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1.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
小学1年の時に観た「モスラ対ゴジラ」以来、このゴジラを観るのに何十年待った事か。まず想像を超えて禍々しいゴジラの造型とその進化。グリズリーみたいなハリウッド版とは圧倒的なセンスの差を感じる。そして着ぐるみの代わりに野村萬斎が歩くというアイデアが光る。ベタベタした家族愛などが入る余地のないハイスピードな展開、日本の政府やアメリカとの関係への皮肉、核への警告も描かれている。 それにしてもこの作品の一番の功労者は庵野秀明に総監督と脚本を依頼したと言われている樋口監督かも知れない。「ローレライ」から「進撃の巨人」までの演出を見て、この人には特技監督がお似合いだ思ったしだい。 そして伊福部昭のメインテーマやマーチがモノラル風に流れた時はトリハダものだった。  唯一気に入らないのは、自衛隊の全面協力という事実。安保法で入隊希望者が減っている自衛隊の宣伝活動にのってほしくはない。むしろ逆手にとって、軍隊のくだらなさを若者に感じさせてほしいと思うのは欲張りか・・・  2016年。ついに予想を超えたゴジラ映画の完成を祝いたい。 ただ、興行収入につられて、安易な続編を作るという過去の轍だけは、踏まないで欲しい。 庵野監督のゴジラは完成形。 10年後に新たな才能にゴジラを託したい。
[映画館(邦画)] 10点(2016-08-06 05:32:50)(良:2票)
2.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 
意外な低評価に驚く。他の方も書かれているが、若い人には、本当の意味で心に響かないのかも知れない。人は、折り返し地点を過ぎたころから、20代30代のスピーディーな感性が衰える代わりに、それまで奥で眠っていた、別の感性が活性化する。「ベンジャミン・バトン」はそこに共鳴するような気がする。冒頭の時計職人の逆周りの時計から、引き込まれた。あえてドラマティックな演出をせず、淡々と描かれる主人公と周りの人々の姿が、愛おしくそして切ない。ブラピもケイトも役者としてすばらしかったが、その若返りと老化をここまで、リアルに魅せたテクノロジーの凄さにも驚嘆する。飛んだり跳ねたり、ぶっ壊れたり、そんなCGには、辟易だが、この作品の特殊効果は正に効果絶大。雷うたれ男のエピソードも可愛い映像と共に印象深い。そしてラスト15分のベンジャミンとデイジーに、涙が止まらない。
[DVD(字幕)] 10点(2009-07-25 18:39:37)(良:2票)
3.  めぐりあう時間たち 《ネタバレ》 
映画でありながら、映画を超えていると思う。色々な感情が沸き上がってくるのだ。特にジュリアン・ムーアが素晴らしい。異なる時間の3人が見事に交差し、最後に2人が同じ時間に対面するシーンでは、不思議な感動を覚えた。ジュリアン・ムーアとメリル・ストリープが交互にアップになって語り合う場面が忘れられない。全編を通じて、映像がとても美しい。そして音楽も印象深い。今回2度目だったが、また観ると思う。監督も言っていたが、観るたびに何かを感じるような気がする・・・私はこの映画に心を動かされる人が好きだ。
[DVD(字幕)] 10点(2009-04-20 02:46:18)
4.  千と千尋の神隠し 《ネタバレ》 
何度目かの鑑賞。やはり凄い。トンネルを抜けてから起こる事への期待と不安にワクワクさせられる。昔見た夢の中に入って行くような感覚。そして出てくる出てくるキャラクターはイメージの洪水。油屋の屋内のちょっと怖くて、とてもなつかしい、極彩色の和の世界は、昔訪れた「目黒雅叙園」を思い出した。それにしてもこの活気はなんだろう。従業員がカエルだったり、お姉さんがたの顔が少しデカイのはなぜだろう。あー、この風呂屋に行ってみたい。海の中を走る列車のシーンの、まさに夢のような美しさと寂しさはなんだろう。・・・ここのレビューで異常に評価の高い「ラピュタ」のような、冒険活劇が少なく、城から人がポロポロと落ちて沢山死ぬような事もなく、ヒロインの顔が美しすぎる事もなく(でもかわいいけど)・・・ちなみに、私が一番すきなキャラクターは、幼い頃の神木隆之介君がやっていた「坊」。
[DVD(邦画)] 10点(2009-03-21 17:44:24)
5.  2001年宇宙の旅
感想を述べるのが最もむずかしい作品。地球上で最強のホラー映画かもしれない。美しさの極限は恐怖だから。過去に何度観たか分らないが、モノリスには、いつも戦慄する。先日この映画を始めて観た、スターウォーズファンの若い友人の感想「こんなつまんないSF映画始めて観た。」納得。
[DVD(字幕)] 10点(2008-06-29 02:55:18)(良:1票)
6.  未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 
私の中で、見終わった時の衝撃度、ベスト3の一本。テーマ曲の陽気な「ブラジル」を聞く度に悲哀を感じる。上司にくっついて、歩き回る役人達。主人公が拷問を受けるシーンの圧倒的な映像(発電所らしい)。あまりに悲しいラスト近くの鏡。管理社会というテーマを超えて、デザインされた映像がすごい。伝言娘も好き。テリーギリアムの最高傑作。万人受けは絶対しないと思う。はじめの15分で入り込めなかったら、やめたほうが良いかもしれない。 
[DVD(字幕)] 10点(2007-08-26 01:37:25)
7.  セッション 《ネタバレ》 
CGオンパレードのドッタンバッタン巨大予算映画の100倍のド迫力! 血と汗にまみれて、最期は最高の演奏で師匠と感動のハグ!というアメリカ人が喜びそうなラスト・・・じゃなかった。 別れた彼女、実は新しい彼氏などおらず、客席のすみでステージを見つめて・・・いなかった。 凄い吸引力!素晴らしい作品! 音楽通らしき人が、あれこれ言うのは筋違い。 若い監督の今後の作品に期待。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-10-01 18:57:59)(良:4票)
8.  萌の朱雀 《ネタバレ》 
三度目の鑑賞。 確かに家族構成は分かりづらい。台詞が聴き取りにくい。 が、説明しちゃダメなんだと思う。國村さん以外ほぼ素人のキャスティングなのもうなずける。 食卓の背景の開け放たれた山並みと澄んだ空気、度々現れるトンネルが暗示的で印象的。 切ない、温かい、悲しい、そして美しい。そして何より初々しい尾野真千子が素晴らしい。 ラストの縁側のおばあちゃんの静かな最期と、父親の撮った8ミリ映像が沁みて来る。
[DVD(邦画)] 9点(2015-05-11 21:22:23)
9.  川の底からこんにちは 《ネタバレ》 
満島ひかり以外、おばちゃんとブスとおっさんしか出演しない。特に良く集めたなと思わせるおばちゃんたちの 顔とカラダのパワーが凄い。それにしても満島ひかりの輝きが素晴らしい。「愛のむきだし」を超える代表作だと思う。そして笑いのセンスを忘れない台詞ととぼけた味が大好きな作品。
[DVD(邦画)] 9点(2014-03-18 16:06:48)
10.  ジャックと天空の巨人 《ネタバレ》 
予告編を観てこれだ!と思ったが、期待以上だった。王女がどうしたとかストーリーも役者もどうでもいい。もともとセンスのいいおとぎ話だが、最初の巨人登場シーンはジュラシックパークにおける、ティラノ出現シーンに匹敵するスリルだ。要は怪獣映画である。まさに観たかったものを魅せてくれた。円谷映画で育った私には、「サンダ対ガイラ」を思い出さずにはいられない。今時だと「進撃の巨人」か?身長7メートルという設定も絶妙だ。大きすぎずリアルな不気味さを感じさせるから。血を見せずにに恐怖感を与える上手さもある。それにしても、主役は巨人をひとたまりもなく粉々にした、豆の木だったようだ。私のお気に入りはNo.2の顔のでかい巨人君だ。ラストの、少年がノートをしまうショルダーバッグが洒落ている。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-11-18 02:03:14)(良:2票)
11.  冷たい熱帯魚 《ネタバレ》 
冒頭のスーパーでの奥さんの買い物シーンの画と音にズンズン引き込まれる。いきなり不穏なエネルギーを感じさせるから。でんでんは昔から好きだったが、圧倒的に凄い。歴代最高の狂ったおやじだ。そして黒沢あすかと神楽坂恵のエロさは天性のもの?これを引き出した監督のセンスは抜群。とくに黒沢は『愛のむきだし』の安藤さくらに匹敵する狂気を感じさせる。園子温監督作品の中でも一番怖い作品。でもきっとまた観てしまう。もちろん一人で。
[DVD(邦画)] 9点(2012-10-07 01:46:25)
12.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
ドラマ「それでも生きて行く」と映画「悪人」で満島ひかりにやられて、どうやら「愛のむきだし」という凄いのが あるらしいと知り、完全に満島目当てで鑑賞。今より少し初々しい彼女にくぎづけ。でも見終わって私の心を支配したのは、コイケだった。何をしでかすか分からない邪悪な表情にわくわくだ。凄い女優が出て来た。そういえば、安藤サクラ、「それでも生きてゆく」にもいやな女で出ていた。ユウ役の西島は爽やかすぎて、変態には見えないが、それがぎりぎりこの映画を踏みとどまらせているのかな?相変わらず血しぶきだらけの園子温監督だが、紙一重のセンスを感じる。たぶんまた観たくなる作品だと思う。一人で。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2012-05-05 17:03:04)(良:1票)
13.  イングロリアス・バスターズ 《ネタバレ》 
パルプフィクション以来久々の傑作。キル・ビルがあまりにも偽物だったので、タランティーノは観る気が失せていたが、これは本物。すごい緊張感からの一気の血柱。分かっていても引き込まれる。ランダ大佐の笑顔の怖さ嫌らしさが凄い。そしてショシャナのかっこよさに痺れる。実際にナチスに虐殺された家系のユダヤ系の女優さんらしい。 炎に包まれるスクリーンに映る彼女の復讐鬼のようなアップ。やがてスクリーンが燃え落ちても白い煙に乗り移って笑い続ける巨大な亡霊・・・冒頭の緑の草原から映像の美しさも、以前よりも深みを増していると思う。ただブラピである必要性が少し薄い気がする。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-01-07 20:26:37)
14.  女優霊(1996) 《ネタバレ》 
子供の頃に観てとても怖かったけど、あれは何だったんだろう・・・思い出せないけど忘れられない。は確かにある。薄暗い階段を登っていく少年の映像が、小学生の自分に重なったような気がした。怖い映画だ。低予算だとか、今観るとしょぼいとか関係ない。佇まいが怖い。2重に現像されてしまった映像に見え隠れする黒髪の女。撮影中、突然狂ったように笑い出す代役の女優の顔が違う・・・。その後のジャパニーズ・ホラーの基盤になったとも言われるが、何かが違う。この作品にだけ漂う気配が不気味だ。だだ、少し長くなってもいいから、撮影中止になった昔の映画のシーンがもっと観たかった。それにしても時々無性に観たくなってしまう映画ではある。
[DVD(邦画)] 9点(2011-05-04 01:46:39)(良:1票)
15.  インセプション 《ネタバレ》 
予告で、街がグイーンと折れ曲がってくる映像を観た瞬間「これが観たかった映画だ!」と思わされた。ストーリー構成は初見では、なかなかついて行けない。が、まさに映像でしか表現できない、とてつもない世界がある。ラストの独楽は、あまりにもはまり過ぎではある。 
[DVD(字幕)] 9点(2011-04-19 00:29:44)
16.  空気人形 《ネタバレ》 
心を持ったら、切なくなった・・・ 是枝監督の作品は、「誰も知らない」「歩いても、歩いても」そして本作も、鑑賞後必ず小さな結晶のような塊を、残していくのは、何故だろう。そして、こんなにメルヘンな設定なのに、自然に感じさせる力量は流石だ。映像と音楽の美しさも絶品だ。特に彼女が詩の朗読をするシーンが忘れられない。細かい所も丁寧に見せている。たとえば、光を通して薄くなった影の表現など。また今回特に感じたのは、音である。雫の垂れる音、息使い、彼女が歩く度に聞こえるラムネの瓶の微かなの音、そして空気が抜ける音。とても繊細に素晴らしい音質で空間にとけ込んでいく。「ラースと、その彼女」と観比べてみるのも面白い。
[DVD(邦画)] 9点(2010-06-11 04:36:19)
17.  歩いても 歩いても 《ネタバレ》 
CGや、サラウンドとは、ほぼ無縁の映画は、じわりとしみ込んでくる。それにしても是枝監督はどうやって演出しているのだろう。不思議だ。そして樹木希林は、セリフ、動作、表情、さりげなく上手すぎる。YOUはやはり天才的。夏川結衣は最近のテレビドラマでファンをやめようと思っていたが、子持ちの嫁の居心地の悪さを上手く表していたし、ふと垣間見せる初々しい表情が「青い鳥」以来のツボだった。そして、次男の「いつも、ちょっとだけ間に合わない。」というセリフがあとを引く。
[DVD(邦画)] 9点(2009-07-20 23:28:37)(良:1票)
18.  リトル・ダンサー 《ネタバレ》 
以前から気になっていたが、「リトルダンサー」というタイトルに乗れなかった。が、「めぐりあう時間たち」のスティーブン・ダルトリーの監督作品だと今更知り、早速観た。期待に違わず好きな作品だった。イギリス映画だからあたりまえかもしれないが、ハリウッド映画とは明らかに違う空気や匂いがいい。決して大げさでない感情表現や洒落たセリフがいい。おばあちゃんと、いつも家の前にいる女の子がかわいい。バレエの先生のベタベタしない優しさがいい。そして、私も人の親の端くれとして、おやじの心情がストレートに響いてきた。賛否両論の15年後のシーン。私は断然、『賛』だ。電車の中のおやじの顔を見た時から、感動の波がひたひたと寄せてくる。そしてアダム・クーパーのもの凄いオーラと一体になって映画は終わる。ただ、他にも書いておられる方がいたか、タイトルは、原題の「ビリー・エリオット」にして欲しかった。  
[DVD(字幕)] 9点(2009-04-29 15:46:51)
19.  運命じゃない人 《ネタバレ》 
面白い!最近のベストワン。絶対にもう一度観たくなる。脚本が素晴らしい上に、全ての役者がぴたりとはまっている。特に宮田役の中村なくしてこの傑作は無かったかもしれない。霧島れいかのせつない感も好きだし、浅井組長がまたとてもいい感じを醸し出している。CGだらけの大宣伝映画では、味わえない快感だった。 
[DVD(邦画)] 9点(2009-03-22 03:05:27)(良:2票)
20.  雁の寺 《ネタバレ》 
川島雄三監督と水上勉という組会わせがおもしろい。暗い話なのに、カラリとした空気さえ感じる。川島監督のセンスの良さだと思う。慈念と俗っぽい坊さんたちの対比が効果的。そして何より若尾文子が魅力的。ラストのカラー映像と賑やかな音がモノクロの世界を浮かび上がらせる。川島監督への憧れが増した作品。
[DVD(邦画)] 9点(2009-02-16 00:43:27)(良:1票)
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