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よしのさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 137
性別 女性
ホームページ http://escargot1.exblog.jp/
年齢 49歳
自己紹介 ジャンルにはこだわらないかも。
泣けるのも笑えるのも考えちゃうのも好き。
テーマに関わらず丁寧にきちんと作られた映画には感動する。
安直なもの、偏ったもの、意味なく大げさなものには白ける。

映画と日常生活についてのブログ始めました。→http://escargot1.exblog.jp/

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1.  オー・ブラザー!
脱獄囚3人組の主人公たちは、白い装束を着た何十人もの老若男女が声を合わせて「オー・ブラザー!」と歌いながら湖へ向かって歩む、文字通り神がかった宗教儀式に出くわす。 合唱は森に響き渡り、いかにも神聖な空気で包む。 信者たちは列をなして湖に体を浸し、神官らしき男に仰向けに頭を委ね、額をゆっくりと押されながら水にちゃぽんと沈む。 主人公のうち2人はそれを見てこらえ切れずに水に飛び込み、列に割り込んで自らの体を洗礼に投じては声を上げる。 「俺の罪は洗い流された!」  一人岸辺に残った伊達男ジョージ・クルーニーは、「そんなもので罪が洗い流されるわけがない!水に入ったら髪形が崩れるじゃないか!」とポマードでかためた髪を撫でつける。 英語ではそうもいかないだろうが、個人的には、神と髪の対比が面白い。  映画全般で言えば、「オデュッセイア」を原案にしたという宗教色と小気味よいユーモラスの対比、アメリカ南部の歪んだ風俗風刺と愛すべきカントリーミュージックの軽妙さの対比。 いずれもいかにも映画好きを喜ばせる。 
7点(2004-07-16 00:47:45)(良:1票)
2.  マッハ!!!!!!!!
この映画、めちゃくちゃ面白い。 ストーリーだとか、映像だとか、音楽だとか、そういうものはおいといて、何がすごいって、これは「映画で観る筋肉番付」のようなもの。 人間業とは思えない動きに、会場から「おぉ」と声が上がる。 こんな映画あっただろうか? 普通、映画の中で起きることは架空の世界、偽モノ、作り上げられたモノ。 どんなアクションシーンでもそれは作られたもので現実ではないのだから、「おぉ」とは決して声は上がらない。 この「おぉ」は、サーカスや器械体操や陸上競技やそういった人間の限界に挑戦するようなアトラクションを観たときの「おぉ」なのである。 だからそう、オリンピック中継みたいに「これ」という見せ場のシーンはわざわざ巻戻してスローモーションで見せてくれる。 そのすごさ、軽やかさ、美しさ、筆舌しがたい。 人間はこんな動きができるのか? 絶対、奴らは命張ってる。絶対まじで怪我してる。もしかしたら誰か死んでいる。 ただただ私は思った。 「観たい!観たい!もっと観たい!」 ブルース・リー、ジャッキー・チェン、ジェット・リー・・・。 このタイの新進気鋭俳優、トニー・ジャー(織田裕二似)はここに名を並べるだろう。 間違いない! まさに「!」8つ分のおもしろさ。 ぜひぜひ観ていただきたい。   詳しくはこちらのブログ記事参照→http://escargot1.exblog.jp/660583/
9点(2004-07-16 00:41:08)(良:3票)
3.  世界の中心で、愛をさけぶ
お台場の映画館は、泣くために集まった若い女性でいっぱいで、映画も後半になれば、そこかしこからすすり泣きの音が聞こえた。  私も、例外でなく、こりゃ泣けるだろうの期待の中で赴いた。現代人には「泣きたい」願望がある。 この映画、確かに泣きどころは随所にある。 半ばこれみよがしなほど。 けれど、そういうんじゃ、私は泣けないの。  確かにちょっと「くっ」ときた。 でも、なんだろう、どこかで聞いたような話だったからか、読めすぎる展開のせいか。 そして、後になればなるほど、登場人物の心情の、不自然な描かれ方。  美しい背景と美しい俳優(アキ役の女の子は確かにとても魅力的)の中で、ナチュラルな人間の機微を裏切っては、それは不協和音。  そんなにキレイに割り切れるなら、そこまでの苦痛はなんだったのか。 透明感に満ちた思い出は、なんだったのか。  映画向けに付け加えられたという後日談エピソードが邪魔っけだったのかもしれない。  それでもこの映画は、私にとって忘れられないものになった。 映画館を出ると小ぶりの雨で、メディアージュのデッキをふたり、急ぎ足に歩く。 映画の感想を二言三言交わして沈黙が続く。 必然性のないタイミングで、デジャブのような言葉が沈黙を破る。
7点(2004-06-29 17:03:02)(良:1票)
4.  π(パイ)
世界のあらゆるものは数式であらわせると信じる男が、妄想と現実のハザマで身悶える、奇怪な作品。 この映画、深く考えては自分も病みそうなので、深く考えてはいけない。 ただその病的な苦悩、人の脱しきれない業のようなものを肌で感じるにとどめるが正しい。  モノクロとテクノがぐるぐるとまわる、まさに悪夢。それでも惹きこまれていく悪夢。 同じ数式による真理を追究をテーマにした小説「博士の愛した数式」とは、賞味感が全く異なる。  数学嫌いの私だが、全てのものを数式で表すというのには、ロマンも感じる。 数式によって規定される世界というのは、いわば壮大な運命論の塊で、その運命論によって支えられる勇気だってあるからだ。  そういえば、この映画のモチーフの一つ「カバラ」と言えば、最近マドンナはじめハリウッドの有名人がはまっているというユダヤのカルト教義だったはず。 アメリカというのは、おかしなものが流行る国だ。 
6点(2004-06-29 17:00:39)
5.  CASSHERN
映画としての未熟さは否めない。既にいくつかのコメントにあるように、細切れなモンタージュ的カットは観る分に苦痛だった。象徴的な映像をつないでいて、ストーリーが紡がれているとは言えない。 けれど、この苦痛は、監督のあまりに強く鋭い「想い」にえぐられているからのようにさえ感じる。 ここまでエンタテイメント性の欠落した作品を世に出そうとするには、相当の抵抗があったはずだ。宇多田ヒカルの夫という話題性がなければ、どの映画会社も配給しなかったかもしれない。まして有楽町マリオンのスクリーンに上映されることなどなかっただろう。 けれど、「とにかくもうどうしても伝えたい」というわがままで鋭いエネルギーによって、この作品は完成され、私の前に立ちはだかった。ここに来て、目を背けることのできない何かがある。 おそらくそれでよかったのではないか。その苦痛も含めて、十分すぎるほど伝わったのだから。
6点(2004-04-30 23:22:09)(良:2票)
6.  アメリカン・スウィートハート
ジュリア・ロバーツにシンデレラなんかやらしてもちっとも面白くない。ハットリ君のゆめ子ちゃんが学芸会でシンデレラやるようなもんで、「はいはい、あんたが目立ちたいのね・・・」っていう白け感ありあり。めがねっ子がめがねとったらあら美人、ていうのも、そらあ「りぼん」じゃないんだからっての。彼女にぱっとしない役やらせてもしょうがないでしょう。その存在感は、どうしたって、平凡じゃないんだから。 何がやりたかったのか分からない奇妙な映画。
4点(2004-03-08 16:24:10)
7.  ラン・ローラ・ラン
いいね、タイトルがいい。 「走れ!ローラ、走れ!」 人生、疾風のごとし。微妙が微妙に重なって、偶然が偶然に顔を出す。ちょっとしたことで変わるもの、ちょっとしたことじゃ変わらないもの。人生を追いかけるのか、人生に追いかけられるのか、あるいは人生を追い越すのか。 実際の人生は、考える暇もなく、繰り返す余地もなく、ましてリセットする慈悲もなく、ただただ懸命で闇雲で手探りで恐る恐る、ぎゅっと目をつぶって、わーっと叫んで突っ切るもの。 それを笑って、試みに遊んでみる。映画の余裕と映画の糊しろが、ジャーマンテクノにぐるぐるに回る。   詳しくはこちらのブログ記事で→http://escargot1.exblog.jp/1069458/
9点(2004-03-08 16:15:50)(良:1票)
8.  カンパニー・マン
うわー、こりゃB級だなあ。無理の多い設定に、違和感の強いCG。むかしむかしの007のような感じもしないではない。それなりの展開で楽しめるお話で意外性もあり。ルーシー・リューはあいかわらず理想的なスタイルを魅せつけている。B級だと定義したらかなりいい線いっていると思うが、そうでないなら、アンバランス感を禁じえない。
6点(2004-03-08 16:05:41)
9.  パンチドランク・ラブ
アダム・サンドラーが少し生々しくて怖かった。かつて精神的にちょいやばい人と付き合ったときのことを思い出した。ああいう人って、わりに近くにいたりするから笑えない。一緒に観に行った友達は、映像に酔っぱらったと言っていた。
4点(2004-03-08 15:13:42)
10.  天使のくれた時間
端から見れば私は中毒とも言えるほどの仕事人間だろう。平日の時間のすごし方と言えば、朝は9時から夜は2時まで働いて、家にも帰らずホテルで寝るだけ。週末も半分は仕事。もちろんその分稼ぎは悪くない。そしてもちろん独り身である。 決してこの映画にケチをつけるつもりはない。なかなか私の好みの映画だ。 とはいえ「仕事か?家庭か?」なんて、くだらない問いをするのは、現実を見誤る。そのどちらが幸せか?それも至極くだらない。主人公の喉には過去の小骨が引っかかっていた。「もしもあのとき」や「ひょっとしたら」を繰り返し、そして遂に、その答えを確かめてみる。過去に分岐などない。あるのは未来の決断だけ。取り返しがつかないと決め付けている事を、取り返すかどうかが重要だ。そういう意味で、私の喉に小骨はないかと唾を飲んでみた。
7点(2004-03-08 15:04:36)(良:1票)
11.  シカゴ(2002)
ああ、小気味良い、いい映画を観た。 どうやら私は近頃ミュージカルが好きらしい。 女囚のダンスは圧巻。レニー・ゼルヴィガーのダイエットに感嘆。 テンポ良く、気持ち軽く、ニヤリ笑い、ココロ躍る。 展開のスピード感とシンプルさ、登場人物の愛らしさとちょうどいい誇張。 緻密に積み上げて計算され尽くしたこの映画に作り手は歓び、観客は惜しみない喝采を送る。 エンタテインメントとは、こういうことだ。
9点(2004-02-23 23:35:10)
12.  8 Mile
「いつかビッグになる」なんてありふれた言葉。友達とつるんでくだを巻くところから、そこを見切ってたった一人で一歩踏み出す。誰も踏まない道をひとりで行く。できるかできないかよりも、やるかやらないか。成り上がるとはそういうこと。永遠にビッグにはなれなかった者と、いつか本当にビッグになった者の物語。その最大の岐路は、才能のありなしではなかった。その一歩が踏み出せたかどうか。いくらでも言い訳のできる現実の中で、無言でコブシをポケットにしまい、静かに前進する、それが全て。
6点(2004-02-23 23:25:20)(良:1票)
13.  ノッティングヒルの恋人
恋愛映画の中では最高峰に近いのでは? 個性豊かで味のあるイギリス俳優陣の中に飛び込んだアメリカ娘ジュリア・ロバーツが、いい意味での違和感を出していて面白い。それは彼女自身が素晴らしいというより、その他の俳優がうまい配置でそれを盛り立てているのだ。 さりげない映像効果であったり、登場人物の描き方、エピソードの盛り込み方、笑いと涙のバランスと、とても丁寧に作られた作品。この丁寧さが丁寧な感動を呼ぶ。 
9点(2004-01-08 00:25:50)(良:2票)
14.  PLANET OF THE APES/猿の惑星
オリジナルは見たことなかったのでストーリーは新鮮だったけど(有名なオチのオチは知ってたけど)、水戸黄門だとは思わなかった。最後まで緊張感が続かず力が抜けた。 でも次回作は見てみたい気もする。
5点(2004-01-07 20:01:17)
15.  アバウト・ア・ボーイ
最後はちょっと泣いてしまった。人はなぜ人を求めちゃうんだろうと考えた。結婚とか親子とか、そういう名づけうるかたちだけでなく、不器用にも愚直にも人は人を求めるものだと、そんなふうに胸がきゅっとした。
8点(2004-01-02 22:29:58)
16.  フル・モンティ
数ある「貧しいけど元気!」系イギリス映画の筆頭。親しみを覚える登場人物と爽快な展開は誰もが好きになるだろう。明るく幸せな気持ちにさせてくれる。
8点(2004-01-02 22:10:08)
17.  ムーラン・ルージュ(2001)
素晴らしい驚きに満ちた映画。映像と音楽、文字通りそれが奏でる美しくクレイジーな物語。なんとも伸びやかで自由な世界。「どうぞ終わらないで」と祈るほどの、愛しいばかりの空気感は稀有だ。数々のエキセントリックな試みが功を奏して心躍る、胸躍る、HAPPINESSが踊る。愛すべき、間違いなく愛すべき作品。
10点(2004-01-02 21:59:49)(良:1票)
18.  タイムマシン(2002)
この筋書きに96分は短すぎた。タイムトラベルという使い古されつつも色あせない普遍のテーマを扱ったわりには、要の時の行き来に説得力がない。一つ一つの時代の描かれ方が浅はかで奥行きがなく、想像力を掻き立てない。SFは観る者の想像力を借りて完成する。この作品にはその余地がない。
4点(2004-01-02 21:47:57)
19.  パニック・ルーム
まず設定が面白い。それなりのスリルもあるし結構楽しめる。それでもツッコミどころは満載。逃げるチャンスは何度もあったと思うのに、主人公はややこしさに自ら首を突っ込んでいるように思える。作品を盛り立てるためかもしれないが、それが白々しさを呼び起こす。そういった心理上のリアリティを無視してしまうのはどうだろう?この映画が描こうとしているものは、心理上のリアリティそのもののはず。
6点(2003-12-31 19:34:08)
20.  ジュエルに気をつけろ!
どうして好きな人と見に行く映画に限って失敗するんだろう? これもその一つ。いろいろと流行をかじってみたけど結局印象に残るのはキャスティングだけという哀しい作品。他愛なし。
2点(2003-12-31 19:20:50)
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