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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2271
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1881.  ザ・ハリケーン(1997) 《ネタバレ》 
 『「パーフェクトストーム」と「ジョーズ」の面白さがここに融合!』というCMは流石に誇大広告だとは思いますが、そんなに悪い出来の作品でもありません。テレビムービーっぽい低予算な雰囲気ではありますが、大海原で水も食料もない過酷な状況がよく表現できていると思います。  スーザン役のメリッサ・ジョーン・ハートと、ジェーソン役のジョナサン・ブランディスはなかなかの美男美女でして、この二人がいるだけで映画の見栄えがよくなります。やはりエンターテイメントの世界ではヴィジュアルも大事ですよね。  それぞれの登場人物には、過去に何かがあった背景みたいなものは感じ取られるのですが、それが何かまでは劇中で語ってくれません。そのためか、理解不能な行動にイライラさせられることがあります。  そのあたり思い切って目をつぶっちゃうえば、そこそこ楽しめる作品なんじゃないでしょうか。ただ完全なるB級映画ですので、スーザンのナレーションみたいなもんは安っぽさが増すだけだから無いほうが良かったです。
[DVD(字幕)] 5点(2014-07-24 04:36:36)
1882.  大いなる遺産(1998) 《ネタバレ》 
 前半が良かった。良すぎたといってもいい。  だから踊りながら大人になった二人を見たときのがっかり感が半端なかったです。  念を押しますが、グウィネスとイーサンが悪いとかミスキャストとか言うわけではなく、10歳のフィンとエステラが完成されすぎていたのです。  どうしても前半と比較してしまうと、後半の二人は有名な役者さんということもあり、子供時代にあった神秘性が影を潜めてしまったのが残念です。  後半はストーリーにも問題があります。作成者側の自己満足で終わるような自己陶酔型のストーリー展開や演出は好きではありません。  子供時代から高校生、漁師、NY、パリ、帰郷と壮大なスケールで描くラブロマンス。この壮大なスケールで描くドラマタイプの作品では、個人的に説得力のある動機付けがないと物語にうまく入り込めません。『ジョーとの絆を断ち切らなければ成功できない。』『エステラがウォルターの求婚を受け入れた。』『アーサー・ラスティグが全財産を投資して援助していた。』物語の核心部分の、各主要人物の行動の必然性が全然伝わってこないんです。  はっきり言って、冒頭からラストまで、ひたすら雰囲気押し一本で説得力に欠けます。  NYの自室でエステラを描く時の音楽と映像の一体感。手をはうてんとう虫。水飲み場のシーン。はっと目をひくシーンも多い作品なだけに、それが本作の作風なのかもしれませんが、ストーリーに魅力がないのが残念です。
[DVD(字幕)] 5点(2014-07-21 06:07:42)
1883.  ナイス・ガイ 《ネタバレ》 
 ジャッキーが大好きなので、彼が出る映画はとりあえずどれも見るようにしているわけですが、やはりラストでアクションを封印されるのは辛いです。ラスト以外では、序盤でもデパート内でも工事現場でもアクションを頑張っているのに、最後の最後で重機使って破壊しまくって終わりってのは、ジャッキー映画としてどうなんでしょ?ファンを裏切る行為になるんじゃないですか?  そんで、ジャッキー映画の悪いパターンっていうのはしっかりこの作品でも踏襲されてるんですよね。その一つがスローモーションの多用。そんで、同じシーンをアングル変えての複数回再生。『どう?これすごいでしょ?』っていうのをアピールされるのは好きじゃないです。ストーリー上必然性のあるアクションを準備し、それをさらっとやっちゃうほうが、個人的には感動します。『ああ、このアクションって大変なんだ。』っていうのを劇中内で見せるのってダメじゃないですか?せめてそれはメイキングのほうでやって欲しいです。  そしてもう一つがヒロイン複数制。今作でもヒロイン的なポジションの人物を3人も用意しちゃったことで、ウェイトが3等分されちゃって、どのヒロインも魅力が半減しちゃいました。個人的にはミキ一人で十分だったと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2014-06-20 02:15:19)(良:1票)
1884.  最後の賭け(1997) 《ネタバレ》 
 フランス映画特有のまったりした雰囲気と抑え目な演出により、まったく緊迫感も緊張感も何も無いまま物語は進みます。あまりにも淡々としたストーリーのため、心理トリックを利用したすり替えも、アイデアは良いのに全然盛り上がりません。してやったり感、全然ないです。残念ながら。  マフィアのボスらしき人に、ベティとヴィクトールが拉致られてからが面白いですね。この辺りからは、言葉の駆け引きが俄然面白くなります。  ですが結局はマフィアのボスが思ったよりあっさり引き下がったところでゲーム終了。最後二人が抱き合うシーン見ても、なんの感慨もわきません。  嫌いな雰囲気ではないですが、もう少しサスペンス色の強い映画を見たかった気分でしたので、随分と肩透かしをくらっちゃいました。わざわざ時間を割いてまで鑑賞する価値は無いと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2014-06-12 06:23:21)
1885.  カジノ・ヒート 《ネタバレ》 
 娯楽エンターテイメントに徹した犯罪アクション映画。  難しいことは抜きで、わかりやすく作られています。さくさく進むスピード感あふれるストーリー展開も、このような作品には大事な要素でしょう。  ただ、細かいことにこだわらないというスタンスがいきすぎて、主人公のレイが巻き込まれるのがいささか強引過ぎるようです。映画のためにわざと苦境に立たされてようとしてんじゃないの?って視点で見ちゃいます。どんなにレイが頑張っても、少々冷めた視点でしか見られなくなってしまったのが残念。  本作は、個性的な人物達が数多く登場します。メインのキャラだけでなく、どうでもいいような警備員の2人だったり、カジノの支配人の配下の眼帯野郎だったり、ちょっと軍隊チックな警官だったりが、予想外の働きを見せます。本来、この手の作品でそれぞれのキャラが個性を発揮するのは好きなのですが、本作においてはまさかのマイナスになっている気がします。短い時間に、あまりにそれぞれの人物が個性を発揮するものですから、やや映画全体が散漫な印象になってしまった感があります。  以上をふまえまして、超個人的な感想ですが、もう一歩なアクション映画でした。
[DVD(字幕)] 5点(2014-06-08 17:35:56)
1886.  コンタクト 《ネタバレ》 
 『良い映画だとは思うが、面白い映画だとは思えない。』というのが正直な感想です。ストーリーやリアリティを重視するあまり、映画としての面白さやテンポが犠牲になっちゃっている気がします。  いくら何でも前半が退屈すぎです。もったいつけすぎだし、あんま好きになれない時間のかけ方です。  またエリー・アロウェイの勤勉で、仕事に対する熱意は尊敬に値しますが、あまりに独善的すぎると共感しづらいものがあります。  極めつけは、コンタクトに成功するまであれだけ物語をひっぱっておきながら、異星人の目的などが一切不明のまま終了しちゃって、大事な部分をうやむやにされてしまった感が強いのです。  個人的には電波の受信シーン、そこから国中が動き始めるのがこの作品のクライマックスであり、それ以外はすべて蛇足に感じました。  とは言え、地球上ではポッドが装置をすり抜けただけなのに、記録時間は18時間だったという真相や、装置のビジュアルに迫力、そして『父親を愛していたことの証明』を代表する名台詞の数々など、特筆すべき点が多いことも確かです。  やはり上映時間が長すぎたのが一番の原因でしょうか。そのため、せっかくの伏線が回収されているのに、鑑賞者はそれに気づかないまま終わっちゃう可能性大です。  好きなジャンルの作品だっただけに、今ひとつ、共感も感動も味わえないまま終わってしまったのが残念でした。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-06-02 00:12:43)(良:1票)
1887.  イベント・ホライゾン 《ネタバレ》 
 全体的に、雰囲気で押していくような作品で、このような抽象的なホラーは好みではありません。SF全開のスタートに期待が高まったのですが、物語が進むにつれて次第に興味が薄れてしまいました。  『2040年に消息を絶ったイベント・ホライゾン号。ブラックホールの向こう側へと行き、そこで闇を連れ帰ってしまう。その闇は人のトラウマや罪の意識を具現化させる能力をもつ』簡単にまとめるとこういう話なわけです。今作の場合、ミラー館長やウェアー博士、クレア、ジャスティンが標的となります。完全に闇に魅入られちゃったのはウェアー博士のみ。ほとんど人間をやめてしまいます。ただその状態までいっちゃったのがウェアー博士だけっていうのは、何とも物足りない話です。  これだったら、航海日誌の映像に残されていたイベント・ホライゾン号の惨劇のほうが、よっぽど興味をそそられます。  トラウマを完全に具現化させてしまうという素晴らしい発想が、思いのほか活かされきれずに終わってしまったのが残念。いくらでも怖く、スリリングな映画にできそうなのに、肝心の恐怖演出は効果音やBGMに頼りっぱなしになっている印象です。  期待が大きかっただけに、このストーリー展開は残念。悪くはないんですが良くもないって感じの作品ですね。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-29 01:34:07)(良:1票)
1888.  ひみつの花園 《ネタバレ》 
 浮世離れしたストーリーと主人公に、少々ついていきづらい作品でした。つまらないとまでは言いませんが、はっきり言って『合わない』作品です。  ただその内容は非常に興味深いものがあります。主人公の咲子にとって、お金が金銭欲の対象から、人生の目的にまで昇華されているのが大変面白いです。一般的に認識されているお金に対する価値観というものを変えられそうな説得力がこの物語にはあります。  お金の入ったスーツケースを回収するために、地質学の勉強から始めるという発想。そしてそのためにもう一度大学を受験するという決断。これはある意味最も理想的な人生のモデルケースかもしれません。ただ惰性でとりあえず大学に行っておくという大多数に比べれば、はるかに健全で正常だと言えそうです。  また、咲子がこれだけお金に執着しているにも関わらず、『守銭奴』ではないことも重要です。咲子は目的を達成するためには、お金を惜しみなく使います。何百万もする地質学の機材を買い込むし、大学の費用も出すし、スクールにも通うわけです。その一方でおごってもらうコーヒー代は、現金に換えようとするのです。つまり、必要性のある出費は彼女にとっては無駄ではなく、必要性のない出費はたとえコーヒー1杯の金額でさえ彼女にとっては無駄遣いなわけです。  お金に対する価値観や認識をもういちど俯瞰し客観視するという面においては、この作品は非常に存在価値の高い作品だと思えます。  ただ映画としての面白さは個人的にはいまいちです。
[DVD(邦画)] 5点(2014-05-27 15:03:55)(良:2票)
1889.  ダブル・ガントレット 《ネタバレ》 
 邦題でバリバリのアクションものかと勘違いしてしまいました。もちろんアクションはあるのですが、どちらかというとややドラマ色の強い作品です。  組織で腕利きのコンビ、クレアとニックがボスの部下にはめられ窮地に立たされるという物語。ストーリー的にはわかりにくいものではありません。ですが、登場人物の行動規範がいまいちはっきりしないため、ストーリーがごちゃごちゃしているように感じてしまいます。  特に主要人物であるクレアとニックの行動の目的がちょっとわかりづらいのが一番の問題。いったい何をしたいのかがよくわからんのです。だから二人がちょっと活躍しても、なんとなくカッコよさそうな雰囲気出しても、なんかいまいちどれもぱっとしない、物足りないんです。  テンポが不必要にだらだらと感じられるのもマイナス。ドラマよりな割に、登場人物やそれぞれが抱えている背景なんかに深みがまるでないのもいまいち。まさにもの凄く中途半端な作品でした。  面白くないとは言えませんが、これじゃあ面白いとも言えませんぜ。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-20 02:56:55)
1890.  ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 《ネタバレ》 
 余命を宣告され、残りわずかな時間に何をするのか?  扱っているテーマは大変興味深い。切り口としてはとても良いのだと思います。  ただどうしても、倫理観、モラルの面で『待った』がかかってしまって素直に二人に共感しきれなかったのが残念です。  コメディですから、いくら撃ち合ってもだれも死なないというのに文句はありません。ですが、それは脚本や演出でそうなっているからであって、実際は二人の行動によって死人が出てもおかしくない事態はいくらでもあったわけです。  自分たちの余命が残りわずかであれば、他者の命を危険に晒しても良いのか?重病の人であっても健康な人であっても命の価値は等価値だと思っている私としては、自分たち以外の人達の命を軽んじている行動には賛同できないのです。  こーゆー見方をする映画ではないのかもしれませんが、『生』や『死』、そして『人生のテーマ』を扱っている以上は、ちょっと看過できないものがありました。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-16 14:21:57)(良:1票)
1891.  ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ 《ネタバレ》 
 非常に面白くなりそうなストーリーだっただけに、思ったより盛り上がりきれなかった肩透かし感のほうを強く感じてしまいました。ロバート・デ・ニーロとダスティン・ホフマンの共演だから自然と見る前からハードルが上がっていた可能性もありますね。  どちらにしろ、人に勧めづらい作品なのは間違いないです。けっしてつまらない駄作というわけではないんですけどね。  ラストに、アルバニアでの戦闘が再開したということをニュースで報道するんですが、確かにその映像だけを見てしまうと鵜呑みにしてしまいそうです。この映画を見た後でさえ、そう感じます。  ラストのこのワンシーンがなければただのフィクション、ただのブラック・コメディで終わったんでしょうが、このワンシーンを見てしまうと最早笑えなくなっちゃいます。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-13 03:47:30)
1892.  クエスト 《ネタバレ》 
 ドラゴンボールの天下一武道会。  バキのトーナメント編。修羅の門。  各種格ゲー。  そういったものが好きな人達だったらそれなりに楽しめると思います。  この作品の良いところは、脇役たちの戦いも全部見せてくれることです。  それぞれの個性、キャラを大切にしているところです。  映画が始まったら50分くらい早送りして、そこから30分くらい見たら十分です。ラストの決勝戦は、漫画と同じでそんなに面白くないんで。そもそも『外に出て来い』ってお前がゆーな。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-04 22:20:02)
1893.  ジャングル2ジャングル 《ネタバレ》 
 この作品は、よく言えばバランスが良く無難、悪く言えば『ウリがない映画』です。  この手のタイプは、何より文化の違い、生活習慣の違い、そういったものをクローズアップすることがまず大事なんだと思います。そこで重要になってくるのは、それぞれの文化の長所と短所をバランス良く表現することでしょう。そこに笑いや感動、様々なドラマが生まれるのだと思うんです。  本作では、サム・ハンティントン演じるミミ・シクが、例にもれず未開の地からニューヨークへと旅立ちます。お約束の展開ですが、わくわくします。ところが、ミミ・シクは、文化の違いから失敗ばかりします。それはまだ良いんです。その失敗をうまく笑いや感動、ドラマへと昇華しきれていないのがじれったいんです。  また、ミミ・シクはその戦闘能力の高さから、マフィアとの対決(ほんの7,8分くらい)だけは活躍します。ですがそれ以外のシーンではただの困ったちゃん扱いばかりなんですよ。  つまり、個人的には一番見たかったミミ・シクの活躍が圧倒的に足りないがために、爽快感が足りないんです。父親との絆も観る人の共感を得られるほどうまく描けているとは思えません。  更にはラスト、父親は結局元妻とどうなったのか、はっきりしないところでジ・エンドです。  ミミ・シクやそのガールフレンド役の子は人から愛されそうなキャラクターだっただけに、もっともっと楽しく、納得のいく映画にしてほしかったです。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-04 05:57:59)
1894.  コーカサスの虜 《ネタバレ》 
 娯楽性を一切排除した真面目一色の反戦映画です。そこにはドラマチックな展開もなければ、サスペンスもミステリーもない、事実の連続を淡々と切り取っては画面に映し出していくだけの作品です。  食器を洗うところや郵便事情、家の中の様子や子供たちの遊びなど、普通はそれほどクローズアップされない戦時下にある人々の様子を映し出しているところは大変に興味深かったです。ただ逆に言えばそういった真面目さが仇となり、映画を観ることへの満足感が得られにくかったのも事実です。  逃亡を企ててからラストまではストーリーが大きく動きますので、そこは良かったのです。ただそれまでがはっきり言ってしまえば工夫がなさすぎる展開と演出。それに、長い時間をかけた割には、言うほど捕虜の二人と村の人達に十分な心の交流がなされているように感じられなかったんです。だから、ラストで見逃してもらうのにも、どちらかというと若干の違和感を感じます。ヘリを見送るシーンでもこれから起こることの予想はつくものの、その不条理さがいまひとつ伝わりきれてこないんです。  よく出来ている作品ではありますが、物足りない作品でもあります。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-01 20:52:00)(良:1票)
1895.  ロング・キス・グッドナイト 《ネタバレ》 
 設定・ストーリーは凄く好き。記憶を失った良き母親が、実は政府直属の凄腕のスパイであり殺し屋っていうのは、よくある話かもしれませんが、わくわくしちゃいますよね。事故で頭を打ったことで、少しだけ記憶が蘇ったのか、包丁さばきが突然すごいことになるのが最高です。  ですが、このシーン以降、思いの外このおいしい設定が活かされていない気がするんです。サマンサからチャーリーに入れ替わることでの戦闘能力にもう少し差をつけてほしいです。サマンサとチャーリーという二人の人格による心の葛藤がいまいち描ききれていません。せっかくの家族持ちという背景がほとんど効果的に働いていません。ドラマとアクションがうまく融合しているとは思えず、ひとつひとつのシーンの完成度に対して爽快感が薄いんです。  俯瞰して観れば、娯楽作品として充実した内容になっているのかもしれません。にも関わらず、なんか思ったより楽しめなかった本作。観る前の期待値や、ジーナ・デイビスに対する好みの問題をふまえても、意外にいまひとつな作品でした。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-05-01 00:38:14)(良:1票)
1896.  スウィンガーズ 《ネタバレ》 
 コメディだからと思って我慢しながら見ていたんですが、30分くらいまでに何回か観るのやめようと思ったくらい、つまらなかったし、イライラしました。群像劇ではないですが、群像劇っぽい雰囲気になっているのがあまり好きじゃないです。ストーリーなんかあってないようなもんです。  ただ、しばらくするとこの雰囲気やキャラになれてきたのか、不快な気分がやや収まり、割と冷静に観られるようになりました。そうすると不思議なもんで、割と面白いシーンやトークが楽しめるようになってきます。とは言え、人に薦められるレベルではありませんが。  これって所謂「あるあるネタ」を楽しむよーな作品なのかもしれないです。それこそアメリカで生きている人には「わかるわかる」みたいな。だから観る人を選ぶ作品だとは思うんですよねー。  友人達がなんせ友だち思いなので、その辺りの押し付けがましくない友情は見ていて清々しいものがあります。ですがそれ以外には映画としてそんなに魅力は感じません。  マイクが情けない雰囲気を漂わせながらも、大事なところ(主にナンパ)は自分の力でしようとする姿勢は好きでしたけどね。  ラストの小ネタも爆笑です。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-04-30 01:17:44)
1897.  この森で、天使はバスを降りた 《ネタバレ》 
 静かなスタートの序盤、街とパーシーの再生を予感させる中盤、この辺りまでは良かったんです。やはり問題となるのは、賛否両論まっぷたつに分かれてしまう終盤でしょう。私は、はっきり言って誰かの犠牲の上に成り立つ幸せなんて認めるわけにはいきません。 パーシー自身が望んだことならともかく、教会でシェルビーにした過去の告白からわかるように、彼女も人生のやり直しを切望していたのです。パーシーが何故ギリアドの街を選んだのか、最初はわかりませんでしたが、森の丘で口ずさんだギリアドの歌を聴いて、その理由がわかった気がします。  私は正直パーシー自身の幸せを、他の誰の幸せよりも心から願っていたのです。誰から見ても彼女は大切なものを奪われ続けてきた人生なのです。暴力と理不尽が彼女から全てを奪い、それでも前を向いて人生をやり直そうとするなんて素晴らしいストーリーじゃないですか。それだけで十分ですよ。  そこから更に彼女に濡れ衣をきせた挙句に命を奪う必要があったのか、全くの疑問です。せめてシェルビーだけでなく、お金が無くなったときにハナもパーシーを信じてくれたらそれだけでも救いがあったのに。シェルビー、ハナ、ジョーの三人だけはパーシーに疑いを持たず、無償の愛を注ぐ存在でいてほしかったのです。シェルビーは確かにもの凄く頑張ってくれたのですが・・・。  イーライとハナの再会、甥の告白、服役者社会復帰の支援基金、そしてパーシーの身代わりとでもいうべき作文コンテストの優勝者の存在が悲劇を緩和するカンフル剤にはなっています。それでも最初の感想に戻りますが、誰かの犠牲の上に成り立つその多大勢の幸せなんてものは賛美されるべきではないと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2014-04-25 12:57:57)(良:3票)
1898.  ファイナル・プロジェクト 《ネタバレ》 
 ジャッキー映画ですから、コメディ、カンフーが備え付けてあれば文句はありません。というスタンスだったのですが、この作品は今いちでしたね。  カンフーアクションが一番堪能できる中盤のシーンが、被害者一派との誤解バトルだったのが何とも残念。悪者をジャッキーがカンフーでなぎ倒す。この爽快感を求めてジャッキー映画を見ているんです。求めているのはわりと単純な渇望なんですよ。現実世界では悪い人間、悪い組織がのさばり弱い者を虐げることも多い昨今、映画の中でスカッと正義の味方が一生懸命活躍する姿を見たいわけです。そんな時にジャッキー映画って手軽なんですよね。その手軽さが良かったのに。  別に無理して新しいことしなくても良いからさ、わかりやすいストーリーでわかりやすくピンチに陥って、わかりやすく逆転するよーな、そんなカンフーアクションのほーが好きです。  なんかでかくて強そうな二人組からはひたすら逃げまくって、戦えそうな相手だったら戦うって・・・コメディ通り越してがっかりしちゃうんですけど・・
[DVD(字幕)] 5点(2014-04-19 04:01:28)(良:1票)
1899.  湖畔のひと月 《ネタバレ》 
 良質で上品です。それでいて堅苦しさもあまり感じません。とても良い作品だと思います。ですが、ちょっと小奇麗にまとまりすぎて、いささか物足りなく感じちゃったのも事実です。  主役のベントリー(ヴァネッサ・レッドグローヴ)は、何と言ってもそのさばさばした性格が最高の魅力です。とにかく、誰に対しても思いやりを持ち、優しく明るく接する一方で、自分が言いたいことはなんでもはっきり言っちゃうので、見ていて清々しいことこの上ないです。  彼女の周りの人々も基本的に悪人はおらず、まあそれぞれ性格の良いところと悪いところをバランスよく見せてくれます。  個人的にはヴィットリオがベントリーに、たいしたエピソードも無いまま惹かれるというのが、ちょっと無理矢理感がして違和感アリアリでした。また、ウィルショー少佐がボーモント(ユマ・サーマン)をおっかけまくるのも、見苦しくてちょっと笑えません。更にはそんなウィルショー少佐にいつまでも親愛の念を抱き続けることにもちょっと不自然さを感じますね。  上品に作られた作品だからこそ粗というか、不自然さが目についちゃって残念でした。ただ、休暇を楽しむ人達がいる一方で、戦争が近いことを作品の中でずっと示唆し続ける演出は大変素晴らしいと思いました。まるで当時の人々の世界情勢を、当時の人々の視点から垣間見るかのような臨場感。これだけでも見る価値があるかもしれないですね。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-03-24 01:48:11)
1900.  北斗の拳(1995) 《ネタバレ》 
 先にレビューを全部読んでから映画見ました。あまりに面白いレビューだったので、本当なのかなーって。ウワサの真相解明!みたいな・・・。  で、ウワサは本当でした!ピップエレキバンみたいです!まさにです!酸性雨で地面溶けてる!バットが死んだ!リュウケン銃殺された!全部本当のことじゃないですかー。すっきりしたー。なんかもう感動です。こんなにすっきりしたのは久しぶりです。見てよかった。  で、見た感想なんですけど。  ・・・なんか、ちょっと面白かった。僕頭おかしいのかなー。
[DVD(字幕)] 5点(2014-02-04 01:43:57)(笑:3票)
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