1881. ラ・ブーム2
《ネタバレ》 こっちがダメならあっち。あっちがダメならやっぱこっち。 少し成長して落ち着いてはいるものの、ヴィックの八方美人は相変わらずです。 どんなにきれいな娘でも、これは好き嫌いが別れるところでしょうね。 弟の世話をしたり、ひいおばあちゃんと仲が良かったり、良いところもたくさんあるヴィック。長所と短所のバランスが良いキャラクターです。 僕が一番好きなキャラはお父さん。最高ですね。 ヴィックとフィリップのいる部屋に入るところなんか笑っちゃいます。 父親ってどこの国でも同じなんですねー。 親近感のわく父親ぶりは顕在。 え?ストーリーはどうなのかって? 前作と同じくストーリーはあってないようなものですよ。 おそらくストーリーを楽しむような映画ではないんでしょうね。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-27 15:24:11)(良:1票) |
1882. フラッシュバック(1990)
《ネタバレ》 ヒッピー。・・・ヒッピー?そもそもヒッピーとはなんぞや? 調べてみました。 どうやら、『文明や既成の価値観に縛られない人達』 『自然や愛や平和や自由を愛する人達』 『1960年代のアメリカで、反戦運動の中心になった人達』 といった人達の総称のようですね。 ヒッピーの犯罪者(と言っても冤罪でしたが)と、頭かっちかちの若手FBI捜査官の逃亡ロードムービー。なるほど!正反対の二人!これは面白い! きっと、その情報を知ってから見たほうが面白いかもです。 ただ、僕は知らないまま見ましたが、娯楽作品として笑いあり、緊張感ありで十分楽しめました。まさに万人向けのエンターテイメントです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-27 12:23:12) |
1883. ゼイラム
《ネタバレ》 見たことある。な~んか見たことあるよ、この感じ。この設定。この雰囲気。 ・・・・転送。スーツ。捕獲装置。どんどん強力になっていく銃。 ・・・・はっ(゜o゜)!これって・・・まんまガ○ツ!? 鉄平君の柔軟な感じが、なんだか良い味、良い感じ。 お経のBGMだけなんか邪魔です。 もう少しだけ時間を短くしてテンポを速くすれば、途中の中だるみもしなかったかも。 イリア姉さん途中退場ですものねぇ。 [DVD(邦画)] 6点(2012-05-26 12:56:53) |
1884. ナイト・オン・ザ・プラネット
《ネタバレ》 1話目。ウィノナ・ライダー扮するタクシー運転手は若いながらも自分の考え方、価値観、プランがしっかりしていて、共感できるものがあります。なによりかっこいい。最も万人向けなのは1話目かもです。 2話目。まぁ、うるさいです。ニューヨークのあのアングルでの町並みは素敵ですが・・・。ストーリーはあってないようなもの。もっともドラマ性の低い話。(まぁぼくの理解力が低いだけで、もしかすると深遠なるストーリーが隠されているのかもしれませんが) 3話目。ベアトリス・ダルです!「ベティブルー」にひきつづき、すさまじい「目」の演技。あれどうやってんでしょ。ただ肝心のストーリーは平淡の一言。ドライバーもイマイチだし。ただメッセージ性が強いのはこの話かと思います。 4話目。「そこに羊があらわれた。」「彼女の名はローラ」あはははははははははははははは、お腹いたい。この瞬間だけ爆笑。終わり方は非日常的で、他の話に比べるとやや異色です。かなり苦手ですね。 5話目。不幸比べも苦手です。 ★☆★総評★☆★ 映画としては非常に良いものかもしれませんが、かなり退屈でした。 平淡な映画も、映画の世界に入りこめると面白いんですけどね。 [DVD(字幕)] 3点(2012-05-26 04:27:19) |
1885. フライトプラン
《ネタバレ》 母親っていうのは、子供のためであればおかしなくらい理不尽になれるものかもしれません。そういった意味では、ジョディ・フォスターは見事なまでにリアルな母親を演じていたと思います。 そのリアルな母親だったからこそ、一緒に騙されました。 ぼくはもう途中で完全にパニック。 だって、あの母親だったらありえるじゃないですか。すべてが妄想だったってオチ。 「え?娘は死んでいる?まさかすべて母親の妄想だったのか?」 ってな感じで・・・お恥ずかしい・・・ ですので、もう娘が出てきたときの衝撃といったらそりゃあもう。 僕は単純なので、一緒に騙されて、一緒に「よっしゃあ」って思って、最後爽快で、アラブ人にはちょっとだけごめんね、って思いました。 [DVD(字幕)] 8点(2012-05-25 12:39:05)(良:1票) |
1886. 邪神拳
《ネタバレ》 もっともっと、しょぼ~い映画かと思っていました。 女性も含めて、登場する人達には戦える人が多いので、脇役好きの僕としてはこういうノリは大好きです。 カンフーアクション+銃撃戦のバランスもかなり良かったです。 「王女」と「月魔」の戦いでは、伝説の剣や爆発する矢など多彩なウェポンを使ってくれるのも嬉しいですね。 つっこみどころがたくさんあるのも、こういった映画の個性かもしれません。 「月魔」のヴィジュアルがいまいち。 「ひげの女神」って何だ。 女刑事やめんのかい。 図書館の女性は結局どうなったかわからん。 スピード感出すために早送りすんのかい。 などなど。 探せばいくらでも出てくる突込みどころ満載のB級ホラーアクション。 変に爽快で、変にエロティックで、変にグロい。 たまにはこんな映画も良いもんですね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-25 12:14:52) |
1887. ゼイリブ
《ネタバレ》 サングラスくらいかけたらいいやん!!! ・・・しかし彼はかけなかった。頑なに断り続けた。 そして始まる殴り合い。 そう、これは「絶対にサングラスをかける」と決めた男と、 「絶対にサングラスはかけない」と決めた男の、避けられぬ戦い。 決して時間稼ぎではありません。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-24 13:11:13)(笑:4票) |
1888. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明
クンフーを楽しむのだ。クンフーを。 え?話がとびとびになっている? んなこたぁない。なんとなく雰囲気でわかるはずだ。 そんなことはどうでも良いから、クンフーを楽しむのだ、クンフーを。 えぇ?登場人物たちが何したいのかよくわからない? わかる必要なんてない!クンフーを楽しめ。クンフーを。 突然出てきた道場破りは誰だって? んなこたぁ知らん。あいつはクンフーが出来るから良いんだよ。 クンフーを楽しめ、クンフーを。 えぇ?フーってWHO? ええい、くだらん。 いいか、クンフーを楽しめ、クンフーを。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-23 04:21:59)(笑:1票) |
1889. ゾンビハンター2022
《ネタバレ》 時は近未来。文明が発達した大都市に、大量発生したゾンビ達。 そのゾンビたちをハントする通称「ゾンビハンター」 歴戦の勇者たちのレーザー銃がゾンビを貫く! ・・・・・・・みたいな映画を勝手に、そう勝手に想像していた私が何もかも悪いのです。 まさか、まさかあんな何もない原っぱをひたすら駆け回るだけとは。 ってゆーか、このタイトルをつけてパッケージの扉絵を決めた人、絶対この映画見ていないでしょう! もし見ていて、何もかも分かった上でこのタイトルをつけてこの扉絵にしたとしたら、・・・それはもうすごいとしか言いようがないですね。 僕のような凡人には理解できないすばらしいセンスです。 [DVD(字幕)] 2点(2012-05-22 00:55:50)(良:1票) |
1890. ベティ・ブルー/インテグラル<完全版>
《ネタバレ》 ベティはゾルグを偶像化し、自分とゾルグの関係さえも偶像化してしまいました。 偶像化には拍車がかかり、ベティの中で理想のゾルグ、理想の恋愛、理想の未来が完成しつつあります。 しかし悲しいかな、ベティには、現実と理想のギャップを上手に修正することができません。そのギャップと直面するたびに、ベティは発狂し、錯乱し、少しずつ精神を削っていきます。 ゾルグは気づいていました。かなり早い時期から気づいていました。気付いていたからこそ、「彼女がイカレていること」を認めたくありませんでした。また、彼女と離れるのも嫌でした。なぜならゾルグもまた、ベティが描く理想に次第に夢を見るようになっていたからです。現実のベティとの生活に酔いしれていたからです。ベティという存在に依存してしまっていたからです。 早い話、ゾルグはベティさえいてくれれば後はどうなっても良いというくらい、正気ではなくなっていました。 そんなゾルグには、もはやベティの暴走を止めることはできませんでした。 ・・・・・・・と、勝手にこの映画の人物描写をしてみました。 ベティに必要なのは愛情ではなく教育です。 と、誰かに言いたいのです。 映画としてはクオリティ高いと思います。 【※注意※】この映画には過激な性描写、およびショッキングな内容が含まれております。 [DVD(字幕)] 8点(2012-05-22 00:13:59) |
1891. 老人Z
《ネタバレ》 個人的にはスマッシュヒットの傑作。 ストーリー、キャラクター、テンポ、メッセージ性、エンターテイメント性、どれをとっても非常に完成度の高い作品だと思われます。 当時アニメはかなり見ていたのですが、これは存在すら知りませんでした。見ることができて良かった・・・。 コメディタッチではありますが、ところどころミステリーやサスペンスの雰囲気も含んでいて、なかなかどうして、ハラハラ、ドキドキしちゃいます。 クライマックスはもろ「アキラ」のイメージとまるかぶりですが、同じ監督さんなんですね。なるほどー。 「増殖」「吸収」「暴走」「混沌」って好きなんですよねー。まあこの映画は完全に「男の子向き」の映画ですね。 ラストの大仏だけはいらなかった!ラストの大仏だけはいらなかった! [DVD(邦画)] 8点(2012-05-21 03:55:50) |
1892. 大誘拐 RAINBOW KIDS
《ネタバレ》 最近見た映画のセリフで、「良い演技というものは、演技に見えない演技だ。」と言っていました。そういった意味では、確かに風間トオルさん達の演技は拙いのかもしれませんが、個人的には好きな演技でした。 なんかこの演技、役柄にあっていて、味があって、懐かしい感じがします。上手すぎないのが逆に良かったのかなーと。 ストーリー展開は中盤あたりから思った以上に早くなるし、せりふもやや聞き取りづらい部分があるため、何回か巻き戻しながら、鑑賞しました。 おばあさんや元女中頭といった方たちの人を喰ったような雰囲気と、警察関係者の必死な様子が対照的で楽しめます。 3人組が、最後には身代金や誘拐とは関係ない決着に落ち着いたのも非常に好感触です。 原作は見たことありませんが、十分楽しめました。 [DVD(邦画)] 6点(2012-05-21 03:27:30)(良:1票) |
1893. シティ・スリッカーズ
《ネタバレ》 笑いと感動がぎっしり詰まった最高のエンターテイメント映画です。 一番盛り上がるのは当然カウボーイ体験が始まってからですが、そこにいくまでのプロローグの出来が尋常ではないくらいに良くできています。 漠然とした不安や悩みを、序盤でしっかり見せてくれるので、ツアーが始まってからの期待と解放感が半端ないです。 また、カウボーイ体験ツアーで出会う人々も、脇役ながら個性をしっかり発揮していて、魅力的です。 中盤くらいまでは、特にミッチがやたらとトークで笑わせてくれます。 次第に、感動のエピソードの割合も増えてきて、けっこう目頭の熱くなる場面も。 ただ、おそらく年齢層によって共感の仕方が変わってくると思うので、やはりアラサー、アラフォーあたりの人が一番共感できるだろうし、映画を楽しめると思いますね。 [DVD(字幕)] 8点(2012-05-20 19:18:21) |
1894. ロケッティア
《ネタバレ》 ディズニー映画は、必ずハッピーエンドを用意してくれるので大好きです。 ある意味予定調和なので、その分刺激は少なくなっちゃいますが、毒にはならなくても薬にはなります。 なんたってハッピーエンドですから。この映画の場合プチサクセスストーリーになってますから。少なくとも見終わったとき嫌な気分になることはありません。 なんか元気ないとき、少しだけスカッとしたいなと思ったときが、見時でしょう。 ただ、この映画はディズニーにしては少しスリルがあって、普通に銃撃戦や暗殺が出てきます。こういう映画も作るんですねー、とちょっと意外でした。 惜しむらくは、「ロケッティア」ならではの飛行シーンと、活躍シーンが思ったよりも少ないことです。駆け引きを重視しちゃっていますね。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-20 10:32:03) |
1895. ゴジラVSキングギドラ
《ネタバレ》 多少の不満はありつつも、それなりに楽しめました。 以下に不満をまとめます。 不満①未来人の片言が気になる。 不満②なんでロボットも片言なのかが気になる。 不満③ゴジラが圧倒的に強すぎるのが気になる。 前作「ビオランテ」では、彼女の攻撃を受けてゴジラが苦しんでいるのがすごく良かったのですが、今作は、キングギドラの光線?熱線?くらっても、ゴジラが平気な顔しているのが気に入らないです。ある程度実力は伯仲させてほしいです。フィクションなんですから。 特撮や合成がチープなのは、逆にゴジラ映画っぽくて味があって好きです。 今回、一番お気に入りのシーンは、新堂会長とゴジラのからみ。特に新堂会長の最後は素晴らしいの一言。ゴジラ映画でこんな気分にさせられるとは思わなかったくらい切なくなりました。「ゴジラVS新堂会長」のほうが面白い映画になったかもしれないです。それくらい彼とゴジラの関係は良かったです。 [DVD(邦画)] 6点(2012-05-19 15:38:12) |
1896. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 あまりに救いようのないストーリーに、苦手なミュージカルがブレンドされて、観賞後しばらく後遺症が残りました。 面白い、面白くないに関わらず、今までに、観賞後「見なければ良かった」とまで思ったのはこれと「メメント」くらいです。 完全無実に決まっているのに、その無実を証明するために、弁護士費用として息子の目の手術代が必要って・・・そこまでしますか・・・。 観賞時、DVDのパッケージだけで勝手に「サクセスストーリー系の感動もの」と思い込んでいた自分も悪いのですが、それにしてもあのパッケージと中身のギャップが大きすぎます。 しばらくしてから、友人と「ダンサー・イン・ザ・ダーク被害者の会」を作って(と言っても3人だけですが・・・)、慰めあって、お互い元気を取り戻すことができました。 [DVD(字幕)] 0点(2012-05-18 15:03:17)(良:1票) |
1897. メメント
数年前にまったく予備知識なしで見ました。 何が起こっているのかまったくわからなかった。 初見でこの映画を面白いという人はエジソンより頭が良いと思う。 ただ、昔、友人が飲み会の席で、「メメントが面白い」、と女の子達に話していましたが、それは嘘だと思いました。あいつに理解できているわけがない。 「メメント」をナンパに使うとはなんてヤツだと思いましたが、映画にはそんな使い方もあるのだと感心しました。 [DVD(字幕)] 1点(2012-05-18 14:52:11)(笑:3票) |
1898. ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品)
《ネタバレ》 愉快。痛快。爽快。 ロビン・フッドのことを何も知らないので、冒険活劇として、娯楽映画として純粋に楽しみました。 アクションばかりではなく、人物同士の小洒落のきいたやりとりも見所だと思います。 これ、昔見たことがあって、てっきりウィルが裏切るような記憶があったのですが、裏切りませんでした。しかも、とってつけたような異母兄弟という設定。 と、いうことで、味方が善人ばかりなので、緊張感はあまりないですが、その分安心して見られます。 最後の馬乗りがなければ、家族で楽しく鑑賞できると思うのですが。 「ねえ、ねえ。あれ何やってるのー。」 と聞かれてしまうかどうかは、一か八かの賭けですね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-18 13:21:31) |
1899. プロジェクト・イーグル
ジャッキー映画のアクションは、たとえ序盤であっても、ひとつひとつのシーンに全力を投じて出し惜しみしない姿勢が好きです。 こちらも前半のカーチェイスからかなりのクオリティのアクションを楽しめます。 そのアクションのレベルの高さにおごることなく、ストーリや音楽、演出は軽めのコメディタッチなので、気楽に、楽しく鑑賞できるのがまた良いですね。 登場シーンではそれぞれ個性のあった女性3人組みが、ストーリーが進むに連れてだんだん個性がなくなっていったのはちょっと残念。みんな似たりよったりになっちゃいましたね。エイダとエルザはもうちょっとしっかり者キャラでいっても良かったんじゃないかな。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-18 12:05:17)(良:1票) |
1900. マトリックス
《ネタバレ》 ネオが真実の世界を知り、仮想空間で進化を遂げていくストーリーと世界観がたまらないです。 シリーズすべてを観賞(アニマトリックスは除く)し、まだ何となくしか理解できていない部分もありますが、おそらくネオは1作目で仮想世界のプログラミングを理解し、それを自在に書き換えるレベルまで達したのではないかと思っています。 ですので、仮想世界ではまさに神の領域。 ただ現実世界ではただの人間にすぎないので、シリーズ通してそのギャップにも魅了されました。 1作目が世間一般で最も評価されているのも、何となくわかる気がします。 3作目まで見てしまうと、ある程度世界の姿が見えてしまうのに対し、1作目ではそのスケールの概要がまだ覆い隠されています。 何でも、すべて見えてしまうと面白さが半減してしまうということでしょうか。 僕も例にもれず、1作目が一番好きです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-05-17 16:37:06)(良:2票) |