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1.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
巡り合わせの妙を描いた映画でした。  元々のシンドラーは山師的な人物だったようで、仕事は長続きせず、 立ち上げた事業はすべて破綻。食い詰めて流れ着いた先がこの映画の舞台。  映画の中のセリフで、あなたは何の仕事をするのか?と問われ、「コネを作る」 =高級将校と遊び歩く、と答えたように、実務能力は皆無。器用な口先で立ち 回わることに長けた男だったようです。  そんな男が、戦時下という異常事態の中で、平素では決して出会うはずのなかった 有能で実直な会計士との出会いを得、事業を成功させます。  そして成り行きでユダヤ系の人々を助けることに。  どうやら故郷や知人の間では口だけの鼻つまみモノ扱いされていたようで、 そんな人間が成り行きとは言え、人を助け、感謝される喜びをしったのが、 シンドラーのリストに繋がったような気もします。  ゲート少尉に人を許してやれと説いたのも、 慈善と言うより、自己満足や承認欲求から来るもののように感じましたが、 それでも、やらないよりやったことの方が遙かに価値があるのは事実。  実際は,ユダヤ人を雇う際に金を巻き上げたり、 最後の逃亡の際には大金を持ちだしているそうで、 その辺の俗人っぷりも逃げずに描いて欲しかったと思います。  やや聖人君子的に描きすぎている面はあるとはいえ、 見事な力作でした。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2018-02-19 15:52:48)
2.  あの夏、いちばん静かな海。 《ネタバレ》 
彼氏を亡くした女性が過去を振り切り、再び歩き出すというお話。  聾唖の清掃員が捨てられていたサーフボードを手に入れたことから、 海に取り憑かれていく。  終始ホノボノとした聾唖カップルを描くことで、 饒舌な無言が一つ一つの場面を支配してることは見事。  その反面で、翌々見返してみれば男が海に取り憑かれていく過程が つぶさに見てとれます。  仕事を休んで海に入り浸ったり、他の女が近寄ってきたり(彼女が一旦 男から離れたのは、女という母なる海の暗喩を通して、海に取り憑かれていく男 に目を覚まして欲しいと願った結果のような)  静かで残酷なストーリーですが、お涙物にせず、終始淡々と話が 進んでいく。見終わった後のすがすがしさはそのせいでしょうか。  夏になると見たくなる映画の1本です
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-07-29 07:25:12)
3.  ZIPANG 《ネタバレ》 
まるで東映の仮面ライダーのようなクォリティの映画。世界観や設定、特に鰐淵晴子さんの神々しいまでの美しさは素晴らしいのですが、その反面で、全編から漂う安っぽさ、ストーリーの酷さは何とも言い難い。この辺がブラッシュアップされていれば、もう少し評価もされたのでしょうが。とはいうものの、このノリが嫌いではないのでこの点数で。
[インターネット(字幕)] 5点(2017-01-27 11:15:49)
4.  人造人間ハカイダー 《ネタバレ》 
雨宮慶太は美術デザインとヴィジュアル(宣伝用のポスター等)だけに専念した方が良いものが作れると思う次第。
[ブルーレイ(邦画)] 2点(2016-03-09 18:19:43)
5.  髪結いの亭主 《ネタバレ》 
ひどく醒めた見方をすれば、大人になりきれない(幻想の女しか愛せない)幼稚な男と、共依存タイプの女が出会ってしまった話でしょうか。男の求める世界、女を演じつつも、裏返せばマチルドという個人ではなく、髪結いの女という甘ったるい幻想しか求められていない。それがどれほど苦しく虚しいことか。それでも男に捨てられないために幻想の女を演じ続ける。孤独な女にとって、男に愛されることこそがすべてだから。しかし時は冷酷に女から幻想のベールを剥ぎ取っていく。男が現実のマチルドを受け入れていればまた結果も違ったものになったのでしょうが、幼稚な男にはそのような気持ちのかけらすらない。マチルドは男の幻想が醒めて、別の幻想を求めて捨てられるよりも、永遠の幻想になるために死ぬことを選んだような気がしました。
[インターネット(字幕)] 7点(2015-09-17 19:44:24)
6.  さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 
覇王別姫という芝居を、人生で体現してしまった役者の物語でした。それが悲劇なのか、それとも蝶衣の望みが叶ったと観るかは難しい問題。女形になることを頑なに拒み続ける少年時代の蝶衣。有力者の前で覇王別姫を演じるにあたって、石頭によってキセルを口に咥えさせられて強引に女形であることを受け入れさせられる。あれは処女喪失の暗喩で、あの瞬間から蝶衣は女になってしまったのでしょう。そこから始まる愛憎入り交じった大河ドラマは見応えのあるものでした。
[DVD(字幕)] 8点(2015-03-12 14:42:19)
7.  CURE キュア 《ネタバレ》 
様々なメタファーで満ちている、読み解く深みのある映画、という触れ込み。意味が解らないシーンが何を意味しているのか? 考察しているサイトを見るのもまた楽しい。とはいうものの、知らないことが幸せという場合もあるわけで。この映画の最後に出てくる廃屋。メタファーと思っていましたが、ノベライズによるとあれは間宮が催眠術を学んだ病院で、実際にあるものだとか。なぜ映画で説明がないのか?監督曰く、その方が海外受けが良いので削ったのだとか。その言葉に少しがっかりしたので-1しました。
[DVD(邦画)] 7点(2015-01-27 21:07:21)
8.  [Focus]/フォーカス(1996) 《ネタバレ》 
浅野さん、白井さんの演技力に尽きる映画でした。浅野さんの盗聴オタクの人物像も見事。もじもじしている気弱な姿はまさにそのもの。何よりも白井さんの演じた業界人。強引で押しつけがましく、口先だけ。取材対象を小馬鹿にしているような態度も真に迫っていました。ドキュメンタリーを見ているような錯覚を覚えるほど。低予算でも面白いものは作れるという証明でもあります。一見の価値がある映画です。
[DVD(邦画)] 7点(2015-01-23 23:48:23)
9.  ひみつの花園 《ネタバレ》 
女性版フォレストガンプでした。樹海に沈んだ五億円を引き上げるために、驚異の行動力で暴走するヒロイン。地質学を学ぶための大学入学から、運転免許取得、水泳教室、ロッククライミング。目的のためにまっしぐら。必要な機材なら高価であっても即購入。脇目や迷う暇はこれっぽちもありません。ただシンプルに目的達成のためにスキルアップしていくなかで、ほんのちょっぴり影響を受ける周囲の人々。そこに焦点を当てても良いのですが、この映画はあくまでヒロインの暴走がメイン。家族愛なんてのを絡ませたくなりますがそれもなし。ヒロインに惹かれる男もあくまで相手の片思いという形。こういう緩いコメディもたまに見ると元気づけられて良いものでした。
[DVD(邦画)] 7点(2015-01-20 01:02:34)
10.  鮫肌男と桃尻女 《ネタバレ》 
タランティーノのようなクライムアクションを撮りたかったんでしょうね。狙いは解りますが、いかせん制作者の力がついていかなかった惜しい映画。興味深いキャラクターや小ネタは面白いものがありますが、それが追いかけっこという大きな流れにほぼ絡まず、といった具合。脇道ばかりに力を入れて本筋はおざなりといった感じでしょうか。その辺が残念でした。しかし山田というキャラクターの特異さは特筆物でした。
[DVD(邦画)] 5点(2015-01-15 18:55:38)
11.  ソナチネ(1993) 《ネタバレ》 
ストーリー自体はあってないようなもの。計算や時間配分などはせず、監督の感性で作られたような映画でした。間の取り方や転調などが絶妙で、間延びしたような大人の休日シーンの長さにも関わらず飽きさせない。時々挿入される死を想起させるシーンのせいでしょうか。独特の感覚で作られた画で魅せる映画だと感じられました。 映画作りのイロハを正式に学んでいない、素人臭さを突き詰めていったのが武映画独特の味なのだと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2014-12-31 01:30:52)
12.  初恋のきた道 《ネタバレ》 
チャン・ツィイーを写すためだけに作られた映画。そういう意味ではアイドル映画です。あざといほどにチャン・ツィイーを可愛く撮っていますが、そうしたくなるのも納得の可愛さ。ストーリー的にはシンプルに、ひたすらチャン・ツィイーを可愛く見せることに腐心しています。それもまあ許せる範囲かなと。
[地上波(吹替)] 5点(2014-10-19 14:41:01)
13.  紅の豚 《ネタバレ》 
豚が格好良いのではなく、登場人物皆が格好良い。肩の力が抜け、物語を俯瞰して眺めることが出来るようになり初めて解る紅の豚の良さ。初見の中学生のときは退屈で最後まで見るのも辛かった。そのときにはこれほど好きになれるとは思いませんでした。年齢を経るごとにじわじわと良さが解ってくる文句なしの名作です。
[地上波(邦画)] 8点(2012-05-21 00:03:16)(良:1票)
14.  羊たちの沈黙 《ネタバレ》 
ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス、主演二人に尽きるといっても過言ではない映画です。原作の持つ空気感を完全に再現したばかりか、クラリス、レクターという物語の登場人物を想像以上の形でこの世に出現させたといっても良いと思います。その功罪か、原作者までもがレクター博士のファンになってしまい、これ以後の作品では単なるキャラクター小説、信奉者のように超人レクターを持ち上げるような描写ばかりが目立つ同人的な物語を書くようになってしまったのが残念でなりません。ある意味では罪深い作品です。
[地上波(吹替)] 7点(2011-07-27 10:31:43)
15.  バスケットボール・ダイアリーズ 《ネタバレ》 
俳優ディカプリオを見直しました。その容姿からアイドルとして売り出されたのは仕方ないとしても、やはり演技派ですね。顔中鼻水と涎だらけで薬を求めているシーンの迫力といったら。本当に薬の経験があるのではないかと思ってしまうほど真に迫っています。ただ映画としてはディカプリオの演技に助けられている部分が大きく感じられました。特にストーリーに関してはそれほどでも・・という感想です。薬によって放校され、仲間も失っていき、手をさしのべてくれた人を裏切り、さてどうやって立ち直ったのか。もっとも重要な部分は端折ってナレーションで済ませるといった演出にはがっかりしました。家族や仲間といった存在に関しても同様で、結末が尻切れトンボになっているので薬のもつ本当の悲惨さが描かれていません。そこまで描いてこそこの話しを映画化する意味もあると思うのですが。色々と惜しい映画でした。
[地上波(吹替)] 5点(2010-10-11 19:53:53)
16.  ノッティングヒルの恋人 《ネタバレ》 
離れたはずが、偶然と必然によって何度も顔を合わせてしまうという腐れ縁で繋がった男女と、彼らを見守り励ます良き友人たちの映画ですね。本筋である主人公の恋愛は王道パターンでそれほど目新しい物ではありません。主人公とヒロインの成長もほとんど感じられません。最後の最後で少し勇気を出して停滞から抜け出したといった印象です。ですが脇役である友人たちは個性的で楽しく、そして理不尽な世界に暮らしながらも強く人生を生きている姿を見ているとそのような友人を持つ主人公が羨ましくなります。本筋とは離れた友人たちとの交流に対して6点を。
[地上波(吹替)] 6点(2010-09-20 00:57:59)
17.  ケーブル・ガイ 《ネタバレ》 
人との距離を測れない、少しでも気になる人の前だと意識しすぎてテンションが上がり暴走気味になる。それで失敗して結局気になる人からも嫌われる。人付き合いの下手な人間の特徴が良く出ていたと思います。どうでも良い相手だと普通の対応ができるところなども特に。ただそれだけなんですよね。ブラックコメディにも関わらず後半にいくとヒューマニズムや生い立ちの不幸さなどを前面に出してしまうので興ざめです。最後までコメディのテンション一本で突っ走って欲しかった。ちょっと残念な映画です。
[地上波(吹替)] 4点(2010-03-01 13:08:14)
18.  ルームメイト(1992) 《ネタバレ》 
今となっては話の筋も少々緩く、特に中盤から終盤へかけてはだれてくるような場面も見受けられます。サスペンスとしては凡庸というしかありません。ブリジット・フォンダの身勝手さから自業自得と思わないでもない部分もあります。ですが、ジェニファー・ジェイソン・リーが真骨頂を見せ始めた憑依されたような演技の恐ろしいこと。皆さんおっしゃっていますが、髪型を同じにして姿を見せたときのぞっとする感覚は何とも言えません。完全に主役を食っています。その存在感だけでも見る価値のある映画です。
[地上波(吹替)] 6点(2010-02-09 23:27:58)
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