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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2272
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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161.  殺人の告白
 これはよくできたサスペンスですねー。アクションが邪魔になるくらい、サスペンスフルな脚本がよく出来ています。  結末まで見てしまうと、また最初から見直してみたくなります。時間がないのでしないけど。  例えば警察署でドゥソクがヒョングに耳打ちしたシーン。同僚が『ドゥソクはお前になんて?』と尋ねると『ジャージャー麺をぶつけろだとさ』と答えるヒョング。このときはヒョングが皮肉まじりのジョークをとばしていたのかと思ったのですが、本当にそう言っていたんでしょーねー。  それにしても恋人の末路が悲惨すぎて、素直にハッピーエンドと言えないのが辛いところ。恋人の母親がヒョングに厳しく接してしまったせいで、ヒョングはクリスマスのときに家に送らなかった。その結果、恋人がJに拉致監禁されたと考えると、やりきれないです。  それにしてもカーチェイスと最後の追いかけっこは要らなかったんじゃないかなぁ。特にカーチェイスは作風に合っていない気がするのですが。  最後の追いかけっこも蛇足感あり。せめてTⅤ局内で決着をつけるほうがドラマが際立ったように思えるんだけど。  まあ、そーゆー余計なところはありますが、警察、ドゥソク、J、遺族、四つ巴の争いがとにかくスリリング。その背景にある被害者の悲しいドラマも断片的ではありますがしっかり描かれ・・・。2度目の討論会での真相を明かすシーンではカタルシスさえ感じる…。久しぶりに見ごたえのあるドラマを見ました。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-04-20 00:57:18)(良:1票)
162.  オンリー・ザ・ブレイブ 《ネタバレ》 
 ヤーネルヒル火災。グラニット・マウンテン・ホットショット。  まったく予備知識なしでの鑑賞。まさかこんな壮絶なラストが待っていようとは・・・  最後のヤーネルヒル火災までは、どちらかというとブレンダンの成長物語であり、グラニット・マウンテン・ホットショットのサクセスストーリーであり・・・そんな雰囲気で物語が進んでいきます。  出てくる人たちはみんな気さくで良い人ばかり。煙たがられていたブレンダンがチームの一員として少しずつ受け入れられていく過程が実に微笑ましい。  そしてそのチームの家族もいたるところで顔を出します。この幸せそうなチームとその家族のふれあいが、すべてラストの布石だったとは・・・。もちろん、最後はきっとピンチなときも訪れるんだろうなー、ぐらいの認識はありました。それがまさかこんな結末が待っていたなんて。まったくもって信じがたいです。  この映画で一番恐ろしいシーンは、遂に防火テントを使うそのシーンだと思います。  ですが、一番胸を押しつぶされたのは、ブレンダンが中学校を訪れるシーン。  集められた家族は、20名のうち1名だけ助かったことを知っています。ですがその1名が誰かまではわかりません。  そこに訪れるブレンダン。その姿を見たとき、その場にいる誰もが泣き崩れるのです。最愛の人が二度と帰ってこないと悟り…。  私の映画史上最も悲しいシーンでした。  この映画は、・・・見ておいたほうが良いと思う一方で、・・・見なければよかったと心底思った映画です。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-04-09 05:17:44)(良:1票)
163.  僕のワンダフル・ライフ 《ネタバレ》 
 犬好きな妻と犬好きな自分。2人で鑑賞。  ファンタジーなゆるいホームドラマを想像していたのですが、思っていたよりシビアな展開に妻は泣きっぱなしでした。  DV気味な父親がなにかしでかすのかと思いきや、まさかのクラスメートの凶行で人生変わっちゃうなんて・・・  イーサンもハンナもかわいそうで見ていられなかったです。  『もうずっと遊んでもらって無いよ。』って、農業学校に行くイーサンを追いかけるベイリー。もう、いったい何回泣かせる気なの・・・。  『生活が全部スローペースに。もう遊ぶ元気もないよ。』もう、いったい何回泣かせる気なの。  次の犬生は警察犬。名前はエリー。このエピソードもかなり良かった。最後は大活躍なんですが、そのせいで帰らぬ犬に・・・もう、いったい何回泣かせる気・・・  次の犬生はコーギー。ここが一番ほっこりしているかも。  飼い主さんは、ベイリーがキューピッドになって結婚まですることになるし。生まれた子供と遊ぶコーギーが最高にかわいい。こーゆー幸せなエピソードをこのタイミングで差しはさんでくれるのは気が利いています。  そしてラストエピソード。とんでもない飼い主たちに拾われたかと思いきや、まさかの展開。  ラスト2つのエピソードが幸せなオチで本当に良かった。  まあ、失われた時間が戻ってこないことを考えると、多少複雑ではありますが・・・  ゴールデン、シェパード、コーギー、セントバーナード?  犬はどれも最高にかわいかったです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-04-05 01:26:39)(良:1票)
164.  火車 HELPLESS 《ネタバレ》 
 さすが韓国、えぐいわぁ、っと思ったら、原作は宮部みゆき。  とてもよくできたストーリーで、そしてしんどいお話です。  最近妻とサービスエリアに寄ったばかりだったので、冒頭のシーンがやたらリアルに感じられてしまいました。  主人公は3人かなぁ。婚約者とそのお相手の獣医と、獣医のいとこの元刑事。  全く予備知識なしで見始めたので、ただ婚約者が事件に巻き込まれていくだけのお話かと思っていたのです。  ちょっと予想の斜め上をいくミステリー。真相が暴かれていくのが面白くて仕方が無いです。  それにしても、婚約者の女性がしてきたことはもちろん許されないことではありますが…でも心の底から責められないなぁ。  この女性は人として当たり前の人権を手に入れるため、もうモンスターにならざるを得ない状況まで追い込まれていたわけですから…  また、そう思わせてしまうストーリーと演出の説得力が凄い。  ただこの女優さん、演技は素晴らしいんですが、どうにもルックスがいまいちピンとこない。この人より一緒に働いているナースのほうが若くてかわいいのはどうしたものか‥‥韓国の女優さんきれいな人が多いんだから、他にいなかったのかなぁ。
[DVD(字幕)] 8点(2022-12-14 03:59:29)
165.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 
 かなり好きなタイプのアニメです。  この作品に対する批判的な意見。それは裏を返せば、批判的な意見を持たざるを得ないほどに、見た人がこの作品にリアルを感じてしまっている証明にもなるでしょう。アニメなのにだ。狼男という架空の生き物が出てくるファンタジーなのにだ。これは凄いことではないでしょうか。  まず第1部の母と父が結ばれるまでの導入部がよくできています。普通にラブストーリーとして心温まる物語だし、二人を応援したくなります。それにプラスして、狼男だと明かす最初の名シーン。この序盤が一番好きかもしれないです。  第2部ではお母さん奮闘記が描かれます。ここは何をやってもうまくいかないシーンが多くて辛い。シングルマザーの子育ての苦悩を追体験するだけでなく、子供たちの秘密まで守らなくてはならない。普通だったら心が折れます。ですがこれはアニメでありフィクション。心は折れない。頑張り続ける。私には狼男の存在以上にこの母親の存在がファンタジーでした。  そして第3部。子供たちの成長。  主人公は花から次第に雨と雪にシフトされていきます。  すばらしかったのは、雨と雪がそれぞれ違う人生を選択したこと。雪は人間として生きることを選び、雨はオオカミとして生きることを選ぶ。子供のときは雪のほうが野性味あふれていたのに…。このあたりのポジションチェンジがさりげなくてうまいです。  大きな目的に向かって突き進むような映画ではありませんが、何とも言えない余韻を残してくれる名作。  そして声優さんたちが実に良い!
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2022-09-26 04:37:10)(良:1票)
166.  ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 
 これは掘り出し物を見つけた!すごい面白い映画だ!と興奮していたら、たくさんの方がレビューされていて、実は有名な映画だったというね。私が知らなかっただけでした。  まずライアン・ゴズリングが最高にかっこいい。余計なことは何も言わない。でもなすべきことは完璧にやる。このスタンス憧れます。私もこうなりたい。どちらかと言えば余計なことを言ってしまいがちな自分を、この映画の主人公みたいに変えてみたい。  極力BGMを抑えた演出も好き。アメリカ映画っぽさがなくなり、とても硬派でリアルな雰囲気になります。  キッドはどこから来たのか?もともと何をやっていた人間なのか?車の整備工場で働きながらカースタントのアルバイトもしているのに、なぜ犯罪に手を染めているのか?そーいった説明は一切なし。  いつもだったらその辺はっきりさせてくれないともやもやするんですが、不思議と今作では気になりません。むしろ背景を語りすぎないのも良いもんだとすら思えてしまう。きっと主人公がずっとそーゆーオーラを出し続けているからでしょう。  まったく予備知識なしで鑑賞したものでして、レースに出るという話になってからちょっとしたサクセスストーリーを期待しちゃいました。『だからドライヴなのか。』と妙に納得しかけたところで、話は全然違う方向へ転がり始めます。だから全く先が読めなくて、終始ハラハラした緊張感を味わえました。  それにしてもただのビジネスパートナーくらいにしか思っていなかったこの人たちと殺しあうことになるとは・・・  ヒロイン役のキャリー・マリガンも最高にかわいくて、あらゆる面で隙がない映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2022-07-06 14:53:52)(良:2票)
167.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
 長尺ですが長さを感じさせない映画。それぐらい映画に入り込めました。  いや、やっぱ少し訂正します。前半30分がややだるい。状況説明が複雑というよりは、映画にするには情報量が多すぎる気がします。ですがここは気合入れて見とかないと、面白さが半減するのではという強迫観念から集中して見ました。  さて、今作の魅力はなんといっても二人の主人公。敏腕ジャーナリストのミカエル。天才ハッカーのリスベット。この二人の何やってるかはわからんのだけど、なんだか超頭脳プレーやってる感じがたまらなくかっこいいのです。  ミカエルは登場時あんまぱっとしません。なにせなんか記事で訴えられて、敗けて、賠償金で窮地に立たされているわけですから。だからあんま有能には見えない。ですが実は切れ者というのが徐々に見えてくるわけです。マイナスイメージからのスタートなので好感度は上がる一方。  そしてミカエル以上に魅力的なのがリスベット。ミカエルも優秀だが、リスベットは更にその上をいく天才。そして天才ハッカーでもある。でもリスベットの人生は最悪そのもの。父親、後見人、出会う男性は鬼畜ばかりで男性不信になるのも必然。  そんな警戒心むき出しのリスベットに仕事の協力を依頼するミカエル。この展開がアツい。  ある意味ライバルに近い関係だった二人が手を組み巨悪に立ち向かう。まさかこのエゲツないストーリー構成で、まさかのコテコテ少年漫画的激アツ展開を誰が予想できましょうか。  そしてそんなリスベットがミカエルに少しずつ心を開いていく様子がまたたまらないのです。  ベッドで仕事モードに入ったミカエルがリスベットのパソコンをのぞき込もうとすると『もう少し触ってて』とリスベットが実にさりげなく甘えるシーンがあります。あまりに何気なさすぎて、それが激萌え。ツンデレここに極まれりです。  ホラー&サスペンスのスリル、知的好奇心を刺激されるミステリー、そして究極のラブロマンス。そのすべてがこの映画につまっていて、これは忘れられない映画になりそうです。  ラスト20分。リスベットが何をやっているのかはわかるのですが、誰のためにやっているのかがよくわかりません。結局自分のため?分散させた口座はリスベットの口座なの?その辺最後もやもや・・  そして大絶賛されている恋のゆくえですが、成就してほしいと願っていた私としては凡作に成り下がっても構わないので、リスベットとミカエルにくっついてほしかったのです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2022-06-11 02:47:29)(良:1票)
168.  依頼人(2011) 《ネタバレ》 
 こちらで登録されていなかったので、マイナーな作品だと思いあまり期待はしていなかったのですが、当たりでした。  ネタバレレビューを書く人間が言うことではありませんが、これは予備知識なしで見るのが良いでしょう。  とゆーことで、少しでもこの映画に興味がある方はここから先は読まないでください。  まず、これと似たような映画はあります。  既視感を感じますが、既視感を感じたとしても面白い作品です。  そして既視感を感じたとしても、騙される人は騙されるでしょう。  どちらにせよ、韓国映画お得意の、『真相は闇の中』ってな感じでふわっと終わる作品でないことは確かです。白黒はっきりつけてくれます。  ちりばめられたエピソードも、脇に配置された人物も、無駄だと思えるものはほとんどありません。みんな良い仕事しています。  検察組織や警察組織の描きかたはうまかったですね。こーゆー公権力の嫌な部分を描くことで、まんまとミスリードされてしまうわけです。そう考えると、冒頭なんて抜群に上手い導入と言えそうです。  母親の存在、過去の事件を追っかける退職刑事、そのすべてがミスリードに一役買っちゃって。  ああ、まんまとやられましたよ。
[DVD(吹替)] 8点(2022-05-31 01:04:15)
169.  コロンビアーナ 《ネタバレ》 
 こーゆーわかりやすい復讐もの好き。ひねった作品も良いけれど、ただただ理屈抜きで感情移入できて楽しめる作品は最高です。  映画や漫画や小説ではすごい数のネタがあふれかえっている状態です。もはや類似作品が出ちゃうのはあたりまえ。むしろ、『ありきたり』や『普通』の何が悪いんだろうと思います。堂々と二番煎じで面白い作品を世に送り出してほしいものです。  映画が始まってすぐ、少女カト レアは両親を殺され、マフィアから追いかけられ、何とか国外へ脱出します。序盤から最高にスリリング。この少女役のアクションが凄いです。  時は経ち、『暗殺者になりたい』宣言から15年後。ここからカトレアを演じるのはゾーイ・サルダナ。ここで二度目の見どころ。ミッション・インポッシブルが始まります。留置場でのミッションは成功するとわかっていてもハラハラ。序盤の逃走劇とはまたちがうドキドキを感じられるのです。  ガモーラ役のときは気付かなかったですけど、この人演技もアクションも上手なんですねー。特に叔父さんたちを殺されて泣き崩れちゃうシーンは真に迫っていてぐっときちゃいました。ただちょっと悲しすぎるかな・・・。  ストーリーそのものは単純。ですがシナリオは結構練ってあってずっと緊張が途切れない。ラブロマンスでややダレるときがありますが、写真のくだりのために必要なロマンスですから仕方がない。カトレアは圧倒的強さなんですが、急に弱くなったりピンチに陥ったりするのがやや不自然。そういった細かいところで気になるところはありつつも、やはり理屈抜きで最後まで面白い映画でした。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2022-05-22 16:38:19)(良:1票)
170.  彼女が目覚めるその日まで 《ネタバレ》 
 クロエ・グレース・モレッツが主演、ただそれだけの理由で見ました。  で、思わぬ拾い物。映画としてとても見ごたえのある医療ドラマでした。  どーもアメリカでは酷評されたようで評判が芳しくなかったみたいなのですが、日本人には高く評価されているみたいですね。  そしてクロエもビジュアルだけではない素晴らしい演技でした。これぞ熱演。すごい女優さんになったものです。  『レナードの朝』を思い出します。あちらが病気のアフターを描く映画なら、これはビフォーを描いた作品。病気になっていくまでの過程がやたらリアルで残酷で恐ろしくて・・・健康であることがいかに幸せかってことを再認識します。これが実話とゆーから驚きです。  あらゆる症状が紹介されていましたが、脚色ってどれくらいされているのでしょう。それとも関係者から聞いた話を忠実に再現したのでしょうか。気になるところです。  けいれん発作が起こっていなければ、最悪誤診されたまま精神病院に入れられてそのまま亡くなった可能性もありますね。最悪バッドエンドも覚悟していたのですが、回復して良かったです。とゆーかあの状態から90パーセント以上のところまで認知機能が回復するというのだから医療の力は本当にすごい。  恋人のスティーブン、離婚してそれぞれの家庭を築いている両親、厳しいだけの上司。最初はあまり良い印象を持っていませんでした。ですがスザンナの病気が進行し、病状が明るみに出るにつれ、少しずつみんながスザンナのことを第一に考えるようになり、手をとりあうようになるのが凄く良かったです。  同僚のマーゴは特に良かった。マーゴが病室を後にしたときにこらえきれず涙するシーンももちろん良いのですが、スザンナが回復したのち、スザンナが少しでも会社できつそうな表情を見せると本気で心配しているシーンに胸が熱くなります。ちょっと間を置いて、『ほんとに大丈夫?』と聞いてきたときなんか泣きそうになりました。  
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2022-04-24 03:57:13)
171.  グレイヴ・エンカウンターズ 《ネタバレ》 
 午前2時に一人で見ました。すんげー怖くてとても面白かったです。  特に前半はすごく良かった。こんなところに車椅子。髪がふわっ。窓がバタン。いなくなるマット。少しずつ助走をつけていく恐怖演出がどれも良い。『部屋の隅っこでゆらゆら~』の女性や、『舌、落としましたよ。』の天井おじさんも個人的には好き。あ、怖かったという意味です。ただ追いかけてこないほうが良い。ゾンビじゃないんだから。  寝ている間に手にバンド。背中に『HELLO』。体調が悪くなっていくサシャ。どれも不気味で怖い。  天井から手がにょきにょき。ドアつきやぶって手が出てくる。霧がでてきてサシャが消える。この辺は微妙。ドリフだしマジックショーだし。でもバスタブに血がいっぱい、からの引きずり込みは個人的にアリ。  入口開けたらまた廊下。明けない夜。こーゆー絶望的演出も嫌いではないですがやりすぎちゃうとファンタジー。特に時間無制限ってのは興が醒めます。日も昇ってほしい。あまりに異次元空間だとなんだか冷静になってしまって、せっかくの没入感に水を差されます。  それだったら約束の時間に迎えが来て、入口を外から開けてくれるんだけど、みんなロビーから移動しちゃっててロビーに戻ってこれないっていうほうが『やってしまった感』が強くでて良いと思う。迎えに来てくれた人たちの声は聞こえるんだけど、こちらからの声は聞こえない、とかね。で、『いったん引き上げるか。』と言って迎えに来た人たちも車で帰っちゃう。泣き崩れるスタッフたち。そーゆー演出のほうが絶望感が増してぐっときます。  ホラーにおいては、助かりそーな希望をもたせたほうが、ダメだったときの絶望感が際立つってものです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2022-04-19 03:28:24)
172.  リンカーン弁護士 《ネタバレ》 
 最初はいけ好かない感全開の悪徳弁護士ミック。こいつとは仲良くなれないぜーっと思っていたら、実は正義感が強くて家族思い。このギャップは魅力的。いやー、かっこいいですわー。  さあ、今回の依頼人はマジでとんでもないサイコパス。しかも金持ちの息子。狂気と財力を兼ね備えた最悪の依頼人。そうとは知らず金づると思い込み弁護を引き受けてしまうミック。  で、この映画が面白いのは、だいぶ早い段階でこのサイコパスが自ら犯人だとばらしてしまうこと。  ミックはルイスが犯人だとわかったうえで、彼を無実にするよう弁護しなければならない。そこでミックは暴行で起訴されたルイスを無罪にしつつ、別件の殺人でルイスを逮捕させるという離れ技をやってのける。更にはルイスがいったん釈放されることまでわかったうえで、追撃の手を緩めない。奥の手というか禁じ手というか、マル秘お助けキャラバイクマン召喚。サイコパスを袋叩き。こんなにスカッとすることあるでしょうか。  まさに蛇の道は蛇。悪を以って悪を制す。防戦一方からの逆襲劇。手に汗握るスリリングな展開。いろんな伏線が次々と張られては次々とつながっていくのが快感。いや、これはもう脚本が面白いのでしょう。脇に配置した人物たちもみな一様に活躍していい仕事しています。  相棒の犠牲、自分のせいで服役させてしまった無実の人への謝罪、この辺だけがちょっとしこりとして残りましたが、痛快娯楽ダークヒーローものとして大変完成度の高い名作かと思われます。
[DVD(字幕)] 8点(2022-04-03 23:30:52)(良:1票)
173.  ブラインド(2011) 《ネタバレ》 
 めちゃめちゃ怖い幽霊ものかと思っていたら全然違いました。  韓国お得意のサイコパスサスペンス。いや、本当にサイコパスをやらせたら韓国の右に出るものはいませんね。  主演のキム・ハヌルはなんとなく堀北真希に似ていて親近感が湧く。  大泉洋を連想してしまうチョ刑事がユーモア担当で、ホラー色の強い今作の良い緩衝材に。  ス・ユンホが演じるギソプも登場時こそイメージが悪かったのですが、実は良いやつっていうギャップが良い。  そしてなんといっても盲導犬のスルギが最高にかわいい。ラブラドール好きなんですよねー。  スルギも含めキャストが凄い良い。  そしてストーリー。シナリオが作りこまれていて、でもそれでいて難解でなくわかりやすい。電車内での追いかけっこなんか本当に演出からストーリー運びから最高によくできています。  そして意外性。まさかスルギやチョ刑事が犠牲になってしまうなんて誰も想像できないでしょう。これは衝撃的でした。  こうなってくると主人公死亡のバッドエンドもありうる。なんといっても主人公は冒頭、自分の過失で幼馴染を死なせてしまっています。その報いを受ける可能性だってあります。だから最後まで緊迫感が途切れません。  まあ最後はなんだかんだで一応ハッピーエンドにおさまるわけですが、冒頭で死んじゃった彼のことを考えるとスアだけが幸せになるのはなんかちょっとだけひっかかるものがなきにしもあらず。まあ3年間苦しんできたわけだしね・・。  それにしてもチョ刑事に対する扱いがひどい。せめてみんなが驚いたり悲しんだりするシーンを入れてほしかったです。  
[DVD(字幕)] 8点(2022-03-25 15:31:03)
174.  パニック・マーケット3D 《ネタバレ》 
 街のCGがしょぼいのはご愛敬。その代わり水浸しのスーパー店内はCGにしろそーじゃないにしろ、リアルな質感で最高。B級サメ映画のなかでは間違いなく当たりの部類です。  出てくるのは大きめのホオジロザメが2匹だけ。品種改良なし。陰謀なし。潔いくらいただのサメサメパニック。でもすごく面白い。  ストーリー展開も良い。強盗がスーパーに乱入。一触即発のところへ津波襲来。スーパーは水浸し。取り残された人たちがどーやって脱出しようかと途方に暮れているところに、『あれ?水の中に何かいる・・』この畳みかけ方が好きです。まさにパニックマーケットです。  このテの映画は『自分だったらどーする?』って考えながら見るのが面白い。陳列された商品棚の上に避難するっていうシチュエーションがたまらないです。  店内にいる人たちはともかく、地下の駐車場にいる人たちはどーしようもねーだろうと思っていたら、まさかあの状態から助かるとは。  最近の映画にしては珍しく、犠牲になる人にはある程度の規則性がありそうです。とりあえず悪い奴と嫌な奴が優先的にサメの餌食に。でもそのルールにあてはまっていないのが駐車場のバカ女。そーなってくるともう一つの規則性が。サメの餌食になってるの男ばっかりじゃね?  まあこの映画、女性が多くヒーローも多いので、結構たくさん生き残っちゃう。サメ映画だけに、いやサメ映画なのにやや食い足りないとしたらそこくらいか。  で、『ゆき』さんがおっしゃっているように、終盤で突如主人公が覚醒。一人で2匹のホオジロザメを血祭にあげちゃう手に汗握る展開に。急にアツい。うん、パニックホラーの定石を踏まえつつこんなにスカッとさせてくれるとはなかなかです。
[DVD(字幕)] 8点(2022-03-22 14:54:01)(良:1票)
175.  恐怖ノ黒電話 《ネタバレ》 
 ふざけたタイトルとは裏腹に、中身は大変よく練られたサスペンスホラー。  過去からかかってきた電話ということをまるで信じていないメアリー。  そりゃそうです。相手はな~んか頭のネジの飛んでいそうな女。それでも最初は優しく接しちゃう。電話の相手ローズはメアリーを友達認定しちゃう。これが良くなかった。  一方メアリーの状況設定が絶妙。離婚調停中の夫がいるわけですが、こいつの存在がなかなかうまいんです。このDⅤ夫、こいつはこいつで何をしでかすかわからないサイコっぽい趣があります。こいつのせいで心身共に疲労しきったメアリーは正しい状況判断ができなくなって、つい自分の名前をローズに教えてしまう。名前を知られるだけで命を握られてしまうとも知らずに。  それはジョンも同様です。『デス・ノート』でも読んでいないと、まさか名前を教えるだけで命をとられてしまうなんて誰も思いませんからね。  ジョンに説得され遂にアパートを出る決意をするメアリー。ジョンから電話がかかってきて、ジョンに会いに学校に。ところが約束の時間になってもジョンは学校から出てきません。メアリーはジョンの両親が経営するダイナーに。そこで聞かされる衝撃の事実。いやー、うならされましたね。実はその危険性ってのはアパートの管理人が消えたときに気づいているはずなんですけどね。ただ実感が伴わなかったんでしょう。ジョンの存在を消されてしまったときの衝撃と喪失感がすごい。  怒りにとらわれるメアリー。反撃に転じるのかと思いきやそれも束の間。電話口に出たのはまさかの幼き頃の自分。たたみかけますねー。そりゃそうです。そーなりますよ。  でもなんやかんやで最後は一件落着。と思ったところで最後のダメ押し。  過去の自分に殺人をさせてしまったことで、現在の自分も殺人に対するハードルが下がってしまいましたとさ。ちゃんちゃん。
[DVD(字幕)] 8点(2022-03-18 13:08:28)(良:2票)
176.  スリーデイズ 《ネタバレ》 
 昔見た『逃亡者』の家族バージョンみたいな印象。  「自分」+「妻」+「子供」なので、逃亡の難易度としてはこちらのほうが高い。  冤罪ものっていうのはよほど上手に作ってくれないと、フラストレーションのほうがはるかに勝っちゃって楽しめるもんも楽しめなくなっちゃいます。  最後は無事ベネズエラに逃亡できるわけですが、妻は完全に潔白。にも関わらず、家、仕事、財産、祖国を失い、異国の地で家族3人再出発をしなければならない、これはハッピーエンドなんでしょうか。私は腹が立ちます。  最後にベテラン刑事がもう一度現場で真相をつかみそうになるのですが、あと一歩のところでちぎれたボタンに気づかず。いや、そこは気付いてくれても良かったのではないかな。再捜査が始まる終わり方にしてくれれば希望も持てるし溜飲も下がるってものです。  よってオチ、着地点は気に入らない部分が大いにあるのですが、逃亡劇が始まる中盤~ラスト、ここがとにかく面白い。  緊張感は終始途切れず、それでいて準備段階では失敗ばかりだったラッセル・クロウ演じる父親のスーパーマンぶりに否が応にもテンションが上がります。  見知らぬ老夫婦を同乗させることで見事検問を突破したり、あえて警察に見つかりそうなところに不正解の証拠(ゴミ袋)を配置してミスリードしたり、とにかくその頭の良さにしびれます。  それにしても他の映画でとにかく無能に描かれがちな警察が、こーゆー映画になるとやたら優秀になっちゃうのが嫌になりますね。そんなに簡単に見つかるかいっていうくらい、人込みの中何度も遠目でジョンを見つけてしまう黒人刑事。これは逆ご都合主義の典型的な悪い例と言っていいんじゃないでしょうか。ここまで警察有利に事が運ぶとハラハラよりイライラが勝ってそこはマイナス。  最後に、お金を手に入れるために人を殺しちゃったのは残念です。たとえ相手が悪党でもそこは人を殺さずにスマートに資金を調達してほしかった。奥さんの殺人容疑の冤罪を信じる夫が殺人を犯すってのがちょっとね・・・
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-11-30 20:56:58)(良:1票)
177.  クレイジーズ(2010) 《ネタバレ》 
 好きなタイプのパニックホラー。小さな田舎町で急におかしくなる住民たち。その原因は軍が密かに開発していたウイルス兵器やら化学兵器やらなんかそんなやつ。それを輸送中の墜落事故が原因。リメイクともあって使い古された設定ですが、ホラーやらパニックやらはこれで良い。とにかく『どう生き延びるのか』のサバイバル感やスリル感を味わえるのが大事なのです。  田舎町なのでみんな顔見知りってのも良いです。そんな牧歌的な雰囲気で始まるからこそ、惨劇や悲劇が起こったときの絶望をより強く感じます。  この映画の長所は、なぜか暗くなりすぎないところです。住民が良い人ばかりで、そういった人たちが理不尽に犠牲になっていくのに、なぜか不思議と後味が悪くありません。最後主人公夫妻がなんとか生き延びられたときに感じる安堵感のほうが強いです。  それに、こーゆー映画であるあるなんですが、最後はミサイルできれいさっぱり町が焼き払われるのが妙にスッキリしちゃいます。  今作は感染者に襲われるいわゆるゾンビ系映画のスリルが味わえる一方で、軍の脅威もしっかり描かれています。  ベッカの彼氏とその母親が銃殺されて焼き払われてしまうシーン。そして納屋に隠れ、軍に見つからないようにするシーンで、感染者たちとはまた違うスリルを味わえます。  軍のヘリから隠れるため洗車場に逃げ込んだところを感染者に襲われる。複数の脅威をバランスよくミックスさせ、手に汗握るパニックホラーの出来上がりです。  三つめの脅威は感染しているのかどうかよくわからない保安官補佐。彼の描き方がうまい。次第に凶暴になっていく保安官補佐。それが感染によるものなのか、この異常な状況が彼の精神を不安定にしたのか、どちらともとれる絶妙な匙加減がうまいです。  正直この手のパニックホラーとしては秀作に入ると思います。
[DVD(字幕)] 8点(2021-11-26 04:51:03)(良:1票)
178.  デビル(2010) 《ネタバレ》 
 ワンシチュエーションスリラーとしては大変よくできた作品。  まあこーゆープロットだったらもっとミステリーにして真犯人は人間にしちゃったほうが面白かったかもしれません。  『オカルトかよ』『結局は悪魔の仕業かよ』という不平不満が聞こえてくるのは致し方ないでしょう。  でも私はこの作品、とっても面白かったです。  演出の仕方が良いのか、雰囲気づくりがうまいのか、とにかく緊張感があります。エレベーターの中だけでなく、早い段階から外部の人間と連絡が取れているのも良かったと思います。最初はのんきに構えていた警備員の2人も、事態がだんだん深刻になるにつれ表情が変わっていきます。こーした変化が見てとれるのは良い映画です。  個人的にはエレベーターの修理作業をしている作業員のシーンが一番怖かったです。エレベーターが上から落ちてきそうになるシーンはびびります。  それにしても作業員や警備の人は可哀そうでしたね。エレベーターの中に閉じ込められた人たちは、それぞれ罪人。穢れた魂を悪魔に狙われる理由があります。ですが作業員や警備の人は『悪魔の邪魔をした』というだけ。そんなことで命をとられたんじゃたまったものではないです。  ボーデン刑事良かったです。敏腕です。この人が的確な指示を出すので映画がしまったものになりました。  エンタメホラーの成功例としておススメできる作品です。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-11-18 14:46:06)(良:1票)
179.  ベスト・キッド(2010) 《ネタバレ》 
 思っていたよりかなり面白かったです。  まず主役のドレ君(ジェイデン・スミス)が良い。ジャッキーは言わずもがな。ヒロインも良かった。美人ではないけれど、いつもにこにこしていてチャーミング。ドレ君が彼女を好きになるのもよくわかります。ドレ君のライバルたちも良い感じに憎たらしくて良い。  大人数で一人をボコるのは良くない。そういう構図を作ることで『男の子達=悪者』というイメージを植え付けることには成功しています。ですが汚水をぶっかけるなどドレ君はドレ君でやり返しちゃうタイプ。そりゃあ報復されます。  だからまさに子供の喧嘩を見せられるわけですが、ジャッキーと特訓が始まってからはそーゆー雑味がなくなります。純粋にカンフーもの、スポコンものとして見ごたえがあります。ユニークな特訓の数々は見ていて楽しいものばかりで退屈することがありません。  最初は上着を脱ぐ。落とす。かける。の動作をひたすら繰り返すだけ。ドレ君じゃなくても嫌になっちゃいます。ですがそっから先が面白い。今までやらされていたことは罰ではなくカンフーの特訓だった。突然その成果が姿を現すシーンは否が応にも盛り上がります。そっから先は細かいカット割りで矢継ぎ早に映し出される特訓の数々。ドレ君が強くなっていく様子にテンションが上がります。そして待ちに待った天下一武闘会。ドラゴンボール世代にとって、この展開は最高に熱い。  唯一の不満点は相手のクソコーチへの制裁がないこと。せめてクソコーチを見限った少年たちが、最後にジャッキーのもとでドレ君といっしょに修業する様子なんかがあればより良かったかと。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-09-25 12:23:48)
180.  特攻野郎Aチーム THE MOVIE 《ネタバレ》 
 昔の特攻野郎Aチームを見たことはありません。だからなのか、純粋にアクションコメディとして凄く楽しめました。  決して順風満帆とは言えないストーリーなのに、終始楽しそうなメンバーが良い。1人1人の能力が高く、どんな逆境でもはねのけていくのが爽快。裏切りや黒幕の正体など、ストーリーも面白い。  そしてなんといってもこの映画ならではの見どころがあります。  予告で見たことがあるのは戦車のシーン。予告で見たときはなんてバカな映画なんだと思ったものですが、実際映画の中で見てみると、バカバカしくも必然性を感じるからすごい。  戦車も笑ったのですが、更に面白かったのはスクリーンから飛び出してくるリアル3D。マードック大尉を脱獄させるシーン。ここは爆笑必死です。  最後はハンニバルのおかぶを奪うフェイスの頭脳プレーで見事にリンチを捕獲。これで自分たちの汚名をそそぎ、軍に復帰・・・かと思いきや脱獄の罪で再び逮捕。無実の罪で投獄されても、脱獄したらその罪に問われるってなんだそりゃ。どーせおバカコメディなんだから4人が復帰して新たな任務で活躍するような終わり方でスッキリさせてほしかったです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-08-29 22:52:02)(良:1票)
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