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マイカルシネマさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 258
性別 男性
年齢 35歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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1.  トイ・ストーリー4 《ネタバレ》 
あの完璧な完結編からどのような続編を作るのだろうと疑問でしたが、なんと・・・! 旧シリーズに無い新たな価値観を吹き込んだどころか、ここからさらに新シリーズを展開出来そうな非常に大胆な1作でした。  これまでは持ち主との関係性が作品のテーマでしたが、本作ではその子供部屋主体の世界観から飛び出し文字通り外の世界へと足を踏み出していきます。 それも前作でリストラされてしまったボーが提起するというところもポイント。 前作では持ち主に捨てられてしまったおもちゃが悪役として登場したのに対し、本作では子供に忘れ去られたおもちゃに救済を与えたことで前作で不遇だったおもちゃ達に誠実に応えてみせます。 これこそがピクサーの懐の深さでしょう。  完結したかに思えたシリーズから一転、新展開をも予想される一作が。 今後、続編が製作されることがあるのかに注目したいと思います。
[映画館(吹替)] 9点(2019-07-13 20:13:56)(良:2票)
2.  映画ドラえもん のび太の新・魔界大冒険 7人の魔法使い
前作「のび太の恐竜2006」にはオリジナルより高い点数をつけた私ですが、本作はオリジナルが純粋なエンターテインメント作品なだけにイーブンということにします。リメイク作としてはパラレルワールドの矛盾解消や『ファウスト』を髣髴とさせる美夜子の母の設定などを評価したいと思います。「チンカラホイ」の名台詞が浮きまくってたり、魔法の描き方はあまりドラえもんの世界観に馴染んでいないのは気になりましたが、小ネタの細かさでそこは目をつぶりましょう。
[映画館(邦画)] 7点(2007-03-29 19:39:15)
3.  ディパーテッド
今年最後の期待作の一つだったが、その中で唯一ガッカリさせられた映画。たしかにスコセッシお得意のギャング映画だけあって導入部からググッと引き込まれるし、アイリッシュ・マフィアを中心に据えた脚色も見事。冒頭のひたすら虐げられるコスティガンと順風満帆のサリバンの対比も効果的で、キレまくるディカプリオと自信満々のデイモンの演技合戦も見所。ニコルソンも魅力的なコステロ像を作り上げている。ただ、100分のオリジナルを140分に引き伸ばしただけあって少々中だるみしてしまう。精神科医の扱いも設定としては面白いが、尻軽女にしてしまったために素直に共感できないのが惜しい。そして、ラストがアッサリしすぎているのが最大の難点。あれを見た瞬間、やはりオリジナルの方がずっと良かったと思ってしまった。ハリウッドではあの手の終わり方が限度か。
[映画館(字幕)] 5点(2006-11-20 04:34:48)
4.  プリティ・ベビー
間違いなくこの時代でしかもフランス人監督だったからこそ撮れたハリウッド映画(もちろん、規制の跡はあるが)。ストーリーだけ取り出せば、小悪魔的な少女に一人の男がたぶらかされ、悲劇を迎えるという典型的なファム・ファタールと捉えられる。しかし、少女に全く悪意がなく、見ようによっては両者にとって悲劇的な結末を迎えたとも解釈できるのがこの手の話の複雑なところ。それにしても本作以外のブルック・シールズの代表作は数えるほどしかないのが悲しい。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-28 22:46:19)
5.  DEATH NOTE デスノート(2006)
後編を見てから改めて見直してみると、後編への布石がちゃんとあるところに好感が持てた。例を挙げるなら月が六法全書を捨てるシーンや、原作以上にギクシャクしているLと夜神総一郎の関係が後編でのドラマに絡んでくる。リュークのCGも最初はショボイと思ったが、見慣れてくると結構いい味を出している。俳優では藤原竜也と鹿賀丈史がセリフの不自然感も相まってかなりわざとらしい演技で辟易とさせられたが、松山ケンイチは圧倒的な存在感。日本映画にはエキセントリックなキャラが少ないだけにすっかり彼のファンになってしまった。ラストのオリジナル展開は原作では不可能だったトリックであり、これはこれで評価できる。月の冷酷さについても後編でノートが彼を変えたという描写があるので許容範囲。レッチリの主題歌は歌詞内容こそ共通点がないものの、後編への期待をいっそう高めてくれる。
[映画館(邦画)] 7点(2006-10-28 14:10:22)
6.  DEATH NOTE デスノート the Last name 《ネタバレ》 
ダニー・カリフォルニアの流れる中、藤原竜也のナレーションによるルール説明と前編のダイジェストが流れるオープニングのカッコよさに引き込まれましたが、まさかデスノートでホロッと来るとは思ってもみませんでした。今回は完全にLファンに捧げられた映画です。前半は笑えるところもありましたが、表題のthe Last nameの展開は本当に切なかったです。心臓麻痺の描写は相変わらずですし、ラストのオチは原作読者でなくても十分予測できてしまう既視感の強いものです。その点では少しガッカリしましたが、月とLが本部で2人きりになる状況を作ったり、Lがノートのルールを駆使するシーンを入れるなどツボを押さえた演出も見せてくれましたし、ドラマの浅かったデスノートの最後をああいう風に締めくくってくれたのは感謝したいです(レッチリの主題歌は今回もバッチリ決まっていましたし)。他のキャラでは夜神総一郎がLに次いで美味しいところを持っていったのも印象的でした。ドラマ要素の抜け落ちていた原作ではどうしても正義感の説得力に欠け、Lの足を引っ張る役割を果たしているだけの印象でしたが、見せ場が作られたことで格段に魅力が増していました。役者では藤原竜也が前編以上の熱演を見せてくれます(彼の代表作はBRでなく、本作で決定でしょう)が、鹿賀丈史はややソツなくこなしすぎた感があり、あまり盛り上げられていなかったのが残念。戸田恵梨香は時々違和感がありますが、原作の厚かましさがなくなったおかげでそれほどウザい存在にならなかったのが救い。ビジュアル面では前編よりも印象的なシーンが多く、特に死神界のビジュアルはPCのスクリーンセーバーにしたいぐらい好みです。金子監督と松山ケンイチはこれからも応援していきたいと思いました。追記:再度見直してみましたが、劇場を去るのが惜しくなったのはこれが初めてです。松山Lへの哀悼も込めて9点。
[試写会(邦画)] 9点(2006-10-24 23:34:58)
7.  バトル・ロワイアル 特別編
題材からして社会の闇とか、仲の良いもの同士の疑心暗鬼による殺し合いとか、そういう人間のダークサイドに目を向けた問題作なのかと思いきや、見てみたらドンパチとC級メロドラマを(少々老けた)中学生にさせただけというなんともお粗末な内容でした(既に指摘している方もいますが、灯台のシーンだけは良かったです)。一般の中学生が殺人狂に変化するから怖いのに最初からサイコな人間を登場させるなど、素材はいいのに全く上手く調理できていません。(監督は『漂流教室』を読んだことは無いのか)。そもそも、中学生という身近な存在を扱いながら、死を安っぽく描きすぎている点でも長崎小6殺害事件で批判されてしょうがないと思いますが。役者でも柴崎コウと栗山千秋以外はみんなイマイチ。特に北野武はいつも通りの大根ぶりで雰囲気台無しでした。
[DVD(邦画)] 4点(2006-10-09 21:17:45)
8.  四日間の奇蹟 《ネタバレ》 
原作を読んだ者としては千織の役割が若干軽くなっただけで物足りなさを覚えてしまった。特に前半での彼女の背景説明が必要最小限という感じなのでラストでの敬輔との関係の変化が与える印象もイマイチ弱い(連弾のシーンは良かったのだが)。せっかく、尾高杏奈が石田ゆり子を真似した演技など、なかなかの好演を見せてくれているだけに余計不満を感じてしまう。そもそも、原作では千織とのエピソードが第1章、真理子とのエピソードが第2章、奇蹟の後日談がエピローグ、といった感じなので真理子メインにした場合、こうなってしまうのは仕方ないのだろうけど、それにしては敬輔の真理子に対する思いがほとんど描出できていない。それから、真理子の乗り移った千織を時々、石田ゆり子が演じるのは演出としては悪くないが、心電図のコードを抜くシーンでの必然性については疑問。また、教会で敬輔が乗り移るシーンも判りずらい。こうした点にはどうも石田ゆり子の出演時間や、尾高杏奈に演じさせることへの抵抗などの大人の事情を感じて興ざめしてしまう。俳優では石田ゆり子、中越典子、西田敏行が好演しているものの、肝心の吉岡秀隆は石田ゆり子と並ぶと妙に存在感が薄いのが痛い。もうちょっと芯の強さを感じさせる演技がほしかった。ちなみにfor chiori from papa&mamaの意味は原作を読んでいないと良く判らないだろう(それとも、敬輔と真理子がパパとママという解釈をさせるつもりだろうか?)。見方によっては2人が結ばれたのはセンターの発起人が千織の両親だったことによる運命の巡りあわせ、みたいな解釈も可能だが、原作未読でそこまで解釈できるかは不明。
[DVD(邦画)] 5点(2006-09-25 20:18:11)
9.  グリム・ブラザーズ/スノーホワイト(1997)
シガーニー・ウィーバーはハマリ役。継母も苦悩に重点が置かれていて共感しやすいキャラになっている。それだけにどうしても白雪姫が好きになれない。どちらかといえば、わがままなだけで継母に追い詰められている感じじゃないし。森でのエピソードもいまいち面白くない。シガーニー・ウィーバーじゃなかったら3点でも十分な映画。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-24 12:21:41)
10.  学校の怪談
今となっては懐かしい映画でもあるが、内容としてはホラーというより、ドタバタコメディ+ファンタジー、もしくは子供に妖怪に親しみを持ってもらうための映画、という解釈が正しいのだろう。実際、ゾッとしたのは巨人と理科室のシーンぐらいで、インフェルノはゲームのボスキャラ的な存在に近い。香織役が岡本綾だったのはちょっとした驚きだが、設定に関しては音楽室で手を握るシーンがあるのが芸が細かいというか。ただ、10年以上前の映画なのに特撮が(今よりも)マトモなのは苦笑させられた。
[地上波(邦画)] 6点(2006-07-30 16:19:59)
11.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
このシリーズはジョニー・デップ、もしくはジャック・スパロウのためのシリーズなのだとつくづく実感した。ジョニー・デップの水を得た魚のような演技と、海賊映画としての後ろ暗さを感じさせる数少ないキャラが前作に引き続き、本作の最大の魅力と言える。ただ、ストーリーは見せ場をつなぐだけのシナリオに終始しているのでそこは所詮ディズニーのアトラクションだなぁという感じ。ジョーンズをロマンチストにしてしまったのも明らかな失敗。ただ、部下のデザインはアンチンボルドみたいで良かった。
[映画館(字幕)] 5点(2006-07-30 15:47:05)
12.  ビッグ
これは「子供大人」の映画でしょう。ジョシュはそれこそ、最初は見かけは大人で中身は子供の状態からスタートしたわけだけど、会社に勤めて、ロマンスを経験して、段々と精神的にも「大人」に成長していく。一方で同僚のポールは大人のはずなのに、トントン拍子のジョシュに意地悪したりと、精神的には完全にガキそのもの。トム・ハンクスが「子供大人」から「大人大人」への成長を見事に体現しているのは改めて書くまでもないのだけれど、一つ残念なのはスーザンが10年後の再会を約束するほど魅力的じゃないこと。特に彼女がジョシュに怒りをぶちまけるシーンでは一層鬱陶しく思ってしまう。あのシーンは最後まで引っかかったのでやむなく-1。
[地上波(吹替)] 7点(2006-07-14 10:24:30)
13.  パパとマチルダ 《ネタバレ》 
ジョージ・エリオットの名作「サイラス・マーナー」をスティーブ・マーチンが現代的に脚色した映画。実父の弟の辿る運命や、マチルダを躾けるシーンなどはおおかた原作に忠実だが、決定的に違うのは実父が養子を引き取ろうとするシークエンス。原作では養子(エピー)はそのとき18歳で自分の意思でサイラスの所に居残る事が出来たのに対し、本作のマチルダは12歳で裁判を通じて養育権を争っている。こうした脚色を見ると、原作の「人間は人間が救う」というテーマに対し、本作のテーマは「実の親子以上の絆」と言えるだろうか。裁判の結果が間接的にしろジョンの自業自得に終わる結末や、気球の使い方などは良かったのだが、個人的に納得がいかなかったのはジョンを中途半端な憎まれ役で終わらせてしまった点。マチルダに良い父親になろうする意気込みを語るなど善良な面を描写しているにもかかわらず、マチルダと別れるシーンは妙に中途半端で、マチルダの「今も欲しいの」という伏線も回収できていない。裁判という設定上仕方なかったのはわかるが、ジョンがその後もマチルダを見守り続けることを感じさせるシーンぐらい入れて欲しかった。そういった意味ではフェミニストの横槍が入ったようなラストも蛇足だと思う。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-07-07 17:35:17)
14.  バリー・リンドン 《ネタバレ》 
ドラマ主体だったのでキューブリックが苦手な自分でも安心して見られた作品。映像美については散々語りつくされていることだが、個人的には屋敷がポツポツと広い間隔で立っていたのが一番印象的だった。後半、バリーが堕ちていく展開は完全にキューブリック節で先も綺麗なまでに読めてしまうのだが、義父が養子に受け入れられないのもお約束事なので嫌われるバリーにはどうしても同情してしまう。最期が描かれていないのが唯一の救いだろう。あと、騎士道精神の残るイギリス軍の進軍シーンには苦笑いさせられた。
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-02 22:14:08)
15.  マイティ・ジョー
オリジナルもそうだったが、本作は「スケールの小さいキング・コング」という印象がどうしても消えない。ストーリーがありきたりなこともあり、全体的にはB級映画と変わりない。ジョーの造形のリアルさはたしかに評価できるが、パニック・ムービーとしてはかなり中途半端だし。ラストのハッピーエンドもいかにもディズニー、って感じでやはり鼻につく。レイ・ハリーハウゼンの特別出演シーンが唯一の見どころか。PJ版K・Kの半分の点数。
[地上波(吹替)] 5点(2006-05-31 17:24:31)
16.  ダ・ヴィンチ・コード
全国のカトリック教会から猛抗議を受け、ソニー製品の不買運動まで起こさせたという話だが、実際に見てみれば抗議するほどのものではない出来だった。そもそも、原作も題材勝ちなだけでサスペンスとしては決して評価が高くなかったのだが、監督とキャストに惹かれて見てしまった。実際、俳優の演技は悪くない。トム・ハンクス、イアン・マッケランのオーラは毎度ながら流石だし、ポール・べタニーも圧倒的な存在感。しかし、ロン・ハワード監督としては失敗作だろう。キャラ描写が浅いとか、突っ込みどころ満載とか、オチがありきたりとか、そういうのは原作が原作だから仕方ないのだが・・・とにかく、全体的に駆け足的すぎるというのが素直な感想。与えられた膨大な情報を主人公たちが苦も無く解決する様子が映し出され、観客は考える暇も与えられないまま次の場面へ移ってしまう。ここに謎解きの爽快感が決定的に欠けているのだ。ラストの驚愕の事実も衝撃を衝撃として扱えていないのが勿体無い。さすがにこの映画に3時間以上はかけられなかったのはわかるが、そこを上手く削るのが脚本家と監督の仕事だろう。これは監督には向かない題材だったのだろうか。それとも、本作に対するカトリックのヒステリックな反応に笑いながら見るべき映画なのかもしれない。
[試写会(字幕)] 4点(2006-05-20 14:46:25)
17.  バッドボーイズ2バッド
劇場で見たのは中学生のときだったので結構楽しめた。とはいえ、「アルマゲドン」以来大作監督然としてしまったマイケル・ベイにもはや前作のようなこじんまりとしたアクション映画など撮れるはずも無く、とにかく全体的にやりすぎ感が強い。脚本も脚本家のグレードダウンから出来は明らかだし、個人的には前作以上にマーカスに見せ場がないのにもがっかりした(ギャグも前作に比べると下ネタが多く、笑えない)。いっそのことアクションシーンの半分は次回作のために取っておいた方がまだマシだったのでは。
[映画館(字幕)] 6点(2006-05-11 23:22:18)
18.  さすらい(1976)
この映画を見て以来、ヨーロッパ映画を景色に注目しながら見るようになった。ロード・ムービー3部作の最終章にして間違いなくロード・ムービーの一つの到達点だろう。これはもう映画の中の時間に身を任せてゆったりと見るべき映画。一度その流れに乗せられると終わるのが非常に勿体無く思えるこの感覚は映画でしか体験できない。製作は脚本よりも撮影重視だったというが、それは芸術家が一度は抱く夢ではないだろうか(この後、小説の映画化である「アメリカの友人」を撮るが)。これ一作あればヴェンダースは誰にも嫉妬する必要が無い、そう思える映画だ。
[DVD(字幕)] 9点(2006-04-28 22:39:46)(良:1票)
19.  YAMAKASI ヤマカシ
ベッソン監督は一体何を考えてるんだろうか。「TAXI2」でお世話になったYAMAKASIを犯罪者集団に貶めただけじゃないか。恩知らずも甚だしい。おまけにいいかげんな社会制度批判マガイまでやりやがって。強盗と恐喝犯を勝手にヒーローに祭り上げるな!
[地上波(吹替)] 3点(2006-04-26 17:29:19)
20.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
 「ナルニア国物語」が予想通りイマイチだった事で、口直し代わりに見るのを先延ばししていた本作を見たのだが、完全に指輪の虜になってしまった。SEE版ということで細かい人物描写が増え、展開がスムーズかつ丁寧になっている。これまで1作目はRPG、2作目は中世軍記物という印象を受けたが、本作は正しく超大作、叙事詩と呼びたい。セオデン王の士気高揚、ミナス・ティリスの戦い、そしてラストの灰色港は感動のシーンの数々として胸に残っている。ペレンノール野の戦いも含めて、本作は21世紀だからこそ撮れた映画だろう。レゴラスの優雅すぎる動きは例外としても、オリファントやゴラムの動きは前作以上のリアルさである。さらにオログ・ハイやフェルビーストも大量に登場するなど、サービス満点なのも嬉しかった。こういう風にCGを惜しみなく使うのはB級映画出身の監督ならではだろう(スティーブン・ソマーズ監督など)。ちなみに追加シーンでサルマンの最期以外に印象に残ったシーンはアングマールの魔王のシーン。出番は少ないながらも圧倒的な存在感である。
[DVD(字幕)] 10点(2006-04-25 23:53:49)
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