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Pewter Allさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 53
性別 男性
自己紹介 久しぶりに自分の採点を見て思った。

「これ、ちょっと厳し過ぎるんじゃないだろうか?」

なにしろ、6点以上をつけている作品は、
これから何度でも観たいと思える傑作ばかりなのである。

…というわけで、全体のバランスを見ながら点数を変更してみた。

『有頂天ホテル』5点→4点。


……(汗)。




こんな素敵なサイトを作ってくれた管理人さんに感謝。
ありがとう!

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1.  ドノバン珊瑚礁
もう何十回観たことだろう、最高にお気楽で最高にご機嫌になれるお気に入り映画。お陰さまで、我が家の娘(9歳)は本映画の観賞回数においては間違いなく世界一である。唯一の弊害は、クリスマスの季節になると頭の中でドロシー・ラムーアの「聖しこの夜」がぐるぐる繰り返されることくらいか、、、(ニガ笑)。 ※なんと10年ぶりの投稿です。これまでサイトを守り続けてくれた管理人さん、ありがとうございます! そして、登録メールアドレスとパスワードをちゃんと覚えていた自分自身にもありがとう(笑)!!
[ビデオ(字幕)] 9点(2018-04-11 08:30:08)
2.  此の虫十万弗
「昔々、あるところに…」で始まる、おとぎ話のようなお話。 この物語を信じるかどうかは、今、この放送を聴いているあなた次第です――。  人気ラジオ番組で取り上げられた青虫カーリーは、 少年の吹くハーモニカのリズムに合わせて今日も踊ります。 そしてきっと、明日も明後日も永遠に……。  目先のことにとらわれて、当たり前の真実を見失ってしまう人間の愚かしさ。 それを大人たちに教えてくれたのは、純朴な少年と一匹の青虫でした。  どこからともなく熱いものがこみ上げてくるラストシーン。 僕たちは此の虫を、決して十万弗に代えることはできないでしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2008-06-26 12:57:54)
3.  白と黒のナイフ 《ネタバレ》 
自宅のベッドの上で全身黒ずくめの男を迎え撃ち、殺してしまった女弁護士。「なぜ…」とつぶやくと、自らの軽率な行いと悲しき運命に絶望し、ピストルを口にくわえて静かに引き金を引くのであった。…とそこに激しい足音が。駆けつけたのは昔馴染みの探偵。部屋に入るなりすべての事情を察し、「なんてことを…」と女弁護士の亡きがらを腕に抱く。…と、今度はゆっくりと階段を上ってくる足音が。ドアを開ける音に探偵がハッと振り向くと、そこにはもう一人、全身黒ずくめの男が立っていた。探偵「誰だ、お前は!?」黒男「お前こそなぜここに!?…ってか、ここの状況は、こりゃ何だ?」…と会話が交わされるのとほぼ同時に2発の銃声がこだまし、そしてこの家に再び静寂が訪れた。しばらくすると、家の前の道路にクルマが止まり、用心深く家の中に入ってくる人影が。半開き状態のドアを慎重に押しながら入ってきた男は、惨状を目にするなりビクッと肩を震わせ、「一体何がどうなっているんだ…」そして視線をもう一周させると「この全身黒ずくめの男たちは一体何者なんだ?」と、自らも全身黒ずくめのまま疑問に思うのであった。(この物語はフィクションです。実在の映画や登場人物とは一切関係ありません)
[地上波(吹替)] 6点(2007-05-16 16:25:41)(笑:1票)
4.  幽霊と未亡人
『陽気な幽霊』で亡き妻の幽霊に翻弄されたレックス・ハリスンが、今度は自ら幽霊となって未亡人にちょっかいを出す――それだけでも一見の価値がありますが(笑)、実際どうしてなかなかの佳作でした。登場人物は少ないけれど、姑、小姑、女中をはじめ、それぞれの俳優が役にピタッとハマってとてもいい感じ。決して大作とはいえない本編のような映画においてもキャスティングに手を抜かないのは、当然とはいえさすがです。海岸の木片(?)の朽ち様で年月の経過を示したり、主人公の未亡人がイスで眠るたびに何かが起こったりというような、非常にオーソドックスな見せ方も僕好みでした。バーナード・ハーマンの不気味な音楽に乗せて窓が開くと、外を飛び交うカモメたち…なんていうのも実に映画的でイイですねぇ。
[DVD(字幕)] 7点(2007-01-18 11:12:36)(良:1票)
5.  THE 有頂天ホテル
タイトルが『THE 有頂天ホテル』で舞台が“HOTEL AVANTI(!)”とくれば、映画ファンなら期待してしまうのも無理はない。そして実際、現時点では間違いなく三谷監督作品のベスト3に入ると断言しよう。本作はかの名画『グランドホテル』を下敷きにしているというウワサだが、最後まで“有頂天”を見つけることができなかったのは、僕の未熟さゆえに違いない。三谷監督は天才である。したがって、彼があと98本の映画を撮り終えたとき、この作品がベスト100に残っているかどうかは極めて微妙だ。【蛇足】当サイトに『お熱い夜をあなたに』が未登録だったのは、少々意外。
[映画館(字幕)] 4点(2006-01-28 00:26:38)
6.  ディープ・インパクト(1998)
2005年12月25日。今日こそ、今年初めて(!)のレビューを書き込むのにもっとも相応しい日かもしれません。その名は「ディープインパクト」! 本年の賞という賞を洗いざらい持っていってしまったヤツであります。そのフィーバーは日本全国を席巻し、今日の午後3時25分頃には本年最後のグランプリを戴冠して、新たな伝説となることが大いに期待されているとか、いないとか……。  さて、「ディープインパクト」と聞いて連想するのはどんな映画でしょう?普通に考えるとやはり「アルマゲドン」でしょうか? でも、うっかり聞く相手を間違えると「アルマゲドン? そんなの聞いたことないなぁ」とか、「ああ、それはアレでしょ、アドマイヤドンのことでしょ」などと意味不明な答えが返ってくるかもしれません。そういう人は恐らく映画の話ができる人ではないので、まるっきり無視しちゃってください(笑)。  もし、もうちょっと気の利いた人に同じ質問をぶつけたら、「ディープインパクトと言えば、やっぱりシックスセンスだよな」と答えてくれることでしょう。え? 意味がさっぱりわからないですって? そういう方は、このレビュー自体をまるっきり無視しちゃっていただいて結構です(笑)。  さぁ、いよいよ本題です。ここまでレビューを読んでくださった方なら「ディープインパクト」と言えば「アルマゲドン」か「シックスセンス」であるということが理解できるはず。そしてこの2本の共通点は、皆さんすでにお気づきの通り、ブルース・ウィリスの主演作ということです。ブルース・ウィリス…、、、ブルースですぞ、ブルース!!  …というわけで、私の選んだ本日の主演は誰がなんと言おうと“ブルース”(謎)、これで決まりでございます。結果は神のみぞ知る、勝負は5点だ!   《同日午後7時半、追加投稿》本日のドラマは、まさに僕の思っていた通りのストーリー展開だったのですが、どういうわけか主演男優を勘違いしてしまいました(爆)。よもやこんな結果になろうとは。うう…泣ける、、、心から泣ける……。ん? 心から? はっ……、、、はうぅぁあっ(爆汗)!!!
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-25 00:22:01)(笑:2票)
7.  ブリガドーン 《ネタバレ》 
多少強引なストーリー展開はともかく、肩の力が抜けたジーン・ケリーの踊りはなかなかのもの。そこそこ楽しめるミュージカルではありました。しかし、この作品にはとても重大な欠陥が……。いくら設定の都合上とはいえ、古今随一の美脚の持ち主であるシド・チャリシーが、いかにも古風な長めのドレスを着ているのです! 公開当時の映画館では「テメェ、何考えてんだミネリ!」「ミネリのアホんだら! シドちゃんの脚しっかり見せんかい!!」などと罵声が飛び交い、暴動から放火騒ぎにまで発展したとかしないとか(謎)。このような映画ファンの楽しみを奪う残虐行為は断じて許すわけにはいかないので、思い切って4点!
4点(2004-12-31 16:18:34)(良:1票)
8.  コラテラル 《ネタバレ》 
トム・クルーズが悪役に徹すると聞いて期待していたのだが完全に裏切られた。何しろ殺し屋映画に欠かせないはずの息苦しさや緊張感がまるで感じられないのである。  平凡なタクシー運転手がたまたま乗せた客が実は凄腕の殺し屋だった――こんなに美味しい題材は滅多にない。にもかかわらず緊張感が失せてしまった一番の原因は、設定を生かし切れなかった脚本にある。本作では第一の殺人で客の正体が判明するが、この時点では彼が殺し屋であることを、観客には教えても運転手にまで教える必要はない。運転手には「運良く儲け話にありつけた♪」と口笛のひとつでも吹かせてやればいいのだ。そうすれば、運転手のちょっとした言動にも僕らはハラハラさせられたはずである。ついでに言うなら第二の殺人では運転手に「おや?」という程度の違和感を少しだけ与えておけばよい。第三の殺人で初めて正体を明かし、第四の殺人には無理矢理付き合わせて、それからクライマックス=第五の殺人へと導いてやればちょっとはマシな話になったろう。  緊張感を欠いた原因その2。この運転手、いくらなんでも殺し屋をナメ過ぎである。これは全編に渡って言えることだが、とくにラストの地下鉄シーンには頭を傾げざるを得ない。殺し屋が死をほのめかす一言を残してガックリと肩を落とした…その後である。多くの観客は僕と同様に「ホントに死んでいるんだろうか?」「まだ生きていて、チャンスをうかがっているんじゃないか?」と疑ったはずだ。ところがこのノーテンキな運転手、女検事を電車から降ろすときにあろうことか自分よりも殺し屋の側を歩かせたのである! なんちゅう緊張感のなさ!!  そしてトドメはあまりに無茶苦茶な映像表現。クローズアップによる切り返しの連続とまるで落ち着きのないブレまくりの映像は、それで臨場感を出したつもりなのかと問いたい。おまけにやたらと俯瞰ショットの多いこと! そういうワザはここぞというときに出すから意味があるのであって、出しまくりでは緊張感を削ぐだけである。  ノリのよさげな音楽にロスの夜景映像を乗せただけのこの代物、果たして映画と呼んでいいものか? 答えは否。僕に言わせりゃ大して出来のよくないミュージッククリップ、いやそれ以下だ。(本文中に適切でない表現がありましたので一部削除しました。【STING大好き】さま、大変ご迷惑をおかけしました…滝汗 2005.3.16)
3点(2004-11-15 05:08:33)(良:7票)
9.  エル・ドラド(1966) 《ネタバレ》 
なぬ? ミシシッピ? そうか、お前はミシシッピなのか! コロラドじゃなくて、ミシシッピなんだな? 確かにそうなんだな?? ……なるほど。しかしミシシッピよ、お前さん、コロラドとはエライ違いだにょ~(汗)。
7点(2004-11-06 02:23:28)
10.  アサシン(1993)
いやはや皆さん、熱い! リュック・ベッソン監督のオリジナル『ニキータ』派とブリジット・フォンダ主演のリメイク『アサシン』派に、ものの見事に“まっぷたつ”ですね。贔屓作の出演陣に対する思い入れも相当なもんです。そこでワタクシ、これまでに投稿された全86レビューの中で各キャスト及びスタッフが名前を挙げられたレビュー数をいちいち数え、ランキングにしてみました(2004年8月8日午前0時現在)。ヒマですね~(笑)。……で、結果は以下の通りだったのじゃ~!!   ①B・フォンダ(40) ②G・バーン(17) ③J・レノ(8) ④H・カイテル(7) ⑤A・パリロー(6) ⑥L・ベッソン(4) ⑦J・バダム(3) ⑧J・モロー(2) ⑨A・バンクロフト、H・ジマー、G・V・サント、P・フォンダ(各1)   う~む、皆さんの思い入れの強さがよくわかりますねぇ。とくに目に付くのがジャン・レノとジャンヌ・モロー。『アサシン』出演組のハーベイ・カイテルとアン・バンクロフトを凌いでいるあたり、『ニキータ』派レビューアの心意気がびんびん伝わってきます。音楽のハンス・ジマーはともかく、ブリジットの父ピーターを引っ張ってきたり、リメイク作として関連のある『サイコ』(98)の監督ガス・ヴァン・サントまで引き合いに出してくるなんざ……。この2本の映画がどれだけ多くの人に愛されているのかが、このランキングからみてとれますね~。   さて、それではワタクシはといいますと、実は『ニキータ』は未見だったりします(恥)。んでもって、本作のブリジットにそれほど魅力を感じなかった者としては、ジャンヌ・モローの出ているオリジナルを早く観たいな~という気持ちになったってのが本音だったりして。もっと言えば、ブリジットのおばさんにあたるジェーン・フォンダ出演の名作『キャットバルー』をもう一度観たくなったぞ~(謎)。   っとまぁ、どうでもいい話はこっちに置いといて……。この映画『アサシン』には、確か、我らが大スターのダァ~モットくんが“主役の恋人”というかなり重要な役で出演していたはずなんですけど、86人ものレビューアが誰ひとりとして彼のことにまったく触れていないのは何故(汗)? というか、もしかしてわざと無視してる(笑)? 作品情報のキャスト欄を見ても“ダ”の字もないし(爆)。もっとも、そんなダーモットくんだからこそ憎めなかったりして……。
[映画館(字幕)] 5点(2004-08-08 02:10:16)(笑:2票)
11.  恋のじゃま者
トム・ハンクスの出演作ではありますが、僕の目を釘付けにしたのはむしろ、“ミネソタ・ファッツ”のパパと“イヴ・ケンドール”のママ。世間では前者ジャッキー・グリーソンの演技が評価されたようですが、僕は後者エヴァ・マリー・セイントの変わらぬ?美貌にシビレてしまいました。『北北西に進路を取れ!』のときはそんなにキレイだと思わなかったんですが、グレース・ケリーと比べてしまったのがそもそもの誤りだったのか……と(汗)。 それにしても、恋するオバチャマってホントに素敵ですね。『愛と追憶の日々』のシャーリー・マクレーンといい、『恋愛適齢期』のダイアン・キートンといい……。あ、別にババ専ではありませんので、念のため(笑)。 
6点(2004-06-09 23:47:17)
12.  夢のチョコレート工場
《菓子製造にまつわるネタバレ注意!》まさか!と思うかもしれませんが、少なくとも数年前まで、お菓子の製造には間違いなくウンパルンパ族が関わっていました。かつてとあるパン工場でアルバイトをしていたとき、僕自身が実際にウンパルンパ族のとんでもない職人技を目の当たりにしたのですから、間違いありません。ご存知ですか?“まるごとバナナ”。あのバナナの皮を誰がむいているのか、考えたことがありますか? もちろん、ウンパルンパ族です。彼らは両手に一本ずつバナナをつかむと、一瞬のうちに二本のバナナをむいてしまうという凄いテクニックを持っているのです!! ♪ウンパ(2本)♪ルンパ(また2本)♪へパディ~(そのうえ2本)♪ドゥ~(さらに2本)と、リズミカルかつスピーディに大量のバナナをむいていく彼らを前に、僕はただ茫然と立ち尽くすしかなかったことを覚えています。 《蛇足》すべてのバナナをむき終えた後、僕は勇気を振り絞り、彼らのひとりに「アナタは一体何者なんですか?」と尋ねました。彼は「ワタシハレオナルド。ブラジルジンデース」と答えました。「ブラジルデハダイガクノセンセーヤテマシタ」とも。僕は彼のたどたどしい日本語を聞いて思いました。「ウンパルンパ族は嘘が下手だなぁ……」
5点(2004-05-03 05:25:30)(笑:5票)
13.  私を野球につれてって
本編に本格熱血スポ根野球映画を期待する人なんて、まずいないでしょう。しかしMGMだからと言って、あんまりナメ過ぎると反省させられます。一応、ベースボールを国技とするアメリカの映画会社なんですから……。  ♪飛んできた打球を華麗にさばいて二塁に投げるのは~? ♪ライアン! ♪二塁ベースを踏んでランナーのスライディングを交わし、一塁に転送するのは~? ♪オブライエン!! ♪送球をガッチリ受け取ってダブルプレーを完成させるのは~? ♪ゴォ~ルゥ~ドバァ~グ!!!(歌詞はイメージ和訳です 爆) ←こんな挿入歌が普通に入ります(むろん踊り付き)。つまり、ベースボールの最大の見せ場は6‐4‐3のダブルプレーだと言ってるわけです。さすが本場だけあって、こだわり方が並じゃないですね。 最近では日本のプロ野球でもセブンイニングストレッチで“私を野球に連れてって”を流す球場があるようですが、先の挿入歌も採用すれば、球場に足を運ぶ人はもっともっと増えるんじゃないでしょうか。例えば…… ♪みぃ~やもとぉ~ ♪しぃ~ろいしぃ~ ♪すぅずぅ~きけぇ~ん~ ……ほら、神宮に行きたくなったでしょ。 え? そうでもない? おっかしいなぁ……(汗)。
7点(2004-05-01 03:59:53)(笑:2票)
14.  ベニイ・グッドマン物語
ジャズ映画の名作として知られる『五つの銅貨』や『グレン・ミラー物語』と比べると、ドラマ的な盛り上がりに乏しく、物足りなさを感じます。 でも、それでいいんです。 『ベニィ・グッドマン物語』なのに、肝心のベニィ・グッドマン役のスティーブ・アレンが地味過ぎて、物足りなさを感じます。 でも、それでいいんです。 どちらかというと、後方でドラムをぐっちゃんぐっちゃん叩きまくるジーン・クルーパの方に目が釘付けになります。 いいんです。それで、いいんです。 ……多分。
7点(2004-04-30 05:34:18)(良:1票)
15.  サイコ(1998)
夜中に仕事をしながら脇のテレビを付けておいたら、聞き慣れた音楽が流れてきた。「お、『サイコ』か!」と思わず振り向いたのだが、なんだか様子がおかしい。ソウル・バスがデザインした例のタイトルに、怪しい緑色のペイントがなされているではないか。 「ま、まさか……」僕のその不安はまさに大的中。よもや観ることはあるまいと思っていた噂の映画に、まさかこんなところで出くわすとは……。「でも、ひょっとしたらひょっとするかも知れないし」ということで、そのままテレビを付けておくことにした。果たして開巻早々、絶句→苦笑。「アリゾナ州フェニックス」ってのはまだしも「午後2時43分」って、何もそこまで真似なくても……。そんなこんなで僕は、図らずも仕事そっちのけで画面に釘付けになってしまったのである。もっとも5分後にはこの映画がどういう代物なのか、およその察しはついてしまったのだが――(少なくとも僕自身はこの時点で、本編について“完璧に わかった”つもりでいた。しかしそれは、とんでもない勘違いだったのである!)。 驚いたのは、マリオンが事務所に戻ってくるシーンである。ドアの外になんとあのヒッチコックおじさんが立ってるじゃないの(笑)!! 以後の約100分間は、「映画鑑賞」と言うよりほとんど「確認作業」の世界。「このシーンはほぼ同じ」「あ、ここはちょっと変えてある」「げげっ、カット割りまで同じやん!」「あ~っ、無理にそんなシーン挿入しなくても」……万事この調子で時間だけが過ぎて行ったのでありました。で、映画が終了次第JTNEWSへ直行。さっそく皆さんのレビューを観たのですが、いの1番に書かれている【あろえりーな】さんの名前を“ありえねーな”と読んでしまう始末(【あろえりーな】さん、どうもすみません。 汗)。いやいや、まったくもってあり得ない映画でしたので。あり得ないついでに、どんなダメ映画にも付ける予定のなかった「0点」を、特別に付けさせていただくことにします。気持ち的にはマイナスにしたいくらいなんですけど(笑)、この監督のヒッチコックに対する強~い想いだけはヒシヒシと伝わってきましたので、敬意と羨望を込めた超法規的措置の特別評価です(笑)。 サイコ、最高~!
0点(2004-02-14 05:20:10)(笑:4票)
16.  メリーに首ったけ 《ネタバレ》 
メリーの理想の男性は、学生時代に付き合っていたフットボール選手のブレットなのだという。ナヌ? フットボール選手の? ブレット? アハハ。まさかね(笑)……と小馬鹿にして見ていた僕は、当のブレット参上シーンに文字どおり凍りつきました。おいおいおいおい! NFLを代表するスターQBがこんなおバカ映画に出てていいんかい……(大汗)。そう、画面に映っていたのは紛れもなくグリーンベイ・パッカーズのブレット・ファーブその人だったのです! しかも! メリーは彼をあっさり振ってしまうのです。その理由は「だって私、49ersのファンなんだもの……」(大爆)。ちょいと姉さん。あ~ただって『エニイ・ギブン・サンデー』では“マイアミ・シャークス”の若き女性オーナーだったじゃないの!(まぁ、ドルフィンズではないからいっか……って、ホントにいいのか? 謎) とまぁそんな訳で、この映画のMVPはやはりファーブなのではないかと。だってホントにMVPがよく似合うヒトなんだもの。 
4点(2004-02-13 01:11:16)
17.  ガス人間第一号
マッドサイエンスによって生まれた怪奇人間の映画と言えば、僕がまず思い出すのはジェームズ・ホエール監督による『透明人間』と『フランケンシュタイン(の花嫁)』です。これらの映画が素晴らしく共感を呼ぶのは、彼らが凶悪で暴力的な顔の裏側に、大きな苦悩を抱えていたから。クロード・レインズの透明人間は凶暴なる自分に嫌気がさしていたし、ボリス・カーロフのフランケンシュタインは常に愛情に飢えていた――だからこそ恐るべき怪奇人間がときに本当の人間よりも人間らしく思え、僕らは感情を移入せずにいられなかったと思うのです。ところが本編のガス人間、自分を化け物にしてしまった科学者に対する被害妄想が強いばかりで、彼の表情から苦悩を読みとることはできません。日本舞踊の美人家元と愛し合っているのに、どうして犯罪を繰り返さなくてはならないのでしょう? 貢ぐために多くの人を殺して、それで彼女が喜ぶとでも思っていたのでしょうか? この映画で苦悩するのは当のガス人間ではなく、彼を愛してしまった女の方。したがって女性的な見方をすれば、辛く哀しいラブストーリーと位置づけられないこともないでしょう。それでもやっぱり前記の作品群と比べると、どうしても物足りない気がするのです。意欲的な特撮に八千草薫の美しさ、オシャレなクルマなど見どころはありますので、決して否定はしませんが……。ちなみに僕は、女性新聞記者を演じた佐多契子という女優さんの魅力に惚れ惚れしてしまいました。昔の映画って、女優さんがホントにキレイですよね。
5点(2004-01-23 06:35:12)(良:1票)
18.  キャット・バルー 《ネタバレ》 
ジェーン・フォンダもとてもキュートでカワイイけれど、やはり本作成功(したんだよね?)の最大の功労者はアカデミー賞主演男優賞を受賞したリー・マービンに尽きます。“銀の鼻を持つ”悪役ストロウンとして登場したときのインチキ臭。請われて(壊れて?)キャット・バルーの元へやってきたキッド・シェリーンのダメダメぶり。その芸達者ぶりにはとても驚くと同時に、思いきり笑わされました。この人、本当に『リバティ・バランスを撃った男』や『特攻大作戦』に出演してたのと同じ人なんでしょうか。極めつけは、ストロウンを倒すために酒を絶って変身を遂げるシーン。僕は映画を観るようになって20年位になりますが、これほど尊大で崇高な雰囲気が漂う“着替え”は記憶にありません。リー・マービン マニア(そんな人がいるかどうかは謎ですが)には絶対に見逃せない5分間である!とここではあえて断言しましょう。リー・マービン万歳!!
7点(2004-01-21 23:53:17)
19.  ショーシャンクの空に
無実の罪で投獄されるなんて、普通に考えれば“絶望”というより他にない境遇だ。しかし本編の主人公は、密かにずっと“希望”を持ち続け、チャンスを待ち続けていた。そして自由を得るという大きな目的を果たしたとき、観ている我々は感銘を覚えずにはいられないのである。本編に出会ったことにより、人生に少なからずの影響を受けた人は沢山いるに違いない。映画の100年の歴史の中で多くの名作が生まれ現在にも生き続けているが、本編が近い将来そういう映画の仲間入りするのはまず間違いないだろう、と思う。 ところで、僕がこの素晴らしいシネマレビューサイトを訪れた最大の理由は、自分の好きな映画や思い入れの強い映画に対して、他の人たちは一体どのような見方をしているのかを知りたかったからである。自分が最高だと思っている映画に対して、同じ気持ちを持っている人を見つけたときの喜びは何とも言えないし、ときに辛辣な批判的コメントを見つけて「なるほど、そういう見方もあったか」と新鮮な驚きを覚えるのも、大いに楽しい。映画ファンが100人いれば100人の見方があって当然で、むしろ自分と異なる角度から鋭く核心を突いたコメントを見つけると、そのレビューアの方が他の映画に対してどんなコメントをしているのか、とても興味をそそられる。そして、意外な映画について自分と共有する部分を見つけ出しては、モニタの前でニヤリとひとりほくそ笑む、というのが僕の密かな流儀なのである。 さて、本編については実に700人以上の方が評価をされており、そのうち400人以上が10点満点を付けている。この状況については僕だけでなく、多くの方がとまどっているのではないだろうか。とくに、本編を自分の中で最高傑作に位置づけている人こそ、その思いが強いのではないかと推察する。自分が愛する映画だからこそ、客観的に正しい位置づけを知りたいと願うものだし、自分とは異なる評価を見てみたいとも思うものだからだ。本編をこよなく愛する当サイトの管理人さんに敬意を表す意味でも、遠慮のない評価・コメントのさらなる投稿を期待したい。 ★追伸★我が偏愛する映画『ペティコート作戦』に対しても、遠慮のない評価・コメント投稿をよろしく。
7点(2003-12-31 06:01:49)(良:9票)
20.  腰抜け二挺拳銃 《ネタバレ》 
いかにも強そうなカラミティ・ジェーン(ジェーン・ラッセル)と、いかにも頼りなさげな“ペインレス”ポッター(ボブ・ホープ)が、見た目通り&期待通りに大活躍(笑)! 倒したインディアンの数が話す度に増えていく、というようなベタベタギャグのオンパレードも、今あらためて見るとかえって新鮮だったりします。インディアンに捕まって拷問にかけられそうになっても、主人公はもちろん観てる僕らまでまったく危機感を感じないというのがスゴイ。そんでもって期待通りにまんまと逃れてるし(笑)。そしてエンディングは、誰もが予想した通りの結末。「やっぱ、そうくるよね~」と思った瞬間に!!! 「おいおい、マジかよ……(汗)」
5点(2003-12-22 02:45:24)
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