太陽がいっぱい の キリコ さんのクチコミ・感想

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太陽がいっぱい の キリコ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 太陽がいっぱい
製作国,
上映時間117分
劇場公開日 1960-06-11
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
何十年ぶりにスクリーンで再見しました。陰りのある美しい犯罪者ドロン、ニーノ・ロータの哀愁ある美しいメロディ、ラストシーンの見事さ。サスペンスとしてはストーリー展開は少々ヌルイ感じもするのに、この映画は先の3要素があることで名作になりえたような気さえする。もしこれらがなかったとしたら、、
と想像したら案外平凡な作品だったかも、、などとさえ思う。
特にうまくやった、と太陽を浴びて満足しきった犯罪者の喜びがほんの
一瞬のものであることを暗示して終わるラストシーンは見事というしかない。ここで初めて太陽を浴びる喜びを味わうドロンの明るい表情の次のシーンを想像してなんとも切なく、流れる音楽ともども強いインパクトと余韻を残す。
キリコさん [映画館(字幕)] 9点(2003-04-05 22:43:17)
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