Menu
 > レビュワー
 > おばちゃん さんの口コミ一覧
おばちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 919
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20084/
ホームページ http://tiaratiara.exblog.jp/
年齢 70歳
自己紹介 前からありましたっけ?[この方のレビューを非表示にする]とカスタマイズできる機能。最近ですよね? 知らないうちに進化し続けてますね、このサイト。また来ようと思います。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  天国と地獄
演出のすごさはさすが! この当時としてはべらぼうな金持ちっぷりは鼻もちならないんだけど、そんなことはどうでもよくなる面白い映画。  
[ビデオ(邦画)] 8点(2011-08-14 20:28:25)
2.  暗闇でドッキリ
ひょんなことから、過去にこれについて投稿してなかったことに気付いたのと、皆さんが思いのほか低評価なことにビックリ。え~~っ!? 私は大好きだったけどなあ(笑)。私が若い頃に「ピンクパンサー」シリーズにハマったきっかけが、この1本でした。当時からなぜこれに「ピンクパンサー」の名前がついてないのかナゾでしたが、今回ネット検索してもわからずじまい。でも検索で分かったのは、これシリーズでは二作目らしいんですけど、ドレフュスやおかしな空手づかいカトーが初登場する、記念碑的一作ということ。あらすじも読んで、そうそう、無意味に殺しが起きまくるおバカさが面白かったなあと。でも、本当に面白いのは、ピーター・セラーズの芸というか芸風でありまして、あの苦虫をかみつぶしたような変哲もない顔でバカなことをスイスイやりまくる、そのギャップが面白かったんですよねえ。まあそういうわけで、とにかくこれは、というかこのシリーズはおバカ映画の金字塔なので、ハマる人はハマるでしょう。
[地上波(吹替)] 8点(2010-03-29 07:54:33)
3.  アラビアのロレンス
昔、女子高生3人組で映画館で見ました。 なんで見たいと思ったんだろう・・ナゾです。 でも、その日あまりに早く着きすぎてしまい、先に喫茶店でひまつぶししていたら、今度はおしゃべりに夢中になりすぎてしまい、開始間際にとびこんだら、何と最前列しかあいていませんでした。 というわけで、見終わったとき、一番最初に思ったのは「あー首が疲れた・・」でした・・(..)。  で、その次に思ったこと。ピーター・オトゥールの青い眼が美しかったです。 砂漠の波紋がとても美しかったです。  この映画の後で「ロード・ジム」で共演した伊丹十三のエッセイでのピーターの発言によると、最初のシーンはちゃんと本人が出演していて、しかも「危ないから」という理由で、撮影の最後の日に撮ったらしいです。  難しい世界情勢は、若い頃から避けて通ってきてしまっていましたが、あんがい今見たほうが、理解できるのかもしれませんね。 サイズのでかいTVに買い換えたことでもあるので、近いうちに見直してみたいと思います (あーしかし、そのリストがたまる一方・・)。
8点(2004-07-09 00:28:00)
4.  101匹わんちゃん
初めて映画館で観たアニメ・・だったはず。 うち貧乏だったんで、小学生時代に映画館に連れてってもらえた作品て、これを含め数えるほど。 でもそんなゼイタク言っちゃいけないですね。 まだ戦後をひきずってた時代だから、周りにはもっと貧乏な子も山ほどいた。 そんな時代に、オシャレで愛らしくてユーモアがあって、別世界に連れて行ってもらった気がしたものでした。 そんな中に現れたクルエラは、もうほんっとーにマジこわかったよ~。
8点(2004-06-26 23:50:29)
5.  俺たちに明日はない
見たのは公開中ではなく、のちにTV放映で。とはいえ今のように情報過多ではなかったから、ラストも予備知識はほとんどないまま見たので、かなりな衝撃でした。善悪というものは相対的なものということを、理屈ではなく教えてくれた作品でした。見る前でしたが、公開時に話題になったボニーのファッションは中学生だった私にとっても相当なインパクトでした。これも懐かしい思い出の一つです。
[地上波(吹替)] 7点(2004-06-23 20:44:29)
6.  大脱走
高校時代に映画館で観て以来、何度観たことか。いつ観ても飽きない。間違いなく傑作。最初に観たとき、へーえ映画って男と女がからまないもののほうが面白いじゃんか、と思ったのでありました。今観る人と評価が分かれるのはそりゃ仕方ないですね。もう鬼籍に入られてしまった方が何人も。彼らが最もイキのよかった頃のいわばオールスターキャストであり、その豪華っぷりはたとえば最近の「オーシャンズ11」なんぞの比じゃなかったわけですから。ここ数年観ていないけれど、今観たら終盤のマックィーンやジェームズ・コバーンの姿を見ながら泣いちゃうかもしれないなあ・・あー書きながら何だかほんとに泣けて来ちゃった・・。 
9点(2004-06-16 11:55:07)
7.  太陽がいっぱい
やっぱりこの映画が与えた衝撃は、かつての私にとっても大きかったなあ。皆さんが言ってるので芸がないけど、ラストがあまりに秀逸。若者は今の映画を見たほうがいいよ、なんてほざいていたけど、そうすると確かにこういうものを見逃してしまうし、そりゃもったいないか。 
8点(2004-06-14 09:47:27)
8.  悲しみの天使
萩尾望都、竹宮恵子らの、寄宿舎を舞台にした少年愛もの漫画のモチーフになったとされている作品です。 この映画をいつ、なぜ見に行ったのか、30年以上も経ってしまうと、自分の体験でありながらモヤにかすんでしまっています。こわいわー。 劇的緊張感の高い作品だったことだけは印象に残っています。 美少年役ディディエ・オードパン、実に色っぽかった!(その後、映画監督になったようですね。) 相手役の背の高い(歳の設定も上だったような?)少年のほうは何となくヌボーッとしていて、美と才気にあふれたディディエ少年に翻弄される、そんな雰囲気でした。 思春期の繊細さ、とまどいはよく出ていたのではないかしら。
7点(2004-04-17 08:01:09)
9.  ファニー・ガール
公開当時かなりヒットした作品です。これはズバリ女性向き映画。つうか、バーブラは女性観客のためにがんばっているようなアクトレスだと私は思うデス。まーたとえばスタローンが男性向きアクターなのと似たようなもんじゃないっしょか? 男性に「見なさんな」とは申しませんが、わるいけど合うわけないっしょ、と思いますわ。主人公は、実在した女優ファニー・ブライス。失敗ばかりしていた踊り子がやがてエンタテイナーとして華やかなスターになっていく、けれど恋愛は無器用でいじらしい、というストーリーは、まさにバーブラにピッタリで、以後、お得意の役柄になっていったわけです。彼女の歌のうまさはもちろん素晴らしいですが、この作品ではファニーの人間像に共感した女性は私ばかりではなかったはず。相手役になった、ニヤケ顔のオマー・シャリフは、わるいけどまー添え物っす。私の好きなタイプじゃないけど、この映画では出過ぎず、ちゃんとバーブラを盛り立ててたから、合格です。
8点(2004-04-07 07:54:39)
10.  肉体の門(1964)
鈴木清順て、不思議な「濃さ」と「パワー」のある人で、美意識も独特。たいていの邦画の監督の描いているものが日本画だとすれば、最初から油絵を描いてた人、って感じです。あまり顧みられてないのが残念ですね。ところで本作が登録されてレビューしてる人がいなかった時期に、「一番乗りしよう!」と思っていたんですが、ころっと忘れてるうちに、宝月はんに先を越されてしまいました。ウーぐやじい。でもTVの前で「腰を抜かしそう」になったり「画面に釘付け」になったりしてた宝月、ちょっとかわいい(なんで呼び捨てかって? フフ内緒)。でもわかるわー。私もほぼそんな感じでした。五社英雄版の「肉体の門」のほうもチラッとだけ見たことありますが、もうぜーんぜん違うシロモノでした。だけど鈴木監督ってかなり長いあいだホサレたんですよね・・気の毒。出てくる時代が早すぎたのかもしれません。今もまたこういうタイプの監督ってあまりいないと思うから、映画作りを志す人は見といたほうがいいと思いますなあ。
8点(2004-03-09 10:37:19)
11.  サイコ(1960)
初めて見たのは中学のときだったか高校だったか・・。こわくてこわくて、最後のあたりなどは、ほとんど薄目で見て、2度目か3度目に見たときやっとしっかと見た覚えがあります。ただ正直なところ今見たらどうなんだろ、やっぱりショボイんではあるまいか、と心配でたまらない。そもそも実は、ヒッチコックがそう好きじゃないから、ガッカリしてもいいや、とも思うんだけど、最後までトニ・パキにつきまとい、彼をうんざりさせたこの映画に、かつてのファンがガッカリしちゃったら、彼がかわいそう。何かのきっかけで偶然見てしまったら仕方ないけど、今後も自分から積極的には見ないだろうなあ、と思います。それにしても、新しい映画を作ったヒッチコックはやっぱり大したものだとは思いますが、これの製作にゴーサインを出した責任者は、もっと偉かった!と思います。昔の斬新な映画を思い出すとき、最近一番思うことは、それですね。お金を出した、製作を決定した、という人がいなかったら、どんな映画だって世の中には出てこれなかったわけですもの。
8点(2004-01-14 23:22:33)
12.  かわいい毒草
とんでもない悪女に振り回される二枚目の話がなぜ映画になるのか、高校生だった私には理解不能でした。  
[映画館(字幕)] 5点(2004-01-14 10:04:42)
13.  のっぽ物語
アイドル時代のトニ・パキとジェーン・フォンダ(確かこれがデビュー作?)の、大学スポーツもの。トニーはパスケ選手。ジェーンは今でいうチア・ガールみたいな扮装もしていたと思うけど、これまた観たのは30年以上前で、よく覚えてません。トホホ・・。でも最近で言えば「チアーズ!」みたいなノリだったんじゃなかったかしら。タイトルも示すように、カワイイ映画、という記憶です。「サイコ」俳優になってしまったトニ・パキにも、かわいらしい時代もあったのだ、ということ、お知りおきくださいな。
6点(2004-01-14 09:48:33)
14.  死んでもいい(1962)
ギリシャの誇る名女優、メリナ・メルクーリ主演で、(たしか)パートナーだったジュールス・ダッシン製作・脚色・監督による、ギリシャ神話に題材をとった作品。王妃と義理の息子の悲劇的恋路の神話「フェードラ」(だったはず)を現代に置き換えて脚色してました。息子役を、かつて私のアイドルだったアンソニー・パーキンスが演じたので、高校生の頃(なんで30年以上前よーん)TVで見ました。メリナ様のお顔がちょっと怖かったこと、元がギリシャ神話ということからか、様式美のような変わった美術だった(ようなうっすらとした記憶)こと、クルマで疾走して死へと向かっていく、思いつめたトニー様のお顔、これくらいしか覚えてません。面白かったかなあ・・ごめんなさい。おもしろーい!と興奮した記憶はないです。トニーが出てればいいや、だったので。つまんないなー、と思った覚えもないので、この点数です。メリナは後に文化相か何かなさったくらいの、ギリシャの名士だった方。アテネオリンピック近くなったらギリシャ・ブームか何か起きて、メリナ様の名前も少しは思い起こされるかな? 何となくそんな気もしてまいりますなあ・・。
6点(2004-01-14 09:01:11)(良:1票)
15.  ああ結婚
ソフィア・ローレンが、元娼婦。マストロヤンニが、浮気癖のおさまらない伊達男。子育ても仕事もすべて女に甘えきってるのに、結婚しようとしない男に業を煮やして、女は仮病を使い、そして・・やれやれやっぱりおさまるところに最初からおさまればこんな大騒ぎしなくてすんだのにね、女が一歩上手だったね、クスクス。という、イタリア風に結婚を描いたコメディ、ではあるのですが、そこまで笑えなかった。似た路線で言えば、「昨日・今日・明日」のほうがもっと面白かった。今の感覚で見ると、「なぜ男はそこまで結婚しない?」「なぜ女はそこまで結婚にこだわる?」というのが、よくわからない。「ひまわり」で二人の名演にほれた方は、本作はパスしておいたほうがいいかもしれません。 二人が出てるなら何でも見ておきたい、という人にはマアマアお勧め。よく話には聞く、イタリアのナンパ男と、肝っ玉カアチャンの人情喜劇、イタリア風「夫婦善哉」という感じかな。
[地上波(吹替)] 6点(2004-01-10 23:47:51)
16.  ふたりの女 《ネタバレ》 
ソフィア・ローレンが、名作「ひまわり」(70年)と同じく、ヴィットリオ・デ・シーカ監督と組んだ、60年製作の反戦映画。戦時下の、母と娘がたどる運命を描いた、やりきれない、悲しい映画です。ソフィア・ローレンが、母。今回の相手役は、マストロヤンニではなく、 ゴダール作品の常連、ジャン・ポール・ベルモンドです。彼は今ではそういう特定の監督の作品のイメージが色濃いかもしれませんが、けっこう多彩な監督、共演者と仕事をしていました。本作でも、なかなかのハート・ハンサムを演じていた記憶です。二人がたどった運命は実に悲惨で、「ひまわり」以上に苛酷な描き方でしたが、「ひまわり」が音楽に華麗に彩られた作品であることに不満がある方には、本作をぜひお勧めいたします。男は殺され、女は陵辱される・・。戦争を端的に象徴しています。きれいごとは一つもありません。美しい反戦映画からはうかがいしれないものが、ここにはあります。でも、忘れてならないのは、現実はこの映画以上に悲惨だということです。最近の映画作家がつくる戦争物は、私たちの日常から戦争の実感が薄れているのに比例して、絵空事ばかり。そんな中、つらくても目をそむけずにこういう映画も、観てみてほしいものです。ソフィア・ローレンは、本作と、「ひまわり」の出演の経験が、エットーレ・スコラ監督と組んだ「特別な一日」(77年)の、静かですが確かな演技で反戦を伝える名演へと結びついていったような気がします。
7点(2004-01-10 22:50:01)(良:1票)
17.  猿の惑星
『映画はナマモノだ!』     私は、ヒット作を見たがらない天邪鬼。しかも、映画をバリバリ観ていた時期とそうでない時期に極端に差があります。 そのため、本作はまったく観たことも、オチを聞いたこともありませんでした。 あるとき、「ゲッ、マジ?」と言われました。 「まったく知らない、観てない」と、数人の前で何気なく話したんです。 居合わせた全員に、驚かれたこと、驚かれたこと。 そのリアクションが尋常ではなかったため、やっと数年前に観る気になりました。 オチをバラさずにいてくれたその人たちに、感謝の念をもちましたね。 まあしかし、確かにひょえ~とは思ったものの、リアルタイムで若い頃に観た人たちの驚愕には遠く及ばなかったでしょう。 きっと公開当時に私も見ていたならば、今頃10点をつけてたかもしれないなあと思いますが、オバハンになってからじゃ、正直この程度の点数です。 やっぱり映画って、ナマモノなんだと思います。  でも当時はこぎたない猿の映画なんて見る気にならなかったんだもん、しょうがないし、損したとも思いまへん(ちょっと強がりが入ってる!?)。
7点(2004-01-07 20:13:02)
18.  アパートの鍵貸します 《ネタバレ》 
好きです。いや、好きでした、かな。 今だってTVでやっていることに気づいたら、もう何度目に該当するのかさえわからないけど、たぶん見ちゃうと思います。 でもよーく考えてみると、これはセコイ、ショボイ話ですよ。 過去の映画を現代の感覚で見るのはよくないとおっしゃる方も多いし、言わんとされることはわかりますけど、でも不倫する場所欲しさに、自分の立場を利用して部下の部屋をねだるなんて、ショボイもんはショボイ。 そんな情けない男にずるずるひきずられていた女だって、めっちゃカッコわるい。 あくまで今の感覚で見たら、の話ですが、ジャック・レモンも、いくらカワイイからといって、そんな情けない女やめときなよー、と思ってしまうんです。 まあそういう事とは露知らず、というところがミソでしょうけど、私が男だったら、あの程度の男にひっかかる、その程度の女性だったとわかった時点で、夢から醒めると思うんだけどなあ・・。  まあしかし、終盤の「パン!」という音、最後のトランプさばきは、まあ楽しいといえば、楽しい。終わりよければすべてよし、という気にはさせられる。 私にとっては今や、そこだけ聞きたくて見たくて、前のほうの展開はひたすら耐え忍ぶ、という作品です。 この映画に限りませんが、昔の映画はラストシーンの急展開→あっという間の「The End」がイキでした。 最近はハリウッド物も、昔の邦画みたいにダラダラと最後のオチをひっぱっているものが多く、つまらない。 とにかく最後のあっというまの「オチ」に献上したい点数です。
[地上波(吹替)] 6点(2003-12-27 00:33:18)
19.  私生活
本作は、スキャンダラスな女優だったブリジット・バルドー自身を最も投影した作品、と言われていますね。 当時、フランス国内の映画賞もとったとか。 そもそも昔のこの人は、かわいくてセクシーでほっとけないキャラで、マリリン・モンローと双璧の人気だったと言っても過言ではないが、モンローが死によって伝説の人になったのと比べ、動物愛護でヒステリックに叫ぶオバチャンになってしまって、おそらくかつてのファンも離れ、すっかり過去の人になってしまったんでしょう。ザンネン。 でもそれで映画愛好者にも忘れられていってしまうのは、積年の末端ファンは少しさびしい。  本作は、たまたまスターになってしまいマスコミ攻勢につぶされていく、無邪気でコケティッシュな女の子がたどる運命ってことで、BBのかわいさ以外にさして見るところはないかもしれないのですが、ラストシーンのうまさ、きれいさ、残酷さが、なぜか私の脳裏に鮮やかに残っています。
7点(2003-12-18 12:39:04)
20.  ロミオとジュリエット(1968)
レオ+クレアの現代アレンジ版と比べ、こちらのほうが「正統派」と思っている人が多いようですが、本作が世に出たときも実は、「解釈が現代的過ぎる」と賛否両論だったことを思うと、なかなか面白い現象だなあと思います。ゼフィレッリ版のこちらは、役者よりもディテールの凝り方が面白いんですよね。オリビアは確かにキレイだし、とにかくすべてにおいてゴージャスな映像だから、若者の心をおおいにくすぐるし、それが今の時代にも通じるということは、本作がなかなかの普遍的大作になりえたことを物語っているけれど、レオ+クレア版のほうにも書きましたが、人物の造形は間違いなくあっちのほうが、原作のロミ・ジュリを再現しています。少なくともロミオは、レナード・ホワイティングのような、少女マンガに出てきそうな典型的な二枚目がやる必要はまったくなし。無鉄砲な純情なかわいい男の子、というのが正解です。(なんちゃってね、私にとり、中学のとき、親や教師と一緒にではなく、初めて友だちと見に行った映画、というのが本作です。そのときは私だってレナード、かっこええ!と思ったですよ。でもそのあと1~2作出たくらいで、この人ものの見事に沈んじゃったけどね)それともう1つ思い出したことが。私の亭主は当時、何人ものガールフレンドと、それぞれ初めて見るような顔をして、この映画を見に行ったんだと。10年くらい前に初めてその話を聞き、なんと不誠実なやつと一緒になっちまったもんだ!とわが身を嘆いたもんでした。あーあ。・・ま、しかしこの映画は当時そのくらい流行った、というエピソードでした。チャンチャン!
7点(2003-12-12 21:29:18)(笑:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS