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1.  残菊物語(1939) 《ネタバレ》 
溝口健二監督という存在、「巨匠」とは呼ばれていても、どこか認知度が薄い気がする。代表作は「雨月物語」ということになっているけれども、それでいいんだろうか。そのあたりで、(決して「雨月物語」がダメというのではなく)認知度の低い原因にもなっているようにも感じる。‥‥溝口監督の作品には、どれもそれなりの欠点が内包されている、などと生意気なことをいいたくなってしまうところがあるのだけれども、十本ぐらいの監督の作品を観て、いちばんにバランスのとれた「傑作」は、この「残菊物語」ではないのかと思う。ストーリーは定型の旧社会の中での「メロドラマ」ではあるけれども、ヒロインはそれでも、いつも「前」を向いている。そこに「感動」のタネもある。みごとな長回し、ワンシーンワンカット、そして、ひんぱんに登場する「階段」の活かし方。ラストの簡潔な「対比」の効果。すばらしい。映画というものの演出の、ひとつの規範ではないのか。‥‥もちろん、西瓜のシーンとその反映は、あまりにすばらしいではないか。
[インターネット(字幕)] 10点(2013-12-13 17:26:40)
2.  ミイラ再生 《ネタバレ》 
 けっきょく、この作品のみどころは、ボリス・カーロフの再生したミイラのメイク、その演技、それを際立てるカール・フロイントの演出ということになる(あと、ヒロイン役のジタ・ヨハンという女優の、奇妙な魅力も、かな)。ひとつこの作品で記憶するべきは、眼光鋭いボリス・カーロフの顔のアップの映像。まあこれは無理に記憶しようと努力しないでも、自然に記憶に焼きつけられてしまうのだけれども、あまりにアイコン的な「フランケンシュタイン」のモンスターとしてのボリスの印象よりも、この作品ではより役者としての力量を感じさせ、他に類のないミステリアスな雰囲気を漂わせている。  ただし、この作品の脚本、そしてストーリーテリングとしての演出にはあまり納得出来ないというか、ただ説明のための場面、そして説明もなく飛躍してしまう展開とのあいだで、観ているわたしはしばし混乱してしまう。そもそも、いちど蘇生したイムホテップが、こちらはヘレンとして転生している元・エジプト王女を、いったいなぜもういちどミイラにしなければならないのか、そのあたりがわからない。イムホテップは王女の再生を望んで、「トトの書」という再生の奥義を記した巻き物を盗もうとして、生きながらミイラにされるという刑罰を受けたのだから、王女が転生してヘレンになってるなら、イムホテップも蘇生して、王女も転生、それでいっしょになってるんだからそれでいいんじゃないの? 説明が多いわりには肝心の部分の説明も描写も欠けている印象。こういう面は、たしかに1999年のリメイク「ハムナプトラ」の脚本はさすがに練られている。
[DVD(字幕)] 6点(2010-03-25 11:19:08)
3.  フランケンシュタイン(1931)
製作から80年経過した今となっても、「映画」という表現、そのヴィジュアルの、ひとつのアイコンであることを止めない。おそらくは永遠に、「映画」なるものの代名詞であり続けるだろう。
[DVD(字幕)] 10点(2010-03-24 16:59:37)
4.  三十九夜
「なぜ登場人物はほかの登場人物の言うことを信じるに至ってしまうのか」という裏付けをかなりすっ飛ばしていて、今どきならこういう脚本では映画に出来ないだろうなあと思うけれど(初期のヒッチコック作品にはこういうのが実に多い)、そういうムダな(?)描写に時間を費やすことなく、「信じたのだから信じたんだよ、ほら、信じたとおりだっただろう?」とばかりに前進して行く。のちにアメリカに渡ってからの「逃走迷路」、「見知らぬ乗客」、「知りすぎていた男」、そして「北北西に進路を取れ」などの作品で繰り返されることになるディティール満載で、そういう逃走劇のシチュエーションばかりをダイジェストでつなげて作ったような作品。やってみたいことを一本の作品にむりやり詰め込んでみたんだろうという印象。演出/編集/カメラワークなどで面白いシーンがいろいろとあり、見返せばまた「こんなことをやっている」というのが見つかるだろう。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-05 10:47:19)
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