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空耳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 180
性別 男性
自己紹介 「刑事コロンボ」旧作全作品批評終了。
「チャップリン長編映画(一時間を越える本人登場作品のみ)」全作品批評終了。
「名探偵コナン」映画……15作品のうち14作品終了。
「黒沢映画」……まだまだ

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 
「いい映画」だと聞かされて見るのと知らないで見るのとではまるで違う。「傑作」などという評判を知ってしまうと、期待してしまう分だけ要求が高くなって「なーんだそんなに大したことはないじゃん」となりがちだ。クレシン映画は「ロボ父ちゃん」が出色の出来だったので、あれを上回るのは難しかろうと思って一時間ほど冷静に見ていたが、突然始まるあのヒロシの回想場面に完全に打ちのめされてしまった……。  これは確かに郷愁だ。ただ郷愁というと「過ぎ去った昔を懐かしむ」「あの頃はいい時代だったと思う」ことになると思うが、個人的には時代なんてものは付属物にすぎず、郷愁の本質は「過ぎ去った命を懐かしむ」ことであると思っている。ヒロシの回想をみても自分が生きた時代への懐かしさというよりも自分が生きてたきた命の歴史それ自体を振り返る印象が強い。  人生の中盤を越えた(要するに中年です)人間なら多く感じているだろうが、私も徐々にではあるがしかし確実に強まってくる「命の短さ」「人間のはかなさ」つまりは「命への愛着」というか、「自分から息子へ伝わっていく命」というか、とにかく若い時代には頭ではわかっていても現実味がなかった感覚、そこにこの映画は訴えかけてくる。  悪役(とは言い切れないが)も最後までしっかり悪役を演じており、他のクレシン映画みたいにおチャラけすぎて緊張感をぶち壊していない。最後もしんちゃんのギャグを織りまぜながら感動的に締めくくっている。  それにしてもクレシン映画に10点つけるとは思わなかった…。やられた。  ただ……お子さまには理解できないんじゃないかこれ(笑)。  まぁいい。子供はいつか、大人になる。
[地上波(邦画)] 10点(2016-05-16 16:59:37)(良:1票)
2.  アース 《ネタバレ》 
小学校低学年~ぐらいの子供と一緒に鑑賞するのにこれ以上のものはない。もちろんこれは繰り返してみるものであって、一度だけではもったいない。動物の名前や生態を覚え込むぐらい繰り返し見れば、理科の点数も上がる(保証しないけど)。「アリのままに生きる」という下品な映画など、絶対見せない方がよい。ま、子供に「つまらん」と言われれば、それだけだけど。
[インターネット(吹替)] 9点(2022-09-10 04:09:11)
3.  レミーのおいしいレストラン 《ネタバレ》 
まさかレミーの正体が評論家に明かされるとは思わなかった。だが考えてみると、この映画の主題は「料理は誰にでもできる」なのだ。どんなに無理な、突拍子もない夢だって、「お前が? そんなの無理無理~~」と言われる夢だって、絶対叶わないなんて言えないんだよ、と言ってるのがこの映画なのだ。よりによって、不潔なドブネズミがフランス料理のシェフになりたいなんて、ありえなさすぎる(笑)。このありえなさすぎってところが効果的にこの映画に笑いをもたらしているのだが、とにかくこれに比べれば大抵の夢なんてずっと現実味があるってもんじゃないだろうか?  そして「どんな無理と思える夢だって、無理じゃないかもしれない」というためには、やはりレミー本人が評論家に堂々と認められないと説得力がなくなってしまう。フランス1の辛口評論家を実力で納得させるのは、リングイニではだめなのだ。それでは焦点がぼけてしまう。だからあんな展開になったのだろう。 普通は映画にせよ小説にせよ、作者の言いたいことというのは話の中に自然に折り込むのが常套手段だと思うが、本作品ではそれが非常に分かりやすい形で(イーゴの評論文)最後に語られる。やや説教臭くなってしまうけど、この不思議な突拍子もない物語をきちんとまとめてみせる効果があったと思う。 ラタトゥーユに感動する場面も効果的だ。が、日本人なら漫画雑誌等でこれよりもずっと凄い表現を多々目にすることも事実(特にワインのあの漫画)。だが「たかがワイン1本でお前妄想が激しすぎやしないか」と漫画にツッコミを入れたくなる自分にとっては、この程度ぐらいでちょうどよい。 賛否両論あるようだが、個人的には実に不思議な感動を味わえた。さすがピクサー。
[DVD(字幕)] 9点(2009-01-20 07:45:22)
4.  ティム・バートンのコープスブライド 《ネタバレ》 
よい映画なので最初に文句を。何度か書いてるけどカタカナ邦題はやめてほしい。一体どれぐらいの日本人がコープスを「死体」だと理解しているというのか。「死骸の花嫁」と訳した方がずっといい。……邦題はともかく内容はよかった。ナイトメア(これも「クリスマス前の悪夢」でいいじゃないか)よりも実写のシザーハンズ(これだって「ハサミの両腕(のエドワード)」でいい)に酷似していると思う。「結ばれない愛」が主題となっていること、そしてその「結ばれない」相手がより高い存在へと昇華して映画が終わること(シザーハンズではひたすら氷の彫刻をつくり続ける姿が神々しく、死骸の花嫁は最後には無数の蝶へと変化して消えさってしまう)、またその最後の場面で悪玉的存在が死んでしまうところまで完全に同じだ。この主題はこの作者にとって繰り返し取り上げたいことなのだろう。確かに愛情は人間にとって厄介な代物で、人はこれによって満たされもすれば傷つくこともある。満たされる場合はともかく、かなえられない愛をどうすればよいのか。「ハサミの両腕」にせよ「死骸の花嫁」(もう勝手に日本語にする)にせよ、愛はかなえられない。その悲しみを描く一方で、それでも人を愛することは美しいことなんだと映画は訴えている。悲しい物語なのに同時に心が満たされるような気分になるのはその訴えかけに見ているこちらが知らず識らず共感するからだろう。
[インターネット(字幕)] 8点(2017-08-27 01:08:33)
5.  サウンド・オブ・サンダー 《ネタバレ》 
オチが実にすっきりしない。ドラえもん映画に「のび太の新魔界大冒険」というのがある。これは魔族の攻撃で救いようがなくなってしまった世界を救うために、タイムマシンで過去に戻って「そもそも魔族が生まれたきっかけを取り消す」ことで一度はメデタシメデタシになろうとする。つまりこの映画のオチのつけ方と全く同じなのだが、ドラえもん映画では「ちょっと待って。ボクたちはいいけど、今現在向こうで大変なことになってる人たちはどうなるの?」という疑問が出てきて、やっぱり未来にいって事態を収拾させないと、となるわけだ。そういう発想がこの映画にはないので、あくまで「過去の自分たち」が事前に惨事を回避しようとするということでオチがついてしまい、とんでもないことになった未来は放置されたままになってしまう(主人公だってあの後未来に戻ったはずなのに、どうなったのだろうか)。ここは無茶苦茶な進行になろうとも、視点を未来に戻して「過去が変わったので未来もかわった」という逆進化の波がやってきて町が元に戻るという身も蓋もない(笑)オチにしてくれた方が、まだすっきりできたと思う。
[インターネット(字幕)] 7点(2016-12-02 13:06:11)
6.  コララインとボタンの魔女 《ネタバレ》 
アマゾンビデオにて観賞。「クリスマスの前の悪夢」はまるで面白くなかったが、あれと比べればこちらの方はずっと面白い。筋書きは見えるけれども映像がきれいだし楽しめる。日本語吹き替えではコラライン役がよろしくない。もっと年下で子供っぽいはずなのに、女子高校生ぐらいに聞こえてしまう。大体なぜ素人を使うのか。もっと声も自在に出せる芸達者な人がいるだろうに…。逆にすばらしかったのは父親の歌。この歌が気に入って原語でも聞いてみたが声がやせていて美しくない。この吹き替えの方が上出来だ。それと本作は子供(小学校低学年)と見たのだが、飽きっぽいうちの子供が最初から最後まで言葉を発さないほど集中してずーっとみていた。感想は「怖かった」のみ。「面白かった?」と聞いても「怖かった」としか答えなかった。確かに「ボタンの目」など、大人でも一瞬ぎょっとさせられる場面がところどころにある。子供には大変怖い映画なのかもしれない。
[インターネット(字幕)] 7点(2016-12-02 12:51:32)
7.  ジョニー・イングリッシュ 《ネタバレ》 
「彼は恐れを知らない。彼は危険を知らない。彼は、何も知らない……」という添え書きに不覚にも笑ってしまった。ビデオで見た「ローワン=アトキンソン・ライブ」の方がずっと面白いが、この映画も笑える場面にこと欠かない。「世界中にここより安全な場所はありません」と言った瞬間に起きる爆発・駐車禁止に引っ掛かってクレーンされたまま車でカーチェイスする場面・一人で暴漢と格闘するふりをする場面・なぜか知らないがオモチャのヒヨコに空手チョップ喰らわすところ(笑)・葬式を演技と勘違いするアトキンソン……少なくともビーン(映画版)よりは断然上だ。結末もメチャクチャすぎるがそれがかえっておかしい。だが、だがやはりあのウ○チまみれのシーンだけは……さすがに笑えない。というかキッタナイ。映画館でドン引きされなかったかどうか、とても気になる(笑)。あと本作は絶対に原語の方がよい。なぜってそりゃあの爆笑日本語が唐突に出てくるのが強烈だからだ。ほんと誰だよ、あのしょうもない日本語考えた奴(笑)。ある意味「究極日本人向けの映画」である(多分)。
[DVD(字幕)] 7点(2008-08-09 05:24:17)
8.  エスター 《ネタバレ》 
動画配信で観賞。「彼女の正体に全米が驚愕した」みたいなことが書かれてあって興味を引いたのだが、結果として彼女の正体にさほど驚かなかったのでこれは知らずに観賞した方がよかったようだ。もっとおぞましい恐怖を感じるかと思ったが、当方がスレているせいか面白かったな程度に留まった。妹は絶対に殺されないだろうなという予感通りになったのもやや興ざめ。原題は「オーファン」(孤児)だが「孤児」じゃまずいのかなんなのか邦題は勝手に主人公の名前に変えられている。なるべくなら原題を活かしてほしい。「孤児」がだめなら「孤り子(ひとりご)」とかなんとか…。それと最後の場面でいくら母親を助けるためとはいえ、あんな小さな子が拳銃ぶっ放すのはありえない(灰原哀かと思った)。母親に命中したらどうするんだ。残忍そのものの主人公だが重度の「反社会的人格障害」ぐらいになると犯罪に罪悪感がなくなるらしいのでありえない話ではない(知的障害者殺人事件が最近起きたが、個人的にはその種の反社会的人格者の犯行ではないかと疑っている)。ただ彼女の身になれば、あの体で苦労したこともまた事実だろう。それにしてもこんな映画の子役やらされたらトラウマにならないだろうかと変なことが気になった。妹役は当時8歳の実際に難聴である子役さんで、ウィキによると「撮影中は何のことかわからずゲームだと思ってた」そうだが、ゲームとしても悪趣味すぎる(笑)。蛇足だが他の投稿に「別の終わり方」があると聞いたので、さっそくyoutubeで検索…じゃなかった(汗)とにかく見たけれどもあのまま堂々と逃亡してしまうという結末ならその方がより恐ろしかったように思う。あと削られた場面もyoutube…じゃなかった、とにかく削られた場面があるのだが、エスターが母親に「父親があの女に色目を使っていた」と告げ口する場面があるではないか。この伏線は本編で回収されているので、削るべきではなかったと思う。
[インターネット(字幕)] 6点(2016-09-21 12:37:33)
9.  ドラえもん のび太のワンニャン時空伝 《ネタバレ》 
第一期ドラえもんの最終作だけあって、映像音楽とも現代でも何とか見られる水準には達している。お話も悪くない。壮大だし思わぬしかけもあるし感動的だ。「地球は45億年の間にこんなことを何度も繰り返してきたんだ」「私たちもおばあちゃんになって、また子供たちが大人になって…」という会話が声優交代を暗示しているように聞こえた。いつまで「22世紀生まれ」のままでいられるのかわからないが、ドラえもんも次の声優、その次の…と交代していくんだろう。そしていつかは、忘れ去られる……。気に食わないのは題名。「ワンニャン時空伝」って、軽すぎないか? いいのが思いつかないけど……。
[インターネット(字幕)] 6点(2016-01-29 13:41:33)(良:1票)
10.  名探偵コナン 漆黒の追跡者 《ネタバレ》 
もちろん私は好きなおかずは最後までとっておいて食べる方である。だからこの映画は長い長い間(コナン映画の最初の投稿はもう5年も前になる)見ずにいた。なんといったって黒の組織なのだ。名探偵コナンはこの組織が絡んでくる話になると俄然面白くなる。灰原哀ちゃんが不思議なメルモよろしく大きくなったり小さくなったりする話(笑)とか、コナンがコインロッカー(笑)にまで追い詰められる話とか、いやとにかく緊張感が他の話とは全然違うし無茶苦茶なピンチをこれまた無茶苦茶爽快に解決するところが、こんなのありえない!と思えても面白い。期待してしまう……いや、しかし、過度の期待は禁物……そう思いながら、ようやくこの映画を通してみる機会が来た。だがまぁ、予想はつく。黒の組織が壊滅するわけはないし、ジンやウオッカが死んでしまうはずもなし、コナンだって正体がばれるわけはない。可能性は二つある。本編と同じようにジンやウオッカとばりばりやりあって痛み分けする話か、この映画だけに出てくる組織の一員と対決する話か、前者なら面白いだろうし後者ならかなり肩すかしだろうなあ……と思いつつ見たが、まず本筋からして黒の組織と正面からぶつかるわけではないのが残念だった。まぁそうなると警察自体が黒の組織を認識していなければならないから、都合上無理なんだろう。要所要所に黒の組織を組み入れていって、はい出ました「この映画限定の」黒の組織の一員。こいつがコナンの正体をほぼつかんでいながら組織に報告せず、結局ジンに殺されて終わりだろうなと、ほぼ完全に展開が読めてしまってその通りに進むので、正直肩すかしだったなぁ……と思うところに「ぬ……もう一人いる」(思いっきり小学生の靴なのになぜ気がつかないんだよ:笑)というあのジンのセリフから、それまでの展開なんてどうでもよくなって圧倒的な火力で襲いかかる黒の組織とただ逃げるだけしかないコナンとのまさに一騎討ち、これがすごかった!! まさに頭上から狙われて絶体絶命!! ……最後の最後のたった5分間(推定)の、いつもは「本編面白かった? じゃーオマケだー」的な時間がこの映画の場合は他を圧倒する。なにせあのジンが「何者なんだ」と驚くのだから凄い。いや、これがあったから救われたなぁ……。しかし、いつまで続くんだろうこの漫画……。
[インターネット(字幕)] 6点(2015-04-25 16:25:18)
11.  ザスーラ 《ネタバレ》 
ジュマンジを見ずにこちらを見ていれば、かなり楽しめるのではないかと思う。迫力もあるし、筋書きも良くできている。ただ、宇宙飛行士が実は自分だったというのは、面白いが時間の進み方がどうなっているのか理解しにくくて困る(笑)。それと宇宙に放り出されてしまう都合上、登場人物がやたら少なくほとんど兄弟だけの物語になってしまっているのが残念だった。しかも姉の存在する意味がほぼゼロに等しく、あんなものならいっそ凍ったときに木っ端みじんになっていた方が面白かった(笑)のではないかとすら思わせる(どーせ後で助かるんだからさ……)。それにこんな地獄みたいな状況でも結局誰も死なないのだから、やっぱり箱のどこかに「ものすごい恐怖を味わうけど、絶対死なないから安心してね」って注意書きがあるに違いない(ますます確信した)。ジュマンジの続編を作るのなら、素直に「続ジュマンジ」と題してまたもあのゲームが拾われて……という感じにするか、あるいは「ジュマンジ外伝」みたいな感じでゲーム内でのアランの26年を描くとか(子役が大きくなってるからだめか)。やっぱ相当難しいな(笑)。結構けなしたけど、そんなに悪い出来ではないと思う。ラストの自転車が落ちてくるのはおかしかった。ジュマンジの最後も自転車ネタだったはずで、意図的なんだろう。やはり子供は自転車なのか
[インターネット(字幕)] 6点(2014-08-10 03:55:54)
12.  名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 《ネタバレ》 
第10作。前作(個人的にそれまでの最高傑作)を上回るここまでの最高傑作。前作が「後半命」で前半がだらだらするのと比べて今作は最初から最後まで鑑賞者を惹き付け続ける。しかも最後にちょっと「?」となる謎まで提供しているのが心憎い(後述)。記念すべき10作目(よく続くよね)ということで主要キャラがたくさん登場するのも楽しい。もちろん「ただ出てるだけ」では面白いはずもなく、活かすも殺すも脚本次第なのであるが、「名探偵を探している」という設定のため不自然さはない。妃弁護士もちょっとだけだがうまく画面に登場させている。少年探偵団の3人は個人的には好きだが嫌う人が多い。たまに役に立つ光彦以外ほとんどお荷物的存在だからだと思うが、この映画では彼らに捜査を一切させず人質扱いし、真相を知る灰原が危機を防ぐために知恵を使うというやり方で本筋の邪魔をさせずうまく活用している。最後の最後でまたしても危険が迫るのもパターンだけど面白い(にしても元太のバカヤローーーーーー!!)。最後のキッドの登場はかなりご都合主義だと思ったがコナンの最後の謎かけのようなセリフ「俺たちと(キッドは)いっしょにいた」(つまり途中で消えた高校生探偵はキッドの変装だった)によって納得できるようになっている。よくわからないのは依頼主の動機で「自分が撃った」と確信していたのならその事件の何の真相を解明させようとしたのだろうか?? 大体服部君も指摘しているが、狙撃されてそのまま椅子に座り続けている人間などあるはずもなく二三発撃った時点で「おかしい」と感じないのはかなり変だ(一発目で椅子が倒れたが撃ち続けたということだろうか)。また死んだと思われた探偵が実は演技にすぎなかったというのは全く余計な演出だった。毎回思うが麻酔銃ならともかく、ゴム製(?)にすぎないサッカーボールが命中したからと言って長時間気絶し続けるものなのだろうか? すぐ犯人を確保するとかならともかく、ほったらかしなのがどうも気になる。光彦君の声優さんが病気で参加できなかった(その後復帰)のが残念。光彦好きなので(笑)。爆死するのを覚悟で子供たちにつきそった博士のやさしさに感動。それとコナン映画は題名がいつもダメ。もっとマシな名前つけられないものか。「一発目の銃弾」とか「○時間の死闘」とか「10作目、全員集合!(笑)」とか何とか。少なくとも「鎮魂歌」って内容ではない。
[インターネット(字幕)] 6点(2011-10-12 13:20:36)
13.  名探偵コナン 水平線上の陰謀 《ネタバレ》 
第九作。ここまでのコナン映画で最高の出来。だが途中までは正反対にこれまでで最低の映画だと思っていた。豪華客船での殺人事件という舞台は最高なのに、最初から犯人が特定されていて「誰が犯人か」というミステリーの王道を外しているし、かと言ってコロンボのように犯人を追い詰めるわけでもなく(ただ「証拠を自分で作った」のはある意味コロンボ的、いやそれ以上に際どすぎるやり方である。しかし考えてみればいくらでもこの技は使えるはずなのに今までテレビアニメでもこういう「証拠」は一度も出てきていない。いわば禁じ手だったのに、なぜこの映画で破られてしまったのかは謎である)大した出来事もなく単純な話だと思ってしまったからだ。それが一転して思いもかけない(気がついた人もいたでしょうが)真相が明らかになる。おっちゃんの活躍もカッコいいぜ。最後の脱出もさすがにタイタニックの迫力には遠く遠く及ばないけど、二重三重の見せ場があって不満はない。特に絶体絶命の場面で気絶同然の蘭が手を差し出す場面が感動的(泣)。だからそのすぐ後に首飾りに全体重かけてちぎれなかったツッコミ場面も許す!
[インターネット(字幕)] 6点(2011-10-12 01:05:38)
14.  名探偵コナン ベイカー街の亡霊 《ネタバレ》 
第六作。何か新しいことをやりたかったに違いない。犯人が最初からわかっているのも珍しいし、仮想世界に入り込む設定も変わっているし、その仮想世界で結局殺人らしい殺人は起きていないからいわゆる犯人は誰だ式の推理ものではなくなってしまっている。しかもコナンの必殺技的存在のキックシューズやスケボーも一切封印されているのでアクション的な爽快感も少ない。ただ謎がふんだんにちりばめられているので最後まで飽きずに見られた。思い出せなかった新一の言葉を思い出したときの蘭のとった態度はまさに逆転の発想で「そういう手があるか!」と感心させられたし、もしかすると一番この映画で「感動」できる場面かもしれない。ただねぇ……。切り裂きジャック。どこの誰かもわかってないのに「その子孫」って……。その設定にドン引きした。こういう無理な設定を使うときは伏線をきちんと入れとかないとダメ。「正体不明の切り裂きジャックのDNAを解析していた」とか何とか。いきなりじゃ、見てる方はびっくりするだけ。
[インターネット(字幕)] 6点(2011-10-06 02:50:07)
15.  ファインディング・ニモ 《ネタバレ》 
これは冒頭が本当にいい出来ですごく期待させるのだがそれ以降の展開がその期待にこたえてくれるほどではないのが残念。これほどの大冒険なのにねぇ……。もっと仲間がいてその仲間が旅の途中でどんどん死んでいくとか(汗)、あるいはものすごい反則だけど実はお母さんが生きていた……とかだったらまた違ったのかも……。お父さんとドリーのロマンスがあるわけでもないし。ただ水槽の魚たちはいい味出してた。それと歯医者の子供は、悪く描かれすぎ。なんだあれは(笑)。 さらに邦題。原題を単にカタカナにしただけってほんと能がない。「ニモを探して」でいいじゃん。
[DVD(吹替)] 6点(2008-08-20 09:01:38)
16.  カーズ 《ネタバレ》 
ピクサー作品はこちらの要求が高くなってしまうので本作はちょっと残念だった。もちろん面白いのだが、何か全体的にいま一つな気がするのである。まず、これは人によって差があるだろうけど、自動車の擬人化ということ自体がなんかしっくりこない。まだ昆虫とかオモチャの人形なら男女がはっきり描き分けられるが、さすがに車ではそれは無理だ。男女がわからないわけではないが、女性らしさを描くためにはもっと「女らしく」デフォルメしないと無理だろう。サリーとマックイーンの再会の感動的な場面がいま一つに思えた(より正確にはやや奇妙または滑稽に見えた)のもその影響があると思う。それともう一つ「急がないでゆっくりとした旅もいいものだ」というこの作品の訴えかけに、そもそも自動車自体が合わない。電車とか路線バス(これは一応は車だが)とかだろうそれを言うなら。自家用車はエコにも反するし、これからは制限される時代が来るかもしれないのに。もちろんこれは公共交通機関が発達している日本と車社会のアメリカとの差があるのだが、自動車会社が片っ端から鉄道のレールを剥がしていって車社会になってしまったというアメリカの歴史を知っていると、どうも不勉強な映画にすら思えてしまう。 それと前半でマックイーンがトレーラーとはぐれてしまってから捕まってしまうまでの場面は緊迫感のある音楽が流れるのだが、「ミスターインクレディブル」でのダッシュの物凄い疾走シーンや「バグズライフ」の模型の鳥を操縦する場面、「モンスターズインク」の子供を取り戻そうとする場面と比べると非常に出来が落ちる。というより違和感がある。何が違うのかと言えば、「インクレディブル」等の場面はみな理不尽な攻撃によって主人公がピンチに立たされ、そこから逃れる場面であるのに対して、この映画のそれは自分がトレーラーにきつくあたったことによるいわば「自業自得」であることが決定的に違う。それゆえ感情移入できにくく、緊迫感をあおる音楽が妙にずれて聞こえるのである(もちろんラストのレースの場面ではそんなことはない)。
[DVD(吹替)] 6点(2008-08-20 08:34:02)(良:1票)
17.  9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ 《ネタバレ》 
面白いんだが、最後のオチはキリスト教を心から信じていないと納得できないオチなので、日本人向け(非キリスト教徒向け)ではないように思う。日本映画じゃないので仕方ないが。
[インターネット(字幕)] 5点(2017-04-28 16:22:03)
18.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル 《ネタバレ》 
平均的に面白かったけど、あの凶悪猿がなぜ「お尻歩き」でびびるのかそれがよくわからない……。一番おかしかったのはワニのいる河でのまさお君の大活躍。あんなのコナン君でも多分無理(笑)。
[インターネット(字幕)] 5点(2016-05-19 11:32:57)
19.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ 《ネタバレ》 
映画の中に入り込んで帰れないというのは元ネタは知らないが面白いと思った。ただ全体的に説明不足で、なぜあんな現象が起きてしまったのか、なぜボスは「あれ」を封印できたのか、あの巨大ロボットはなんのために誰が作ったのか、なぜ映画の中に人間に協力的な人たちがいるのか、なぜ映画館が無人なのか、あの後映画の登場人物はあの後どうなってしまったのか、家をかなり長期あけていたのになぜシロは無事なのかなどなど、説明があってもよさそうなことについて全く説明がないのでなにか食い足りない。春日部防衛隊はいくらなんでもやりすぎ。
[地上波(邦画)] 5点(2016-05-15 04:13:02)
20.  映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史 《ネタバレ》 
中年ですがドラ映画は最近まで未見だったので、オリジナルは見てません。「新・鉄人兵団」が面白かったので見てみましたがかなり落ちる感じです。素のまんまののび太にしてやられる敵のボスがなんか情けなさすぎて対決場面がしらけるし、モリーナの声優の声が暗すぎて好きになれず、変心の場面も鉄人兵団に比べると感動に欠けます。こっちとあっちで時間の経過が違う、という要素もあんま活かしきれてない感じ。みんなが助けにきてくれる場面とかはいいんですけど。
[DVD(邦画)] 5点(2013-12-06 06:23:12)
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