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史上最悪の虐殺劇とそこでの心温まる物語の一片。
今なお世界中が忌避してやまない殺戮と慈愛に満ちた救いの精神。 作中には卑怯なまでのコントラストが存在し、 双方、つまり善と悪、生と死、正と負は対立の構図を描き、 我々視聴者は双方を、順番に、そして繰り返し見る(再生産されている)ことによって 感動を享受するのである。 したがって、本作は生、あるいは善、正だけでは成立し得ない(逆も然り)。 なぜなら感動無しには成立し得ない映画だから。 しかしながら・・・、そこが本作の弱みである。感動させようとするあまり、 作中を渦巻く生と死の演出にはいささか過剰なものがみられる。 過剰なまでの死と生の対照性を浮き彫りにさせたことは本作の功績であり、罪責である。 【ノマド】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2003-11-01 13:20:18)
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