」に成り下がる可能性が容易に想像できるので。実際「ゲテモノ」系映画もありますし。そんな中で、本作は、原作を思いっきり換骨奪胎し、独自のワールドを作ったことで、映画として、なかなか上質なものに仕上がっていると思います。中でも、美術は素晴らしく、あのアトリエは、原作の描写にかなり忠実に再現されており、よくぞ作ったものだ、と感心します。「盲獣」というには、船越英一はキレイ過ぎる感じはありますが、緑魔子を配したのは大当たり。余談ですが、昨年の大河ドラマに彼女が怪しい老婆役で出ていたのを見たときは、感動しました。NHKもなかなか良いセンスしています。てなわけで、ラストへ向けて一気に倒錯世界が全開になるわけですが、まあ、とにかく、こんな作品が40年近く前に作られていたことに注目ですね。乱歩好きとしては、怖いもの見たさで『芋虫』を映画化して欲しいものです。ま、ムリでしょうが。
[DVD(邦画)] 7点(2008-07-28 15:49:12)(良:2票)
172.  ミス・ポター 《ネタバレ》 
とてもサラ~ッとした質感、でも、きちんとミス・ポターやその周囲の人間性が伝わってくる素敵な一品。婚約者が急逝するシーンは、もう号泣・・・。ところどころで絵の動物たちが可愛く動くのもナイス。こういう嫌味のない作品は、イイですね。衣装、美術も素敵で見ていて楽しいし。彼女のように、自分の腕一本で世を渡っていける人は、本当に魅力的。人生のどんな修羅場も、それを糧にして乗り越えて行けるもの。一握りの才能に恵まれた人々よ、と遠巻きに羨望の眼差しで見るだけでなく、自分も努力しなくては、と励まされた気分。
[DVD(字幕)] 7点(2008-07-04 10:55:02)
173.  女の中にいる他人 《ネタバレ》 
身勝手なオトコが、妻に鉄槌を食らわされる痛快サスペンス・・・、とでも言いましょうか。美しい妻が、家族のことも顧みずに自首しようとする幼稚な夫を毒殺する場面は、不謹慎ですが、カタルシスを覚えます。おまけに、この夫役の小林桂樹が、なんともはやイケてないのです。演技がマズイのではなく、彼自身がマズイのですね。顔といい、雰囲気といい、声といい、服のセンス(これは彼のせいじゃないケド。特にランニングでベッドシーンはどーよ?と言いたい)といい、雰囲気ぶち壊し。新珠三千代の美しさが尋常でない分、小林の鈍重ぶりが際立ってしまう。・・・それが狙いだったのかも?とも思うけれど。女性から見て「食指が動くタイプ」のオトコではないのです。まあ、とにかく終始イライラ・ムカムカさせられましたが、人間のエゴを、淡々と、しかし容赦なく描いている人間ドラマとして、秀逸な映画だと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2008-07-03 10:38:41)(良:1票)
174.  ヴァージン・フライト 《ネタバレ》 
もともと障害者モノはアレルギーがあってあまり見ないようにしてきたのだけれど、これは大好きなヘレナ・ボナム・カーター主演というので例外的に見ました。ありがちな感動押し売りではなかったし、デリケートな話題を真正面から取り上げて嫌味なく描いているし、何より、彼女の人生の最後に素晴らしい一幕があったという点ではとても素敵な映画に仕上がっていると思います。・・・が、銀行強盗の話はいただけない。突拍子がないし、意味がない。ラストの、ジェーンの(正確にはボイスチェンジャーの声?)独白も、それを言っちゃぁおしまいよ、的な説教めいたものになってしまっており、興醒め。この二点がなければ、もっと素晴らしい作品だったのに、残念。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-03 10:48:53)
175.  理想の女 《ネタバレ》 
この映画は、何と言ってもヘレン・ハントに尽きる。色気たっぷりのオンナ全開から一転、娘に愛情を向ける母親へ。オンナ全開とはいえ決して下品でなく、母親と言っても愛情押し売りでなく。なんと魅力的な女性として演じてくれたことでしょう。おかげで、スカーレット・ヨハンソンは影が薄くなってしまいましたが。映像も美しい、美術も素敵、見所満載のお得な映画でした。再見必至。
[DVD(字幕)] 7点(2007-09-25 15:00:41)
176.  点子ちゃんとアントン
他の映画を見に行ったときの劇場予告で黒柳徹子氏のキンキン声のナレーションに毒され、ついこないだまでDVDを店先で見ても、到底見る気がしなかったのだけれど、勇気を出して見てみたところ、「もっと早く見ておけば良かった」と若干後悔。子供が主役の映画は、自分の中でもかなり好き嫌いがハッキリ別れるのだが、この映画は好きです。ドイツ映画っぽく、ちょっと暗い雰囲気は漂っているけれど、点子ちゃんもアントンも、とても可愛く、すんなり心に入ってくるキャラに描かれています。特に、点子ちゃんが夜の地下街ショウウィンドウの前で歌い踊るシーンは秀逸。感動します。後半は、若干都合よくまとまりすぎな感もなくはないけれど、それを差し引いても、良い映画だと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2007-09-25 12:23:39)(良:1票)
177.  さよなら、クロ
犬好きとしては、終始とても賢そうなワンコの姿を拝めただけでも結構満足。冷静に内容を考えると物足りないとも思うが、これが実話をベースにしていることを考えると「映画みたいな実話」があったんだ・・・、という感慨で補える。自分の愛犬と名前が同じなのも大きいかも知れないけど、「さよなら」よりむしろ「ありがと、クロ」と言いたい気持ちになりました。
[映画館(邦画)] 7点(2007-09-05 12:01:13)
178.  ダメージ
その昔、何気なく深夜放送で見ていたら、「おっ、ジェレミー・アイアンズさまだ!」とついつい最後まで見てしまった映画。ジュリエット・ビノシュってあまり好かれていない様ですが、私は結構好きです。それも、この映画を見て好きになりました。こうやって、男の人生をいとも簡単にズタズタに出来るオンナって、ないものねだり重々承知で少し羨ましい。そして、その魔力から解き放たれて冷静になった男がふとそのオンナを見て「普通のオンナだ・・・」と感じてしまった時の心情を想像すると、これってある意味ホラーじゃないか。「何であんなオンナに」って、どこか「雨月物語」に通じるものがある気がするのです。そしてまた、こういうダメな優男を演じさせたら右に出るものナシのアイアンズ。エロと恐怖を堪能させてもらえる、結構好きな映画の一つです。
[地上波(吹替)] 7点(2007-08-09 16:24:21)
179.  コレクター(1965)
その昔、離婚に応じようとしなかった戸籍上の元夫に「これがお前の姿だ!」とビデオを叩き付けた、そのビデオの中に録画されていたのが、この映画。そんなこんなでトラウマ映画となり、この先もう見る気になれないだろうな。子供の頃から何度となくTVで見ていたが、何度見ても不快になる、もの凄く嫌な映画・・・、なんだけど、映画としての出来は素晴らしいと思う。名画といわれて納得の一本。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-08-08 14:34:55)
180.  白銀に燃えて
犬モノはついつい見てしまう~。内容はお約束で、ラストはちょっとしつこいくらいの作りだったのですが、犬たちの素晴らしさに感動。リーダー犬のガスが大怪我し、走れなくなってもソリに乗っけられて一緒にレースに参加している図は、ついつい「おぉ、ガンバレ」と叫びたくなってしまった。ディズニー映画は概ねつまらん、という先入観があるけれど、これはまあ、正視に堪えました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-08-08 12:11:02)
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