1881. Disney'sクリスマス・キャロル
ディズニーらしい豪華キャスト目当ての鑑賞。分かった人はコリン・ファースとボブ・ホスキンス。分からなかった人はゲイリー・オールドマンとジム・キャリー。筋立ては知っているので映像美に注目。力作過ぎたのか頭痛が起き、84年版のジョージ・C・スコットの魅力には遠く及ばない観ていて嫌になってきた空回り感が強い作品。 [DVD(字幕)] 5点(2020-05-24 22:32:49) |
1882. おとなのワケあり恋愛講座
本作の衣装さんは「プリシラ」でのオスカー受賞者だそうで。ピアース・ブロスナンの見栄えが5割増しとなる衣装(特に鮮やかな青)に魅入ります。ロスの邸宅のスタイリッシュな事と言ったらもう、ため息ものであります。「狂乱の怪優」と呼ぶべきマルコム・マクダウェルに久々に接し、その目力は往年の迫力があり、ブロスナンとの共演は見応えあるものでした。脚本がいけません。登場人物全ての無分別でチャラい言動に「ありえへん」の一言です。目くじら立てる程でもない水臭い作品。 [DVD(字幕)] 5点(2020-05-15 14:47:46)(良:1票) |
1883. ネフュー
ピアース・ブロスナン設立のプロダクション第一号作品。製作者として故国を舞台としたドラマに出演する。羨ましい人生です。 閉鎖的な村での頑なで独り善がりな男が織りなすという子供の頃に観たテレビドラマ風の内容で、客寄せとしての助演出演でしょうが、彼でなくても良い役柄だったので印象に残りません。 イニシュモア島の光景が一服の清涼剤となりました。 [DVD(字幕)] 5点(2020-05-09 01:03:01) |
1884. 北京の55日
初見。豪華キャストの中で唯一不要に思えたエヴァ・ガードナー、衰えた容姿での覇気のない演技、彼女パートでの深み無い脚本。まるごとカットでよかったかと。鑑賞後に知った製作時での絶え間ないいがみ合いも頷ける、かけたお金に見合わない薄っぺらい娯楽作。 [DVD(字幕)] 5点(2020-05-07 14:59:26) |
1885. めぐり逢い(1994)
シャルル・ボワイエ>>>>>ケイリー・グラント>>>>>>>ウォーレン・ベイティ ウォーレン・ベイティは製作者としての役得だったかもしれませんが、荷が重すぎたように感じました。 デボラ・カー≧アネット・ベニング 互角の美しさです。製作者として妻のベニングを美しく撮る事に全霊を込めたかのようです。 しかしながら、デボラ・カーの神々しさには僅かに及びません。 ラストシーンでシャルル・ボワイエ、デボラ・カー共演の妄想を膨らませて身悶えることとなりました。 [DVD(字幕)] 5点(2020-05-05 19:41:18) |
1886. リヴァプール、最後の恋
「復讐は俺に任せろ」での熱演が印象深いグロリア・グレアム。4度の結婚。4番目の夫が2番目の夫の連れ子(彼が13歳の時に関係を持つ)。ハリウッド大女優らしいアグレッシブな女性晩年の恋愛模様が描かれた本作。お目当てアネット・ベニングは確かな役作りではあるものの、物語に惹かれるところがありません。時を行き来するカメラワークも今一つ。そもそも本作の元がピーターの回顧録というのが、もうね、二人の出来事を公にする神経についてゆけません。じゃあ観なければいいのに観ちゃいました。(悔) [DVD(字幕)] 5点(2020-04-27 03:41:09) |
1887. 危険なメソッド
冒頭でのキーラ・ナイトレイのキャリアにプラスになるかマイナスになるか考えさせられた役者魂炸裂の演技に圧倒されます。そんな彼女とクローネンバーグ監督、ヴィゴ・モーテンセン、マイケル・ファスベンダーの組み合わせに寝落ちしないだろうか不安を持っての鑑賞。完走出来たものの、そっち方面の知識が無い身にとっては高尚ぶった下ネタ話に白けてしまいました。お目当てヴィゴ・モーテンセンは印象薄く物足りないところです。 [DVD(字幕)] 5点(2020-04-27 03:04:14) |
1888. リミット・オブ・アサシン
レッド・マウンテンとはブラックウォーターの事? 24時間の生を与えられた主人公の奮闘があらぬ方向へ突っ走っていき妻子の敵討ちにたどり着く物語に違和感で興に乗れずじまいの作品。ラストショットの度が過ぎたおふざけは憤慨もの(-5点) お目当てルトガー・ハウアーの枯れた佇まいが寂しかったものの、ショットガン(かな?)で仁王立ちのお姿を拝ませて貰って「ありがたや、ありがたや」(+10点) [DVD(字幕)] 5点(2020-02-06 16:54:15) |
1889. 荒野のみな殺し
《ネタバレ》 凄いタイトルに「パーッといってみようか」釣られての鑑賞。ストーリーは無理筋無くなかなかの見応え。クライマックス対決場面は悪玉ラモンによって善玉がノーマン以外皆殺しにされるというパーッといく筈がテンションだだ下がりの当て外れ。ガンマンらしからぬモッサリした身のこなしに白けてしまったノーマンが作品を盛り下げる。両手包帯ぐるぐる巻きで銃が使えずダイナマイトを放り投げている役立たず状態はヒーローにあるまじき姿。「新世界より」第三楽章をバックに現われるラモンが主役だったらと思った作品。 [DVD(字幕)] 5点(2020-02-02 00:07:14) |
1890. インターンシップ
Google本社を舞台としたPVのような作品。嘲笑された記憶が甦った「採用は能力と人柄によって決まります」を地で行く物語で、予め想像出来る結果に向かう展開に、これといった捻りが無く、喜怒哀楽の感情が湧かないまま鑑賞終了となりました。 [DVD(字幕)] 5点(2020-01-09 00:53:52) |
1891. ホワイトハウス・ダウン
《ネタバレ》 それいけやれいけドンパチドンパチ、ドッカンドッカンワッショイワッショイで盛り上がる気分を知性・威厳・葛藤がな~んにも無い大統領にその都度冷まされる事に。アクションに耐え得る若さが必要だとしてもミスキャストに思えます。 また、旗振った娘を見て命令に背いたパイロットにも興醒めです「アンタ何勝手な事してんの、アカンやろ」 ジェームズ・ウッズ(私的本作MIP)&リチャード・ジェンキンス演ずる敵役人物像はまぁまぁ悪いけど極悪ではなく歯痒いところです。 米大統領命令によるソレイマニ司令官殺害の内幕は事実は映画より奇なりなのでしょうが、核攻撃などは映画の中だけにしてもらいたいものです。 [DVD(字幕)] 5点(2020-01-04 14:37:39) |
1892. ハード・コア(2018)
《ネタバレ》 ロボット登場でリタイアしなくて良かったと座り直したものの、話が膨らまずもどかしさでいっぱいです。 社会不適合者であっても卑怯な振舞と弱い者苛めをしなければそれで充分。なので、生きて欲しかったです。 大金抱えた弟の妄想と思われるラストショットが悲しい。 [DVD(邦画)] 5点(2019-10-26 02:49:22) |
1893. 陸軍中野学校 開戦前夜
ひねくり回したストーリー、大詰めでのチープ感、シリーズ中で一番華に欠ける雷蔵。シリーズの潮時を感じさせられた凡作で残念。細川俊之の重低音ボイスが若い頃には出ていなかったのにはビックリでガッカリ。 [DVD(邦画)] 5点(2019-09-17 16:35:18) |
1894. ゴールデン・ボーイ(1939)
ウィリアム・ホールデン21歳時のデビュー作。製作者による降板危機をバーバラ・スタンウィックの口添えで回避されたというエピソードが納得の硬直した台詞回しに白けてしまった。バイオリンとボクシング、アドルフ・マンジューとホールデン。二人がそれぞれの狭間で揺れ動くストーリーは、脇役の父親、ギャング共々深みが全く無く盛り上がらなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2019-09-02 15:04:50) |
1895. ナポレオン(1927)
3時間42分版鑑賞。こんなに長尺でのサイレント作品とは知らなかった(泣) 兵学校時代からイタリア遠征までがじっくりと描かれているのですが、一つ一つのシーンが長過ぎて、絶え間無く流れるBGMに何度も意識が遠のきそうに。 自ら出演している(なかなかの美男子)監督のナポレオンへの思い入れを感じる、一体幾ら製作費を費やしたのか、何千人のエキストラを起用したのか、唖然とする超大作。 [DVD(字幕)] 5点(2019-08-10 20:02:02) |
1896. 肉弾鬼中隊(1934)
《ネタバレ》 男臭いヴィクター・マクラグレンの持ち味は発揮されていたものの、血沸き肉躍るイメージの邦題に全くそぐわない淡々とし過ぎている物語に感情が高ぶらなかった。「七人の侍」(未見)が本作の影響を受けているそうで、黒澤監督が感動を受けたというのに意外な思いが。 [DVD(字幕)] 5点(2019-07-25 15:14:19) |
1897. ルーキー・ハウス・ガール
ブルック・シールズは50年代・60年代生まれ女優で、キャロル・ブーケ、ジェーン・シーモア、ナスターシャ・キンスキーと共に「この世にこんな美しい人が居てるのか」心底見惚れた記憶があります。お目当ての彼女は「絶世の美女」から「絶世」は取れているもののスターのオーラは健在。肩の凝らない青春スポーツラブコメを楽しめましたが、決勝戦の演出を始めとしてテンプレ感満載の印象薄い作品。 余談ながら、通りかかった娘が「イヤ~ン、エドやないの、何でお母さんが観てるのよ」一時停止して事情聴取。「ゴシップガール」にはまっていてエド・ウェストウィックにゾッコンなのだとか。続きをこの男が娘の好みなのかと思いながら観ておりました。 [DVD(字幕)] 5点(2019-06-03 14:32:16) |
1898. 死の銀嶺
「氷壁の女」の元ネタのような山岳映画。安っぽいメロドラマ無しの登山・遭難・救助が描かれています。当時を考えると困難が想像される迫力ある映像ですが、テンポが悪くて重厚な音楽(後年につけられたよう)も相俟って眠い事この上なし。珈琲飲みまくりの鑑賞になりました。90分程にまとめてもらいたかったです。クラフトの安らかな顔が余韻を残します。 [DVD(字幕)] 5点(2019-05-27 01:28:33) |
1899. 紐育の波止場
《ネタバレ》 ジョージ・バンクロフトの持ち味なのか、本作でも俺様キャラ炸裂に苦笑。展開が性急過ぎるのと登場人物全てがやさぐれ感満載でメロドラマとしての味わいが乏しい。結末が示す二人の明日への希望は私には実感出来なかった。 余談ながら、サイレント作品に於ける怒りの表現での凄い形相で手足激しく振り回す姿に笑わされる。今作では宿屋の女将さんの怒りっぷりに大笑い。「そんなに怒らんでも」 [DVD(字幕)] 5点(2019-05-07 23:45:33) |
1900. 血と砂(1922)
《ネタバレ》 闘牛とは人間がよってたかって牛をなぶり殺しにするイメージを持っていて、闘牛士に熱狂する感覚が分からない私。闘牛士としてのヴァレンティノに惹かれる事は無かった。ベティ・デイヴィス、バーバラ・スタンウィックを遥かに凌ぐニタ・ナルディの悪女ぶりは特筆ものであり、当時のヴァレンティノファンの憎悪を一身に浴びてたんじゃないだろうか。彼女の毒牙にかかって滅んで行くヴァレンティノのヘタレっぷりはなかなかの見応え。学者と山賊は蛇足なキャラに思えた。 [DVD(字幕)] 5点(2019-04-28 01:47:46) |