ジャングル大帝(1997) の 鱗歌 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > シ行
 > ジャングル大帝(1997)
 > 鱗歌さんのレビュー
ジャングル大帝(1997) の 鱗歌 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジャングル大帝(1997)
製作国
上映時間99分
劇場公開日 1997-08-01
ジャンルアニメ,動物もの,TVの映画化,漫画の映画化
レビュー情報
欲望にかられた心無い人間たちにより破壊されたジャングルを、今度は疫病が襲う。ジャングルの王たる白いライオン・レオの妻ライヤも疫病に命を奪われ、さらには娘ルキオまでもが病に侵される。そこにやってきた「心ある人間」たるヒゲオヤジ氏、ルキオに注射を施し、さあこれで明日には熱も下がるだろう、と。逆に言えば、注射していきなり元気になる訳でもなく、薬が効くまでには時間がかかる、要するに、人間と動物たちの間に信頼関係を生み出すためには相応の時間がかかる、ということでもあるのだなあ、と。まあ、そう思ったんですけれども、本作はその「時間」を描くこともなく、いきなり場面は翌朝に飛んで、ルキオの快癒を描いてしまう。本当に人間と動物たちは信頼しあえるのか、という「不安の一夜」を経てこそ、相互信頼という奇跡も光ると思うんですが、エラくアタリマエの事として描いたもんです(この間、ハム・エッグ氏側の描写もほったらかし)。まあ、この作品では「ジャングル大帝」の大きな軸をなすレオの前半生に触れていないもんで、レオの人間に対する立ち位置も描きづらいところではあるのでしょうが…。あと、中盤のルネの冒険を描く部分もちょっとテキトー過ぎないかい、という不満もあるんですけどね。でも、多少強引でもどんどん話を進めていっちゃう、この勢いの良さってのも、ひとつの魅力ではあります。そして結局のところ、最大の見どころはやはり、ハム・エッグ氏の濃いキャラと、それを支える談志師匠の名演でしょうか。
鱗歌さん [地上波(邦画)] 6点(2015-03-15 08:29:46)
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-06ベイビーわるきゅーれ7レビュー6.71点
セルラー9レビュー7.09点
騎兵隊8レビュー6.00点
風来坊探偵 岬を渡る黒い風7レビュー6.00点
恋愛準決勝戦8レビュー7.10点
2024-05-05悪魔の赤ちゃん3 禁断の島7レビュー4.75点
2024-05-04アルティメット7レビュー6.22点
2024-05-04ゆすり(1929)9レビュー5.63点
2024-05-01デッド・ドント・ダイ7レビュー4.88点
2024-05-01ストレンジャー・ザン・パラダイス8レビュー7.13点
ジャングル大帝(1997)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS