1881. Ray/レイ
《ネタバレ》 目の前で弟が事故死して、何も出来なかった兄であるレイ。失明しても、世の中で生きていけるよう、優しくしなかった母親。心が固まってしまったレイは、薬や女におぼれる。音楽の世界で生きていけるよう面倒を見てくれた音楽会社。彼は情に流される事なく、大手の音楽会社に行ってしまう。そんな心までも「失明」してしまったレイは映画の最後に、とうとう心を溶かす。次から次へと自分の気持ちを表すように音楽が生まれる瞬間や厳しい黒人差別の問題にも興味をひかれたが、やはりこのドラマ性が良かった。沢山の家族に恵まれて、どんな祖祖父になったろう?そこも観てみたかった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-18 00:40:06) |
1882. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 最後、迷路の道が開いたとき、奇跡が起きるかと思ったのですけど、やはり空想は空想だった。でも素晴らしい作品でした。10点!! [DVD(字幕)] 10点(2008-09-08 16:21:11)(良:2票) |
1883. ALWAYS 続・三丁目の夕日
《ネタバレ》 冒頭のCGは、かなりクオリティ高いんじゃないでしょうか?この作品、原作に豊富にあるエピソードを使って、面白くまとめてあるんじゃないでしょうか?自分はラスト、泣いてしまいました。金はかかるかもしれないけど、3作目も観てみたくなった。この町内の人たちとまた、会いたいと思いました。それにしても薬師丸ひろ子演じるお母さんって、いいなあ。細かいとこまで優しく、控えめで。昔の幼馴染とのエピソードが軽く入ってましたが、これは3作目で描く予定? [DVD(邦画)] 7点(2008-09-04 23:26:00) |
1884. 君がいた夏
ちょっと「寂しい」青春映画。この「寂しい」ところが青春時代に観たら、はまるんだろうなあ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-09-04 23:15:25) |
1885. キサラギ
《ネタバレ》 2転3転する醍醐味を久しぶりに味わいました。やはり舞台の映画化でしたか。ラストがだれたのはちょっと残念でしたが、面白かったです。 [DVD(邦画)] 7点(2008-08-30 00:16:53) |
1886. プライドと偏見
《ネタバレ》 原作未読。素直になれない頑固者なら、もう少しその辺の描写が欲しかった。リズはともかく、ダーシーが告白するところが映画の前半で、ダーシーがどういう人物か、まだ掴めないときだったので、そんなにプライド高い嫌な奴という印象がなかった。中盤あたりから、ダーシーの目は誰かも書いてましたが、濡れた子犬のような目になっちゃって、素直な青年じゃん!と思って観てました。でもやはり結婚は金ですか・・・ちょっと寂しい。最後の方のジュディディンチの演じるおばちゃんとリズの対決が面白かった。毅然としてるリズを演じたキーラはホントに綺麗な方ですね。他の姉妹と違和感がありました。最後のお父さんの「これ程の男でなかったら、手放さなかった」は良いセリフですね。 [DVD(字幕)] 6点(2008-08-29 00:15:58) |
1887. 欲望(1966)
《ネタバレ》 自分はこの映画は「芸術論」のように思えました。そこに複数の人があると思えば、それはあるのだと。夜、自分の世界に浸って、かっこよく飾り付けた部屋のインテリアも、朝、太陽の日があたり、一瞬、「なんだ、ガラクタじゃねえか」と思う事ってありません?この写真家の追及してる世界も、ライブで取り合いになる壊れたギターの一部も、大したもんじゃないかもしれない。そして、そんな世界を追及する人が、リアルな現実にぶつかった時、彼は何も出来ない。「芸術」って儚いものかもしれない。そんな印象をうけました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-08-27 17:34:13) |
1888. アリスの恋
いい感じのロードムービー。結局、原題の意味とは逆で、ここに(とりあえずの?)自分の居場所を見つけちゃったアリス。お幸せに、という感じのラストでした。ジョディフォスターの役が光ってた。彼女、こんな役ばっかりやらせるから、「男」を嫌っちゃったんじゃない?スコセッシにも責任あるよ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-08-07 23:31:44) |
1889. ヘアスプレー(2007)
面白かった。考えてみれば、自分の映画好きに火をつけたのは「ブルースブラザーズ」だった。それを思い出させてくれた。凝ったダンスでなくていいから、老若男女問わず、踊っている人が楽しんでいると、それが伝わってくる。チビ、デブ関係なし。どんな時もニコニコしてれば、周囲を幸せにしてくれる。クリストファーウォーケンってホントのところ、何を考えて、あんな暗い顔をしてるんだろう。案外、何も考えてなかったりして・・・でも、「リトルミスサンシャイン」やアカデミーをとった「愛と追憶の日々」の監督の「スパングリッシュ」にしても、性格のいい、ちょっと太目の女の子がよく出てくるようになった。日本じゃいじめられそうだが、アメリカではこういう子も伸び伸びと成長してるんだなあとちょっと羨ましく思った。 [DVD(字幕)] 7点(2008-08-06 18:56:20) |
1890. 最後の恋のはじめ方
《ネタバレ》 最初、ダサくない恋愛の仕方をウィルスミスが指南しているところは、むかついた。どうせ、俺はダサいわいと思って観てたから。でもラストは壮快。面白かった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-08-05 02:16:22) |
1891. ホリデイ
《ネタバレ》 ラブストーリーははまるね。良かった。ケイトが、今まで夢中になっていた男に、むかついたシーンは良かった。自分を都合のいい女としてしか見てない男にゃ鉄槌! [DVD(字幕)] 7点(2008-08-05 02:13:03)(良:1票) |
1892. 人のセックスを笑うな
監督の「犬猫」は好きな映画だったけど、これはちょっときつかった。長かった。「腑抜けども」で見せた永作博美ちゃんの演技に一気にファンになったので、観たんですけど、抑え気味の演技でがっかりした。タイトルから、別の意味で期待しちゃったからかもしれない。蒼井優もいいねえ。バランス的には、永作博美ちゃんの魅力をもうちょっと引き出さないと、蒼井優に食われちゃってる気がした。 [DVD(邦画)] 5点(2008-08-05 01:58:59) |
1893. 奈緒子
《ネタバレ》 自分は結構、楽しめた。上野樹里ちゃんも可愛いし、スポーツドラマならではの盛り上がりも良かった。こういう色んな人間がいて、一つの競技に参加して、最後に勝つって映画は元気が出る。鶴瓶さんの演技も良かった。賞をとるんじゃないかなあ?音楽が良かった。自分も映画の中で、みんなが走ってる時に流れる音楽聞きながら、マラソンしたくなった。 [DVD(邦画)] 6点(2008-08-05 01:44:21) |
1894. 裸の町(1948)
最近の警察ものと比べて、この頃の警察は正義感が真っ直ぐで、特に警部補に魅力があった。色んな演出が使われており、退屈にならないように工夫がしてあった。好感もてる作品だった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-07-28 11:15:24) |
1895. 土曜の夜と日曜の朝
《ネタバレ》 え、これで終り?というのが正直な感想。シューシネマ大好きな自分にとっては、この主人公のアーサーはぼこぼこになって、工場も首になり、二人の女性からもふられ、孤独になるんだろうなあと思ってたが、意外と爽やかなラストだった。最後、女性が主人公に寄り添って歩く姿は、何かハッピーエンドだった。人妻はどうなるんだ?旦那はどうするの?何かこのアーサーが食い散らかして、終りといった感じだ。まあ、悪い事してるといっても、不倫だけだけど。でもやはり、悪い事は悪い事だから、けじめをつけて欲しかった。退屈しないで観れたので、6点献上。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-07-28 09:09:45) |
1896. 西部の男
《ネタバレ》 先にポールニューマンの「ロイビーン」を観ていたので、ゲーリークーパーもこの不死身なじいさんにやられるのかなと、冷や冷やして観てました。こっちのラストもいいですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-07-24 23:02:47) |
1897. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
《ネタバレ》 インディシリーズはリアルタイムで観てきたファンです。同時にスピルバーグの作品もどれも好きです。彼の演出には味があります。だから、この映画がこのようなラストになった事も、それ程、驚きませんでした。最初のほうでアークが出てきたとき、ひょっとして宇宙人とアークの魔力をぶつからせるのか?宇宙の神秘を垣間見せてくれるのでは?と期待しました。でもこの作品はインディなので、その事は忘れ、巨匠のアクション演出を楽しみました。ただ、ラストの方は、マリアンと行動を共にしないと、結婚式が唐突になってしまうから、大人数で逃げてばかりでしたが、それなら、もっと話の頭からマリアンを出せばよかったのに。そこが残念。でもこの映画は劇場で観てよかった。巨大なUFOの飛び立った後に、湖の水が流れ込んでくる映像はすごくきれいだった。ひょっとして、北京オリンピックの演出をもし手がけてたら、このUFOネタをやったかも、と思った。 [映画館(字幕)] 8点(2008-07-15 17:07:21) |
1898. ロイ・ビーン
《ネタバレ》 「砂漠の流れ者」に似てますね。この時代の「男」を描く映画には「元気」がもらえる。熊が出てきた時点で、この映画は変わってる!と思いました。最後の大暴れで、酒屋の2階のテラスで 馬に乗って、ポーズを決めた時に、やってくれるよ!!と奮い立つような感動を覚えました。僕の感じたところでは、女優のポスターをべたべた貼ってたのは、綺麗な女性だな、くらいは感じてたかもしれませんが、ホントは妻のメキシコ女性が好きだったんじゃないか、と思います。照れ屋のビーンの、素直になれない男心ではないでしょうか?あの一見、やさおとこ風の弁護士にはむかついた。 [ビデオ(字幕)] 8点(2008-07-10 23:35:31) |
1899. 落ちた偶像
さすがキャロルリード。ヨーロッパ映画とはとても思えない、歯切れのいい演出で、面白かったです。しかし、警察がこんなに親切なのは羨ましいですね。事件のショックの為、町中を走り回る少年を見つけた警察官が優しく署に連れて行く、その様子がいいなあと思った。娼婦に甘えるところもいい。演出が分かりやすくていいですね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-07-08 17:15:41) |
1900. ルートヴィヒ(1972)
《ネタバレ》 男の没落を描く映画は多い。そのほとんどは、女、酒、ドラッグなのだが、芸術に耽溺してボロボロになるのは、国王ならでは・・。国務よりも、趣味に興じるから当たり前といえば、当たり前だが。国王が引きこもってオタクになってしまったから、戦争には負けるは、政治には無関心になるは・・。金は使い放題だから、税金でワグナーの借金肩代わりしたり、洒落たお城の建築に夢中になるというのは、スケールが大きい。それでも国民から人気があるのは面白いね。ビスコンティの映画らしく、女性が重要なファクターにならず、男一色なので、観てて少し疲れました。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-08 17:08:40) |