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1.  鉄男 TETSUO 《ネタバレ》 
極々稀に、低予算が故の快作が世に出ることがあります。 この映画もまさにそのタイプ。  時間も予算も限られていて、 監督の表現したいものの十分の一程度も表現出来なかったのでしょう。 それ故に異様な密度と集中度が画面全体からほとばしってくるよう。  訳の解らない展開と、脈絡のないエログロさに 頭がトリップするかのような経験が出来ます。  そして、この快作で世に出た監督が ある程度予算を獲得できるようになって 駄作を量産するというのもまたお約束。  いくつかの続編や、その後の監督作は見る価値なし。 この一作目だけ見れば十分です。
[DVD(邦画)] 6点(2018-03-23 15:41:19)
2.  スウィートホーム(1989) 《ネタバレ》 
まごう事なき珍作です。この年代特有のチープさもさることながら、裏でゴタゴタがあった影響がそこかしこから伺うことが出来てしまいます。その浮いた感じがこの映画の痛々しさとして出てしまっています。中でも、文芸大作にでも出演しているかのような伊丹十三の大仰な演技。宮本信子の似合わないこと甚だしいふわふわのドレス姿。チープな作りとは裏腹な異様にミスマッチな部分は監督と、制作側のゴタゴタが端的に出ているのかなと。それが良い意味ではなく、珍奇な方に出てしまっているので見ていて痛々しい作品に感じてしまいました。
[ビデオ(邦画)] 3点(2016-03-23 15:36:02)
3.  ターミネーター 《ネタバレ》 
映画はつくづく偶然の支配する芸術だと感じます。当初の予定通り、カイル役をアーノルド・シュワルツェネッガー、ターミネーター役をランス・ヘンリクセンが演じていたならこれほどの名作にはならなかったと思います。ジェームズ・キャメロンもこの映画で終わっていたのかもしれません。しかしシュワルツェネッガーの、自分がターミネーターを演じた方が良いのではないか? というひと言で歴史を動かすような名作が生まれた。偶然の巡り合わせに感謝。今見ても怖さは一級品。素晴らしい映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2016-02-27 17:16:56)
4.  タイタンの戦い(1981) 《ネタバレ》 
ハリーハウゼンのストップモーションに尽きる映画です。今となっては牧歌的な技術で、かくかくとした動きですが、それを補ってあまりあるイマジネーション溢れる場面の数々にはため息が出ます。現在ではCGで何でも表現できますが、逆に創造力が乏しくなっているような気すらしてしまいます。お話としては、親ばかを遙かに超えたバカ親ゼウスが息子を猫かわいがりするあまり、周囲の人がとばっちりを受けるというギリシャ神話定番の不条理話でしょうか。江口洋介似のペルセウスの過保護ぶりと反して、その他の神の息子の扱いは酷いもの。まあこの辺が神話らしさといえるんでしょうね。
[DVD(字幕)] 6点(2015-05-22 09:49:33)
5.  王立宇宙軍 オネアミスの翼 《ネタバレ》 
精緻に作り込まれた世界観は素晴らしい。年月を経ても古びない名作といっても良いと思います。ただし、脚本は別。世界観とは裏腹にこなれていない脚本のせいで微妙な出来になってしまいました。まるで脚本の初心者用のテンプレートを使って作ったような出来。-どこか映研の素人が作ったように感じられるのはこの辺のせいでしょうか。脚本がもっと凝縮していれば文句のつけようがない名作映画だったと思うのですが。
[DVD(邦画)] 6点(2015-02-15 21:44:03)
6.  ハイランダー/悪魔の戦士 《ネタバレ》 
思い出補正ありでこの点数です。初めて見た子供の時、そのダークな世界観に圧倒されました。それを支えるのは素晴らしい音楽であり、どこか暗い影を引きずるクリストファー・ランバートであり、師匠ラミレスであり、狂戦士クルガン。まさに映画撮影のその時の巡り合わせが作り上げた芸術だと思います。今見たらチープですが、それでも根底に流れている悲しみは普遍。ということでこの点数。
[DVD(吹替)] 6点(2015-01-25 22:17:16)
7.  ガンヘッド 《ネタバレ》 
年代を考えれば、もしくは邦画にしては頑張っている、という枕詞をつけなければとうてい見ていられない映画です。同年バック・トゥ・ザ・フューチャー2が公開されたことを考えると、スケールから発想から比べものになりません。特撮は子供向けになってしまったゴジラレベル。レーザー乱射に爆発、重機が単調な動きで迫ってくるというもの。ストーリーは最低レベル。唯一評価出来るのは音楽。これは文句なしに名作です。いまでも警察物のドキュメンタリーなどで効果音として聞くことが出来ます。
[DVD(邦画)] 2点(2015-01-15 22:02:32)
8.  異人たちとの夏 《ネタバレ》 
すき焼きの下りでぼろ泣きしてしまいました。江戸っ子で乱暴だけど暖かな父親。気怠げで色っぽい母親。こちらにいる時間を縮めると解っていても、思い出の店で一緒にすき焼きを食べたいという息子の願いを叶える二人。もっと一緒に居てあげたい。父として、母としてもっとたくさんしてあげたいという自分たちの思いよりも息子の願いを優先させ、夕日とともに去っていく。切ない場面でした。桂に関して。かなり突飛に感じましたが、再び愛を得たと考えればまあ消化出来なくもないかなと。それにしても鶴太郎さんは良い役者だと感じました。
[DVD(邦画)] 6点(2015-01-13 22:50:12)
9.  その男、凶暴につき 《ネタバレ》 
初監督作品からすでに武映画です。後に作られた映画のエッセンスが凝縮しているような感じですね。まざまざと天才たる所以を見せつけられたような気がします。ただし後の作品のようにこなれていない分だけソリッドな感覚はこちらの方が上のような。物語に関して。LA大捜査線を参考、というよりも完全に下敷きに和訳した物語です。狂っていく様、凶器に走るトリガーこそ変えてありますが、大まかな流れに関してはほぼ同じ。そのせいで少しちぐはぐな場面が見られたのが少し残念でした。
[DVD(邦画)] 7点(2015-01-01 01:35:32)
10.  幻魔大戦 《ネタバレ》 
いつ見ても古びない映画もあれば、古びるととても見ていられないタイプの映画があります。この映画は完全に後者の方。初めて見た子供の時のわくわくを壊さないよう、いま改めてみるのは避けるべき映画です。翌年ナウシカが公開されたことを考えると、良くこんな脚本で映画化できたなぁと思ってしまいました。
[DVD(邦画)] 2点(2014-12-31 22:59:37)
11.  ランボー/怒りの脱出 《ネタバレ》 
当時は子供だったこともあり、ランボーという無敵のヒーローを熱狂して見ていた記憶があります。ハチマキやナイフ、弓矢が身の回りで流行ってランボーごっこをやっていたような。それだけに大人になってから改めて見ることに躊躇いがありました。あの楽しい記憶、無敵のランボーが色褪せてしまうのではないかと。ずっと見ることを避けていましたが、テレビ放映を機に思い切って再見してみました。大人の目で見てみると、残念ながらまごう事なきB級映画でした。事務方と現場の対立、思惑を秘めたそれぞれの立場に、ランボーという捨て駒が絡み、思惑が錯綜する。といった話でしょうか。アクションを見せることに特化したご都合主義の脚本や、無理のありすぎる設定、展開、人物構成にうーんと首を傾げることしきり。はなっから人と馴染もうとせず、作戦、自分に与えられた撮影の任務を無視して敵を倒してしまうランボーには社会性の欠如しか感じませんでした。結局最後まで乗り切れずに見終えてしまいました。それにしてもこの頃からスタローンは使い捨て、という意識があったんですね。寂しいなら悲しいやら、と微妙な気持ちになった再見でした。
[地上波(吹替)] 5点(2014-11-14 20:51:21)
12.  ランボー 《ネタバレ》 
もう何度も見ている映画です。最初に見た時は幼かったこともあり、一方的に迫害を受けるランボーに感情移入しながら、ヒーロー映画のような視点で見ていました。もう少し成長してからみると保安官側の気持ちも解るようになり、さらにランボーという人間を使い捨てにしてきた戦争、アメリカという国の病根というものにも触れることが出来るようになりました。さらに原作を読むと、ランボーと同様に保安官も使い捨てにされた側の人間であることが解ります。ランボー、保安官共に失ってしまった誇りを取り戻すための戦争というものが物語の骨子でした。映画はもちろん、原作も素晴らしい。奇跡のような巡り合わせで出来た映画だと思います。
[地上波(吹替)] 8点(2014-10-27 23:57:30)
13.  ソフィーの選択 《ネタバレ》 
人間の業を描いた話なんでしょうね。ソフィーは自らに罰を与えることでかろうじて過去を背負って生きていられた。傷をえぐることでしか生き残った自分を許せないというマゾヒスト的な傾向というか。ネイサンから罵倒されることもソフィーにとっては心地よく、安定剤として必要なことだったのかなと。ネイサン自身も誰かを傷つけなければ自分を保てない。歪なりに閉じた輪の中で一種の共依存に陥っていたんでしょうね。そこに投げ込まれたスティンゴという石によってもたらされた波紋と露わになる秘密。稚拙な若者の一途さで過去を背負って一緒に生きようとするスティンゴですが、結局ソフィーはネイサンを選ぶ。最後は死という選択をしなければ自分を許せなかった。悲しい救済と、喪失によって大人への一歩を踏み出した若者の物語だと思いました。
[地上波(吹替)] 8点(2010-02-11 15:43:47)
14.  ケインとアベル/権力と復讐にかけた男の情熱<TVM> 《ネタバレ》 
自分の中では原作を超えた珍しい作品です。原作では余計なエピソードと感じた部分が所々にあり、少し単調に感じる部分もあったのですが、この映画は原作を上手に刈り込んだ結果、単調な部分が少なく最後まで緊張感を持って見ることが出来るように仕上がっています。何より最後の最後でアベルの漏らしたセリフ、原作ではさらりと流していたこの部分が個人的にはとても気に入ったのでその点だけでも原作を超えたと感じました。良い映画です。
[ビデオ(吹替)] 8点(2008-07-13 14:29:16)
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