最後の戦闘機(1936) の 彦馬 さんのクチコミ・感想

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最後の戦闘機(1936) の 彦馬 さんのクチコミ・感想
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ちょっぴり物騒で好戦的な邦題ですが、戦争を背景に男の友情と一人の女性を巡るロマンスを描いた人間ドラマに涙がホロリハラリ・・・。冒頭の駅で戦地に赴く男たちを見送る家族や恋人の数々をカメラが流れ、止まったところにアナベラがいて、そして彼女のアップでここからもうこの映画にロマンスがドドッ~と押し寄せてきます。そして不器用で誠実な中尉を演じるシャルル・ヴァネルの包容力に満ちた髭面、苦悩に歪む若きジャン=ピエール・オーモン、この3人はとにかく素晴らしい~。ラストのアナベラ、ヴァネル、そしてジャンの弟である少年の頬にそれぞれに流れる涙・・・それぞれの思惑をいっぱいに詰め込んだ涙には私も涙で応えさせていただきました。爆発シーンや戦闘機の空撮シーン、表情豊かな雲海、濃霧に煙る任務地など戦争に絡むシーンも相当な技術で撮り上げたリトヴァクさんの出世作。♪女の微笑にすべてを忘れる ささやかな恋にすべてを忘れる ~~♪ と酒場で合唱する戦士たち・・・傷を負った戦士の痛みをぬぐうのは女性なんですな~、いいシーンです。
彦馬さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-07-31 23:34:52)
彦馬 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2007-02-17Gガール/破壊的な彼女6レビュー5.71点
幸せのちから8レビュー5.51点
2007-01-10かもめ食堂9レビュー6.62点
2007-01-10スワンプ・ウォーター8レビュー8.00点
2007-01-10結婚の夜8レビュー7.00点
2007-01-10ガラスの脳8レビュー5.12点
2006-12-12小早川家の秋9レビュー7.10点
2006-12-12東京の宿7レビュー6.44点
2006-12-12戸田家の兄妹9レビュー8.18点
2006-12-12淑女は何を忘れたか10レビュー7.73点
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