メリー・ポピンズ の 給食係 さんのクチコミ・感想

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メリー・ポピンズ の 給食係 さんのクチコミ・感想
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たとえば日本でも「泳げタイヤキ君」のように、表は子供向けだが、裏側は大人社会を皮肉ったり、現実を憂うダブル・ミーニング的なモノはある。既に他の方々が指摘されてるように、本作も裏の意味として大人社会のみならず、イギリスの階級制度を同時に皮肉ってる。それをオーストラリア生まれのトラヴァースが描いている点がまず面白い。加えて、日本のそうした作品群が、いたずらに悲観的だったり、斜に構えて世間を見渡すことだけに終始するのに比べて、原作者トラヴァースは、なんだかんだと嘆きつつも、最後の最後では「この世の善、人間の善性」を心のどこかで信じているように思う。それがメリーポピンズの、現実離れしているが、見る者を最後にハート・ウォーミングにさせる力となってる気がする。もちろん、歌やダンス、特撮技術は目を見張るものがあるし、それだけで普遍的な価値を持つ作品だが、実はそれだけではない、奥が深い、メッセージ性にも富んでいる。Spit Spot!
給食係さん [DVD(字幕)] 8点(2006-06-17 15:38:38)
給食係 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2013-09-28しあわせの隠れ場所3レビュー6.74点
2009-05-10タロットカード殺人事件5レビュー6.30点
2008-11-25リトル・ヴォイス7レビュー6.49点
2008-11-03トスカーナの休日3レビュー5.65点
2008-09-09マイ・フェア・レディ7レビュー7.34点
2008-05-06ヴェロニカ・ゲリン4レビュー6.48点
2007-11-24ヘアスプレー(2007)7レビュー6.90点
2007-06-19ラヴェンダーの咲く庭で5レビュー6.61点
2006-07-308人の女たち4レビュー6.47点
2006-06-17メリー・ポピンズ8レビュー7.65点
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