惑星ソラリス の たましろ さんのクチコミ・感想

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惑星ソラリス の たましろ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 惑星ソラリス
製作国ソ連
上映時間165分
ジャンルドラマ,SF,小説の映画化
レビュー情報
クリスが人間へ再生していく所が興味深かった。妻、母、父への愛を取り戻していく姿に感動した。また、映画自体の独特の世界観、映像美が素晴らしいし、 時の描き方が長回しや固定画面の多用によって監督独自の感性で描かれており、否応にも同じ時間を共有させられてしまう点が見事だ(特に象徴的なのが、バートンが運転する車が高速道路を走るシーンである。長回しで延々と車の中を撮影することで、バートンが感じる「時の厳しさ」を観る者もバートンと同じように感じてしまうのだ)。タルコフスキーの映画で不可欠な水も忘れてはならない大切な要素である。母親との思い出を描いた回想シーンのなかで出てくる癒しの水、過去を象徴する水溜り、時のリズムを刻む水の音、水と触れ合うクリスやその妻ハリー(水と触れ合うというのは時間の非可逆性の中で生きるタルコフスキー的人物像を描く上で不可欠な要素)など、水の使い方が「時間」という観念をうまく表現しており、水の流れが未来へと流れ込むことによってタルコフスキー映画は完成するのである。そして、地球への帰還がそのまま惑星ソラリスへの残存となってしまうラストには驚嘆せずにはいられなかった。驚きと興奮が連続する映画であることは間違いない。 すごい映画である。
たましろさん 10点(2003-09-24 22:41:03)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2007-04-13地獄甲子園1レビュー3.00点
2005-03-20ドーン・オブ・ザ・デッド8レビュー6.66点
2005-01-22バイオハザード(2001)4レビュー5.82点
2004-03-24ファインディング・ニモ7レビュー6.89点
2004-02-19さすらいの二人9レビュー7.28点
2004-02-18スティング10レビュー8.28点
2004-02-16自由を我等に9レビュー7.50点
2004-02-15巴里の屋根の下10レビュー7.15点
2004-02-15キートンの探偵学入門10レビュー8.10点
2004-02-14新学期 操行ゼロ9レビュー7.00点
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