1901. アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ
トマト⇒ドーナツの順番での鑑賞が良かったのか、結構楽しめました。キラードーナツ達の文字にしにくい唸り声(?)はキラートマトを思い起させます。38年の歳月で進化した映像技術なのか、整列したドーナツが身を捻って睨みつける(?)姿はトマトには無い不気味さでありました。登場人物及びストーリーもおおよそ筋が通っていて笑える部分もそこそこありました。音楽もいい感じです。ラストシーンが無駄に長いのが難点かなぁ。それと汚いシーンがあるので、ドーナツ食べながらの鑑賞は避けたほうがよろしいかと。 [DVD(字幕)] 5点(2019-04-26 16:54:07) |
1902. ザルツブルグ・コネクション
ナチス協力者リストをめぐり各国スパイによって繰り広げられる争奪戦。チープ感満載で盛り上がらない。主人公と未亡人アンナに芽生えたロマンスは観てるこちらが恥ずかしくなる。なかなかの題材で美しい街並みが舞台であるだけに残念。失笑モノの謳い文句「フレンチ・コネクションに続くコネクションシリーズ第二弾」に作り手の気迫の差を感じるところ。 [DVD(字幕)] 5点(2019-03-25 13:52:37) |
1903. 名探偵コナン 世紀末の魔術師
子供が見ている隣で見るともなく鑑賞。「バルシェ、肉買ったべか」で二人同時に「あ~! これ観た事あるわ!」思い出す。 今思うのは、ハラハラ感皆無でタイトル負けしている作品。 [地上波(邦画)] 5点(2019-03-23 23:31:03) |
1904. さよなら、僕のマンハッタン
親子関係が現実離れが過ぎてついてゆけなかった。魅力のカケラもない尻軽娘に呆れ返る。 [DVD(字幕)] 5点(2019-02-18 00:25:22) |
1905. ダウンサイズ
小さくなった人間が従来通りの住環境で暮らしているところの違和感が最後までついてまわりました。物語は途中から迷走して結局何が言いたいのか分からない尻すぼみな作品。 [DVD(字幕)] 5点(2019-02-18 00:13:12) |
1906. ストレンジャー(2010)
キャッチコピー「一人の訪問者がこの街の静寂を引き裂いてゆく」に、コリン・ファースの虫も殺さぬ顔して悪の限りを尽くす姿を思い浮かべ興奮したのですが。ちゃらんぽらんじゃないけれど「ちゅーーーーとはんぱやなぁ」としか言いようのない役どころで、ストーリーもまた然り。嗚呼残念。唯一印象に残った要チェックのパトリシア・クラークソンに点数の全てを。 [DVD(字幕)] 5点(2018-11-30 16:03:16) |
1907. 溺れゆく女
何が言いたいのか解らない退屈な物語。美しい顔立ちとセンスの良いファッションのジュリエット・ピノシュと曲者ぶりが漂うマチュー・アマルリックに加点。不正確な邦題はいけません。 [DVD(字幕)] 5点(2018-11-28 02:13:43) |
1908. まともな男
《ネタバレ》 脚本賞受賞に相応しくない作品でした。「まともな男」と言えばそうですが、「事なかれ主義の男」であり、その場凌ぎの対応で穏便に丸く収めようとしてドツボにはまってゆく子供じみたトーマスに、「こういう人居るよね」と思うにとどまります。ご都合主義全開の結末に白けます。そこも事なかれ主義って、「情けない男」を軽蔑します。 [DVD(字幕)] 5点(2018-11-24 09:25:14) |
1909. 忘れじの面影(1948)
ジョーン・フォンテインの見惚れる清楚な美しさに点数の全てを。物語としては昔のCM「料理は力やという事です。きれいなだけでは叱られます」が思い浮かぶものでした。 [DVD(字幕)] 5点(2018-10-21 00:24:15) |
1910. 赤い影
《ネタバレ》 お目当て及び予備知識無しでの鑑賞。監督、主役二人に「これは良作かもしれない」物語の冒頭で「これは傑作サスペンスかもしれない」 異国情緒溢れるヴェネツィアに更に盛り上げられた期待が老姉妹の登場でフリーフォール。安物のオカルト話は凝った映像をもってしても白けるばかり。異様に長いベッドシーン(4~5分はあったか)は生々しさがAVとしては気品ある逸品なものの(ジュリー・クリスティがこのシーンを了承したのに仰天)物語での必然性を感じない話題作りに思えるものだった。 余談ながら、本作が英情報誌「Time Out London」が発表したイギリス映画のベスト100(100 best British films)で「第三の男」を抑えて1位に輝いたと言う事です。感じ方は人それぞれを思わされます。 [DVD(字幕)] 5点(2018-10-21 00:12:23) |
1911. うたかたの戀(1936)
喋って動くフランス人形のようなダニエル・ダリュー(当時18歳)の美しさが全ての作品。物語はノブレス・オブリージュのノの字もないルドルフの情けない言動に白けっぱなし。「しっかりせんかい!」名匠リトヴァク監督もう少し演出のしようがなかったか。暗殺説等事件の真相は謎のままという史実に救われる。 [DVD(字幕)] 5点(2018-09-26 15:31:00) |
1912. 若者のすべて
《ネタバレ》 邦題が的外れな作品。蓮っ葉・阿婆擦れナディアにイライラ。泣くか喚くか大喜びしてるかだけのけたたましい母親にイライラ。お決まり過ぎる転落ぶりのシモーネにイライラ、常軌を逸した自己犠牲精神のロッコに最もイライラ。「長い! 何時までやってるのん!」ダラダラとした愛憎劇にもうヘトヘト。母親に代わって一家崩壊を救ったチーロに私も救われる。キャラは置いといて見目麗しいアラン・ドロンのボクシングシーンに加点。 [DVD(字幕)] 5点(2018-09-24 16:25:13) |
1913. 北極星
WW2に於いて侵攻してきたドイツ軍に立ち向かうソ連ノーススター村の老若男女の奮闘記。スタッフ・キャスト超一流どころが顔を揃えるアメリカ映画が火事場泥棒国家を賛美しているところが当時の米ソ関係を示しています。歌われる歌詞のプロパガンダ臭は原作・脚本リリアン・ヘルマンならではのもので辟易しました。 [DVD(字幕)] 5点(2018-08-23 01:53:40) |
1914. 恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ
暑苦しいイメージがあるジェフ・ブリッジスが醸し出す虚無的な雰囲気に惹きつけられる。一方ミシェル・ファイファーは蓮っ葉のイメージそのままで物語に酔えない要因に。兄弟の姿から、自活の為に好きでもない仕事をこなして「今日も稼いだ」と疲れ果てる虚しさと好きな仕事が出来る有難味をイヤと言うほど思い知らされる。 [DVD(字幕)] 5点(2018-08-15 01:16:41) |
1915. ラインの監視
《ネタバレ》 1941年に上演されたリリアン・ヘルマンの舞台劇の映画化で監督・俳優の多くも舞台から起用していたそうで、全編ほぼ会話で物語が進む。『ジュリア』のヘルマンらしく反ナチプロパガンダ作品と言えるもので少し辟易してしまう。ゲイリー・クーパーやハンフリー・ボガートを抑えてオスカー受賞したポール・ルーカスの「虚勢を張らず慎ましく威厳を保つ」父親像は見事だったが、大義名分を掲げて有無を言わさず伯爵を殺してしまうのにはやはり辟易してしまう。そういう事をこれまでも多数してきたであろう者が幸せに暮らせると思ってはいけない、必ず天罰が下される時が来ると確信する。サラの肝っ玉母ちゃんはそうは思わなかったのだろうか。それと、ラインの監視(WATCH ON THE RHINE)というタイトルの意味が分からない。歯痒い。 [DVD(字幕)] 5点(2018-05-30 00:53:48) |
1916. 華麗なる相続人
《ネタバレ》 犯人はジェームズ・メイソンに違いない(そうあって欲しい)と踏んでた通りになり、さぁ、いよいよショータイムが始まるぞ~っ、アラン・アーキン VS オードリー・ヘップバーンの興奮よ今一度!と座り直したのですが。赤い紐で何をしようとしたのか? 動機が性悪そうな若妻のため(この女の浪費でヤクザに脅されていた)って、ハンバート・ハンバートじゃあるまいに、実にくだらなくガッカリですわ。 70歳にして艶のあるお声と崩れていない体型には見惚れるものの、余りにもお粗末な原作若しくは脚本が彼を始めとする華麗なる俳優陣を活かせておらず、酷評の嵐も致し方ない作品。泳ぐお姿を拝めたところに+2点(依怙贔屓) [DVD(字幕)] 5点(2018-05-28 00:50:54) |
1917. 渚にて
『海底二万哩』からアドベンチャー要素を取り除きロマンス仕立てにした作品。グレゴリー・ペック、エヴァ・ガードナー、フレッド・アステア、アンソニー・パーキンスといったしっとりとした俳優達がそれなりに雰囲気を醸し出すものの、こじんまり感が否めず、街の終末模様の虚しさや終末を迎える街の緊迫感が何も響いてこないのが残念。製作費がかけられなかったのだろうか? [DVD(字幕)] 5点(2018-05-27 16:00:59) |
1918. アシャンティ
予備知識はフライシャー監督作のみ。オープニングクレジット冒頭に、アフリカにおける人身売買は今なお存在する、本作は実話に基づくと示され、郷愁を誘う音楽と共に流れるオスカー受賞者が居並ぶキャストの豪華さに、まだ見ぬ傑作を引き当てたんじゃないかとワクワクしたのだが、奴隷商人にかどわかされた妻(最初は同僚にしか見えなかった)の奪還劇に過ぎないハズレ作品だった。レックス・ハリソン、オマー・シャリフ、ウィリアム・ホールデンは脚本を読んだ上で出演したのだとすれば、監督に「こんな役なんだけどちょっと出演してくれないか」「う~ん、何じゃこりゃ、ま、暇だし、君の頼みでもあるから出るよ」という事なのだろうか?ピーター・ユスティノフは倫理観の「り」の字もない商売人を好演。マイケル・ケインはどこか傍観者のようなこの人特有の味わいを見せる。初めて観るカビール・ベティは可もなく不可もなく。この三人のホテルの一室での対決模様はそれぞれの胸の内が透けて見える本作唯一の名場面で点数の全てを。ラストショットはフライシャー監督とは思えない凡庸さで残念無念。 [DVD(字幕)] 5点(2018-04-29 00:19:41) |
1919. 白い家の少女
サスペンス的には何という事もなく嘘寒さだけ感じた物語。堂々としたジョディ・フォスターの演技だけが印象に残る。 [DVD(字幕)] 5点(2018-04-18 16:45:18) |
1920. ヒストリー・オブ・バイオレンス
《ネタバレ》 殺されたり傷つけられたりした者たちの「お前だけ幸せに暮らせると思うなよ」という怨念が形になったような物語。相手が無法者とはいえ次から次へとゴキブリを踏み潰すように殺しておいて罰を受ける事無く妻子と暮らしていこうとするムシのよさにドン引きします。息子が後ろからためらいなくエド・ハリスを撃ち殺したのには救いの無さを感じます。この子もこの先物事を暴力で解決するのでしょう。卑しい顔つきのジョーイを表現するヴィゴ・モーテンセンの演技にプラス4点。 [DVD(字幕)] 5点(2018-04-08 21:49:25) |