現代やくざ 与太者の掟 の 鱗歌 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ケ行
 > 現代やくざ 与太者の掟
 > 鱗歌さんのレビュー
現代やくざ 与太者の掟 の 鱗歌 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 現代やくざ 与太者の掟
製作国
上映時間92分
劇場公開日 1969-02-01
ジャンルアクション,ドラマ,シリーズもの,ヤクザ・マフィア
レビュー情報
「現代やくざ」というタイトルですが、菅原文太演じる主人公はむしろ古風なところのあるヤクザで、その彼が、仁義も何もあったもんじゃない現代的なヤクザ組織に立ち向かう、といった趣向の作品。
それにしてもまあ、様々な登場人物が次から次に、出るわ出るわ。仮釈放で出所した主人公が、電車内でスリに遭う、無賃乗車を疑われているところを通りすがりの男に助けられる、パチンコ屋では隣の台の刺青師のオッサンと知り合いになる、オッサンの元に刺青を入れにチンピラがやってくる・・・と、まさに次から次に脈絡なく人物が映画に登場し、ちゃんと彼らが皆、ストーリーに絡んでくるのが、スゴい。なかなか巧みな脚本、ではありますが、こんなペースで登場人物を増やし続けて、果たして無事に若山富三郎の登場まで辿り着けるかどうか。
菅原文太の出世作とも言われるだけあって、暴れ回る姿、その勢いは格別のものがありますが(いや、いつもこんな感じかな?)、山城新伍が追われるシーンなどで傾けられたカメラなどは、まるで深作欣二作品かと思わせる鋭さがあって、映画自体が勢いを感じさせます。
一方で、菅原文太が単身、殴り込みをかける決意をする場面、子分に対する厳しい表情が一種だけ和らぐあたりなどは人情味も感じさせ、こういう部分は降旗康男監督らしさ、なのかな、と。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-05-10 22:47:54)
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-26007/美しき獲物たち7レビュー6.02点
任侠清水港8レビュー7.75点
2024-05-19ドッペルゲンガー8レビュー5.74点
2024-05-19デモリションマン7レビュー4.74点
2024-05-06ベイビーわるきゅーれ7レビュー6.71点
2024-05-06セルラー9レビュー7.09点
2024-05-06騎兵隊8レビュー6.00点
2024-05-06風来坊探偵 岬を渡る黒い風7レビュー6.00点
2024-05-06恋愛準決勝戦8レビュー7.10点
2024-05-05悪魔の赤ちゃん3 禁断の島7レビュー4.75点
現代やくざ 与太者の掟のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS