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1.  ゴッドファーザー PART Ⅱ
パートⅠと本作パートⅡは続けて観ることをお薦めします。ですから、この2作を切り分けて評価するのはどうかと思いますが・・・。ともかく本作は、前作でファミリーを率いることになったマイケルの苦闘とビト・コルレオーネの出自から単身NYに渡って以降の生き様を交互に描いていますね。ともすると、複雑な編成に陥って作品全体の統一感を損ねてしまいかねない内容ですが、コッポラ監督はうまくそうした難しさを克服したと思います。前作ではビトのカリスマ性とマイケルの実利的な面を、神と堕天使に対比して描いたように思えますが、本作では、それに磨きがかかっていると思いました。失うものがないほど悲惨なところから出発したビトと、すべてを引き継いで守るべきものがありすぎるマイケルの対比が鮮やかです。全てを守ろうとあがけばあがくほど、ビトが最も大切にしたファミリーを土台から崩していくことになるマイケルの様子が痛々しいですね。ですから尚更、若き日のビトを演じたデニ-ロのストイックでソリッドな魅力が引き立ってきます。とにかく見所の多い作品ですが、特に私が気に入ったのは、デニーロがまだ駆け出しの頃に闊歩する1910年代のNYの町並みです。最近の映画なら、CGを駆使すれば再現できてしまうところでしょうが、本作では実際にNYのある通りを借りて、住人の協力を得ながら実物で再現してしまうこだわりようだったと言います。これを見るだけでも大いに価値ありだと思います。
10点(2002-09-20 12:52:48)
2.  ショーシャンクの空に
原作のストーリーテリングの巧みさにまずは脱帽です。そして、映画作品としても決して派手ではありませんが、余韻の残るとても印象的な作品でした。アンディの生き方を通して様々なことを考えさせられます。「希望」を失わないことの大切さももちろんでしょう。しかし、その希望も単に「悪い奴の汚い金をふんだくって、脱獄に成功し、遠くの街で悠々自適の優雅な生活を実現させること」ではなさそうですね。一見すると、アンディが脱獄に成功したことが「すっきりしたぜ」ということになってしまいがちなんですが、この映画はそこで終わらないところが凄いと思います。単なる脱獄物の映画とはレベルが違うのです。アンディの行ったことは、ある人には「神の審判を下す」結果となり、ある人には「救済」となっている。この映画の素晴らしいところは、アンディがレッドの命を救い、活かすところなんでしょうね。結局、この映画がもたらしてくれる感動は、他人の命を救い、生きる希望を与えることのできる生き方の尊さを教えてくれているからなんでしょう。
10点(2002-05-07 08:10:08)
3.  道(1954)
この映画はこれからも何度も観たいと思います。ジェルソミーナが与えた見返りを求めない愛の美しさに心が洗われるような気がするからです。フェリーニさん、このような映画を私たちに残してくれて本当にありがとう。
10点(2002-04-18 07:54:40)
4.  ブレイブハート
メルギブスン渾身の作品です。中世スコットランドの美しい描写がとても印象に残ります。戦闘シーンの生々しさは尋常じゃないです。でもそうした個別の評価というよりは、作品全体に対して魂が震えるような感動を覚えましたね。めったにないことです。
10点(2002-02-05 12:57:54)
5.  コレクター(1965)
新潟での少女監禁事件など、最近では、この映画に描かれたようなおぞましい恐怖が現実化している。しかし、怖い時代になったなあ。サイコ系のスリラー映画がお好きな方でしたら、絶対お勧めです。
10点(2001-08-14 12:54:32)(良:1票)
6.  アンタッチャブル
禁酒法時代のアメリカという時代背景がいいんだなあ。それにモリコーネの音楽も入ってます。そんで、キャスティングが豪華でしょ。衣装はアルマーニってか。今じゃ夢のような映画じゃないでしょうか。見所はたくさんありますが、やはりショーン・コネリーの最後のシーンは胸に迫りました。デ・パルマの最高傑作と断言しましょう。
10点(2001-08-09 12:42:58)
7.  パッション(2004)
この映画のモチーフはイエスの十字架上の死に至る12時間と実に潔い。使用される言語は古代アラム語で、これはイエスの時代に実際に中東地域で広く使われていた言葉だ。メルギブスン監督が描こうとしたのは、彼が考えられるギリギリのリアリティだった。残酷なシーンが延々と続くのも、イエスが受けた拷問と十字架上の死を脚色なしで再現すると結果的にそうなるからだ。十字架刑は人類史上もっとも残酷と言われる刑罰で、目をそむけたくなるのはまともな神経の持ち主ならば当然だ。 それは当時、イエスの死に立ち会った(あるいはたまたま遭遇した)人々が感じたことだったはずだ。結局、この作品を観た人は、いわばイエスの死の目撃者となってしまう。そして、2000年前その場に居合わせた人たちが感じたであろう様々な感情と同じように、この作品を観た人は、その人ならではの感じ方をしてしまうのだろう。ある意味、実に恐るべき映画だ。「映画鑑賞」などという余裕を与えないのだから。そうした視点で改めて観てみると、この作品には実に様々な群集が登場していることに気が付く。その群集の中に、私たち自身もいる。
[DVD(字幕)] 9点(2005-07-27 14:30:38)(良:2票)
8.  ジャッカルの日
ドゴール仏大統領の命を狙う正体不明の暗殺者と、僅かな手がかりをもとにその暗殺の現場に迫るルベル警視の緊迫感溢れる展開に酔いしれました。フォーサイスの出世作をこれだけ見事に映像化したことに拍手したいと思います。追う側、追われる側双方にプロならではの妥協を排する厳しさがあり、それがこの作品を非常に魅力的にしていると思います。過剰な暴力シーンでお茶を濁すような昨今の傾向からすると、その静謐な作風は新鮮ですらあり、こうした作品がもっと増えてほしいと感じました。
9点(2002-09-26 12:38:41)(良:1票)
9.  ゴッドファーザー PART Ⅲ
パートⅠ、パートⅡにほれ込んだクチなら必見です。この作品で晩年のマイケルは贖罪と光輝く世界への憧れの両面で苦悶します。光り輝く世界の象徴としてローマンカソリックが描かれますが、その期待が徐々に失望に変わっていく様子が、1981年に起こった「P2事件」をモチーフにして描かれていくわけですね。この「P2事件」ですが、未だにバチカンではそのダークなイメージを払拭しようと苦慮されているようです。(関心がある人は、ヨハネ・パウロⅠ世の法王就任からたった33日後の突然の死の謎を巡る著作「バチカン・ミステリー(邦題)」を読んでみてはいかがですか。)本作おける「P2事件」の扱い方には、例によって恣意的に歪曲させたような部分が目立ちます。しかし、それはそれとして鮮烈な印象を観る者に与えてくれるのがこのシリーズの真骨頂です。パートⅢも例外ではありません。パートⅠのクライマックス、洗礼の場面で登場した可愛い赤ちゃんはコッポラ監督で実の娘だったのですね。その娘がパートⅢでマイケルの娘役で登場するなんて、なかなか憎いことをしてくれます。
9点(2002-09-25 08:32:41)
10.  ゴッドファーザー
これがマフィアの真実とは決して思わない。政治家や金融巨大資本、防諜機関などとの癒着などについてはほとんど触れられていない以上、ここで描かれていることを素直に信じろという方が無理というものだ。しかし、そのような大人気ない拘りを捨て、ひとつの映画作品としてみると実に味わい深く余韻が後を引く。マフィアの初代ボスを神格化して描くことに疑問がないわけではないが、カリスマ的な父ビト・コルレオ-ネから計算高い息子マイケルに実権が移っていく過程で、神話のような世界が急速に現実の混沌とした醜い世界に変貌する様は、あたかも堕天使ルシファーの転落を想像させる。コッポラはハリウッドのお偉方からいろいろとプレッシャーをかけられ、しかも資金がなかなか集まらないという悪条件のなかで、よくぞこのようなレベルの高い映画を完成させたものだ。その執念に敬意を表したい。
9点(2002-09-19 08:37:19)
11.  ブレードランナー
冒頭からの数十分でみごとにこの映画の世界観を表現している。油田を思わせるような都市の遠景から猥雑な街へとフォーカスしていくと、そこには珍妙ななりをした亡霊のような群像がうごめいている。東洋風の巨大広告や際限なく振りつづける酸性雨といったディテールそのものが、アンチ・ユートピア的世界を効果的に演出する様子は見事という他ない。しかし、この作品で語られるメッセージはある意味普遍的だ。巨大資本に搾取され虐げられる命というテーマを、近未来の人造人間「レプリカント」に託しているからだ。このへんは、フリッツ・ラングが20年代にすでに「メトロポリス」でとり上げたテーマと言えなくもない。そう考えると、冒頭、巨大産業資本の本社が登場するシーンも意味深かも。その形状がいかにもピラミッドに似ていたり、そのシーンに「目」がオーバーラップするあたりはいかにも・・・では?それはともかく、この作品が秀逸なのは、レプリカント側の実存的な哀しさをきちんと描写できているところだろう。命に区別などないのだ。白い鳩は観る者にそれを教えてくれている。
9点(2002-09-02 08:32:33)
12.  プライベート・ライアン
ズシンとくる“重い”映画だなあ、いろいろな意味で。冒頭のオハマビーチ上陸作戦のシーン、これが実戦の姿なんですか。それにしても、虫けら同然にバタバタと死んでいく兵士の姿を淡々と描いていくスピルバーグ監督の視線は凄まじいの一言。ヒロイズムのかけらも許さない。何とか生き残ったにもかかわらず、政治的な動機から不条理な作戦に駆り出されてしまうあたりにも、大いなる矛盾を感じてしまう。これもまた、戦争なんでしょうか。ところで、戦争映画って、大抵の場合、一方の側の視点で描かれるわけで、ハリウッド映画(ユダヤ系金融資本が支配)ならばドイツ軍が敵になるのは当然なんでしょうが、この作品に限らず、この手のハリウッド映画を何度も観てきたドイツ人の心境を考えると、複雑な気持ちになります。
9点(2002-08-22 12:52:34)
13.  切腹
これまで観た日本映画のなかでも特に印象に残る作品です。それにしても、竹褌で切腹する(させられる?)場面の凄惨さといったら・・・。それといい、仲代演じる武士が単身大名屋敷に乗り込んで、切り合う場面といい、この作品での「刀」のもつ質感の描き方は鬼気迫るものがあります。仲代が刀を振り落とす度に漏らす「フンッ」という息遣いに、武器としての刀の重量感がにじみ出ていたような気がします。こうした描き方は日本映画でしかお目にかかったことがありません。
9点(2002-08-06 12:53:51)
14.  ムーラン・ルージュ(2001)
19世紀末パリ・モンマルトルのボヘミアン的猥雑さが好きな小生としては、是非とも見ておきたい作品でした。オープニングのセーヌ川からモンマルトルの丘にズームインする手法は、ディズニーの「ノートルダム・・・」へのオマージュですかね。オマージュといえば、「メリ―ポピンズ」や「アブソリュート・ビギナーズ」といったミュージカル作品のおいしい部分をパクっているようなところも。しかし、「これはやられたな」と思ったのは、前半のショーの演出で、よもや80年代ポップスをリ・アレンジして“はちゃめちゃ”に展開してくれるとはね。しかし、この演出、当時のムーランルージュのエキサイティングな雰囲気をうまく伝えてくれたと感心しました。ここまで“はちゃめちゃ”なら、ロートレックだけではなく、当時のエコードパリ文化を引っ張っていた芸術家兼ルンペン連中をもっとたくさん出してほしかったような・・・。悲劇として見ると、いかにもありがちな物語なのだが、そもそもこの作品、映画文化勃興の頃に「映画」が有していた「シンプルだが猥雑でドキドキするような」エネルギーを再現することに執念を燃やしているふしもあり、そこは確信犯なのだろう。小生はうまく乗せられてしまいました。はい。
9点(2002-05-27 08:17:51)
15.  グラディエーター
DVD買って久々に観なおしてみたが、この作品は凄いと思った。まず、冒頭のゲルマニア戦が非常によくできていて、戦いの場面では「ブレイブハート」のスターリング戦に比肩する出来だ。カルタゴの戦いを模したコロッセウムでの戦いの場面も、「ベンハー」の戦車競争の場面を彷彿とさせる。皇帝コモドゥスとの一騎打ちの場面については、この掲示板のなかでもいろいろと意見があるようだが、DVDのなかで歴史学者が語ったことによると、コモドゥスという名のローマ皇帝は実在し、しかもそいつは実際にコロッセウムで戦ったという。「皇帝が剣闘士と戦うわけない」などという常識も、古代ローマ時代には通用しないものらしい。ついでに剣闘士の身分は確かに奴隷だったが、今で言うと花形スポーツ選手のように人気のある者もいたそうで、そうした一握りの剣闘士はローマ市民の5倍もの年収を得ていたそうだ。つくづく歴史とは興味が尽きないと思う。それにしても、この映画、ストーリーはいたって単純でありがちなものに見えるが、当代一流の才能が集まって古代ローマ時代の熱い戦いを表現したというところに素直に感動を覚えた。
9点(2002-03-11 08:34:00)
16.  ライアー ライアー
嘘が付けないという状況を、アノ「顔面百面相」を駆使して熱演しちゃったりしてるジムキャリーが最高。あまり下品じゃないので、お子様にもお薦めできたりする。
9点(2001-10-01 12:58:08)
17.  夕陽のガンマン
イーストウッドとりーバンクリーフのためにあるような映画。この男2人を見たい人のためだけにある映画。渋いっス。
9点(2001-10-01 12:51:05)
18.  マディソン郡の橋
原作を超える類まれな作品です。イーストウッドとストリープという役者の存在感ゆえでしょうか。しかし、イーストウッドのセンシティブな演技には恐れ入りました。マカロニウェスタンやダーティーハリーの骨太で男っぽい演技と対極をなす役柄ですが、ちっとも違和感が感じられないのは、さすがとしか言えません。それにしても、土砂降りのなかの別れのシーンは泣けました。この辺の演出も見事で、車内でのイーストウッドの手の演技と外の土砂降りが印象的です。それを受け止めるストリープの演技も胸に迫ってきます。大人が楽しむラブロマンスですね。
9点(2001-08-14 12:37:29)
19.  愛されるために、ここにいる 《ネタバレ》 
淡々とした描写の中にジワーッとくるものがある映画です。タンゴがモチーフになっているので、もっと情熱的なストーリーなのかなと思って見始めたのですが、出だしから地味な展開なので、あれ?という感じでした。しかし、これがものの見事にはまってしまいました。本国フランスでは半年以上のロングランヒット作となり、「小さな宝石」と称えられているようですが、なるほど、こうした大人の映画が評価され実際に多くの観客を集めるとは、やはりフランスらしいエピソードです。 主人公の中年男の疲れた表情には身につまされます。仕事、妻との別離、親の介護、子供とのコミュニケーション等々、どうにもやるせない現実は万国共通ですね。そもそもタンゴ教室に通い始めた動機も健康問題ですから…いわばメタボ対策というわけ。それがたまたまダンスの相手になった若い女性と恋に落ちるという、いかにもというストーリーに思えるでしょう。が、大人が持っているいろいろな現実のしがらみを超えて、情念を交える刹那をタンゴという踊りによって表現するあたりはうまいなと思えます。下手なベッドシーンなどより数倍エロティックかも知れない。これもフランスならではなんでしょうか。大人のフランス映画をもっと観てみたくなってしまいました。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2008-02-11 20:03:50)
20.  愛の嵐
デカダンですね。ユダヤ人がナチ将校の前で退嬰的ムードを撒き散らしながら気だるく踊るシーンはかなり有名。本作のシャーロットランプリングは両性具有的な危うい魅力があります。確かに背徳的な印象を残す映画ですが、男女の情実沙汰はイデオロギーを超えてしまうということでしょうか。うーん・・・
8点(2002-12-26 12:55:40)
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