戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河 の おばちゃん さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > セ行
 > 戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河
 > おばちゃんさんのレビュー
戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河 の おばちゃん さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
太平洋戦争のさなか、反戦活動につき進んでいく若者と、その恋人である資産家令嬢を、山本圭と吉永小百合が演じていて、まあかなりはっきり覚えている場面といったら、それっきりないんですがね(アセアセ)。そもそも、社会正義に燃える若者に寄せる乙女の純情、はいいとしても、なんでそこに「身分違いの恋」という、わざとらしいダブルのハンディキャップを設定しなけりゃならんのだ、という感じも、今から思えばするのですが、まあ歴史ロマンの趣きを演出するには、このくらいのクサさは、目をつぶるしかないかもね。戦後の左翼活動などとは一線を画す、当時の彼らの立場や、特高、と言われた警察の取り締まり担当者との攻防、なんていうのは、私ら昭和20年代生まれは、それでも言葉としてけっこう読んだり聞いたりしたものでした。事実として、監獄での拷問で亡くなった活動家、後遺症でからだがおかしくなった人についての記録は、残されています。そういう出来事の参考資料として、こういう映画は残っていってほしいなと思ったりします。先日、満州事変前に、中国に渡っていった、というエピソードの出てくる映画を観ていて、そのことが意味することを若い人はなかなか気づきにくいようだな、なんて思ったもんでね・・。ところで、この第2部と1部は確実に観た記憶があるものの、第3部完結篇を観た記憶がどうもありません。あらすじを某サイトでチェックしたら、山本圭が演じた反戦活動家は、それでも軍隊に入り、しかし戦地でさえも、己の意思を貫いた、という記述が(まるで先日のTV「さとうきび畑・・」のさんまさんみたい!?)。いやはや、ということは、やっぱり間違いなく見なかったようです。完結篇を観てないとは何でやねん、と自分につっこんでも仕方ありません。どなたか、3部を観た方がいらしたら、レビューしていただきたく、何卒宜しくお願い致します。
おばちゃんさん 7点(2004-01-15 18:04:11)
おばちゃん さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2021-07-10ミッドナイトスワン10レビュー7.00点
2020-08-27マルモイ ことばあつめ9レビュー9.00点
2019-07-09新聞記者10レビュー6.08点
2017-05-12忘れられない人6レビュー7.16点
2017-02-22スノーデン8レビュー6.43点
2016-04-27キャロル(2015)9レビュー7.28点
2016-03-16不屈の男 アンブロークン8レビュー6.11点
2015-08-07靴職人と魔法のミシン8レビュー5.00点
2015-04-13KANO 1931海の向こうの甲子園8レビュー6.91点
2015-02-19おみおくりの作法8レビュー7.40点
戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS