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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  六月の夜
これはバーグマンがハリウッドに行く前の最期のスウェーデン出演作、ということらしく彼女が若くてとっても綺麗です。 ストーリーはなんだかよく分からない展開のメロドラマ風で退屈なものでしたが、バーグマンが怯える様などに感情表現のうまい彼女らしさが見えた、かな?
4点(2004-10-28 20:57:13)
2.  白い恐怖(1945)
記憶を失った男は誰なのか、どんな過去を持っているのかとミステリアスな謎を解いていくスリリングな展開が面白い。ハンサムな正体不明の男に惹かれ彼を信じて救おうとする美人の精神科医、ペックとバーグマンのツーショットを見てるだけでもうれしいので、何故ああまで信じ切れるのかなどチラッと浮かぶ疑念はこの際無視。 やたらめまいをおこしフラフラする軟弱なペック(意外に可笑しい)を力強く助けるバーグマン、というのがなかなか良いです。まさに愛は強し。 精神分析や夢判断をキーにしたところは新鮮で、映像的にも見所のある上質のサスペンスだと思います。 8点か迷いつつ、、
7点(2004-09-13 19:10:40)(良:1票)
3.  酔いどれ天使
強がっているが実は結核で重病のヤクザの松永、それが気になり親身になって説教し手を差し伸べる眞田は酔いどれ(アル中)ではあるが人情味ある医者、というのは後の赤ひげの原型か。彼が言う言葉は正論だがあえて難を言えばセリフが語りすぎてやや説教くさい気もする。 三船も志村さんもいいのでそれは当然見所なのだが、松永の見る棺おけの夢がシュールだったり、松永と岡田のペンキまみれの死闘、松永の死に様など映像的に印象的なシーンも多い。 その他にも小暮美千代ってこんなにバタくさい美人だったのかとか、千石規子が三船を口説いてるってのもすごいねぇとか、久我美子がなんてはつらつとしてて若いんでしょとか古い作品にはいろんな驚きや楽しみがあって面白い。
8点(2004-08-29 14:26:58)
4.  桃色(ピンク)の店
リメイクはクララとクラリクの恋愛部分をうまく現代の話にしてたんですね。 こちらはそれだけじゃなく、むしろマトゥチェクという主人と店員達のやりとりなどにほのぼのしたムードがあるのが いいです。彦馬さんも言われてるように、クリスマスの夜誰も一緒に過ごす人がいなくなってしまった主人は店員達に誘いの声をかけるがみな断られ、最後に入ったばかりの少年を誘うことができた。双方共に嬉しそう、、などさりげなく暖かい。セリフもセンスがよくて味わい深いものがあります。クリスマスにぴったりのお話ですね。 
8点(2004-08-02 18:26:42)
5.  裸の町(1948)
オープニング早々に事件が発生して、ストーリーは刑事の事件捜査の過程と共に描かれる。この事件の真相もなかなか凝っていて、展開にも緊張感や面白さがある。 事件を段々追い詰めて犯人に迫ると犯人がニューヨークの街中を逃げ回るが、これが市内でのオールロケで撮られている。 これは当時のハリウッドでは画期的なことで、戦後貧しいイタリアでスタジオや機材もお金もないというので屋外ロケ作品が作られ、それが迫真のリアリズム効果を生んだというのが発端らしい。 だから実際の街の路地を逃げ回る犯人、追う刑事達の映像はリアルで緊迫感がある。  追い詰められた犯人はウィリアムズバーグの高い鉄塔に逃れるのだが、犯人(カメラ)が見るニューヨークの俯瞰映像は平穏な日常と犯罪が同居する大都会のありのままの姿を映し出す。。 上空からの俯瞰映像はオープニングにもあり、製作者自身(?多分)によるスタッフや映画紹介のナレーション付きという作りも斬新。スター主義のハリウッドでバリー・フィッツジェラルドはともかく、他はあまり知られていない俳優を使ってるところにも新鮮な感覚がある。 残念なことに制作したマーク・ヘリンジャーはこの作品の完成直後に急死している。また監督のジュールス・ダッシンはまもなく赤狩りでアメリカを離れることになる。 
8点(2004-07-01 19:15:48)(良:1票)
6.  奥様は顔が二つ
話はイージーでアラはいろいろあります。そもそも山に来てすぐ結婚とか、新婚なのに妻を放って夫は他の女性に心を動かすとか、突然現れた妻の双子に疑念も持たないなんて、、といくらこの時代のラブコメがお手軽でもちょっと、、と思ってしまいます。  しか~し! これはそんなことはどうでもいいのよ・と思うくらいコメディエンヌ: ガルボの魅力がいっぱいの楽しい作品です。 軽いラブコメなので彼女はにこやかな笑顔を振りまき、スキーはもちろん、水泳(モチ、水着)、チャカチャカというおかしなダンスまで披露してます。(このシーンがザッツエンターテイメント2に入ってます) メルビンとは息の合ったコンビぶりで、二役でカリンを引き立たせようと必死に演技したり、気を引こうと奮闘するのが可愛いです。  ラリーはスキーが全くの初心者なので、再度訪れたスキー場で暴走してしまいますが、急斜面を滑降するシーンを一体どうやって撮ったのかと思うほどです。かえって上手でないと出来ない技だと思うのですが、メルビンに感服しちゃいました。(スタントの部分もあるかもしれないけど) ガルボがまたそれを追って滑るんですが、ショットは長いしこれもどこまでがスタントなのか分かりません。 というわけで、これは出来云々ではなく何度見ても楽しくて好きな作品なのでひいきの上げ底点数です。
8点(2004-06-28 23:30:17)
7.  スミス夫妻
知らずに見終わってからヒッチ作品とあって驚いた。製作のいきさつについてSTING大好きさんの話はおもしろいですね。 サスペンスとは全く異なる艶笑コメディだが、セリフや出演者の軽快な運びが結構面白くて楽しい。 しかも魅力的な美女はこれが初見のキャロル・ロンバートだった。ゲーブルならずとも若くして事故死したのはつくづく惜しい。 しかもこれが戦時国債公募キャンペーンで、だからなお悔しい。  結婚3年の夫婦が実は法律上のミスで夫婦ではなかった、とうことに端を発したたわいない夫婦ケンカからイロイロ騒動があって最後は丸く収まるというよくある話だが、やはりこの時代のは可愛くて微笑ましい。 キャロルが思い出のデートで3年前の洋服を無理して着て、スカートのファスナーがはまらない、なんてのも可笑しい。 ラストのスキー板のバッテンエンドはおしゃれ~ 
7点(2004-06-17 17:52:40)(良:1票)
8.  踊るニュウ・ヨーク
アステアの相手役はエレノア・パウエル。これにジョージ・マーフイーが加わり恋と友情がダンスに絡めて描かれる。まだ売れないダンスコンビのアステアとジョージのうち、間違いでジョージが抜擢される。それでも彼を恨まず支えるアステアがいい人で引き立つ設定。30年代に多い脇役も活躍するコメディ路線とはやや 趣を変え結構シリアスな話。最初のジョージとのタップやエレノアのバレエダンス、ジョージとエレノア、アステアとエレノアなど組み合わせやバリエーションを変えてショー場面がありたっぷりと極上のダンスが見られる。いずれも名人芸なので十分堪能できます。
7点(2004-05-08 16:40:34)(良:1票)
9.  破れ太鼓
頑固親父の阪妻はややオーバーアクトがユーモラスでとても魅力的。「無法松・・」で魅せられたのと同じように表情に何ともいえない愛嬌があるので憎めない頑固ぶりだ。長女と知り合いになる絵描きが若い宇野重吉で、その両親が滝沢・東山のパリ帰りでシャンソンを歌ったりするモダン夫婦。軍平一家は田園調布のしゃれた洋館に住み、次男(木下忠二:監督の弟で音楽担当)はピアノを弾き、次女は演劇に熱中と古風な軍平に対してモダンでおしゃれな雰囲気がある。豪華な他の出演者もみな存在感があって今見ればかなり貴重品。小林正樹も脚本、助監督として参加しているが、話の運びや会話も面白くてとても楽しい。 
8点(2004-04-20 22:12:27)
10.  無法松の一生(1943)
これはいいですよ~。無法松と言うけれど乱暴なのは芝居小屋の大暴れくらい(升席でにんにくを煮るってすごい!)。それより 板妻の松五郎はまっすぐな正直もので、なによりなんともいえない愛嬌があってとても魅力的だった。へちょちょさんが言及しておられるのと同じく、時間の経過を美しい人力車の車輪の回転で見せたり放っておかれた車の客が後方でサイレント風に手足を振り回して怒っていたりするところ、祇園太鼓のバックシーンに波や雲などをはさんで豪快さを強調したり、回想場面のシュールなシーンなど随所に素晴らしい演出が見られるのに感嘆した。運動会での松五郎の走りなど演技はコミカルであったり、太鼓打ちや最初の喧嘩シーンなど様式的にも見えるのが面白い。確かに松五郎が未亡人に魅かれているという描写はなく、純粋に母子を支える無私のきっぷのいい男、というあたりの印象になっているのは話の膨らみに欠けるようで残念だが、それでも十分素晴らしかった。ラストの松五郎の残した貯金のエピソードには涙がこぼれる。  
9点(2004-03-20 20:07:43)(良:2票)
11.  チャンピオン(1949)
主人公のボクサーは、お金と自身の栄誉のためには恩人や肉親の愛情さえ裏切ったり利用するという冷酷非情な男。これではとても見るものの共感は得られないし、明るくも爽快な話でもないので後味だって良くはない。しかしこういった人物たちがとても生々しく描かれ、カーク・ダグラスのボクシングのアクションがすさまじくリアルで見ごたえがあるので、こんな主人公でも引き込まれてしまう作品になっている。ボクシングといえばD・ワシントンのハリケーンが素晴らしかったが、このK・ダグラスも迫真のファイトシーンで圧倒される。監督、脚本、ダグラスと皆30台で若く新鮮な人たちだった。
7点(2004-02-25 00:04:10)
12.  オール・ザ・キングスメン(1949)
田舎の無名の男が辻説法で人々に理想を説く。が、ひとたび権力の座につくと野心に燃え、売名的インフラ整備に精を出し傲慢で堕落した政治屋になっていく。今も変わらぬ姿で珍しくも驚きもない。分からないのはそういう男の正体を知ってなお彼を支える新聞記者、秘書、そんな男に惹かれていく記者の恋人など違和感しかないので退屈だった。この年は確かに不作の感もあるがこれがアカデミー作品賞というのはどうも理解できない。この年にはスタンリー・クレーマー製作・カーク・ダグラス主演のボクシング映画の名作「チャンピオン」がある。利己的で冷酷なキャラなのにカークの熱演、脚本、演出ともとてもよくてこちらのほうがずっと共感したが、赤狩り真っ盛りという時代背景もあるかもしれない。
4点(2004-02-17 22:43:38)(良:1票)
13.  青い山脈(1949)
戦後4年でまだまだ復興途上の日本。戦争から帰ってきた池部良や、杉葉子が高校生・女学生というにはちょっとトウがたってる気がするが明るく爽やかな青春映画になっている。田舎町の個性豊かな様々な人物が繰り広げる話は、正義や民主主義を取り込んでユーモラスで楽しい。懐メロスタンダードの「青い山脈」の、明るく軽快な歌はこの映画の気分を最もよく表している。私もこの歌 大好きです。
8点(2004-02-07 15:15:10)(良:2票)
14.  父ありき 《ネタバレ》 
6年前の「一人息子」(母と息子)と対をなすような父と息子の愛情もの。どちらも息子のために親は懸命に働いて生き、息子は親を思うというものだが、こちらのほうが好き。この父は教師時代、自分の直接責任ではないが生徒を死なせたことで教師を辞め、子供の学資のために一人離れて働く。立派に教師として成長した息子と1週間すごしているときに突然死んでしまう。このいまわの際に父は「お父さんは一生懸命生きてきた、悲しむことはない」と満足そうに死んでいく。人生を子供のために生きて悔いない姿は印象的で、黒澤の「生きる」の志村喬の姿に重なって感動的だった。残念なことに映像状態がとても悪く、特にセリフは半分以上も聞き取れなかった。ここだけはと思った臨終の言葉は幸いにもなんとか聞き取れたので良かった。これは字幕をつけるかシナリオでもないと評価ははばかられるが、笠さんの父親が感動的だったのでとりあえずこの点数。
8点(2004-01-10 12:53:52)
15.  そして誰もいなくなった(1945)
アガサの原作は短いながらもサスペンスに満ちていて緊迫感がある。この映画は原作を変えてしまっているので、そのあたりが肩透かしのような感じがする。ラストなどは明るいほどの雰囲気であっけなく終わっている。これをどう思うかで評価も大きく違ってくると思うが、私はやはり原作重視にしてほしかった。この時代のサスペンスらしく、殺しも死体もあからさまには描かず品のいい味わいがある。俳優のアンサンブルやそのあたりの雰囲気を楽しめるのがいい。
7点(2003-12-21 16:28:06)(良:1票)
16.  ローラ殺人事件
魅力的な主人公のローラをめぐる男女の人間模様が複雑に絡み合い、殺人事件の捜査の進展と共に描かれる。複数の登場人物のそれぞれが怪しく、どういう展開になるのか目が離せない。意外な展開に驚きもあり、人間の心理も描きこまれた脚本も巧みにできている。ジーン・ティアニーのローラは誰もが魅了されるという女性の設定だが、それが非常に説得力のある魅力的な女優だ。男性たちはみなピシッとスーツを着こなし、胸ポケットにはハンカチをのぞかせている。大柄で幅のある外人にはダブルのスーツがよく似合う。ライデッガーなどは襟に花まで飾っている。俳優たちの深みのある落ち着いた声や優雅な物腰、ファッション、表情の変化の巧みさなど、サスペンス以外にも見直しても楽しめるところがいろいろある。個人的に昔の俳優さんたちのこういう素敵なところが見られるのがとても好きです。
8点(2003-12-13 14:38:02)(良:2票)
17.  サムソンとデリラ(1949)
デミル監督お得意の大掛かりなスペクタクルもの。ラストの宮殿崩しがハイライトですが、よく見ると大岩石片が軽そうに動いたりしてるのもある。サムソンがライオンと格闘するシーンは本物のライオンのようで、いったいどうやったのかと思います。当時大画面で見たらすごい迫力だったろうと思いますが、「すごいねぇ~」というだけの商業用娯楽作品です。
6点(2003-12-06 19:34:36)
18.  安城家の舞踏会
戦後の没落貴族の最後の夜を舞台に、それぞれの立場も変わっていく時代の流れを描いている。貴族で家柄が良くても借金で家まで手放すことになる当主に滝沢修。長男の森雅之は新興成金の娘との婚約も取り消されてしまう。かつてのお抱え運転手は運送会社の社長になっていて、憧れだった令嬢とも今は対等に求愛できる。絶望した当主は自殺しようとして次女(原節子)に止められる。「困難でも生きて行きましょう、またいいこともあるわ」という彼女だけは運命を素直に受け止め、前向きな姿勢がある。時代が変わる時の人の立場の逆転を鮮やかに見せてくれる。
7点(2003-11-23 18:08:33)(良:1票)
19.  天井桟敷の人々 《ネタバレ》 
ドイツ占領下のパリで3年以上の歳月をかけて作られた3時間半の大作。それだけに見所もそれぞれの登場人物にも多くの見方や見所がある。まずバチストのジャン・ルイ・バローのパントマイムの素晴らしさ。これだけでも感動もんです。美貌のガランスをめぐる男たちは悪党、俳優、伯爵とバチストの4人。みなガランスの愛を求め、求められればそれに答えるガランス。でも真実の愛はバチストのものだった。でも純情で臆病だったバチストとガランスはすれ違い。お互いに愛情を確認したときにはすでに妻子がいて、ガランスは身を引いて去っていく。 妻となったナタリーは本当にバチストを理解し愛していたんだし、みな不幸な心と運命ののすれ違いというしかない。 長いけれど見るうちに話に引き込まれる。それぞれの人物が個性的で興味深いし、セリフは哲学的であったりユーモアがあったりと変化に富んで面白い。劇中劇でパントマイムの無言劇やオセロなどセリフ劇も楽しめる。19世紀のパリの賑わいや人々の群れ、歓楽街を背景に繰り広げられる事件や人間模様は今見ても素晴らしいものがあると思う。
9点(2003-11-01 23:29:55)(良:2票)
20.  晩春
最初主人公の紀子は知り合いの年配者が結婚すると「汚い!」と潔癖性のように見えるが、実は親離れしてないファザコン。いつも笑顔で美しいのに、父が嘘をついてまでの再婚話には相手の女性に嫉妬して父に冷淡になる。京都の旅館で子供のように親離れしない娘に、父の言う言葉は優しい。父親の笠智衆が式の夜、一人になってりんごの皮をむいてるところなどしみじみと父親の心情を見せて笠さんが圧巻。戦後24年作、検閲中止直後とはいえまだ配慮したのかお茶、能舞台、京都(清水寺)など日本情緒もいっぱい。
7点(2003-10-14 22:18:01)
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