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1.  シン・ウルトラマン
始まってしばらくは「シン・ゴジラ」的な気分で観ていたので、「いや、それはおかしい」「何故こうしない」等と心の中でツッコんでいたのだが、少し経つと「ああ、これはそういう映画ではないんだな」と気付いた。 映像同様、脚本にもリアルとチープが混在していて、そういうチープさを昭和的大らかさで楽しむのがきっと正しいのだろう、と。 自分は超有名エピソードのいくつかを知っている程度で、ウルトラマン自体には極めて乏しい知識しかない為、「ぎこちない・不自然と感じる部分は、恐らく元ネタを踏襲してそうなっているのだろう」と勝手に脳内補完して納得させることができた。 つまり、この作品は「”あの・昭和の”ウルトラマンを映画化したもの」を前提として観るべきもので、「シン・ゴジラ」のように、「ゴジラというものを知っている・知らない」によらない、一つの独立した作品として成立しているものではないと感じた。そう割り切ってみれば、知らない者でもそれなりに楽しめる。 尚、ちょっとしたエロ要素を入れること自体に拒否感はないのだが、今作に関しては「昭和のおっさんのゲス顔」がチラついていささか不快だった。品が無い。
[映画館(邦画)] 7点(2022-05-25 23:41:42)
2.  君の名は。(2016)
さまざまなツッコミどころは書きだすときりがないのでこの際置いておくとする。しかし実際はそれが気になって映画に全く入り込めなかった。何故か。 それは登場人物達がどうにも薄っぺらく感じられて、思い入れが抱けず、終始どこか気持ちが冷めていたからだ。 この物語の核は「すれ違う二人が必死にめぐり会おうとすること」だろう。 なのに、「最初はいがみあってケンカばかりしていた男女が気付けばお互いを好きになっていた」というありがちな"お約束"があるだけで、「それだけの深い愛」を抱くまでの肝心な"物語"がないのだ。  いったい二人はどうして相手を「唯一無二の、かけがえのない、たった一人の特別な人」と思うに至ったのか。 これといったエピソードもなしに入れ替わりの日々を細切れに見せられただけで、急に「デートのセッティングをしたが何故か泣いている私」に飛び、そして「運命の相手」っぽい展開になられても、まったくついていけないのである。そもそもスマホ日記の短い報告だけで、相手のことをそれほど知れるとは思えない。  ヒロインにやっかみめいた陰口を言うクラスメイトのくだりなど余計だし、父親との確執云々も、避難指示依頼の時の二人の対峙を描かないのならば丸ごと不要だろう(難しいシーンから逃げたようにしか見えない)。 あれもこれもとごちゃごちゃアイテムやエピソードを散りばめて、何となく回収したっぽいように描いているが、重要な(少なくとも自分には重要だと思える)シーンが抜けている。 要するに「それっぽいキャラクター達」が「シナリオ通りに動いてる」だけで、スクリーンの中で「生きている」ように見えないのだ。 それは「こんな状況になったら、普通はこうするだろう」という事をことごとく無視するご都合主義にも表れている。 やはりどうもこの監督とは合わないようだ(口噛み酒や、緊迫したシーンでのパンチラの気持ち悪さも含めて)。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2018-01-02 01:58:53)(良:1票)
3.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
「不幸になるのは弱いせいだ。強さこそが正義なのだ」。 過去のトラウマから抜け出せなかったデイブと、不安と恐怖からジミーに助けを求めたその妻は弱者の象徴だ。 ジミーは愛する者の死に立ち会えなかった・愛する者を殺された怒りを自らの力を持って相手に制裁を加えるという形で解決する。ジミーの妻はそれを正しいと肯定し、町を支配しろと言う。強者の論理だ。 メインキャスト3人の関係は幼い頃から変わらない。 リーダーのジミー、追従者のショーン、貧乏くじを引くデイブ。 デイブが連れ去られるきっかけのイタズラも、強盗も、そしてデイブ殺しもジミーは自分の落ち度からは目をそらし、タフに生きていこうとする。 1度目の殺しの理由は単なる「裏切りへの報復」だった。自分の娘が殺されても尚、その怒りと苦しみは到底送金等で贖えるものではないと気付くこともない。 だから2度目の殺人も平気で犯す。 ラストのパレードのシーンで、哀れに日陰から息子を呼び続けるデイブの妻と、光の中、不遜な顔でそれを見下ろすジミーの妻、そして傍観者ショーンの何も知らない幸せそうな妻の姿が象徴的だ。 正義よりも、倫理よりも、強さがそれに勝るのだ、と。 この映画は「それをどう思うか」と観客につきつけているように思えてならない。 公開がアメリカ同時多発テロの2年後なのは偶然なのだろうか。 しかしこれもこの映画の見方の一つに過ぎず、この作品をそう一面的に切り取ることは出来ないだろうと思う。
[地上波(字幕)] 8点(2014-07-14 18:31:05)(良:1票)
4.  阪急電車 片道15分の奇跡
この本を書いた人間と自分は、価値観から何から、まったく合わないんだろうなと思った。 冒頭、中谷美紀が「こんな女」と言った時点で、彼女も一気に「その程度の女」になってしまった。 寝取った女を批判するばかりで、そういう女になびいたくだらない男を選んだ自分に対する反省は無し。 宮本信子演じる老女も、お嫁さんから「こんなにもらっても困る」と言われているのを知っていてそれでも持って行く嫌な女だし、とにかく脇役含め登場人物がみんな不快で、見てる間中イライラし通しだった。 人間の良さ・温かさよりも、醜さの方が際立っていた気がする。 台詞回しも全体的に嫌味たらしくて、とてもほのぼの、まったりとした気持ちになどなれなかった。 迷惑おばさんに対しても「少し静かにして頂けませんか」と注意すればよいことで、「常識ある大人」ならあんな対応はしないだろう。 実は自分は物心ついてから数十年、ずっと今津沿線に住んでいる。 三度引っ越したが、この沿線を選び続けるほど愛着がある。 それがこういう映画になってしまって本当に、本当に残念だ。
[地上波(邦画)] 4点(2012-05-06 17:38:28)(良:2票)
5.  マイ・フェア・レディ 《ネタバレ》 
最初に観たのはまだ恋も知らない少女の頃。 満足気に「上履きはどこだ?」と言う教授に微笑むイライザ、というラストシーンの意味がまったく理解出来なかった。 「結局イライザは自立出来ず、教授の雑用係りに戻ってしまったの?」などと悲しい気持ちになったものです。 でも今なら分かる気がする。偉そうで、偏狭で、意地っ張りな男だと分かっているから…そんな「折れられない男」を愛しているから「折れてあげた」のだと。 自分が育て、手の内にあると思っていた女が、いつの間にか自分の手を離れ、気がつけば自分方が手の平で転がされていた…ってところでしょうか。 所詮この世は男と女。相容れなくとも、どちらが欠けても成り立たない車輪の両輪。原作とは違うそうですが、素敵な終わり方でした。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-02-14 22:46:47)
6.  崖の上のポニョ
「子供のために作った」と言われてしまえば、「子供でない自分はその面白さが理解できなくて当たり前」と無理矢理納得するしかないのか。 監督、本当は違うんでしょ?この支離滅裂な展開や何気ないシーンに、自分の言いたいこと隠してたりして、「気付く人だけ気付けばいい」みたいなことやってんでしょ?…そんな気にさせられる。 だが、しかし、そんな事も結局どうでもよくなってくる。そうやってあれこれ考察して楽しむほど、この作品自体に魅力やパワーが感じられないのだ。2度目を観ることは無いだろう。 とにかく終始、モヤモヤして気持ち悪い。 「素直に楽しめない人はお断り」みたいな顔しながら、すんなり素直に楽しませないこの作りは何なんだろうか。素直に観るということを強要させられてるようなこの気分の悪さが、映画を素直に楽しむことを邪魔している。 肯定派の人の意見の中にも、「これはこうして楽しむもの」と自らを納得させている節が見受けられ、もっと手放しで「面白い」と感じられるものを期待していた自分には、正直、この作品は息苦しい。 そんなに頑張って歩み寄らなければならないのか。少なくとも自分にとってこの作品は娯楽たり得なかった。 しかし映像は素晴らしい。今の時代に「手描き」にこだわって作ってくれた事は素直に嬉しく、その気概と努力に6点献上。
[映画館(邦画)] 6点(2010-02-21 22:55:21)
7.  蒲田行進曲 《ネタバレ》 
自己中心的なろくでなし男、駄目男に惚れては不幸を背負い込む女、主体性のない腰ぎんちゃく男…。互いの心も身体も傷つけ合うような人間は大嫌いなはずなのに、不思議と憎めず、応援してしまう。俳優は3人共、非常に役にハマっていたと思う。 他の方も書かれてるように、階段落ち前夜の暴力的なヤスは、確かに唐突で違和感があった。 しかし「憧れの女優」という遠い存在であった小夏が、共に暮らすうち「銀ちゃんの女」から「俺の女」に変わっていく。 それがいつしか銀ちゃんに対する嫉妬やプライドを生み、そして実際はいつまでも大部屋俳優止まりの自分に対して苛立ちや情けなさを覚え、それらが極限にきて一気に噴出したのだろう。 小夏を愛し、銀四郎を愛するが故に、のっぴきならない所へ立たされ自分を見失いかけるヤス。 しかし結局は「銀ちゃんカッコイイ」と言ういつものヤスに帰り、大団円を迎える。 ラストカットは賛否あるが、「映画は人生であり、人生は映画のようなものである」というメッセージのような気がして、自分は胸にジンときた。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2009-01-02 03:05:28)
8.  天使のたまご(1985) 《ネタバレ》 
男性器を模したような戦車(大人/死/現実)に乗って現れた男と、卵(子供/生/希望)を守るように抱え、逃げ出す少女。「あなたは誰?」という問いかけは、お互いがお互いを求めつつ、決して完全には理解し得ぬ男女の存在を表しているようだ。卵を服の下に入れた少女の姿はまさに妊婦のそれであり、愛しそうに命の象徴である「水」眺める様には母性を感じさせる。一方、ジャムを舐める仕草などは非常にエロティックであり、追ってくる男に対し、異性への興味と警戒という少女らしさを見せたかと思えば、次の瞬間、魔性の表情を覗かせ女の不可思議さを描き出す。希望の象徴である卵(鳥)を有し、育んでいる少女にはまた、「大人になる前の少年」という側面もあるように思われる。「剣で卵を刺す」というのは性交の暗喩であると思うが、新たな命を生むはずの生殖行動が、同時に「死」や「希望を絶つ」という結果に繋がっているのが興味深い。「ノアの方舟」をモチーフとしたこの物語に於いて「水」は「滅びと再生」を意味し、物語の最後、少女が女になると同時に街を満たして世界を滅ぼす。「少女(少年)の死」・・・即ちそれは「成人の誕生(大人への成長)」であり、閉じた世界からの脱却、夢の世界の終焉であるのだろう。卵が割れる前にある可能性は無限で、そこに幾らでも「夢や希望」を託していられる。そこに留まって夢を見続けている限りは幸せだが、割ってみなければ中身(真実)は分からない。ひとたびそこから足を踏み出せば、もう後戻りは出来ない。自分は何者なのか。何のために存在するのか。何処へ行こうとするのか。永遠にそれを探し彷徨う旅人となる。しかしその答えを見出せずとも、男と女が出会うことで新しい命が生まれ、大人になり、そしてそのことにより世界は成り立ち、また連綿と続いていく。卵を割ることで男は少女を、そして自らの中にある少年を大人にするが、少女は「女」という別のものに生まれ変わり、別の世界へ旅立つ。男にはかつて自分が希望を追う少年だったという記憶だけが残り、独り立ち尽くす。自らの体内から新たな生を産むことにより、少なくとも生物や時間の歯車の一端であるという実感を持てる女と、永遠にそれが持てぬ男の虚無感でもあるのだろうか。様々な解釈が成り立ち非常に想像力を掻き立てられたが、正直評価は難しい。人に薦めようとは思わないが、こういうものもあって良いかなと思う。6点献上。
[ビデオ(邦画)] 6点(2008-01-03 03:02:12)
9.  時をかける少女(1983) 《ネタバレ》 
深町君の魅力も、二人の愛の深さも全然伝わってこないので、別れのシーンがちっとも切なくならない。 雨の日に自宅に呼び込んだり、相談にのったり、吾朗ちゃんの思い出横取りしたり…「深町、全部オマエのせいだろう」と。 周りの人々の人生の歯車を狂わせてしまった、深町君のそういうエゴイスティックな面や苦悩をキチンと描けば、もっと深い作品になったのかな? アイドル映画としては原田知世が可愛ければそれでOKなのかもしれないけど…吾朗ちゃんの好青年っぷりは伝わってきたので、深町君側ももうちょっとなんとかならなかったのかなぁ。 でもノスタルジックな作品の雰囲気は好きです。
[地上波(邦画)] 6点(2007-01-02 16:17:57)
10.  雨に唄えば
ドシャ降りの雨さえも素敵なものに変えてしまう、とにかく楽しくてHappyな映画! 自由自在に動く体。まるで重力を感じさせない身のこなし。計算され尽くした展開。…嗚呼、こんな風に歌い、踊れたらどれだけ気持ちがいいだろう! こんなことを考えるのは無粋なのでしょうが、つい「これを演るために、一体どれほどの練習をしたのだろう」と思わされてしまう。 映画の素晴らしさと共に、1シーン、1シーンに懸けた出演者の情熱に心から拍手を送りたい。エンターテインメント万歳!!
[DVD(字幕)] 10点(2007-01-02 16:14:20)(良:1票)
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