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サーファローザさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 111
性別 男性
自己紹介 日本映画好きです。以前、Yahooブログに1000本掲載していたのが削除されてしまいました(涙)DVDよりスクリーンで観た作品の方が点が高い傾向にあるようです。月に3・4回は東京にある名画座に通ってます。

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1.  川の底からこんにちは
堂々と「中流階級」よりも下、「中の下」を宣言している作品。登場人物はみんなロクでない人物(不倫・駆け落ち・復讐・・・下ネタ)だったりするのだが作品は暗くない。笑える部分もある。各登場人物を掘り下げているためか、観る者も近いものをかんじるのではないか。「どうしようもない」人生と割り切って生きる事のエネルギーを頂きました。主人公の満島ひかりはとても魅力がありました。高得点!
[DVD(邦画)] 8点(2011-04-29 20:25:39)(良:1票)
2.  ハッピーフライト(2008)
面白かったです。肩の力を抜いて楽しめる群像劇ですね。様々なトラブルが発生しうるので小ネタが満載なんですね。俳優陣の好演も作品の雰囲気やテンポに収まっていて監督が巧いのでしょう。管制官の人たちが味がありました。
[DVD(邦画)] 8点(2011-02-08 12:11:37)
3.  座頭市(2003) 《ネタバレ》 
正直な感想ということで、やはり勝新の座頭市を比較してしまう。北野武監督も無論、違うアプローチを意識したと思う。そのせいか娯楽として楽しめた。ただ、時代劇として違和感をいくつか持った。■両親を殺された姉弟の復讐劇と市との出会いが柱となっている。この姉弟が市との出会い後に殺気を失ったかのように大人しくなる。後半に子供の回顧シーンで悲劇チックとなるが、そもそも、復讐を果たすためとはいえ人殺しをしている悪党なのである。しかも、復讐は市がトドメをさしている。■市が何故、居合の達人なのか?この正体が解らない。勝新のように社会への反骨という訳でもなく、その精神を引き継いでいる訳でもない。それが、何故にあそこまで肩入れをするのか?■勝新の「座頭市物語」には無論、殺陣の素晴らしさとしてのヒーローとしての魅力もあるが、好敵手・天知茂と心底通じる仲となりながらも雇い主の対立に巻き込まれ、立場故に対決をする。その無常さ潔さが美しくあったりする。そこが傑作たりえるが、この作品にはスジがあかんかった。ただ、市の存在感、何か俯瞰・いや、回りを引き立てているいるような印象があったのですが、これは監督兼主役だから?
[DVD(邦画)] 7点(2011-01-24 07:24:02)
4.  沈まぬ太陽 《ネタバレ》 
山崎豊子の映画化となると、どうしても、山本薩夫監督を思わずにはいられないのですが、「不毛地帯」「華麗なる一族」、作者は違うとはいえ「金環蝕」などの作品と比較すると、纏まりが悪い。 事故は起きるべくして起きた、国民航空の信じられない企業体質。この追求が大分甘く感じた。原作では主人公の悲壮な境遇・苦悩に加え、墜落事故を事故を招いた驚くべき企業体質、そして(得意の)政治権力の内幕を逃さずに描くことで壮大なドラマとなっていたのだが、映画ではやや企業実態の描写が散漫にみえる。原作の台詞の「主要部分抜粋」のような感じ、典型像の域でとどまっていた。 3時間以上の時間があるのだから、もう少し企業・政治家の癒着を突く事ができるのではないだろうか。 いつの時代もそうだが、国民よりも自分の保身を優先する企業トップ・政治家、その利権に群がる人間達。その告発的な部分を持つ映画も観たい。 渡辺謙の熱演、彼の悲壮な境遇と決意は伝わったが、もっと「大きな作品」に出来たはず。現在、支援問題が話題となっていますが酷いものです。経営陣の責任は重大です。ただ、その末端で安月給で油まみれになって航空機を整備している者ら多くの末端従業員らの存在も忘れてはならないですね。そう思うと、余計に腹がたってしょうがない。
[映画館(邦画)] 7点(2009-11-01 17:02:53)(良:2票)
5.  女の子ものがたり 《ネタバレ》 
原作も監督も全く知らず、たまたま入った映画館で観た映画でしたが、かなり面白かった。単なる青春映画に留まらず、「しあわせとは?」「友達とは?」と観る者に問いかけていたと思う。  極貧乏のために虐められる友達とも三人になれば仲良し、スカッと晴れた天気で自転車で海に向かって飛ばす、純真だ。そして、時が流れ、将来の生活・結婚を意識し始めた三人に価値観のズレが生じてくる(田舎の世界ですね)。 貧乏で辛い現実を(無意識に)受け入れている二人と、そういう二人に疑問を持ち続けるなつみ・・・進行は同じゆったりとしているんですが、徐々に重い現実が浮かんでくる。で、青春映画にありがちな、雰囲気を出しつつも、三人各々の成長・心境のズレをさりげなく演出していた。世代を越えてもブレていない。これを、計算して演出しているとしたら「この監督やるな!」と思いましたね。 最後に涙をしてしまった。 子役たちの演技もみな素晴らしかった。良作です。
[映画館(邦画)] 8点(2009-10-08 22:34:42)(良:1票)
6.  父と暮せば 《ネタバレ》 
宮沢りえと原田芳雄の会話は、生者と死者という狭間ではなく、宮沢りえの願望にも感じられる。ラストシーンの宮沢りえの台詞と笑顔はマイ邦画史上ベスト3に入る名シーンです。あまりにも痛い苦悩を自ら越えて悟りを開いたかのような彼女の表情にドッと涙が溢れました。菩薩といって良いでしょう。
[DVD(邦画)] 10点(2009-09-22 06:03:25)
7.  真夏のオリオン
久々に映画館で映画を観ました。太平洋戦争末期の潜水艦モノで「ローレライ」と同じ原作者の作品です。かなり原作をアレンジしている印象。やはり、この時世に「戦争モノ」を造る場合、正面から切り込んでも商売にならないのでしょうか?(改めて硫黄島のすごさを実感した次第)前の方のレビューにもあるとおり、「大衆向け」で「訴えやすい普遍的なテーマ===愛」を前面に出ていると感じた。それはそれで良いのですが、全員・アメリカ兵を含め「性善説」に基づいて役作りがされているような感じが気になった。最後のシーンは「ありゃないだろーよ???」と思ったのですが、「ローレライ」同様、これは原作者の持ち味なんでしょう。その「ローレライ」の原作がとても面白かったのですが、この作品を含め、映画になるとどうしても「各々が戦争と対峙する」観念描写が薄れてしまいます。また、人間に主軸を置いた内容と解っていても、戦闘シーンの船の少なさが凄く寂しく映った。
[映画館(邦画)] 6点(2009-06-17 22:10:58)
8.  おくりびと 《ネタバレ》 
納棺師という職業に焦点を当てているんですが、この作品には笑いと涙、そして何より、納棺の儀式がもたらす「尊さ」のようなものに惹かれてしまった。  納棺師は遺族の前で、死者の肉体を浄め、顔には化粧を施す、その所作をじっくりと見つめる遺族、その間各々の「死者への想い」も浄化されるのではないだろうか? また、遺族の<旅立っていく者>への優しさも込められている。 この、様式だった美しい所作を観ている者は、死者を扱っているのに、とても温かいものを感じるはず。  この、「納棺の所作がもたらすもの」の描写。 これが、この作品の核であるのは間違いないが、それでも凄い力を持っていた。  ドラマ的要素は、まるで「納棺儀式」の見えざる力に取ってつけたかのように感じる。  私が興味を引いたのは妻・広末涼子の存在。 現代的な妻で、東京にいる時は普通の妻であり、故郷に帰って暮らすことにも抵抗がない。しかし、夫が納棺師と判明した瞬間、はじめて夫に嫌悪感を見せる。  広末の役の必然性の一つとして「納棺職に対する客観的な視線」というものがあると思う。結局、彼女は銭湯の吉行和子の葬儀に立ち合い、自らその尊さを体験し、また<その事を理解している>本木の所作をも感じ、完全に和解をしている。 この辺りの広末涼子の台詞なき視線、変貌が実に素晴らしいし、また、この「客観的な視線」の存在によって観客をも引き込んだ。広末の視線にはこのような力を感じた。  最後、本木が父親と真に再会し得たのも、儀式としての肉体の浄化だけではなく、彼の「過去に対しての憎しみ」が全て浄化されたからであろう。終盤になると、あの儀式が持つ力を感じさせられるのです(勿論、本人の優しさという前提もあるのだが)。  よって、この作品は「納棺所作」に説得力がないと成立しないのですが、非常に丁寧な撮影振りです。 そして、ストーリーを超越した力を持っている映画と思いました。それは、切り口は違えど黄金期の巨匠小津・溝口らの凄みに迫るものを感じたと言ったら大袈裟か。  更に、バランスが非常に良いのです。 儀式の核心にのみ焦点をあてるとくどかったり、硬かくなったりするのですが、山崎努(最高!)、余貴美子らのコミカル&親近感、チェロ伴奏、庄内平野の四季など作品の幅を広くしている。  強く評価すべき作品だと私は感じました。
[映画館(邦画)] 9点(2008-09-26 15:46:31)
9.  アキレスと亀
北野監督はまだ1本しか観てなかったので、とても興味を持って鑑賞しました。 絵画に生きる男の一生(絵画に生きるしかなかった?)の物語。少年期・青年期・中年期と三期を演出していて、フィルムの質感がそれぞれ変えていたのが面白い。  少年期に神童のような扱いをされ「僕、画家でやっていける」と思ったが、売れないまま成長し生きていく。親が死のうが、娘が売春しようが「絵画の道一本!」。樋口可南子と取り組む姿は時にユーモラスに時に痛々しくもある。  これは監督の映画監督人生・決意になぞらえていると考えるのは余計だろうか? 少年、青年の主人公が自分の意思で動こうとせず、何か傍観・浮遊しているような姿がそう感じさせるのですが。  その他いくつか感じる点があり、特に人の死をいとも簡単に、「生きている世界」と同等に描いているなあと強く感じ、他の監督にはない演出に思えた。 台詞・場面の省略もかなり特徴がある。前触れもなく、画を「バッ」と見せる手法は監督の持ち味なんでしょうか。  そんな手法でもって描いた少年期・青年期は情感溢れて良い味があったのですが、後半はその波長が大きく乱れた印象です。まったく、別の作品?と思ってしまいました。 「あんたフェリーニか?」と一瞬よぎりましたが、これは私の感覚がズレているのでしょう。でも、主題は一本であれ、一本の作品としての違和感は拭えない。  作品自体を幸福と取るか取らないかは分かれると思う。 
[映画館(邦画)] 7点(2008-09-22 21:50:30)
10.  次郎長三国志(2008) 《ネタバレ》 
久しぶりに新作の映画2本も映画館で観ちゃった。「次郎長三国志」はやはり観なけりゃいかん!と。で、面白かったし、泣けた!  マキノ雅弘監督9部作のうち、3部の途中あたりから6部まで、特に6話の部分を取り上げています。どうしても尺の問題があるので「子分との出会い」が入らないのはしょうがない。それでも楽しめた。  この物語はRPGのような個性ある仲間が加わっていく楽しさもあるが、一番はやはり「次郎長一家の連帯」にあると思う。堅気の世界からはみ出したどうしようも人間たち。そんな彼らが「義理と人情」に、惚れて恋して必死に生きる姿。そこに、観るものは泣いたり笑ったりする。それは、50年以上経っても色褪せない「普遍的なもの」であるんだなと私は観て実感しました。  キャスティングも好感です。一人一人かくと凄く長くなるので省略しますが、マキノ版で個人的に弱いと思っていた<次郎長&お蝶の弱さ>を中井貴一と鈴木京香になって、良かった。二人がベタベタかなとも思えるが、鈴木京香美しいねえ。 子分達はみな○、女性陣は 久慈あさみのお仲が高岡早紀、越路吹雪のお園が木村佳乃と豪華になっているが、貢献が少なかったのが残念。「投げ節お仲」は「森の石松」と並んでファンが多いと思うので・・・ でも、やはり時間が限られているからしょうがない。  この作品については、映画内での演技も勿論そうですが、キャスト間の結束が大事なのではないかと思う。それも、結束しているなあと感じさせた。お蝶の最後のシーンが素晴らしく、中井貴一が櫛を口で抜くのと同時にカメラを回して全員の表情を撮っているんですが、「次郎長一家の連帯」をしっかりと演出していた。 個々の登場時間が限られている以上、この連帯はポイントなんだと思う。  マキノ節も引き継がれている。中井貴一が口でお蝶の櫛を抜く仕草はあの独特の色気が出ており拍手。不安な点は、50年版の各エピソードを短縮して繋いでいる内容なので、少し物語が飛び飛びに感じるかもしれない。  久々に庶民的で笑って泣ける娯楽作品に出会ったのかも知れません。
[映画館(邦画)] 7点(2008-09-22 21:27:33)
11.  舞妓Haaaan!!!
期待しないで観たんだけど、なかなか面白かった。日本映画好きとしては「舞妓モノ」と言えば、女性側の苦節を扱った作品ばっかりだったので、舞妓に夢中になる男という設定は新鮮で、内容も現代風スラップステックといった印象で良い。序盤の阿部サダヲの爆走ぶりが楽しい。柴咲コウの舞妓はあまり似合わず、むしろ、小出早織が顔形(おむすび型)がピッタリでチャーミング。ただ不満もあり、途中から落ち着き過ぎたのが非常に残念。コメディとして作っているのであれば、植木等(最後の出演作となりました)のようにドンドン出世し、伊東四郎に取って代わって社長まで上り詰めるようなパワーが欲しかった。前半のナンセンス調に比べて、予定調和となってしまう中盤以降がなんかアカン。最後までナンセンスで持っていくべきだ。これは最近の日本映画の悪い面だと思う。
[映画館(邦画)] 5点(2007-10-11 14:50:29)
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