1861. 不倫する肉体
《ネタバレ》 精神的な結びつきでは無く肉体だけを求め合う男女。男は妻を(コピー機で小銭稼ぎする健気さがいじらしい良妻)、女は小学生の息子を、邪魔だとする胸中のあからさまでない見せ方が生々しい。焦らしに焦らせておいての交わりシーンは洋モノAVであり獣の交尾である情緒皆無な姿でした。♪誰かの血が流れても一途な思いを振りかざそう♪な結末は、心に傷を負った息子と命絶たれた妻を思うと後味の悪さを噛みしめるところです。 [DVD(字幕)] 5点(2021-05-09 18:57:52) |
1862. スキャンダル(2019)
古今東西見聞きする枕営業のハナシが繰り広げられる舞台がFOXニュースであり最近起こった実話だそうで。容姿端麗且つ知的な人々が織りなす痴的な騒動をポカーンとして眺めておりました。どう見てもシャーリーズ・セロンに見えなかったのが、オスカー受賞者による特殊メイクだったところ、ヒヒ爺振りが圧巻のジョン・リスゴー、健在な姿を拝見出来たマルコム・マクドウェル、枕営業の何たるかを体現したマーゴット・ロビー、実話をサッと1本の映画に作り上げるしたたかさに、それぞれ1点ずつ。 [DVD(字幕)] 5点(2021-04-20 12:15:24) |
1863. 9人の翻訳家 囚われたベストセラー
翻訳家と言いますとフレデリック・フォーサイス作品での格調高い文章に毎回惚れ惚れさせられた篠原慎さんが浮かびます。 オルガ・キュリレンコはこの手の物語で犯人と相場が決まっている(いませんか?)のですが・・・魅力を感じるものが無く、他の8人も推して知るべし。中盤からのちゃぶ台返しのような展開から結末は余韻も何もあったものでは無く、安っぽい邦題に比例した作品。 [DVD(字幕)] 5点(2021-04-19 16:20:16)(良:1票) |
1864. 禁断の惑星
ウォルター・ピジョンの存在感(+2点)以外印象に残らない。展開も演出も中途半端で興に乗れない。結末にも「終わりましたか、そうですか」何の感慨もない。水臭い、作品。 [DVD(字幕)] 5点(2021-04-10 09:40:47) |
1865. KAFKA/迷宮の悪夢
ジェレミー・アイアンズ、アレック・ギネス共演と言うことで鑑賞。理不尽系統の物語に相応しい二人は美しいモノクロ映像(+1点)に映えるのですが、置いてけぼりを食らった感で歯痒い思いであります。カフカに精通している方には楽しめるのでしょうか。本筋から外れますが「君が出世できない理由は、機械的に仕事をしているだけで、自分から仕事に興味を持つことをしないからだ」には激しく同意するところです。 [DVD(字幕)] 5点(2021-03-26 06:58:28) |
1866. 殺人魚獣 ヘビッシュ<TVM>
テリー・ゴディ、スティーブ・ウィリアムスの殺人魚雷コンビ&いかりや長介さんの「オイッス~」が浮かんだ邦題(+5点)に釣られての鑑賞。雷魚の小汚い(ゴメン)造形とワンパターンな襲撃模様を補おうとして盛り込んだ200年前の呪い話は全くの蛇足で、家族愛話(とりわけお父さん)も見ていて恥ずかしくなる代物。想像通りの展開結末を半笑いで楽しめました。ただ、ラスボス(大きいだけ)の最期の華の無さはいけません。 [DVD(字幕)] 5点(2021-02-11 18:50:42) |
1867. ジーグフェルド・フォリーズ
アステア出演以外の知識無く鑑賞。ミュージカルとコントのオムニバスというのに面食らいました。MGMスター勢揃いといったところですが、いまいち盛り上がれず。MIPは宝くじコントのファニー・プライスで、バカ殿アイ~ンなお顔にクスクス笑いが止まりませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2021-01-21 16:08:51) |
1868. ギルダ
《ネタバレ》 妖艶なリタ・ヘイワースには見惚れるものの、吐かれる台詞が何とも薄っぺらく、同じようなグレン・フォードとのやり取りに興に乗れません。マンスン再登場にのみ期待を残して観続けた果ての結末に「何じゃこりゃ」ベン・ヘクトらしからぬ駄脚本に残念さを噛みしめております。 [DVD(字幕)] 5点(2021-01-10 13:43:02) |
1869. そして、デブノーの森へ
《ネタバレ》 アンナ・ムグラリスの退廃的でどこか無機質な容姿はシャネルのミューズも納得の見惚れるもの。ルイ・マル「ダメージ」似の不倫模様も硬派ダニエル・オートゥイユには荷が重かったような感が。過去の盗作疑惑をめぐるサスペンスも要と言える二人の自殺理由が抜け落ちていて何も響いて来ず、名優が出演して美しい映像をバックにミューズが映えるだけの作品となっている歯痒い作品です。 [DVD(字幕)] 5点(2020-12-25 13:05:13) |
1870. 港のマリー
《ネタバレ》 シャトラール、マリー、オジール、マルセル、4者が絡み合う恋(と呼べるのか?)物語。情婦の妹に手を出すという時点でジャン・ギャバンに不釣り合いなキャラに萎えてしまいます。親子ほど歳が離れているニコール・クールセルの斜に構える姿が幼くて白けます。結末にはため息が出るのみでした。巨匠に対して恐れながら凡作と言わせてもらいます。 [DVD(字幕)] 5点(2020-12-18 16:12:54) |
1871. 戦場よさらば
原作未読。78分版鑑賞。共に若いゲイリー・クーパーとヘレン・ヘイズのロマンスは、深みが無い幼い印象を受けました。物語のキーパーソンとも言えるアドルフ・マンジューも今一つ物足りなさを感じたところです。 [DVD(字幕)] 5点(2020-11-29 23:55:01) |
1872. コリンヌ・クレリー/濡れたダイヤ
連続殺人事件を追う警部補の物語で、エロ・グロ・サスペンス・アクションが目一杯詰め込まれていますが、品が無いというか安っぽいというかどれもが物足りません。コリンヌ・クレリーお目当ての方も歯痒い思いをされるでしょう。イーライ・ウォラックはギリギリ見せ場があったものの、トム・スケリットは全くのチョイ役でガッカリです。全然濡れてませんが! ダイヤの件は上手い脚本だと感じたところに+1点。 [DVD(字幕)] 5点(2020-11-01 02:59:01) |
1873. 赤い手のグッピー
木に登って行くトンカンがやるせない。(+5点) 狭量な一族のやり取りをダラダラ見せられてぐったりしました。 [DVD(字幕)] 5点(2020-09-29 12:28:06) |
1874. ストーカー(2002)
詐欺罪に問いたい邦題のせいで間違った期待を持たされたのが腹立たしい。無機質な毎日を送る無機質な男の悲哀を絶妙に表現しているロビン・ウィリアムズの物語として見応えがあるのに、無理矢理ドラマチックにしようとしてものの見事に滑ってしまった作品。 [DVD(字幕)] 5点(2020-09-11 04:21:39) |
1875. 結婚の夜
よく考えてみると身勝手で強引でナルシストな男もゲイリー・クーパーが演ずると腹立ちも中和されるから不思議。マーニャが不憫で不憫でもう・・・あまりと言えばあまりな結末に落ち込みます。 [DVD(字幕)] 5点(2020-09-03 15:56:28) |
1876. 殺人ブルドーザー
初見。去年、孫へのクリスマスプレゼントのチョットだけお高いパワーショベル。ブルドーザーにするか迷ったものです。今年はブルドーザーにしようかな。そして本作も一緒に。嫁さんからクレームくるかな。遠のきそうな意識の中で考えを巡らせておりました。ネヴィル・ブランドが出演していたとは(驚)パッとしない役柄だけど存在感は独特のものがありました。 [DVD(字幕)] 5点(2020-08-26 16:45:31) |
1877. 引き裂かれたカーテン
《ネタバレ》 ジュリー・アンドリュースが物語に機能していないのが残念。彼女以外の女性キャラクターがそれぞれ印象的なので、尚更お飾り感が強く、脚本に問題ありです。任務が数式を盗み出すというところも気持ちが盛り上がらず。小技は効いていてもそれだけで終わってしまった作品。 [インターネット(字幕)] 5点(2020-08-14 02:22:25) |
1878. ナイスガイズ!
ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング、アンガーリー・ライスはいい雰囲気をだしていましたが、展開が分かり辛くてモヤモヤし通しで、事件の全容の無理筋さに白けてしまいました。 [インターネット(字幕)] 5点(2020-08-07 10:25:13) |
1879. 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
前作からの落差の激しさにガックリ、ダラダラした展開での長すぎる上映時間にグッタリ。イーライ・ウォラック頑張っていたけれども魅力は感じず。リー・ヴァン・クリーフ素敵ではあったものの、私の血圧・脈拍は変化無し。嗚呼もどかしい。 [DVD(字幕)] 5点(2020-06-13 02:10:23) |
1880. 14の夜
タカシ達の体操服姿に自身14の頃を思い返すと、アバに、ジャック・ニコルソンに、ブッチャー・シーク VS ザ・ファンクスに、山崎豊子小説に、卓球に夢中でしたね。社会の先生に憧れを抱いたものの性的な感覚は起きませんでした。息子が14の頃は反抗期の最中でまともな会話が出来ず、当時どういう思いだったのか聞いてみたいと思わされました。淡々~~とした佳作。 [DVD(邦画)] 5点(2020-05-31 11:30:18) |